風邪気味の身体がだるいので、今日は出かけるのを中止して家で冊子の編集に専念することにしました。冊子は、昨年9月末には発行する予定が、なかなかまとまった時間が取れず今日までできずに来ました。学童クラブの仕事でも疲れて、エネルギーがなかったのかもしれません。
学童クラブも年度末になりました。初めに出会った頃よりも、だいぶ成長したようです。逆に支援員を悩ませる子どもたちが増長してきてもいます。5年生になると、わが天下のようにいけないと注意されてもいうことを聞かなくなりました。「自由」と「絶対にしてはいけないこと」の「自由」だけしかないと思っているようです。その原因の一つはいままで「いけないこと」をきちんと指導してこなかったこともあるのでしょう。
学校側、学童クラブ、子供支援課まで話が広がってしまったことがありました。いつも問題を起こす5名の女子の一人が、いわゆるいじめ行為を男子生徒にしたことでした。その女の子はクラスのA子さんとか?B子さんにするように言われてしたのだ、と言います。
結局、学校で事情を聞いても事実関係がわからず、父兄と話をすることになりました。お父さまが迎えに来られて、リーダーとお父さまと本人も交えて話をしていました。私たちは内容はほとんど聞けませんでしたが、お父さまが静かに娘に対して話をしていました。下を向いたまま女の子は黙っていた感じです。お父さまが娘に対して諭すように根気よく話を続けていました。15分以上でしょうか。お父さまは娘の手をつなぎながら出て行かれました。ほっとしたような女の子の表情が見えました。
先ほどのお父さまと同じくらいの年齢の支援員の方と「やはり、父親なのですよね」「そうですね、僕もそれでよかったと思いました」「父親は限界を(してはいけないこととして)教えるものなのですね」という話をしました。突然の話でも共有できた気持ちがあり、うれしかったです。
「父親の役割」それは「限界を教えることだ」と誰かに習いました。あんな風に娘と向かい合えるなら、彼女は大丈夫だろうな。