もう3月です。今年は雨の日が少ないそうで、確かに先月も結構お月様としっかり出逢えてきたような気がします。
そして、そんな先月のハイライトは何といっても金星!
特に金星の欠けている姿をコンデジカメラをズームさせて観察・撮影に成功したのはうれしかったです。
今年の1月はアルデバランが月に隠れる「
アルデバラン食」を偶然しっかり見届けることができたりと、ラッキー続きです。
金星が細い三日(金星)って感じになっているのが分かりますよね。
内惑星はこのように満ち欠けが見られます。水星は太陽に近い上に小さすぎて金星の様には素人には観察はできませんが・・・。
この写真を皆に見せたら、金星が満ち欠けすることを知らない人が多かったですよ。あなたはご存知でしたか?
金星の満ち欠けする仕組みを知りたい方は、県立ぐんま天文台の
ココのサイトをクリックしてみると、非常に分かり易いです。
是非ご覧になってみてください。
さて、ではいつものように今月の惑星です。
水星:今は太陽に近くて見られませんが、月末になると夕方の日没後に見られるようになります。
小さいし、太陽に近いし~で見つけづらい水星ですが、今年1月下旬には肉眼でも観察できました。
下の写真が、その時の水星です。
赤い日付の数字の左、木の枝近くに見える白い点が水星ですよ。結構しっかり撮れているでしょう。
春霞とか言われますから、冬と比べてたぶん3月下旬では難しいとは思いますが、水星観察にチャレンジしてみてください。
金星:夕方の西空で明るかった金星も、だんだん高度を下げて暗くなり、太陽と重なるようになってきて、今月下旬にはまったく見られなくなります。1番星として皆を楽しませてくれてありがとう!と感謝をこめて夕空で楽しみながら金星に「お疲れ様」とねぎらいの言葉を送りましょう。
3月1日、2日は金星のそばに細い細い月もいるので、素敵なメルヘンの風景が見られるかもです。お見逃しなく!
*すみません、今日1日は天気が悪くてダメでした。明日もむりかなぁ~?
火星:夕方の西空にいますが、かなり暗くてほぼ見つけられません。去年頑張ってくれて十分楽しませてくれたので、夜早めに沈んでしまいますし、来年楽しませてもらうのがいいですね。
3月1日に月を頼りにそのやや右上を双眼鏡でさがせば、火星もみつけられるかもしれません。その火星の下には天王星も望遠鏡なら見られるはずです。(今日、1日は天気が悪くてダメでした)
木星:おとめ座にいます。ということは、春の星座の中なので、今は夜遅くに出てきます。子供が寝る時間には東空に見えてきています。
たっぷり残業した後の帰宅では、木星が輝いているのにあえちゃうかもしれません。そのかわり子供は寝顔を見ることになります。
14日、15日頃は丸い月が、この木星の近くによって、「これが木星だよ~」と教えてくれるでしょう。
大きい惑星なので、金星の様に明るく、肉眼でもしっかり見つけられます。
土星:今は夏の星座のそばにいる土星。夜中にならないと上ってきません。逆に朝の日の出前に送る早起きさんは、南空を探してみましょう。
20日21日頃には朝の月(有明の月)がそばに近づいて「これが土星だよ~」と教えてくれます。木星や金星ほどには明るくありませんが、それでも肉眼で簡単にみつかると思うので、月に教えてもらいましょう。
ということで、3月は金星から木星に、主役がだんだん変化する時期といえるでしょう。
夕方には金星とお別れをいい、夜遅くには木星にこんばんは~という感じですね。
そして、早起きの人は西空にまだ残っている木星を、南空には土星を探してみましょう。
* あと、余談ですが、ちょっと天体とは少しずれますが、天気の良かったお蔭で2月は千葉からでもたくさん富士山を楽しむことができました。
お蔭で、私の住む辺りでは自慢の東武野田線の富士山とスカイツリーの位置が入れ替わる姿を写真に収められましたぁ~(「
富士山とスカイツリーがフォークダンス」から、まだご覧になっていない方は、どうぞ~)。