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月の満ち欠けに時の流れを感じながら、皆でそれぞれの持ち時間を楽しく意味あるものにしていきたい。

今、朝の惑星(木星・金星)と細い月がきれいぃ~~~~!!!

2017-11-16 09:41:31 | 惑星・天体ニュース

   今朝もお月様に「ねぇ、起きて僕に会いにでてこない?」と呼ばれました。

   寝坊で、いつもは 7:50というのが私の起床時間なのですが、その声に目が覚めると外はまだ暗そうでした。携帯を見ると、5時半。きっと、月が外で呼んでいるのかも。そのままスマホで、国立天文台の<今日のほしぞら>を開いてチェック。月は、結構もう東空から上って見えているのを確認しました。「わかったぁ。今、逢いにいくからね」 

   さあ、天気はどうだろう。今日はコートを羽織って庭に出て見ました。

   「おはよう!お月様」

   本当にお早う。まさに「早い」朝です。でも、もう太陽の気配が東の地平には漂い、空には星はひとつも見えません。火星は、今 地球からとても離れたところにいるので、真っ暗な空でも見づらくなっているので、月の右上あたりにいそうですが、まったく肉眼ではみつけられません。東の地平近くに木星と金星も出ているかと探しましたが、まったく見当たりません。

   11月12日の私のブログ<早起きして、金星・木星・火星・お月様を楽しもう!>を読んで下さった方はooopppqqq164さんの動画なども見て、すっかり様子がわかって下さっていると思いますが、今 朝には惑星が楽しめるのですよ。逆にいえば、夕方から夜のお楽しみが少なくなっているともいえますが・・・。(金星?木星?と思った方は、11月12日の記事に戻って読んでくださいね)

   そんな1人ぽっちで空から私を呼んだお月様の写真を撮ってみました。

         

   

     細くて、きれいなきれいなお月様でした。この薄く丸く見えているのは、「地球照(ちきゅうしょう)」といいます。まだ上ってきていない下からの太陽に照らされている部分が白く輝くように光っていて、本来は薄く丸いこの部分は、陰で何も見えないはずなのですが、太陽の光を浴びて光る地球からの照り返しで月の輪郭がぼんやりと浮き出てみえるのですね。地球照もきれいに撮れてしまいました(フッフッフッ)。

     さて、いい写真が撮れたところで、惑星はもう明るくなってきて見えないのかと諦めつつ階段を上ってベランダに入りながら、もう1度お月様にお別れを言おうと振り向くと・・・

            

       何だかデッカイ星が東の地平近い電線の上に姿を現しました。「おっ、金星!?」

       写真に撮ると、こんなに大きく面積も見える感じに撮れました。私がよく使わせて頂いている国立天文台の<今日のほしぞら>サイト。このサイトは本当に優れていて、この金星の形が丸くなっている見え方も確認できるのですよ。

       

       <国立天文台 「今日のほしぞらサイト」より> 右の金星の状況のところを見ると、白い丸になっていますよね。実は、この形にも大きさにも意味があるのです。金星が欠けている時は、半分になっていたり、細くなったりと形が違ってちゃんと表現されていますよ。さらに大きさも、地球に近づいていると変化しているのです! 私のカメラはコンデジですが、以前欠けた金星が撮れましたが、今は丸いのか~とこれで確かめられます。因みに、火星の小さいこと! これでは、肉眼で見えそうにありませんね。

       ついでに、「金星が欠ける????」というところでひっかかって 疑問に思った方のために、金星がどのように、どうして欠けるのかの説明もさせてもらいますね。

            

              <県立ぐんま天文台「天文フラッシュ解説」のココからこの図を転載>

      この図、大好きです。ひと目でわかりますね。内惑星の水星、金星はこうやって、地球からみると満ち欠けして見えるのです。ただし、水星は太陽の近くを回るのでタダでさえ小さくて見づらく点にしか見えないので、普通の人には欠けていてもまったくわかりません。勿論、金星の欠けているのも肉眼では分かりませんよ(笑)。土星の環が肉眼で見えないのと同じです。でも、しっかりしたカメラで撮ると、結構欠けているのが分かります。私のコンデジでも、木星の惑星までは写りますよ。

     さて、話がだいぶ逸れましたが、こうして金星が東空に上って姿をみせてくれたのです!!!ということは、それより早く上っている木星も見えるかも???

     よ~く見ると、なんだ木星も見えていました!

            

      電線に近くにいるのが金星(「明けの明星」といわれます)。そして、目を右上に移すとはっきりと木星も見えていました。

      「そうか~、君たちは今上ってきたんだね。気づけてよかったぁ~」時間は5:45。日の出が6:17ですから、太陽が明るくなってきましたが、2つの惑星は本当に明るいので、その光にも負けずに姿をみせてくれたんですね。

      月とどんな位置になっていたかをご覧にいれますね。

            

 

       矢印の先の白い点が惑星たちです。

       さあて、明朝晴れたら、お月様はこの時間にどこにいると思いますか?さらに細くなってぐっと木星と金星に近づきます。

       月と惑星たちのコラボ写真を撮るのが好きな私ですが、明朝晴れたら、上のような木星・金星の拡大写真にお月様まで加わって、素敵な3ショット写真が撮れそうです。晴れるかなぁ~~~~。早起きする価値ありそうですね。

       紹介した国立天文台の<今日のほしぞら>で、明朝のシミュレーションと同時に時間や1日、7日などの巻き戻し、早送りも利用してみて下さいね。この金星と木星の関係が、ここ数日でどう変わってきたのか分かって面白いですよ。14日の前は、金星が木星より上にいたんですね。これからはどんどん金星が低くて見づらくなってきますよ。

       「えっ、金星がみえなくなるって、いったいどうなるの?」

       その答えは、自分で<今日のほしぞら>で探してみたり、紹介した県立ぐんま天文台の解説を読んだり、そして何よりも空を眺めて、不思議を感じながら自分で謎解きして答えをみつけてみて下さい。

       さあ、天気のよい1日です。今日もいい1日になりますように!    

  

コメント
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