のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

いっちょまえの会話

2021年04月11日 08時00分48秒 | 子育て生活
新年度に入り、息子さんは年中組になりました。
土曜日は進級式。例年、平日に子どもたちだけで行われるようですが、昨年は入園式がなかったため、親子一緒に参加しました。(とはいっても保護者の参加は一名のみ。)
3月から「きくさん」か「ばらさん」になることを楽しみにしていた息子さんは進級式で「きくぐみさん」と呼ばれると、ちゃーんと「はーい。」と(小さな声で)返事して手を挙げていました。一年前からは考えられない姿です。(恥ずかしがり屋さんで先生にすらなかなか声を出して挨拶しない子なのです。将来、万が一、犯罪に手を染めてしまったとき「大きな声で挨拶していたいい子だったのに。」と言ってもらえないタイプの子です。「あの子は小さいころから挨拶もできなかった」と言われちゃう!どうぞどうぞそんな未来が訪れませんように。閑話休題。)とにかく幼稚園てすごいな。集団生活ってすごいな。と感嘆したのでした。

進級式後は、すぐ傍にある公園で自然発生的にお友達ときゃっきゃわいわい追いかけっこをして遊び始めて、普段、お名前を聞くお友達をようやく確認できました。なにせ新型コロナウィルスの影響で園内は立ち入り禁止。子どもたちが遊んでいる様子はまったく見られないのです。そもそも迎えに行く時間が遅いので、延長保育をしていない子どもたちとは会えたことすらないので「実在していたんだ。そして本当に仲良かったんだ・・・。」とほっと胸をなでおろすことができました。クラスが離れたお友達からは
「いっしょにしゃしんとろうよー。」
とおねだりまでされていた!よ!人気者!(そして息子は照れまくっていました。よ!恥ずかしがり者!)

この頃は会話のキャッチボールも随分と上手で、昨晩も靴を反対に履いていると勘違いして注意した私の母に
「まちがえてないよ。合っとうよ。」
ときちんと反論し、母が
「そうなん。反対に履いとるかと思った。」
と言うと
「ふーん。おとなでもまちがえるんだ。」
といっちょ前の感想を口にしていました。

夫さんが携帯を見ていると
「おとーさん、たぶん、どらくえしとるとおもう。さすがにつむつむはしてないやろう。」
とこれまたいっちょ前の分析。

夜寝る前には、
「ごほん、よんであげるね。」
と私に絵本を読み聞かせてくれます。(私がきちんと聞いていないと怒ります。)

大きくなりました。本当に大きくなりました。
大きくなったけど、まだまだ甘えん坊でかわいいところもたくさん。今が一番いいときではないかと思う母なのです。

致し方なしの課金

2021年04月08日 17時15分47秒 | 日常生活
今年はえらく不調が続いていて、バセドウ病が判明したと思ったら、その薬が体に合わず、上半身ひどいかゆみに襲われて「DVを疑われてもやむなし」というぐらい傷ものの体になってしまい、皮膚科にも通いました。皮膚科で出された薬は効果てきめんで、「こりゃ、すばらしい!」と思わずミュージカル張りに歌いたくなるぐらい症状がすとんと落ち着いた・・・と思ったら、今度は毎月来るはずのものが来ないそわそわする毎日。しかも「気のせいなのかな?」というぐらいのそこはかとない腹痛と吐き気に悩まされて、今度は婦人科へ。なんだか病院大好きっ子みたいだな、私。

そもそも来るはずのものが来ず、軽い腹痛はさておいて「吐き気」。これは!もしや40代の2%に起きるらしい奇跡が起きたのかも・・・と期待したのですが(42歳の妊娠率は1%です。高額治療をしても5%しか妊娠しないという重い現実。新しく命が生まれるって本当に奇跡なのです。それはさておき)検査薬はしっかりと「違うよー!」と教えてくれて、「じゃ、じゃあ、もう更年期なの?そうなの?これがトシっていうやつなの?」と不安に慄きながら病院に向かったのでした。(42歳と頭できちんと理解していても、ついつい「まだそんな年じゃないもん。」(オンナノコ風)と思ってしまうのって、一体何なんでしょう。)

テレワーク生活をしているので、できれば家の近くの病院がいいな、という理由で、我が家から徒歩5分の産婦人科に行きましたが、さすが産婦人科。待合室は幸せいっぱいの光景で少しばかり落ち込みました。でも、先生に見ていただいたところ「来るはずのものが来ないのはおかしい。(年齢のせいじゃない。)」という前提で話してもらえたので「やっぱりまだそんな年齢じゃなかったんだな。」とほっとしたのでした。

ところが。
「ふむ、なんかおかしいね。けど、まずは来るはずのものが来ないと検査もできないんで、薬を出しましょう。次はまた2週間後。」と、まさかの「続く」宣言。

えー!なに、この「続きはWebで」展開。
私、課金は一切しない派なのにー。

でも、今回ばかりは続きが気になるので、もう一度病院に向かいます。
どうぞ皆さま、課金して見た「続き」が「しょうもな!」と毒づきたくなるような内容であるように、お祈りに覚えてください。

【映画】この世界の片隅に/2017年日本

2021年03月06日 18時55分20秒 | 映画鑑賞
■この世界の片隅に/2017年日本
■監督・脚本:片渕須直
■原作:こうの史代
■声の出演:のん、細谷佳正、小野大輔、潘めぐみ、新谷真弓

■あらすじ
1944年2月、18歳のすずは広島から軍港のある呉の北條家に嫁ぐ。戦時下、物資が徐々に不足する不自由さの中、すずは持ち前の性格で明るく日常を乗り切っていたが、翌年の空襲によって大切なものを失う。広島への原子爆弾投下、そして終戦。すずは自分の居場所を呉と決め、生きていく。

■感想
大ヒットしたアニメーション映画。見たいと思って録画していたものの、心の余裕がなく、見れないまま時が過ぎていました。
ようやくようやくの鑑賞。心が痛く痛く痛くなったけれど、それでも一筋の希望がある映画でした。でも、やっぱりもう見直すことはない気がします。希望で終わっているけれど、やはり見終えた後に心を占めるのはやりきれなさで、もう一度、この感情を味わうのは辛い。私にとっては、そういう映画でした。

物語は1932年から始まります。「小さいころからぼぉっとしとった」ヒロインの子ども時代が柔らかい色調で優しく、懐かしく描かれます。絵を描くことが好きで想像力豊かなヒロインが家族と過ごすごくごく「普通」な日常。愛情深いお父さんとお母さん、少し怖い「鬼」いちゃんと一つ違いの優しい妹との穏やかで楽しい毎日。18歳で呉市に嫁ぎ、子ども時代は終わりを迎えるものの、知らない人ばかりの新しい環境で始まる「主婦」としての慣れない毎日もヒロインは穏やかに飄々と過ごします。

描かれるのは穏やかな日常。少しずつ少しずつ戦争が日常に影を落としているけれど、その中でヒロインはご飯を作って、お掃除をして、ご近所さんを覚えて、夫となる人と少しずつ少しずつ心を通わせて、嫁ぎ先で自分の居場所を作っていきます。笑ったり、失敗したり、怒ったり、絵を描いたりの穏やかな毎日。でも、配給のご飯はどんどん減っていきます。空襲も増えます。一日に複数回鳴り響く空襲警報。日常の中に少しずつ増える非日常の時間。防空壕を作り、警報が鳴ったら壕に逃げて、空襲の合間に配給へ並ぶ。日常と非日常が地続きで、笑顔と怒号と悲鳴が同じ空間の中にある異常な世界。
そんな中で穏やかに暮らすヒロイン、すずを休暇で訪ねてきた幼馴染は「普通やなぁ」と笑い、愛おしそうに眺め続けます。「普通」が「普通ではない」世界を如実に物語る場面。

そんな中、すずは不発弾の暴発に遭遇し、右手と姪っ子を喪います。目覚めたすずにかけられる周囲の優しい言葉。
「生きとってよかった」
「そのぐらいのけがですんでよかった」
「治りが順調でよかった」
その言葉に、物語の始めから一貫して穏やかだったヒロインが初めて心の中で反論します。強い口調で。
「うちには、何がよかったんか、ちっともわからん。」

昨日まであったもの、さっきまであった大切なものがあっけなく喪われる日常。
喪った悲しみを口にすることも憚られる空気感。
絶え間なく鳴り響く警報と爆音の恐怖。そして、広島に落とされる新型爆弾。

終戦、そして敗戦が告げられたラジオの前で、すずが放った「最後のひとりになるまで戦うんじゃなかったんね。まだここに5人もおるやないね。」という言葉からは、今まですずやすずの周りの人たち、あの時代を生きていた人たちがさせられた我慢とその痛みが伝わってくるように思いました。でも、伝わってくるなんて、おこがましくて言えない、とも思いました。私にはあの時代を生きた人たちの悲しみは分からない、分かることができない。

あの時代を生きた人たちのおかげで今の私たちがあること
そして、過去ではなく、今、この瞬間もこの映画を覆っている悲しみ、恐怖が日常となっている人たちがいること。どちらも忘れてはいけない、そう思っています。

もうすぐ年中さんだから

2021年03月06日 18時10分24秒 | 子育て生活
我が家の息子さんは一人っ子ということもあって、とにかく甘えん坊。
幼稚園ではちゃんとごはんを一人で食べている(らしい)のに、夕ご飯時になると
「ぱべさせてー。」
と涙目になる毎日でした。

とはいえ、いつまでも甘えさせているわけにはいかん!
とひとりで食べさせると、食べ終わるまでに3時間かかり、食べ終わると寝る時間、ということもしばしば。(というか、ほぼ毎日!)
週末になると、朝ごはんを食べ終わると、そろそろお昼ごはんの時間で
「もうおひる??」
とがっかりする始末。
ご飯を食べさせるたびに、息子さんは泣きわめき、私は怒り続けるという親子ともどもに不毛な時間を過ごさなければいけませんでした。

思わず、ホームクラスの先生に
「全然、ひとりで夕ご飯を食べないんですよ。」
と愚痴をこぼしたところ、先生からは
「確かに。食べることに興味がないですよね。好きな食べ物って思いつかない気がします。他の子は「からあげだったら喜んで食べる」というようなものがあるんですけどねぇ。」
と言われてしまいました。
そっか。幼稚園でもそんな感じなのね。とやや諦めがつきました。

それなのに!
なんと!
うちの息子さんてば、今週は毎日、ひとりでご飯を食べることができたのです!
しかも食べ終えるのに1時間しかかかっていないので、食べ終わっても19時!
夕ご飯の後にお勉強したり、テレビを見たりする時間があるなんて!
なんてすばらしい毎日なんだ!

月曜の夜は夫婦共々、スタンディングオベーションで息子さんを祝福しました。
火曜の夜も水曜の夜も得意げにご飯を食べ終えた息子さんは
「もうすこししたらね、きくさんかばらさん(幼稚園の年中クラス)になるんよ。」
と教えてくれました。

ホームクラスの先生に「夕ご飯をひとりで食べたんですよー!」と報告すると、
「すごいやん!かっこいいねぇ!もうすぐ年中さんやもんねぇ!!」
と手放しで褒めてくれました。ものすごーーーーーーーーーーーーーく照れくさそうに後ずさる息子さん。

木曜日の夜も夕食をひとりで食べ終えると、
「もしかして、やまだせんせい(ホームクラスではなく、通常クラスの担任の先生)にも、ひとりでごはんをたべられましたっておてがみかくと??」
と聞いてきました。

・・・褒められたの、嬉しかったのね。
本日、妹さんと母上にも
「ひとりでごはん、ぱべたと。しかもはやくぱべれるようになったと。」
といの一番に自慢してきたんだとか。

こうやって、少しずつ少しずつ大きくなっていくんだな、と思いました。
嬉しいけど、少し寂しい。
少し寂しいけれど、やっぱり嬉しい。そんな春です。

初めてのお泊り(我が家への)

2021年02月22日 11時56分02秒 | 子育て生活
昨日は辞書にサンプルとして載せてもいいぐらい気持ちの良い「公園日和」で、幼馴染の息子君と約束していた公園へ出かけていきました。
行きたがっていただけあって、幼馴染君は公園内を自由に駆け巡り、どこにいるのか見つけ出せないこともしばしば。
一方、人見知りの激しいうちの息子さんは、人がたくさんいる公園に気後れしたのか、私の周りをうろうろして、公園の木にかかっている名札をチェックする始末。
いちいち、私を手招きし、「このおなまえ、なあに?」と小さな声で聞いてくる。いつもの大声はどこに置いてきましたかー?今こそ!走ったり騒いだりする時間なのだよ!
ふたりで一緒に公園へ行ったものの、ものの見事にふたり別々に遊んでいて、たまに遭遇する。そんな時間を楽しんでいました。

せっかくだから、と夜ごはんも一緒に食べてお別れしようとしたところ、幼馴染君が
「わあ!!わああ!!」
と叫び始めました。どうやら別れたくなり模様。別れがたい気持ちは分かる。分かるけど、もう夜だし・・・。

うちに泊まる??
と何気なく聞いたところ、こくんと頷く幼馴染君。

え??泊まれるん??
と親の方が驚きました。なんでも、これまで親戚の家にも泊ったことがないんだそうで、人生初のお泊りチャレンジ。
うちの息子さんは何度失敗したか分かんないよ??深夜3時に呼び出されたこともあるよ?大丈夫??
しかも、我が家、猫さんがいるよ?本当に大丈夫??(幼馴染君は、動物が少し苦手なのです。遠く離れて見る分には平気らしいのですが、道の向こう側にいる猫さんを見かけただけで泣いてしまった過去があります。)

と(親の方がドキドキしながら)我が家へ連れて帰り、うちの息子さんは、張り切って幼馴染君を家(自分のテリトリー)に招き入れていました。
案の定、我が家の猫さんたちを見るたびに
「うわー!ねこー!!」
と毎回、律義に叫んでいましたが、
「まえよりはこわくなくなったんよ。」
と教えてくれました。(でも、猫さんたちが移動するたびに「うわー!!」と叫び、猫さんたちの姿を見失うと、「ねこ、どこ??」と存在を確認していました。どこにいるのかをきちんと把握しておきたいらしい。)
そんなこんなではしゃぎまわっていた子どもたちの第一関門はお風呂でした。

「お風呂入るよー」
と声をかけると、顔をこわばらせる幼馴染君。
「入るよ。」
と、また声をかけると、全身で拒否。小さい声で
「おうちかえる。」
と言い出したのでした。帰ってもいいけど、せっかくだからお風呂ぐらい入って帰りなさいな。と言いながら、泣きわめいて抵抗する幼馴染君の洋服を脱がせ、お尻を洗って、お風呂に放り込みました。
お風呂に入った後もしばらくは全身緊張状態の幼馴染君とその様子を興味深く眺める息子さん。

なにせいつも泣きながら怒られたり、なだめられたりしているのは自分のほうなのです。
自分以外の誰かが我が家で泣いている様子がもの珍しい様子。
しばらくすると、幼馴染君もようやく落ち着き、お風呂場で遊ぶ息子さんを眺めて、笑顔を見せ始めました。
後から聞いたところ、幼馴染君は顔が濡れることをすごく嫌がるタイプで、自宅以外の入浴を断固拒否してきたとのこと。「おふろにはいれたんだ!!」と(私のほうの)幼馴染が驚いていました。第一関門、無事に突破。

その後はとってもいい子で、さっとお着替えをし、ちゃっちゃと歯磨きをして、裸のままぐずぐず遊んでいる息子さんに
「なんで、まだはだかんぼうなんだー。」
と先輩風を吹かせていました。

そして、ふたりで仲良くお布団に入り、「ヘンゼルとグレーテル」の童話を読んで就寝。
寝る間際にお泊りチャレンジの先輩であるうちの息子さんから
「あのね。かえりたくなったら、ないたらいいんよ。ないたら、かえれるけんね。」
と今までの経験から学んだことをアドバイスされていました。

しばらくは眠れずに目を開けていましたが、(そして、表情もとても心細そうでしたが)抱っこしてあげると、眠ることができました。
我が家の息子さんも幼馴染君が抱っこされても嫌がらず、真ん中を幼馴染君に譲って、端っこで眠ることができました。すばらしい!
昼間、公園で走り回っていたこともあって、二人とも無事に眠りにつくことができました。第二関門も突破。

一時間後。
寝室から聞こえてきたのは、「かえりたくなったら、ないたらいいんよ。」とアドバイスをしていた息子さんの泣き声でした。
なぜかホームグラウンドにいるほうが泣くんだよ・・・・
と思いながら(いえ、口に出していました。夫さんも同じセリフを口に出していました。)寝室に向かい、息子さんを慰めていると、いつもは「一度寝たら、朝まで起きない」と聞いていた(そして、私を何度も羨ましがらせた)幼馴染君がむっくりと起き上がりました。
やっぱりいつもと違う環境で眠りは浅い様子。

息子さんをなだめた後、幼馴染君をもう一度、抱っこしてあげると、もう一度、眠りに落ちましたが、夜中も何度か起きていました。何度か起きるものの、泣くことはなく、抱きしめたり、胸をぽんぽんとたたいてあげると、ふたたび静かに眠りにつき、うちの息子さんとの格の違いを見せつけてくれたのでした。

というわけで、リフォーム後の我が家に初めて泊まったのは、従兄姉のふたりではなく、幼馴染君でした!
起床後、なぜか息子さんも嬉しそうに、恥ずかしそうに、得意そうにしていて、ちょっとほほえましかった朝。
楽しい楽しい週末でした。

ふたりとも大きくなりました。

2021年02月21日 08時37分06秒 | 子育て生活
先々週の日曜日、ちびっことちびっこの幼馴染、そしてその弟くんを連れて、お散歩に出かけたのですが、帰り際に幼馴染君が
「おっきいこうえんにいきたい。ぞうさんがいるところ。」
と言い出しました。もう暗くなっていたし、肌寒くもなっていたので
「今日はだめよ。また今度。違う日に行こう。土曜日にゆっくりね。」
と伝えましたが、幼馴染君はそこで表情をなくして座り込み、その座り込みが長時間に及んだため
「だめ!弟君もいるでしょ!もう寒くなってきたから今日は帰ります!言うことをちゃんと聞く!」
と叱りつけたのでした。

すると、いつも私から怒られ続けているうちの息子さんが小さな声で
「ゆるしてあげて。ね。ゆるしてあげてよ。かわいそうやから。」
とお願いをしてきました。・・・むむむ。そんなお願いされると、怒り続けにくいやんか。

というわけで、幼馴染君に
「じゃあ、仲直りしよっか。仲直りできる?」
と伝え、幼馴染君もこくんと頷いてくれたため、握手。
この後は、息子さんが幼馴染くんと手をつなぎ、私のスカートをもう一方の手でつかみ、私はベビーカーも押しながら4人で一見した限りでは仲良しさんのような状態で帰りました。
とはいえ、幼馴染君の顔は別れるまでこわばったままで、こりゃ、嫌われたな。やっちまったな。と落ち込みながら帰宅しました。(実際、帰ってすぐに夫さんへ懺悔しました。)

夜、(私のほうの)幼馴染に
「ちょっと(いえ、かなりきつく)怒ったんで、嫌われたかも。」
とメールで伝えたところ、
「聞いてみたけど、気にしてなかったよ?なんか、今度はぞうさんのいるおっきい公園に行く約束したって言ってる。」
という返信が戻ってきて、安堵しつつも思わず笑ってしまったのでした。

なんだ。ちゃんと話を理解できてたんだな。
我が家のちびっこは怒られている幼馴染を気遣うことができて。
幼馴染君は怒られて心を閉ざしながらも、ちゃんと私の話を聞いていて、その話をお母さんに伝えることもできて。
二人ともすくすくすく大きくなりました。

そして、もうひとり。
幼馴染君の弟君も。
一緒にお散歩できるぐらい大きくなりました。
半年前は人見知り真っ最中で、私の顔を見るだけで泣いていたけれど、今は笑顔で抱っこさせてくれて、お散歩もできる!
久々に赤ちゃんを、しかもにこにこさんの赤ちゃんを抱っこできて、とても幸せな一日でした。

困った。

2021年02月18日 23時46分29秒 | 日常生活
会社が「働き方改革」の一環でテレワーク推奨してくれ、なおかつ、コロナ禍もあって、昨年の春から出社するのは月に1、2度となりました。
息子さんは保育園に入れず、幼稚園に行くことになったため、この「働き方改革」はとってもありがたいタイミングでした。
なにより6月中旬まで、息子さんは幼稚園にも行けず、自宅にいました。自宅にいるにも関わらず、お休みせず、仕事ができたのはテレワークのおかげ。本当に本当にありがたかった!(今もとってもありがたいです。テレワークになっていなかったら、息子さんは「毎日、クラスで一番帰るのが遅い子」でした。今ですら「はやおむかえがいいなー。」とねだられるというのに。)

というわけで、テレワークの恩恵をありがたく受けていたのですが、秋ぐらいから著しく体力が低下し、買い物に行くと、途中で疲れてしまい、どこかに座りたくなるようになりました。
ちょっと歩くとすぐに息切れをするようになりました。ちょっとストレッチをしても息切れ。まさかの座って仕事をしているときすら、息が荒くようになり、この体力の低下っぷりはやばいな、と危機を感じるようになりました。
そして、夜、眠れなくなりました。ベッドに入っても、ちっとも眠くならない。眠れないために、朝、起きれなくなりました。
休日は早起きして、目いっぱい楽しみたいのに、9時過ぎに息子さんから起こされるように。
お腹が空いて空いて、夕食を食べ終えたら、すぐにおやつを食べるようになりました。テレワークで人の目がないために、仕事中も常に何かを食べながら作業をしているため、気が付けばお腹周りがすごいことに。

この食欲増加はなんとなく覚えがあるな、と思いましたが、そのときは食べても食べても体重が減って、それでおかしいな、と思ったのでした。
今回は四六時中、食べているせいか、体重はちゃんと増えている。もっとも食べている量を考えると、あと10キロぐらい増えていてもおかしくない、そのぐらい異常な食欲で、念のため、病院へ行き、甲状腺の検査をしてもらうことにしました。
「甲状腺の検査をしてほしい。」
と伝えると、もれなく身体測定もセットで、案の定、体重はしっかり(恐ろしいことに4キロほど)増えていて(知りたくなかった!40代の4キロなんて、どうすれば落ちるのか見当もつきません!)
「甲状腺に異常があるときは、体重が減るはずですけどねぇ。増えた?本当に?」
と医師に言われて、いたたまれない気持ちを味わう羽目に。検査代、もったいなかったかなぁ、と思いながら帰宅しましたが、検査結果は見事に悪く、「甲状腺機能亢進症」と診断してもらうことができました。

つまり、私の身体は40代を迎え、甲状腺機能の異常には負けないぐらい、代謝が悪くなっている!という事実を思い知らされたのでした。

このところ、息子さんにもイライラしっぱなしで、四六時中、怒っていて、息子さんも毎日、目が腫れるぐらい泣き明かしていたのですが、
「そっか!このイライラもすべて甲状腺のせい!」
と晴れやかな気持ちになりました。(おそらく違います。)

はてさて。
これからこの溢れんばかりの食欲をどのように迎え撃つべきか、考えると、頭が痛いですが、でも、座っているだけで息切れしたり、ごはんの準備をするために立っているだけでめまいを起こしていたのは「単に体力が低下しただけ」じゃなかったんだなあとほっとしました。

しかし、ずっと食べて、少しずつ太って、ちょっと動いたら息切れがしてって、どう考えても病人には見えない。困った!

わが主イエス

2021年02月07日 22時08分42秒 | 教会生活
新型コロナウィルスの影響で(というこの言葉、公私共にめっちゃ使ってます。)教会学校は昨年4月から休止中です。
礼拝はこの期間中もずっとあっているので、毎週、親子で教会に行っていますが、うちの息子さんはお話もまったく聞かず、一緒に行っているお友達とひたすらポケモンの塗り絵をして遊んでいます。
教会を「おやつがもらえるところ」「遊べるところ」と思っている節がかなりある。

そんな息子さんが。
本日、なんと鼻歌で讃美歌を歌いました!
すごい!ちゃんと聞いてるんだ!

「え?それ、讃美歌やん!うまいね。」
と言うと、ものすごーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーく照れ臭そうに笑ってこくんと頷いた息子さんは、今年一番かわいい子でした。

その30分後には
「ドラえもん、もういっかいみるー!うわーん!」
と由緒正しい面白い顔で泣きわめいていて、それはそれでかわいらしかった。(腹立たしかったけど。)

息子さんが歌っていた讃美歌は461ばん。
私も幼稚園で歌っていた思い出の讃美歌です。それもうれしい。

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 主われを愛す、 主は強ければ、
 われ弱くとも 恐れはあらじ。

 わが 主イェス、わが 主イェス、
 わが 主イェス、われを愛す。
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あっちもこっちも大変

2021年02月04日 23時08分37秒 | 日常生活
先週木曜、勤めている会社が親会社に吸収合併されることが発表されました。
寝耳に水の出来事で、社内はあちらでもこちらでもざわざわ・・・してるよね??衝撃を受けているのは、私だけじゃないよね??
なにせ絶賛テレワーク生活なので、みんなの反応がまったく見えないのです。
ひとりで不安を抱えているせいか、私にしては珍しく夜眠れなくなってしまいました。深夜3時ごろまでベッドの中で悶々と・・・するのも退屈なので、スマホでいろんな人のブログを読み進め、朝はちっとも起きれません!
毎朝、夫さんに起こされる生活で少し、いえ、かなり自己嫌悪の毎日です。(つまるところ、睡眠はきちんと取れています。ご安心ください。)

どんなに不安でもなるようにしかならないし、今できることをやるのみ、そして流れに身を任せるのみ。・・・でも、不安なんだよう。

と、会社生活に不安を抱える中、私生活も私生活で大変で。というか、ちびっこ!ちびっこですよ!
ちびっこがご飯をまったく食べませーん!

あ、ご飯は食べます。おかずを食べません。
マックや吉野家は大好きなのです。総菜のミートボールなんかもちゃんと食べる。
要するに私の作るおかずを食べないのです。・・・母さんはとてつもなく悲しい。

悲しいを通り越して、今週はついに拗ねました。
4歳児に拗ねて冷たく当たり散らす42歳。(怒ったら、表情なくして黙り込むタイプです。厄介!)
「ごはん、まだぱべてないー。」と何度も報告しに来るちびっ子に対して、最初のうちは
「うん。頑張って食べて。あと少しやん。」と励ましていましたが、繰り返される報告にプッツン切れて表情をなくし、
「わかった。もういい。ご飯食べなくていい。歯磨きして寝なさい。」
と言い渡しました。取り付くしまなし!

ちびっこは「ぱべるー!!」と泣きましたが、泣くばかりでこれっぽっちも食べようとしないので
「もういい!」
とこれまた冷たく言い渡し、おかずを鍋に戻したのでした。ちびっこ大号泣。
「ごめんなさいー!!」
とものすごーーーーーーーーーーーーーーーーく悲しそうに泣くのに、その3分後ぐらいにけろりと立ち直っているので、それもまた腹立たしくて
「もう明日からごはん作らないから。」
とわざわざちびっこに言い渡しました。おとなげ??そんなもの、はなから装備していません。

というわけで、公私共々疲れた一週間。
明日を乗り越えたら、土日はゆっくり過ごします。
は大きいのです。


昔のこと過ぎて忘れました。

2021年01月24日 13時56分03秒 | 子育て生活
息子さんの「お勉強」について気にかける余裕がまったくなく、伸び伸びとすきなように過ごさせていましたが、気がつけば息子さんも春からは年中さん。秋には5歳です。

そういえば、私、幼稚園の年中さんの時には、幼稚園の図書室から絵本を借りて帰ってひとりで読んでいたような。一年生になる前に世界名作全集の「秘密の花園」と「若草物語」をバザーで買ってもらって、読み始めた記憶があるのです。(今もその2冊は大切に持っています。もうびっくりするぐらいのボロボロっぷりですが、愛着がわきすぎてなかなか手放せません。)

でも、どうやって字を覚えたのか、これっぽっちも覚えていません。
母の性格的に「熱心に勉強させた」なんてことは絶対にないと思うんだけれど。
じゃあ、私はどうやってひとりで本を読むようになったのか、そこがちっとも思い出せません。
父が毎週日曜に図書館へ連れて行ってくれてたからかな?うーん・・・。

で、我が家の息子さん。
今は字を半分ぐらいは認識している様子。でも、まだまだあやふやです。
絵本をひとりで読む気配はまったくありません。
でも、絵本を読んでもらうのは大好き。時間に余裕があれば、寝る前に本を読んであげるんですが、余裕がないこともしばしば。
夫さんがゲーム大好きなので、息子さんも気が付けばゲームっ子に。

・・・やばい。
このままではひじょーーーーーーーーーーーーーにやばい。
と思い、先週から少し意識して「おべんきょう」をさせ始めました。
「おべんきょう」といっても「めいろ」や「ひらがな」ブック。
まだまだで運筆の練習程度のおべんきょうです。
でも、楽しそう。どうやら「めいろ」は好きな様子。

今週は「書き方教室」の見学に行ってみます。
まだすべての字を読めるようになっていないけれど、字の練習も兼ねて、「ちょっと集中して何かに取り組む」練習にならないかな。どうかな。

ちょっと息子さんの「これから」については模索中です。
ま、考えても親の思うように育ってくれるわけではないわけですが、それでも悩んでしまう。
まだ5歳。先は長いなー。