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月の満ち欠けに時の流れを感じながら、皆でそれぞれの持ち時間を楽しく意味あるものにしていきたい。

2019年6月の惑星

2019-06-01 08:08:32 | 惑星・天体ニュース

   1カ月があっという間に過ぎてしまい、というか半年があっと言う間に経とうとしていて驚きます。もう6月なんですね。

   月を始めとして写真をたくさん撮るのに整理が悪くて、惑星記事を書く月初めの前日になると、月の写真を整理するのに大わらわです。でも、この作業のお陰で、撮りっぱなしで写真の整理をするよい刺激になっています。さて、今月も無事に前回の月の巡りの写真のまとめることができました。ご覧ください。

   

   結構、今回の月の巡りもよく見られました。最後の方は、月の出が遅くなるので夜中過ぎに見たり、朝みたりになるので整理するのが大変ですが、こうやってみると5月21日と29日がないだけで、ほとんどお月様を毎日みられていたようですね。我ながらびっくりです。理論的には昨日の朝も見られたはずで、1日の朝も見られる可能性はあるのですが、かなり細くなってきたので日の出の早い今はうんと早起きが必要です。6月3日が新月となります。

   では、今月の惑星です。

   水星:下旬になると、水星が低くて微かな光ですが夕方の低い空でみられるかもしれませんが、梅雨時期でとてもみつけるのは難しそうです。水星は見えやすい時でも、肉眼では難しいです。もともと小さくて光が弱いのに、太陽に近いところを回っているので太陽の光も邪魔をするからです。

   金星:明け方の東天の低い位置に理論的には見えるはずですが、太陽の出る時間が早いので、起きて見るのは大変です。私は諦めています(笑)

   火星:夕方の西天低いところに見えますが、今は地球から遠くなりあまり目立ちません。5日、6日位には細い月がそばにくるので、みつけられるかどうか。太陽の沈む時間も夜7時ころと遅いので、なかなか難しそうです。

   木星:夜9時すぎに東から昇ってきた明るい星に気づいたら木星の可能性が大です。明るいです。肉眼でもばっちり見つけられます。16日にはお月様がそばにきて「この明るい星が、木星だよ」と教えてくれるので、その時見つけるのもいい方法です。

   土星:木星よりさらに遅れて出てくる土星は、木星ほどには明るくありませんが、空が晴れていれば土星も肉眼でみつけられそうです。18日には、火星のそばから、土星に近づいてきたお月様が「これが土星だよ」と教えてくれそうです。但し、昇ってくるのが遅く、夜10時過ぎとかでないと見えるところに出てこないので、(今日は夜更かしをしてしまった!)と思った時に、明るい木星を探し、そこから目を左の西の方に向けていってみて下さい。やや暗い土星がみつかるかもしれません。

   と言う訳で、さすがに今月は天気も悪い可能性も強くなりますし、今月は惑星観察にはどうでしょうか・・・。夜更かしした時に土星と木星を探すと言うのがよさそうに思えます。どれが惑星か分からないと思う方は、上に書いた月がそばに来て教えてくれる日を待つのがお薦めですが、国立天文台の「今日のほしぞら」が日時・場所などを入れると、その時見上げた空の星や月や惑星の位置がわかって便利ですよ。

   天気のよい日が少ない時こそ、お月見や惑星と出会えるとうれしいものです。今月も、チャンスがありそうな日には是非楽しんでみましょう。

 

   

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