昨夜は、未明に火星とお月様の接近が見られそうなので早寝をしたら、張り切って6時前に目が覚めました。火星とお月様とは見えたのですが、さそり座はまだよく家のベランダからは邪魔があって見られなかったので、頑張って防寒具を着込んで南空がよく見える公園へ出てみました。
すると・・・冬の夜空は星たちの饗宴の真っ最中!風が冷たいのは大変でしたが、こんな夜空を見たのは久しぶりでした。まずは、火星とお月様の写真から。同じ時間ですが設定を変えて2枚アップしてみますね。
私の視力では地球照を上の写真のようには見えませんが、見た目の印象では火星がもっと明るく赤く見えました。
この写真では、月がどの位火星の近くに見えたかイメージできませんね。そこで、カメラを引いて行ってみますよ。
少し引くだけで、そばにいつ星たちが見えてきました。特に、火星の右下に明るい星が見えていますね。これは、さそり座のアンタレスです。どの星がさそり座の星か、右にちょっと線を加えて繋いでみました。さそり座はT部分がさそりの頭ですよ。長い尾がありますが、それは微かな光で、地平にも近いのでしっかりとは見つけられませんでした。
では、この(月と火星とさそり座)が広い夜空の中でどれほどくっついていたかを見てみましょう。
公園の木のほんの上に見えていた(月と火星とさそり座)。月と火星が、広い空の中でどの位くっついて見えたか分かって頂けましたか?惑星とお月様は本当に仲良しです。こうやって、仲良く近づく姿を私たちに結構見せてくれているのですよ。
このブログに毎月1日の「今月の惑星」紹介で、(星たちの中でどれが惑星か分からなかったら、お月様が近づいた時に、教えてもらいましょう)とよく書きますが、それがまさにこういう時なのです。
<1月21日には未明の細い月が寄り添って、「これが火星君だよ」とあなたに教えてくれることでしょう>とココの「火星」のところで予告した通りになりましたね。
さあ、どんなお月様だったかも忘れずにアップしておきます。
ところで、実は今日も、午前中 外で空を見上げられる所にいたので、いつまでお月様を見つけられるか時々空を眺めていました。
さあ、どこにお月様がいるか分かりますか?ちょっと大きめにしてみましたが、如何ですか?(答えは下の丸の所)
よほど気をつけて頑張って探さないと見つかりません。そばにいた人に「何を写真に撮っているのですか?」と聞かれて、「細い月が見えているんです」と教えると、「見えない・・・」「見えない・・・」と横で一緒に探し始め、やがて目が空の色に慣れてきたら「月の丸い弧が、見えましたっ!」と言って、「1回見つけられると、ちょっとコツが分かった」と楽しんでくれました。
結局、この後はさすがの私にも見つからなくなりました。明日は、もっと細いお月様になって太陽にも近くなり、見つけづらくなります。早めに暗い内に起きないと、明日は会えないかもしれませんね。
今日は、未明の星の饗宴に火星、さそり座、北斗七星に春の大曲線のアルクトゥルス、スピカ、、お月様だけでなく色々な星たちと出会えました(星たちの豪勢な姿が写真でお届けできず、話だけでスミマセン)。
さあ明日の朝はどうでしょうか?楽しみです。
無事に今日も1日を過ごせたことに感謝して。明日もいい1日になりますように!