■内容
「ライオンと魔女」、「カスピアン王子のつのぶえ」・・・。
時代や世代を超えて世界中の人々に愛されてきた『ナルニア国物語』は
どのようにして生まれたのか。著者C.S.ルイスはどんな人だったのか。
動物の国や別世界への憧れを育んだルイスの少年時代の家や
アイルランドの風景、『指輪物語』の著者J.R.R.トールキンを
はじめとする深い友情で結ばれた仲間たち、熟年になってからの愛と
愛する者の死―。貴重な写真と美しい訳文で、ルイスの生涯を綴る。
■感想 ☆☆
ナルニア国物語は大好きな物語です。
小学六年生のときに初めて出会い、貪るように読み、
私のキリスト教観は、この作品から大きな影響を受けました。
壮大なナルニア国物語の世界に関する入門書や解説は
多いものの、作者についてはまったくといっても知らず。
今回初めて、C・S・ルイスに目を向けました。
前半はごくごく普通の成功譚。
大好きなナルニア国物語の世界を決して崩すことない
品行方正なルイスの生き方にほっと一安心しました。
しかし、熟年になってから出逢う生涯唯一の人との恋は
それまでのルイスの生活を一変させます。
映画化されたというのも納得のドラマチックな恋愛。
離婚を許さなかった当時のキリスト教社会でバツ一女性と
知り合って、恋に落ちて、結婚してしまうルイス。
伝記なのでまったく感情移入を許さない文章ですが
そして節度ある大人らしく大変ぼやけた描写の仕方を
していますが、それでもいかに大恋愛だったかが
伝わってきます。
生涯でただ一度の恋とその人との別れ。
別れの後の失意。そして、失意から立ち直った後に
更に感じる神への愛。
彼の一生には一本の道筋、ペクトルがきちんとあって
それから大きくそれることなく、正しく生きていく。
その強さと大きさに改めて惹かれました。
ナルニア国物語の最終巻「最後の戦い」は
彼が愛した女性がなくなった頃に書かれたものだそうです。
そういったことを踏まえて、改めて読み返すと
また新たな感慨にふけることができそうです。
「ライオンと魔女」、「カスピアン王子のつのぶえ」・・・。
時代や世代を超えて世界中の人々に愛されてきた『ナルニア国物語』は
どのようにして生まれたのか。著者C.S.ルイスはどんな人だったのか。
動物の国や別世界への憧れを育んだルイスの少年時代の家や
アイルランドの風景、『指輪物語』の著者J.R.R.トールキンを
はじめとする深い友情で結ばれた仲間たち、熟年になってからの愛と
愛する者の死―。貴重な写真と美しい訳文で、ルイスの生涯を綴る。
■感想 ☆☆
ナルニア国物語は大好きな物語です。
小学六年生のときに初めて出会い、貪るように読み、
私のキリスト教観は、この作品から大きな影響を受けました。
壮大なナルニア国物語の世界に関する入門書や解説は
多いものの、作者についてはまったくといっても知らず。
今回初めて、C・S・ルイスに目を向けました。
前半はごくごく普通の成功譚。
大好きなナルニア国物語の世界を決して崩すことない
品行方正なルイスの生き方にほっと一安心しました。
しかし、熟年になってから出逢う生涯唯一の人との恋は
それまでのルイスの生活を一変させます。
映画化されたというのも納得のドラマチックな恋愛。
離婚を許さなかった当時のキリスト教社会でバツ一女性と
知り合って、恋に落ちて、結婚してしまうルイス。
伝記なのでまったく感情移入を許さない文章ですが
そして節度ある大人らしく大変ぼやけた描写の仕方を
していますが、それでもいかに大恋愛だったかが
伝わってきます。
生涯でただ一度の恋とその人との別れ。
別れの後の失意。そして、失意から立ち直った後に
更に感じる神への愛。
彼の一生には一本の道筋、ペクトルがきちんとあって
それから大きくそれることなく、正しく生きていく。
その強さと大きさに改めて惹かれました。
ナルニア国物語の最終巻「最後の戦い」は
彼が愛した女性がなくなった頃に書かれたものだそうです。
そういったことを踏まえて、改めて読み返すと
また新たな感慨にふけることができそうです。