今日も快晴。月は10:03には太陽を追いかけて上ってきているし、だんだん太くなり存在感を増してきているので、はやい時間から空に見えています。とはいえ、私がみつけたのは最初は3時頃でしたが、今はこんな感じでした。
<2022年2月7日17:02>
天頂近く、上に仰ぎ見るようなところにみつけたお月様です。不思議なことに、天頂に近い場所にいるお月様をみた時の方が、地平線そばにいるのぼり立て、もしくは沈む間近のお月様より直線距離が短く、大きく理論的には見えるはずですが、実際の見た感じは反対になります。 「お~っ、お月様ちいさいっ!」
ズームしてみますと・・・こんな感じ。もう明日8日22:50にちょうど半分の上弦の月なので半月にほぼ近いですね。
これから23:30に沈むまで、ゆっくりゆっくり、私たちを空から見守りながら西へと沈んでいくお月様です。買い物や、仕事帰りに探してみてくださいね。今日は、正直私は、がっかりなことがいっぱいで、元気がでませんでした。
仕方なく、元気をもらおうと寂聴さんの本を立て続けに2冊読んでいました。2016年出版の「老いも病も 受け入れよう」と2021年5月出版の「愛に始まり 愛に終わる」(瀬戸内寂聴 108の言葉)です。去年11月に逝去され、『今を生きるあなたへ』聞き手・瀬尾まなほが、その後12月にでているようですが、前書きに「生きているあかしとはー」という出版にあわせて99歳の寂聴さんが、死を目前にした予感を滲ませながら書いたと思われる文がついていて印象的でした。
つらいことがあっても、「和顔施」笑顔を忘れずに、人の心を明るく照らした寂聴さん。嫌な思いをすることが重なり、だんだん自分の笑顔が減りそうになるのを励まされ、「不幸は悲しい顔が好き、幸せは笑顔が好き」の言葉に諭され笑顔になろうとしつつも、「許せない」という思い、「報われない」という思いが胸の中に溜まってくるのを止められない。すると、それには、「胸のつかえている悲しみや苦しみは 誰かにいうだけで心に風穴が通るんですよ」と薦められ、LINEでメッセージを送ったが、既読がつかない。でも、空で月は答えてくれた?
まあ、焦らずにピアノでも弾いて、誰かに心に風穴をあけてもらおう。
そういえば、この前の衆議院選挙で落選した辻元清美さん。以前、失意のどん底にある時に寂聴さんが「私のところにいらっしゃい」と誘ってくれて、救われた話をしていました。自分が絶望した時には、人を助けると救われると言われ、介護施設で働こうとしたがうまくいかなかった。でも、今回は介護施設で働かせてもらう機会を得たと言ってました。先日、そこで元気を得られたのか、参議院選挙に出ると発表したようです。頑張ってほしい。そうか。私も元気がでなければ、誰かのためになることをすればいい。そう思い当たった。
「老いも病も 受け入れよう」の本では、特に、寂聴さんが驚くほどの病気と闘ってきた話がでてきました。つらさや痛みを抱えている方に、お薦めします。さあ、悩んでいてもしかたがない。動き出しましょう。