仕事の途中で、外がどんどん曇ってきているのに気づいた。朝はあんなに青空だったのに。
仕事を終えて、友人が支度に手間取っているので、「先に外にでているよ~」と言ってひと足先に外に出たのは、もちろんお月様が迎えに来ているか確かめるため。まだ、明るい時間ですが、半月のお月様なら簡単に青い空の中でみつかるはず。
でも、青い空ではなく、外は灰色の雲に覆われた灰色の空。
暗くなって来ると見えて来るかな?今日は、乗換駅に大きな書店に寄って、主人の来年の手帳と義母の3年日記とを買って帰ることになっていました。駅についても、お月様はおらず、電車に乗っている間にもどこにも見えず・・・最寄駅についてしまいました。
今日は、駅で時間があるので髪の毛をカットして帰ることにしました。美容院に入る前に、ふと南空を見上げると・・・いつの間に出ていたのか、お月様が空高くから私を優しく見下ろしていました。
「お月様、ちょっと待っていて、消えちゃだめよ~」と言って、美容院の順番を予約してから、慌てて戻りました。
「ありがとう!待っててくれて。こんばんわ~~~!」
「髪の毛をカットしている間に消えちゃう?いい写真を今の内に撮らせてね」いい写真を撮らせてもらえました。
上弦の月を今朝の2:03に迎えたほぼ半月のお月様。きれいに写真に納まってくれました。髪をカットして店を出てみると、「あれっ?待っててくれなかったの?」暗い空に文句を言うと、小さい光を雲の中から放って、「ここにいるんだけれどねっ」と居場所を知らせてきました。
「お待たせぇ」かくれんぼうお月様と遊びながら一緒に帰ります。途中、雲から出たり入ったり。
「いるよ、いるよ」 わかっている、ちゃんと分かっているよ。
「今日も、雲がいっぱいいるんだよ~」 わかってる、分かっているよ。
話をしながら、一緒に帰りました。今も、出たり入ったり。今度はだれの帰り道にお付き合いしているのかな?きっとあなたの帰り道にも「遊びながら帰ろうよ」って誘いをかけてくるかもしれませんね。遊びたい方は、今日の日付をまたいだ0:03に沈んでしまうので、せめて夜11時前には帰らないと遊んでもらえませんよ!