今日は、昼まで用事があって忙しくして、昼食を急いで作ってやっとピアノの前に座ることができたのは、出かける1時間前。思うように練習できず、バタバタと出かける用意。そして、いざレッスン。
こういう気持ちに余裕なくレッスンに行った日は、ピアノも何だかセコセコ弾いてしまうようです。
まずは、「ジャズ・ハノン」レオ・アルファッシー著の2ページ目。予想外に曲になっている可愛い曲でした。いざ、お披露目。ほらね、やっぱりセコセコ弾いてしまい間違いだらけ。2回目。気持ちを落ち着けて、ほぼ間違えずに弾けました。
「これは、ダイアトニックの練習ってことかな?結構、曲になっていますね」と先生。「ちょっと耳に残るようなかわいい曲で、面白かったです」と私。ということで、次回は次の曲へ。
さて、よくよく前回の103のレッスンのブログを見ながらこの記事を書き始めたら、「Go and See my Love」のライブで面白く聞こえた部分の楽譜を頂いて帰ったのを忘れていました。頂いて最初は練習していたのですが、気を散らしていろいろなことをしている間ににすっかり気持ちが移ってしまっていました。それなりに弾けたので、次回のレッスン時に持っていくのを忘れないようにしないと。今日は本当にバタバタで・・・。
ということで、次は早速、前回頂いた新曲に挑戦。先生のCD[遠い夢」の中の「The Missing Link」です。
何とも変化に富んでいて、最初は悲しく入って、途中で揺れながら、明るい部分へ。心が解き放たれるような、弾いていて「静かな気持ちから、ぐっと気持が入ってくる明るい所へ引っ張っていってもらえる」ような曲でした。つい、気持ちが入る明るい部分で力強くなって、アップテンポになる感じで練習で弾いてしまっていました。「イントロやアドリブはちょっと難しくてしっかりはできていないので~」とまずは、楽譜にあるところを弾きました。
トチったり、躓いたリしながらも、まずはひと走り。先生が「曲の感じはつかめていましたね」
「この曲は、すごく変化に富んでいて、どんな構成になっているんですか?どこで、どう音調がどう変化しているのか。最初は寂しげでDm(ニ短調)かと思ったのですが・・・」「いやいや、これは単純に最初がトニックで始まっているAm(イ短調)ですよ」 (あれっ?どこで考え違いしたのか・・・お粗末な勘違いをしていたようです)
「1とか2になるところで、Dmになって、その段の最後にCが基音なる。その後は、その次のB7にいくためのドミナントコードでF#が来て、その次のB7は最後のE7に行くためのドミナントコードになっている。その間のBm7はE7に対してⅡ-Ⅴになっている。2の後半は1とはちょっと違えていて、ここのF#m7はCの代理コードで明るい感じになっていて・・・曲の調子ががらっと変わる[B]の部分は、よく見てもらうと、左が全部Gになっていて、右はDm7ーG7 Ⅱ―Ⅴ、3段目で、また調子が変わるのはいろいろあるけれど、基本はE♭Mの代理の音になっている。それが、最後のところで、C(ハ長調)になりそうかなぁと思わせてまたAmにして[A]にもどってイ短調になっていくと、ちょっと思わせぶりに捻ってある」と、順にしっかり説明をしてくださいました。
そうなんですよね。この曲は、揺れるといくか、曲の変化につれて行かれて心が揺らされる曲になっているのです。それで、揺れている間に、嫌な気持ちとかがほぐれて行くような、そんな曲でした。今回も、ピアノの練習をしながら、ちょっとがっかり、ちょっとイラッとしたササくれた気持ちが柔らかくして頂けた、有難い曲でした。まさに、音楽は私にとって「心の薬」なのです。
そして、前回同様、ブラジル曲の「コルコヴァード」を残り部分をリズムが合っているか確認して頂きました。でも、私もややいい加減な弾き方になり、先生もそれに気づいて、深く追及することもなく、「まあ、楽譜読みの練習としては、いいのじゃないですか」ということで、軽く練習曲として、通過。
いざ、お楽しみの新曲選びへ。「エンドレス・ブルー」にまだ弾いてない曲があるように思うのですがと楽譜を見てとんど楽譜に音符♪が書いてない楽譜です(泣) 先生の模範演奏だけが頼りです。頂いたシンプル極まる楽譜から、どうして演奏して頂いた豊かな音楽が生まれてくるのか、魔術師のような先生の演奏に今日も尊敬の気持ちを深くしました。DVDを出してから13年、お蔵出しして頂いた楽譜から音が生まれる瞬間をひとり占めできるこのレッスンは、何物にも代えられない私の貴重な時間です。
演奏を今日もしっかり録画させて頂いて、これから譜起こしです。音楽の森に自分で手さぐりで踏み込んでいく楽しさ。これもまた楽しみです。
ついでながら、この前のライブで先生が"Arcdia" という私のお気に入りの曲を8人編成向けに編曲し直して演奏していたのですが、「音のシャワーでリフレッシュ」で次のように書いた通り、「(生演奏では)意外にも私の1番すきな部分が出てこなかった~~~。どうやら、私の好きな部分はイントロ部分だったようで、今回は2枚目のアルバムの”Arcadia"を8人編成に編曲したもので、同じ”Arcadia"でも、私が弾きたかった音が彩を織りなしている部分があるのは、”The way of life" ヴァージョンだったようです。その内、こちらのヴァージョンの好きな部分を含めて教えて頂けるようにがんばります!」ということで・・・今日のレッスン中に先生に「好きな部分が生演奏では外されていて・・・」とお伝えすると、「えっ?どんな風に弾いていたんだっけ。じゃあ、今度聞いてみておきます」と言ってくださったので、もしかしたら私のお気に入り部分の再現を、「Go and See my Love」のライブで気に入って楽譜を頂き再現して頂いたみたいに教えていただけるかもしれません。やったぁ~!!!
次回は、「Go and See my Love」のお気に入り部分と共に、新曲へのチャレンジも頑張ります。
自分自身は、思ったようには弾けなかった今日のレッスンでしたが、充実した時間を過ごした後には、お月様が空にいつの間にかしっかり姿を現してくれていましたよ~。
そういえば、帰宅して夕飯が済んでから、月の様子を見に行ったのですが、その時はちょっと撮り方を変えてこんな風に撮ってみましたよ。
実際のお月様の姿は、時間が経って少しもう沈む体制で傾いていますが、光は相変わらず強く白く光っていたのですが、レンズを絞って、シャッタースピードを速くして、入る光を制限すると、お月様の表情がこんな風に写真だと見えてくるんですよね。面白いですね。これは、望遠鏡で覗いた時のお月様の感じと同じですね。
さあ、明日の月の出は11:23。晴れていたら、もう半月に近くなってきたので、昼でもすぐに見つけられそうです。青空の中の白いお月様を見つけるのも楽しいお月見になりますよ。
今日もいい1日でした。明日もいい1日になりますように。