2022年2月の惑星

　　　（あれっ？もう2月になっていたんだ）と、今日になって、「今月の惑星」を書いてないことに気づきました。ちょっと遅くなりましたが、２月の惑星のお知らせを書いてみることにします。その前に、いつもの恒例のこれまでの月の巡りのまとめからお見せしましょう。前回の「１月の惑星」を書いた時に、１１月５日の新月から１２月４日の新月の間に見られた月の巡りを公開しました。そして、今回は、１２月４日～１月３日の月の巡りを、まずお見せしましょう。

　　　　２０２１年１２月の巡り

　　

　　　新月から最初の時期はあまり見られなかったようですが、結構お月見ができていましたね、最後の１２月３１日には細い細い月が見られました。これが、１月１日に掲載できなかったのは、まだ１月１日にお月見できる可能性があったからですが、結果的には見られなかったので、１２月３１日で終わっています。

　　　そして、実は今回は、１月３日の新月～２月１日の新月の間のお月見がちょうど終わった所だったので、さらにその間の月の様子も続いて公開しますよ。

　　　　２０２２年１月の巡り　　　　

　　　　　冬は晴天が多く、結構こちらも同じくらいお月見ができていましたね。

　　　　　では、遅くなりましたが、今月の惑星です。

　　　　水星：　２月１７日に向け、未明の東空低くに水星が見え始めていますが、なかなか未明に起きるのは大変です。早起きの方は、これから惑星達が未明の空に集合してくるので、他の明るい惑星を手がかりに中旬になったら、探してみましょう。実は２月２８日、３月１日には、細い月が水星のそばにやってきます。その時にお月様に教えてもらうのがよさそうです。肉眼では、たぶん見つけられないので、カメラでズームして写真に撮ったり、双眼鏡を使って探すのがよさそうです。

　　　　金星：先日、金星の写真をアップしましたが、朝の未明の空に、ものすごく明るい姿を見せていました。肉眼でもちろんOK。下の写真の左上が金星です。夜明け前に目が覚めた時には、ちょっと東空に輝く「明けの明星」を楽しんでみて下さい。　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜１月３０日６：０５＞

　　　　　　火星：上の写真の時も、うまくすれば火星も入れて撮れた位置にはいたのですが、暗いです。撮れませんでした。でも、下の国立天文台の図をご覧下さい。

　　　　　　　　　　

　　　　　　クリックするとオリジナルの大きな画像にリンクしてありますが、２月の２７日、２８日には、お月様がそばにやってきて、こんな素敵な景色が見られそうなので、是非、その時にお月様だけでなく、火星、金星も探してみましょう。火星が肉眼で見つけられるかはやや微妙です。

　　　　　　木星：夕方の空でひとり頑張っている木星ですが、沈む時間を早めてきています。実は、昨日４日には月のそばに木星がいたのですが、昨日は月すらも見つけられませんでした。そして、今日は、月は見つけられたのですが、木星が建物に隠れていたのか見えませんでした。７時には今でも沈んでしまう木星。下旬には６時にはもう沈み、やがて木星も未明の空へ移動していきます。夕陽を見送って晴れていたら、少し暗くなるのを待って西空低いところにいる明るい木星に別れの挨拶を上旬の間に送っておきましょう。

　　　　　　土星：太陽に近くてみられませんが、２月２８日、３月１日の細い月が水星のそばにやってきる時に、非常に地平線に低い場所ですが、水星といっしょに土星もそばにいるはずです。双眼鏡とかカメラのズーム撮影でみつかるかな？？？ちょっと試してみないと分かりませんが、肉眼ではみつからないかもです。でも、未明に目が覚めたら、忘れずに月のそばを探してみたいと思っています。

　　　　　　と言う訳で、夕方の空は木星すらも、姿を消して惑星のいない寂しい空になります。夕方惑星観察派の私は、しばらくは、明るい星のたくさんある「冬の星座」たちで我慢の日々です。惑星達は、これからは、どんどん未明の空に移動してきます。金星、火星に続き、土星も３月に入ると未明に登場です。私としては、２月２７日から３月１日は、月が未明の惑星に寄り添って素敵な景色を見せてくれると思うので、早起きすることになります。夜の惑星とのコラボの楽しみはしばらくお預けとなります。早起きの人に惑星の楽しみはお譲りしま～～～～す。

　　　　　

最後に、今日は雲が夕方広がっていて、お月様に会えないのではないかと心配しましたが、ちょうど夕陽が地平に潜り込むように沈んで行くのを久しぶりに見送ることができました。チャンスがある時、太陽が沈んでいくのを見てみませんか。感動的ですよ。

月を見によったのですが、お月様は残念ながら雲の中でしたが、その代わりに私にこの黄金の太陽が沈んで行く光景を月が私にプレゼントしてくれたように思えました。さらに、日が沈んだ後には、ツグミが数羽、私のそばで飛び交ってくれ、これもプレゼントのように思えました。

　　　　　＜２０２２年２月４日１６：５６＞

　　　　　さて、しばらく、ツグミの遊んでいるのを眺めながら待っていましたが、月は現れてきそうになかったので、帰宅しました。

　　　　　でも、夕飯を用意し始めると、雲が少しずついなくなって、お月様も姿を見せてくれましたぁ～～～。

　　　　　　　　　＜１７：３９＞

　　　　　　黒雲が、今にもお月様を飲み込もうと待ち構えていましたが・・・意地悪に思えた雲も、さらに夕食後にはすっかり姿を消して・・・こんな綺麗な月が、西空で私に声をかけてくれました。

　　　　　　　　　　　　　　　＜１９：１７＞

　　　　　「今日もお疲れ様でしたぁ～」と、「お月様も、お疲れ様でしたぁ～」と、声をかけあいました。

　　　　　今日も、いろいろなことがありました。でも、無事に１日を過ごすことができたことに感謝して。明日もいい１日になりますように。