1年前にも実は同じ場所でレッスンをしたのだが、今日は大ホールを借り切っての練習でした。申込者がたくさんで大変でしたが、ホールのこの企画は人気があり、ずっと続いていて、今回からは料金をとるようになったものの先着順(!)だったので、頑張って予約に行って無事すべり込めましたぁ。
まずは、今回の1番の目的? 毎回、レッスンの最初に弾く「藤井英一のジャズピアノトレーニング本」。最近は「ブルースその1」というので、ベース音が別立てになっている譜が6ページにわたって書いてある譜を練習し終わって、それを弾く時に、先生がベース音を、レッスン時につけて弾いて下さっていました。ところが、自分の弾くところを一生懸命に弾いている私としては、先生が何を弾いているのか気になって仕方がありません。 でも、そっちに気を奪われていると、自分の手がお留守になってリズムがずっこけてしまうので、聞きたいのに聞けな~~~い。
それで、とりあえず、譜に書いてあるベースを自分のエレクトーンピアノに吹き込んで、ベース音に合わせて弾く練習をここ数日、猛特訓してきました。だいぶ自分で録音したベース音に合わせて弾けるようになったので、大チャレンジ。先生にお頼みして、先生は一体どんなベース演奏にしているのか、どうも単純なベースでない気がしたので、連弾)をしながら 先生の側から録画させて頂きました。
先生曰く、「勿論、同じパターンを繰り返し弾いているのではないですよ。でも、コードに従って片手だけでベースを適当にいれているだけですよ~」。でも、(それを「どう適当に」入れているかを知りた~~~~い)言うわけです。 長い6ページにもわたる曲なので、3回に分けて弾いていくことに。1つは何だかうまくいかずに満足いかなかったので録画の取り直しをさせてもらいましたが、あとの2回はぶっつけで結構うまく行きました。音楽って、1人で演奏するのも楽しいですが、プロである先生に伴奏してもらって弾ける演奏は、本当に楽しい!!!
今、聞き直してみると、音がとんがっていたり、もう少し工夫があってもよかったと反省はあるものの、貴重な記録になりました。 指が写るようにセットしたので、音を聞きながら再現できるかもしれません。そうしたら、今度はそれをエレクトーンに録画して一緒に弾くこともできそうです。
そして、次は、藤井英一さんの「ジャズ・スタンダード」から「サテン・ドール」。だいぶ注意をされて直したところがあるので、注意して弾いたのですが、直ってなかったようでした(嘆) あれあれ、やり直しでした。ほとんど、前回のレッスンと同じ注意を受けてしまいました。最後には、「これはジャズ風の軽いはねた感じがいい曲なので、キツくならずに~」。「あ~、それ前回も言われたんでしたぁ」
3曲目は、前回頂いた先生のオリジナルの新曲。先生の新CD”A Brand New Days " に収録されている”Return to Zero"の初レッスン 。曲が、何回も変化して、最初はRubartで自由に歌うように弾いていいのですが、途中から、そこを弾き方を変えてカッチリ弾いて、やがて、それがサンバのリズムにまでなって~~~と、その変化をうまく途切れずに流れるように動いていく・・・書くだけで、難しさが伝わるような曲です。聞いている分には難しくないのですが、弾く側にまわるとめちゃくちゃ難しい曲、結構先生の曲には多いです(苦笑)先生に、曲の変化が激しくて、むずかしそうですねと前回のレッスンで伝えたら、「まあ、細かく切って順番に練習していったらいいんじゃないですか?」とのことでしたが・・・・レッスンが、3週間あいたことと、性格的にやり始めると止まらない質の方なので・・・・。
ポンコツ車よろしく、あちこちよたよた、リズムもスムーズでなく、全部最後まで走ってみました。すると、「問題がいろいろありましたねぇ」と、先生。
「最初のイントロのところは、今のでよかった部分なのですが、残りがみんな違っていました」「!?」「最初は6/8拍子なんですけれど、その後、4/4ってなっていますよね。それが、全部6/8のままでした」「!?」「(A)で3連符が2つになっているので、こう最初の所と弾きわけていて、カウント4になっていませんか?」「いませんよ」「!?」 やれやれ、また根本の所からやり直しのようでした。どうやら、左手に確かにいれているのが、怪しげに6/8を誘うリズム取りになっていることが判明。左を6/8にならないように修正を加えるも、難しいぃ。
「このあと、サンバになっていますよね。ここはどうでいたか?」「サンバはね、どうやっても4/4になるから、大丈夫でしたが、でも、どうも違うような・・・」「サンバは、ベースは大げさにいえばドンドンドンドンと4つのパーカッションの音を単純に入れるんでよくて、右で細かくサンバらしい感じにもっていくといいけれど、入れきれない。だから、マラカスいれてもらったり、CDではしてあるんですよね」「どうするかなぁ」ここは、先生にもピアノだけでは悩みどころのようで、保留に。そして、(B)のところは、またしても音が早く出ていて、6/8の病いにとりつかれている様子(嘆)
と言うわけで、新曲の第1回目のチャレンジは、あえなく敗退。先生に、2ページ目の4/4拍子に変わったところからは、メトロノームと一緒に練習するのが1番よさそう」という例の「メトロノーム執行の刑」に処せられてしまいました。残念な結果に。まあ、自分で弾いていて、どうもCDとどこか違いは感じていたので、納得ではあります。次回までに、メトロノームで修正してみます。
そして、最後は、実は先生が音楽を担当した”Endress Blue" という海の魚たちの動画の曲、結構たくさんある中から2曲選んで、聞いて頂きました。「シパダン」と「レッド・シー」。思うようには弾けず酷いできではありましたが、先生の曲の中のいい部分が表現できたかな?と思えるところがありました。
すると、先生がひと言「だいぶいい感じですね」。(いやぁ~、ヘタだったのに、褒められてしまった?)と思い「この曲、きれいですよね~」と照れ隠し。
そして、「何か、自分でもちょっとビックリした」と先生。
先生が自分の曲のよさを、私の演奏で再発見してくれた!?これは、凄く嬉しい、何回でもプレイ・バックして聞きたくなる言葉でしたぁ。 渡辺先生にピアノを習い始めて8年。まだまだヘタくそな私ですが、先生の音楽の素晴らしさを、私の演奏で再認識してもらえたなんて。今日も6/8拍子と4/4拍子の区別に困惑するレベルの私が・・・。ただ、先生の音楽の良さを理解する能力に長けているという点では、私は優れた生徒だと自認しているんです。
終わりよければ全てよし。今日のレッスンは、大成功のレッスンでした。
ところで、今回、最初楽譜がアップライトのピアノで弾き慣れていると、グランドピアノだと見づらくやりづらいと嘆くと、それは椅子を高くするといいかもしれないと教えて下さって、椅子を高くして弾いたら、楽譜がグッとみやすくなりました。知恵ですよね。昔、小学生でピアノを習い発表会で舞台にでたら、ドの位置を、鍵穴との位置で覚えていたのに、ステージのピアノでは鍵穴がなかった?とかで困惑したのを思い出しました。途中、中断も結構ありましたが、今も私の生活の中にピアノがよき友達であり、支えとして居続けてくれていること、ピアノを習わしてくれた両親に心から感謝しています。
さあ、今日も夜が更けてきました。木星はどうにか見えるようになってきました。月も姿をみせてくれるかな?
今日も無事に楽しい1日を過ごせたことに感謝して。明日もいい1日になりますように!
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