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月の満ち欠けに時の流れを感じながら、皆でそれぞれの持ち時間を楽しく意味あるものにしていきたい。

渡辺かづき先生とのレッスン50

2015-04-17 23:05:57 | ピアノ

   なんと、渡辺先生についてジャズピアノを勉強し始めて、今回が50回目のレッスンになりました。
   2012年の10月からちょうと2年半。譜にしっかり書いてないと、コードだけではまったくチンプンカンプン。

  「コードって、何ですか?」という質問からはじまったレッスン。兎も角、先生の音楽を自分の手で弾いてみたい一心で、分かったような分からないような音楽理論の問題を解いたり、付点や3連符、休符、リズムの変化に極めて弱く、先生が横で手を叩いたり、メトロノームを持ち出したり・・・

   実は、今日もまだ先生に休符が待てていない、リズムが違っていると横でカウントはされてしまいました。でも、確かに階段を上ってきた手ごたえがあります。

   さあて、そうして迎えた50回目のレッスンです。
先ずは、自分から課した練習曲。ボサノヴァ曲集から"Felicidade(フェリシダージ)"

アレンジが、音をリズムの裏でとったり表にいったり、左も入り組んでいて、かなりの難曲でした。知っている曲なのに、最初は音楽にならなくて、メトロノームを使い、ゆっくり弾き、足でテンポをとって、様々な方法を駆使して、メロディーが聞こえる所までは頑張りました。

   4ページの楽譜を弾いて、メトロノームと最後まできっちり合うのは4回に1回位。でも、途中で少しずれても、リズムのレールの上にどうにか戻すことも少しマスター。なんか、少し音のとり方の間合いが理解できてきました。

   1回目はまず通しで最後まで弾いてみました。たどたどしく、ひっかかって弾き直すところもありましたが、
   「この前に楽譜見た時は、ここまで弾けるようになるとは思いませんでしたよ」と、まず労いのお言葉を頂戴して、少しずつ確認作業へ。

   大まかには、つかめているようで、一緒に鳴らすべきところが片方になってしまったりはあっても、ゆっくり弾き直すとまずまずクリアできました。これを完璧にするのには、私だと1年はかかりそうなので、とりあえず次へ進むことに。

   「いやぁ、これ教材には本当にいいみたいですねぇ」と先生も、私の進歩を感じて下さって、下手なくせに大満足の気持ちになっちゃいました。

   次は、奥様の曲で「ブナの日」。
   アドリブを入れたり、繰り返しで少しバリエーションをいれたあたりからやや崩れたものの、全体的にはOKがでました。
   ただし、最初からの私の欠点の「休符でしっかり待てない」という病が再発。前回、音が安定してきて~と褒められたのが、振り出しへ。
   最初の自分では結構自信満々のところを、先生のカウントでやり直しをすることに。当然のことながら、横でカウントしていただければ弾けました。これがなぜ普通にできないかなぁ(泣)

   階段を上ったようでいて、またいつの間にか慢心すると階段はひとつまた下がってしまうようです。

   そして、最後は渡辺先生の"Crescent Moon" !  先生の書いて下さった楽譜がかなりCDに忠実で、その分リズムのとり方とか、難しい。それでも、大好きな曲なので喰らいついて、それこそ暇があれば練習して仕上げてきた曲です。その成果があって、それなりに全体的には形になるところまでは弾けていました。

   「音どりの間違えとかはなくて、全体的にはよくとらえている」とは先生も認めて下さったのですが、「実は細いところでは、結構問題がありましたよ」ということで、「出遅れや、早く入り過ぎる、待ちきれていない」のいつもながらの問題がぞくぞく。

    指摘を受けて弾き直してみても、なかなか決まって来ない。理論的に頭で理解できても、自分の手でそうできない。
    ウ~~~~~~。

    リズム感がある先生には、このリズム感のないことが理解できないという深い溝!渡る橋のみつからない、深い深い溝!
    ボサノヴァの練習で、8分音符位までの裏表には対処が少しうまくなり自信がついてきていたのが、ポッキリ。

    どうやら、問題は”Crescent Moon”の16分音符カウントが私ではできていないということに。
   「えっ、16分音符なんてカウントできませんよね~」という私に、先生はいとも簡単に、「タタタタ、タタタタ、タタタタ、タタタタ」と鉛筆でピアノの隅でリズムを鳴らして・・・・私は沈黙。

   「4拍のカウントに裏をつけてようやく分かってきた所なんで・・・」
   「そう、ボサノヴァは、4の裏表で8でいいんですよ。でも、僕のこの曲は16ビートですから」
   「16ビート!!!!先生は、これ16でとっているんですか」

    当然という様子で「そうですよ。そうだ、16ビートでメトロノームをセットするといいですよ」
   「4拍子の1拍に4つ音入れるのがありますけど・・・」
   「それそれ~~~」

   「それが、しっかり身に付けば、間違えないですよ」
   「先生も、カウントしているんですか?」
   「僕は、もう長年で体に染みついちゃっていますからね~」
    愚問でした。

   ということで、最初のメトロノームを過去の話のように回顧したのは夢の話で、また50回目にしてさらにきつい「メトロノームの刑」を背負うことに。でも、この刑にしっかり服すれば、先生の音楽に近づけるなら頑張ります!

   そして、レッスン最後に「ブナの日」の代わりの新曲。奥様のCDからの続き"Momo's Dance"の譜を頂けました。かわいい曲なんです。
   「どんな曲だっけ。レコーディングしてから、1回も弾いてないかもしれない」といいつつ、先生が弾いてみて下さいました。

   「1部分は左手も書いてあるなぁ。いいなぁ。それで、イントロはこんなで・・・」
   先生の弾くのを聞いていて、次回のレッスンまでにどこまで弾けるようになるか、またとても楽しみに。

   レッスンをして頂いた私に、先生からプレゼントを今日は頂いてしまいました~~~!
   「ほら、月がついていて、あっ好きそうだなぁ~と思って」とのこと。
   「よなよなエールと同じところで出しているみたいですよ」

   

  
   「こんなの出ていたんですか。知らなかったです!うれしい!!!」

    (何で、こんなに三日月が重なっているのかな?)
    でも、早速夕食前に飲んでみて納得。積み重なるようになんだか美味しい味わい出てくる不思議なビールでした。
    先生、美味しかったで~~~~す。ご馳走さま。

    さあ、16ビートも頑張って乗り切るぞぅ!!!!!



      
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