昨日、高浜原発再稼働を認めず、即時差し止める仮処分決定が福井地裁で成された。
1日明けて、今朝の報道を見てみよう。
この違い。右の朝日新聞は白抜き文字で大きく「高浜再稼働認めず」。サブタイトルに <即時差し止め 初の仮処分> 「新基準、合理性欠く」とあり、ほぼ1面を埋める記事。一方、日経新聞はというと「イオン投資6割増し」が白抜き文字となっていて、1面ではあるものの「高浜再稼働差し止め」は非常に小さく、しかもサブタイトルは「原発新基準を否定」。
この2紙比較で、おおよそ見当はつくと思うが、内容はネット上でも簡単に各紙の扱いを比較できるので、是非見てほしい。
<扱い記事の分量の多さの順に表示。各紙のタイトルと主張の違いを示す部分を任意で一部分転記>
朝日新聞 高浜原発再稼働を差し止め 福井地裁が仮処分決定
関西電力高浜原発3、4号機(福井県高浜町、定期検査中)の再稼働をめぐり、福井地裁の樋口英明裁判長は14日、住民らの訴えを認め、運転を禁じる仮処分決定を出した。原発再稼働の可否を決める新規制基準は「緩やかにすぎ、合理性を欠く」と指摘し、新基準を満たしても安全性は確保されないと判断。政府の原発政策に根本から見直しを迫る内容となった。「新基準、合理性欠く」とした高浜原発差し止め仮処分決定を下した裁判の要旨も丁寧に別掲載。
東京新聞 高浜再稼働 認めず 「緩い規制基準 合理性欠く」
今回の地裁決定は、重大事故が起きれば取り返しのつかない被害を広域に及ぼす原発の本質を指摘した。地震動の想定は信頼性に乏しく、原子炉の冷却がきちんと続けられるのか、大量の使用済み核燃料が堅固な施設で守られていなくていいのかなど多くの疑問を投げかけた。
規制委による実際の審査でも、問題点が浮かんでいる。その一つが、新基準を満たせば東京電力福島第一原発のような大きな事故にならず、外部からの支援なしで数十人の作業員だけで事故収束できることになっている点だ。周辺住民を安全に避難させる計画も不十分で、規制委はその実効性を検証しない。
読売新聞 高浜原発再稼働差し止め、福井地裁が仮処分決定
決定は、2005年以降の地震のうち全国4原発で5回、想定の地震動を超えたことを重視し、「高浜の想定だけが信頼に値する根拠はない」と指摘。基準地震動は発生しうる一番大きな揺れの値ではないとする専門家の意見も挙げ、「理論面でも信頼性を失っている」とした。
毎日新聞 高浜原発:3、4号機再稼働差し止め 福井地裁、仮処分
高浜3、4号機については、原子力規制委員会が2月12日、再稼働の前提となる原発の新規制基準に基づく「審査書」を決定。福島原発事故後に定められた新基準を九州電力川内原発1、2号機(鹿児島県薩摩川内市)に続いてクリアした。先月20日には、地元の高浜町議会が再稼働に同意している。
日経新聞 原発の安全、立場の違い浮き彫り 高浜再稼働差し止め
関西電力高浜原子力発電所3、4号機(福井県)の運転を認めないとする福井地裁の決定は、原発の再稼働をめぐるリスクについて政府や電力会社との立場の違いを浮き彫りにした。東京電力福島第1原発事故の反省を踏まえて刷新した原発への規制とは相いれない内容だ。原発の再稼働が滞れば、電気料金の上昇などを通じて経済への打撃が広がりかねない。
各紙の論調を読んで、あなたはどう感じただろうか。
物事を、商売とかビジネスとかの視点で考えるのか、人間として、家族の命を守る立場から考えるのか、いろいろな思いで人は記事を読むのだろうが、自分が今読んでいる新聞と言う情報が、すでに選択された情報であることを常に意識して読まないといけないことが、この比較できっと分かるだろう。
自分が今 触れている情報は、<1.必要な大切な情報が紙面に書かれていること 2.どんな立場で情報が出されているのかということ 3.情報の根拠、量は十分なのか> 十分注意が必要だ。
電力会社や政府は、「(再稼働は)世界で最も厳しいと言われる新基準に適合すると判断されたもの」とコメントしているようだが、(最も厳しい新基準を適用しなくてはならないような地震が多い日本に、そもそも原発を建設した誤り)を認識せず、福島の悲劇をもってしても学ぶことがない愚かさを、そのコメントは露呈している。
戦争をこれ以上続けても負けることが分かりながら、広島・長崎に原発を落とされて、空前絶後の犠牲を払うまで終戦することのできなかった愚かさをまた日本人は繰り返そうというのか。
福島の原発事故が、最悪な中でも今の状態で収束ができたのが、原発に残って努力してくれた人々と、偶然の幸運によったのだということを忘れてはならない。
もし、再度原発事故が起こって、日本の国土にさらに重大な人的被害と広範な立入り禁止区域を作らないと日本人が原発にストップをかけられないのなら、それは原爆投下されるまで終戦できなかった愚かさから日本人が何も学んでいないということだ。
愚かさの犠牲になるのは、あなたやあなたの愛する家族かもしれないと、しっかりそこを認識したうえで行動して下さい。
「命あっての物種。命を脅かすものを排除できずに何の仕事でしょうか。電気料金の値上げと命とどちらか天秤にかけようとすることがまずおかしい」と私は、強く思います。命より大切なものって、何ですか?
裁判官.樋口英明は、高浜原発に対して、 「合理性がない」・「人格権が侵害される危険性がある」 などとして3,4号機の仮処分決定を下した。
裁判官.樋口英明は、法と人権を重んじる立派な裁判官でありましょうか?
そうではないはずです。
裁判官.樋口英明は、別訴で、「訴訟の場には虚偽は到底許される」 との判決を被害者に言い渡したのです。(※1)
言うまでもなく、万が一にも虚偽事由などが許されることなどありません。(再審事由)
今回、原子力規制委員会の田中俊一委員長からは、当仮処分内容には 「事実誤認がいっぱいある」 と指摘されているようですが、裁判官の「虚偽は正当」 との基準からすれば、その様な指摘が出てくることは当然のことでもありましょう。
裁判官.樋口英明は、嘘の主張で対立させて争わせて、何を判断するというのでしょうか。
法廷で嘘をつかないように「宣誓」 までさせておきながら、何故、「訴訟の場には虚偽は到底許される」 と言えるのでしょうか。
裁判官.樋口英明は、法と国民を愚ろうし社会秩序を乱す国賊ではないのでしょうか。
(※1) 福井弁護士会所属の弁護士(2名)は、「虚偽を依頼者に教唆し事由としたことを滑らせて自白した」、 しかし、その後、 「虚偽.侮辱することは正当な弁護士業務だ」 と主張し続けて罪を重ねた。(弁護士3名、他多数)
裁判官は、自白を裁判の基礎とせずに(基本原則違反)、「訴訟の場には虚偽は到底許される」 と判決したのである。
結果、福井弁護士会の弁護士3名(多数)は、今もこの主張を撤回しょうとせず、被害者に恐怖の日々を与えている。
裁判官.樋口英明は、被害者の苦しみを知りながら、恣(し)意的に侮辱する行為(人権侵害:国際法違反)を良しとし、訴訟詐欺を認めているのである。
しかし、それを拒む者がいます。
罰せられることもなく平穏無事に過ごすのは組織力を有する者たちだけのようです。
弁護士は虚偽事由で提訴する!
実態は以下のとおり酷い。
虚偽事由で提訴(訴訟詐欺)することは正当な弁護士業務だと主張する黛千恵子(坪田)・坪田康男・八木宏らは、詐欺罪で告発受理(2014~2015)されていたようですが福井弁護士会は、反省も謝罪もせずに知らぬ振りして何らかの処置もしていないようです。
それどころか、福井弁護士会は、「虚偽事由で提訴することは正当な弁護士業務だ」と議決して擁護(教唆・幇助)し続けているらしいです。
被害者は、更なる侮辱や訴訟詐欺にあう事を恐れ恐怖の日々を過ごしているみたいです。
権力を有した組織的な犯罪が放置される中で正義など通用するはずもなく、おそらくは一人ひとりと食い物にされることになるのでしょう。
人権擁護や正義などは眼中に無いようです。