昨夜の月の出は、19:12。さあ、満月がもう昇ってきているかな?
そろそろ月が障がい物を乗り越えて姿を見せてきているかもと、東に開けた公園へ行ってみると・・・
公園の向こう側の家の屋根の上に月が顔をちょうど出したところでした。
灯のついた家の人に「あなたの家の屋根の上にお月様がいますよ~」と思わず声をかけたい気持ちになりましたが、屋根の上に月がある訳ではなく、この家の人が東の窓から外を見れば、月は静かに遠くに見えるのですよね。
それは、あたかも幸せに祝福され幸せそうにみえる家が、実は家の中では幸せには感じていないくて・・・なんていうことにも通じそうですね。昨日は、先日書いたように今自分のルーツを古い戸籍から解き明かしていく作業中ですが、先祖も悩みや悲しみの中に生き抜いたのが読み取れ、いつの時代も、どこの家でも、喜びも苦しみも両方味わわざるをえないものなのだ~というところに行き着くようです。
ちょっとハッキリしない写真になっていますが、公園の木といっしょに、電線と電線の間にいるお月様を昨日のように撮ってみました。でも、昨夜は、何だか一昨日と違って、昇って間もない月なのに、真っ赤な印象が少ないお月様でした。
昇ってすぐの19:17に満月なったばかりの月の表情が下の写真です。確かに、丸く欠けているところがないように見えますね。
前の写真でわかるように、雲が月に迫っていましたが、ほぼ完璧な姿の月を撮ることができました。
「お月様、ありがとう!」
この後も、けっこう雲に隠れることもなく、月は悠々と空を巡り(実は、地球が回っているから空を巡っているのですが・・・)、次にカメラを向けたのは、ちょうど1時間半後でした。
さあ、どうなっているかな?
少し、ギザギザしたところがあるかと期待しましたが、ほとんど1時間半では変わりませんでしたね。差がでると思っていましたが、ちょっと右上の様子が違っている? もう少し時間を空けて撮れば良かったですね。でも、この後は撮る暇なく寝てしまいました。残念。
ところで、いまは夏。太陽は天頂近くを通ってギラギラと人の頭の上で日中は輝いていますが、満月はその反対に夏には冬の太陽のように、低い位置を這うように移動しています。気づいていましたか?
満月は「太陽ー地球ー月」という順番に並んだ時なので、行動が逆パターンになるんですよね。だから、冬の満月は、天頂近くを通りますよ。ただし、月は地球の周りをまわっているので、この話は「満月」についてだけの話。
月の通る道は、月の満ち欠けのようにだいたいひと月をサイクルに変化しているので、見える高さもどんどん変化しているので、間違わぬように。新月前後は「太陽ー月ー地球」に近い並び方になるので、太陽の通る場所に近い動きをします。
<国立天文台「今日のほしぞら」より転載>
これは、昨夜の月が日付が変わる22日の夜中の12時、月がほぼ南中した時の図ですが、南中でも月がいるのは30度の低い位置です。
いいお月様ですが、都心では高い建物などが多く、皆の目にはあまり止まらなかったかも知れませんね。私も、公園で見るとき、誰にもあいませんでしたし、道を自転車で走っていても月が見えていても、月に気づいてみている人には出会いませんでした。
今夜は、19:54が月の出。実際に見やすいのは9時過ぎになりそうです。ちょっとお月見をしてみようと思う方、東~南に開けた場所で月を探してみませんか。寝る前には月がさらに南東の地平から30度くらいの位置、あなたの見やすい目の前で待ってくれているはずですよ。
今夜もと思ったのですが、20時半頃から激しい雷雨になって22時頃まで続いてました。
ちょっと曇りすぎていて、今夜のうちには難しそうです。
それにしても雷が、音が少ないのにピカピカ!ピカピカ!ピカピカ!とひっきりなしに光り続けてびっくりです。こんなに連続して光る?と驚きました。
それだけ雷雲の発達したということなんでしょうね。
気温が異常に高いのも雷雲の発達を促してるのでしょうね。
暑さにしても、雨の降り方が、ちょっと違ってきましたよね。