今年は、人間の劣化を去年に続き、さらに感じる年でした。ウクライナ戦争も、ガザも解決の道筋が未だに立っていません。
許されてはいけない人権無視の行動を抑える力が人間にはないのかと情けない思いでいっぱいです。
そんな今日、すべての人が世界人権宣言にうたわれている人権を享受でき、人間らしく生きることのできる世界の実現をめざして活動を続けている「アムネスティ・インターナショナル」が、
ガザのパレスチナ人に対するジェノサイドに終止符を!
として、イスラエルに対し、直ちにジェノサイドを停止するよう、一緒に訴えてください。
と下記の日程で駐日イスラエル大使館に署名活動を行っているのを知りました。
期 間: | 2024年12月17日~2025年3月末日 |
要請先: | 駐日イスラエル大使館 ギラッド・コーヘン特命全権大使 |
※毎月月末に、要請先に署名(名前のみ)を提出します。また、署名終了時にも再度まとめて提出します。
<日本語文>
私は、占領下にあるガザ地区のパレスチナ人に対する現在進行中のジェノサイドを直ちに停止するよう、貴政府に強く求めるために、この手紙を書いています。 過去1年間にわたって、貴国によるガザ地区への容赦ない執拗な攻撃により、占領下にあるガザ地区では、前例のないレベルの死と破壊、そして嘆かわしい数の人権侵害がもたらされました。
アムネスティ・インターナショナルの報告書『「まるで人間以下の存在のように感じられる」:ガザ地区におけるパレスチナ人に対するイスラエルのジェノサイド』は、イスラエルがガザ地区でジェノサイドを犯しているという結論を裏付ける調査結果と法的分析を提供しています。この報告書は、調査対象となった9か月間において、イスラエル軍はジェノサイド条約で禁止されている行為、すなわち殺害、深刻な身体的または精神的な危害、ガザ地区のパレスチナ人に対して意図的に彼らの物理的破壊をもたらすことを目的とした生活環境を課すことを犯したと結論づけています。これらの行為は、ガザ地区のパレスチナ人を意図的に破壊する明確な意図をもって行われています。
世界が注目する中、イスラエルの容赦ない攻撃は続行され、パレスチナ人の命が絶え間なく失われています。ガザ地区では、絶望的な人道的危機はいっそう深刻なものとなっています。この事態の緊急性とアムネスティ・インターナショナルの報告書の内容を踏まえ、私たちはイスラエル当局に対し、以下のことを要請します。
• ガザ地区のパレスチナ人に対するジェノサイド条約で禁止されている行為、すなわち殺害、深刻な身体的・精神的危害、および意図的に彼らの身体的な破壊をもたらすことを目的とした生活環境の強制をただちに停止すること。
• 民間人の命を救い、保護し、また、援助を必要とする民間人のためにガザ地区への、またガザ地区内の安全な援助物資輸送ルートを確保するために、即時かつ持続的な停戦に合意し、これを維持すること。
• 人道的支援のアクセスと物資の供給を緊急に促進し、イスラエルのガザ地区に対する非人道的な封鎖を解除すること。
• ガザ地区を含む被占領パレスチナ地域に対する占領を終了すること。
<英語文>
I am writing to you to urge your government to immediately stop the ongoing genocide against Palestinians in the occupied Gaza Strip. Over the past year, your brutal onslaught and relentless attacks on Gaza have brought unprecedented levels of death and destruction in the occupied Gaza Strip, and a deplorable catalogue of violations and crimes.
Amnesty International’s report titled “‘You feel like you are subhuman’: Israel’s genocide against Palestinians in Gaza” provides research findings and legal analysis to support the conclusion that Israel has committed and is committing genocide in Gaza. The report concludes that during the nine-month period under review, Israeli forces committed acts prohibited under the Genocide Convention, namely killing, causing serious bodily or mental harm, and deliberately inflicting on Palestinians in Gaza conditions of life calculated to bring about their physical destruction. These acts were committed with the specific intent to destroy Palestinians in Gaza.
As the world watches, Israel’s relentless attacks are continuing with impunity, causing incessant loss of Palestinian lives while the desperate humanitarian catastrophe in Gaza grows worse and worse. In light of the urgency of the situation and the findings of Amnesty International’s report, we call on the Israeli authorities to:
・Immediately stop committing any of the prohibited acts under the Genocide Convention against Palestinians in Gaza, including killing, causing serious bodily or mental harm, and deliberately inflicting on them conditions of life calculated to bring about their physical destruction.
・Agree to and uphold an immediate, sustained ceasefire to save and protect civilian life, and to ensure safe routes to bring aid into and throughout Gaza for civilians in need.
・Urgently facilitate humanitarian access and delivery of aid and lift Israel’s inhumane blockade on Gaza.
・End the occupation of the Occupied Palestinian Territory, including Gaza.
賛同される方は、是非ココから署名をして下さい! 署名だって、無関心に何もしないよりは力になると私は信じています。
日本は無関係かというと、今年はノーベル平和賞に「被団協」が受けたものの、日本政府は核兵器禁止条約を批准するどころか未だ現石破首相も「いかなる役割を果たすことができるかを考えないで、参加するもしないもない」とオブザーバー参加にすら確約しないまま、来年戦後80年を迎えようとしています。それどころか、防衛予算を「抑止力」という誤った考えの下に膨らませ続け、平和への道と反対の道に膨大な税金を使い続けようとしています!!! これで、いいのでしょうか。
「抑止力」という魔法の言葉にだまされないように、子どもたちにも読める本を書いている人がいます。
「どうして戦争しちゃいけないの?」 元イスラエル兵 ダニーさんのお話 著:ダニー・ネフセタイ
日本に在住しながら、祖国と日本に発信を続け平和活動をしているダニーさんの言葉は、ネットでも動画で講演の様子なども見られます。どうして、イスラエルが自分たちの祖先が受けたジェノサイドを逆にパレスチナの人たちに行っているのか、まず知ることから始めるのも大事なことです。
日本も含め軍拡や武器で平和が訪れると考えるすべての国にも共通する非人道的な考え方について、是非 自分自身のこととして、考えてみませんか。
彼の講演を聞いた多くの人が、「学校とかで、子どもたちにも聴いてもらいたい話だった」「気づきを与えられた」「イスラエルやパレスチナの問題がよくわかった」などと言っています。あなたも、知ることからでも始めてみませんか? 日本が平和な国と胸を張って言えるように!
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