※自分でもひくぐらいの長文です!気を付けて!
100キロウォークの練習も兼ねて、かほ夢運ナイトウォークに参加しました。
初めて訪れるかほの見渡す限りのどかな田園が広がる風景に旅気分を満喫し、
(夏休みだー!!とテンションアップしました。)
会場に到着するやいなや、はためく旗で夢運を「ムーン」と呼ぶと知って膝を打ち、
(なるほどね!夜だもんね!「ゆめうん」って呼びにくいなぁ、と思ってました。)
ウォーキング仲間から
「だいぶ恰好がウォーカーらしくなったよね。初めて練習に参加したときとは大違い。」
と言われてフフフン♪と得意げに胸を張り
(初めて練習に参加したときはセーターにポシェットだったっけ。)
受付と同時にバナナやお土産用のライトをもらってお得気分を味わい
(何かをもらうとそれだけで嬉しくなっちゃうのは自分でもどうなのよ?とオモッテマス。)
初めて足を踏み入れる陸上競技場なるものに感慨深さを覚え
(まさかね。まさか文系一筋、運動大嫌いだった私が陸上競技場なるものとご縁をもてようとは。
ホント、人生何が起こるか分かりません。)
開会式で思いがけず遭遇した地元ラジオのDJ原田ラブ子さんの顔がよく見えないことに憤慨し
(遠すぎました・・・・。でも、やっぱり美声でした。ラブ子さんの声好き。)
そんなこんなしているうちにいよいよ出発!となったのでした。
出発直前。ウォーキングメンバー2名から連続して
「はい!」という掛け声とともに写真をぱちりと撮られ
「この笑顔がね、ゴール直後にどんなふうに変わるのか、楽しみだよね。」
とにやりと笑われたその姿を
似た者同士さんだなー、仲良しさんだなー。
と微笑ましく眺めていたこの頃は、ゴール直後の自分に思いを馳せることすらなかったな。
いつもの練習通り、マイペースに歩いていけばやがてゴールが見えてくると思ってました。
甘かった・・・。と思い知るのはまだまだ先です。
まさかね、ウォーキング後に写真すら撮ることができないぐらい疲れるとは。
おかげで比較対象の写真は存在しません。
よかったような、面白くないような。
というわけで、40キロコースにいざ!出発!
のどかな山道をてくてく歩く人・人・人・人・人・・・。
初めて「大会」というものに参加したので、
いつものウォーキング練習と異なるこの風景を楽しむも初めて。
こんなふうに行列を眺めながら歩くのって、小学校の遠足以来かもしれない・・・
と久々の「非日常」にテンションが上がります。
まだ始まったばかりだけど(まだ始まったばかりだから、か。)なんか楽しいっ。
時刻は19時直前。
かすかに夜が侵食し始めた空のほのかな暗さと夕暮れ時の山道が
ちょっぴり幻想的な風景を作り上げていて、
影絵を楽しむような気持ちでのんびりてくてく歩き続けました。
と、突如、後ろからリュックを引っ張るウォーキング仲間。
な、なにごと?と臨戦態勢で振り返ったところ、
(なんで、すぐに臨戦態勢に切り替わっちゃうんだろう。と自分でも不思議です。
この瞬発力、もっと他のことに活かせないかしら・・・。)
「お顔が見たい!!」と切望していたラジオDJ、原田ラブ子さんが目の前に。
・・・!!
いつも聞いてます!!
(というか、昔、聞いてました!かな。
最近はラジオをたまにしか聞けていないので。)
ラブ子さんの声、大好きなのです!
と前のめりでお話し、かわいらしい声を裏切らないほんわか笑顔の
ラブ子さんの姿にますます「ラブ子さん☆☆」とうっとりしました。
やはりラブ子さんのことを大好きな母上に絶対、絶対、自慢してやる!と決意。
名残惜しくラブ子さんと別れました。
このとき、ラブ子さんから
「プロデューサーから『聞いておけ。]と命じられてるんですが
なんで歩くんですか?」
と聞かれた私は、とっさに
「流れに流されて。・・・なんとなく?」
というひっじょーにかっこ悪い情けない回答しかできなかったのですが
このひっじょーにかっこ悪い情けない回答がラジオにて紹介されていたことを
本日、母上が教えてくれました。
・・・もっとかっこいいこと言っておけばよかった。
「夜のピクニック」という本に感銘を受けて。
とか、今ならもうちょっとましな回答を思いつくのに・・・。
そうこうしているうちに周囲はどんどん暗くなっていきます。
周囲の人たちも次々にランプをつけて、さっきまで見えていた人・人・人の流れが
大小さまざまな大きさの明かりの波に。
そんな中、ひときわ輝く(やや暴力的な)明かりがすぐ近くに。
今回、一緒に参加したウォーキング仲間の明かりです。
バイクが来ているのではないかと見まがうばかりの明かりで
(実際、バイクのライトより明るかったのです。)
その強烈な(いやいや?本当に?そんなに?というほどの)明かりに
後ろから照らされた前の方々がこちらを振り返ります。
・・・ライトでここまで目立つってスゴイ。
と、感嘆しつつ、ウォーキング仲間のライトに私も頼りながら歩いていると
しばらくしてこちらを振り返り
「俺がおらんと寂しくなるやろ?」
というものすごくかっこいい色男ちっくな言葉を残して颯爽と先に進み始めました。
私たちの街灯さんだと思ってたのに。街灯さんに捨てられた・・・。
残された私たちのもとに突如訪れる暗闇。(と静けさ。)
あのやや暴力的な(「予告なしの振り返りは禁止です。」と思わず言い放ったぐらい
強烈な)明かりとそのライト以上に強烈な個性の持ち主がいなくなっただけで、
こんなにさびしくなるなんて。
と、彼らの(彼とライトの)存在感に静かに思いを馳せながら
普段、私たちが過ごしている夜より数段濃い闇の中をてくてく歩きます。
20時過ぎ、第一給水箇所到着。
夜空に広がる花火に歓喜をあげ
今まで食べた中でもっとも美味しい!!と心から思った梨をむさぼり
水分がもたらす幸せをかみしめながら再び歩き始めました。
しばらく歩き、田舎道の中、誘導に従って角を曲がると
そこは山道の入り口で今まで見たこともないような濃い暗闇が広がっていました。
さっきまでだって十分に「普段、私たちが過ごしている夜より数段濃い闇の中」だったのに
その闇がさらに濃く濃く大きく広がっています。
大きく広がる闇の中ではライトの光はあまりにも心許なくてちょっぴり怖くて
今回、私はひたすらに女性陣(プラス今更、女性陣を見捨てられなくなったらしい保護者の殿方1名)と歩き続けました。
ウォーキング練習第一回目から
「全然、人と歩調を合わせられない。協調性がなさすぎる。」
「誰かと共にウォーキングを楽しむっていうことができていない。」
と反省してばかりだったこの私が!
最初から最後までみんなでウォーキングを楽しみましたよー!!
と、世界中に触れて回りたい気分です。(実際、世界に向けて発信しているわけですが。)
でも、まあ、みんなでウォーキングを楽しんだ動機が
「暗闇が怖かったから」というあまりに自分本位なもの、というあたりが
いかにも私仕様のワガママっぷりなのですが。
とにかく今まで経験したことのない大きな闇に度肝を抜かれたかほナイトウォーキングでした。
そして、暗闇の中ではすごく素直になる自分を今回も思い知ったナイトウォーキングでした。
暗さを認識すると、あっという間に眠たくなる・・・。
まして、今回、周囲に広がるのは今まで見たこともないような闇なのです。
目を閉じているときと変わらないような闇なので、
次第に自分が目を開けているのか閉じているのか分からなくなる始末。
(まあ、そういうときは十中八九、閉じてました。蛇行しながら歩いてました。)
前を向いても後ろを振り返っても広がる闇に呑みこまれそうになりながら
そして、その闇と共に襲い来る睡魔に必死で立ち向かいながら歩いていると
どんどんどんどん孤独な、そして投げやりな気持ちになるのです。
固まって歩いていたはずの女性陣も少しずつ少しずつ前後2グループに分かれ
今自分がどこにいるのか、スタートからどのくらい歩いたのか、
ゴールまであとどのくらい歩けばいいのか、目印にあるものがまったくない中
歩き続ける孤独さときたら!
危うく孤独に押しつぶされそうになったまさにその時、
漆黒の闇の中、「ピクニックしてます☆」という雰囲気の一群が目の前に。
よくよく見ると見知った顔・・・。
いつのまにか前後に分かれてしまったジョシたちです!
奇跡ってあるんだ!と、心から思いました。
(とはいえ、「ピクニックしてます☆」という和やかな雰囲気からは想像もつきませんでしたが
なんと1名に軽い熱中症のような症状が出たため、緊急避難していたんだとか。
大事に至らなくて本当によかった!!
そして、そんな切迫した事情でも明るさや和やかさを失わないジョシってすごいなぁ、と
またもや心から尊敬しました。)
ふたたびジョシ全員(プラス、今更今更、女性陣を見捨てられなくなったらしい保護者の殿方1名)が
一堂に会し、いざ!ゴールへ!
第3チェックポイントを過ぎたあたりで、
はるか先を行ったウォーキング仲間の男性たちが続々とゴールに到着している
という勇気づけられる報告を聞きました。嬉しい報告にみんなも笑顔になります。
(それを奥様に嬉しそうに(←私の妄想)電話報告する殿方にほっこりしました。)
ゆっくりゆっくり。
一歩、一歩。進んでいくと、確かにゴールが近づいている。
・・・ような気がしないでもない。ような。
そうこうするうちに、最後の給水箇所到着!
ここさえくれば残り2キロなのです。やったー!!
と、大喜びで情報を伝えたところ、
「あ・・・。まだ2キロもあるんだ・・・。」
とひきつった笑顔を見せられました。
喜ばせるつもりだったのに。し慣れないことなどするもんじゃないぜ。
残り1キロの地点でウォーキング仲間から電話を着信。
「今どこ?あとどれぐらい?」という確認です。
あと残り1キロ!
ねえ、残り1キロってどのくらい?
とものすごい面倒くさいじゃれつき方を披露しました。
(そして、ものすごくめんどくさそうに「あと少し。」と言われました。
でも、結局は丁寧に解説してくれる友人。ありがたやー。)
残り0.5キロ地点ではウォーキング仲間数名が笑顔で待ち構えてくれていました。
そして、ゴールでも。
ウォーキング仲間が満面の笑みとハイタッチで出迎えてくれました。
やったー!!ゴールーーーーーーー!!
と歓喜。
しましたが。実はまだゴールではありませんでした。
ゴールはまだその先。受付のようなところです。
危うくね。ゴールしたつもりで「完歩せず。」の結果が残されるところでしたよっと。
ゴール直前のハイタッチ、ちょう危険。
(その夜、行われた決起集会では
「いつもみんなが笑顔で出迎えてすごい元気をくれるから、
今回はどうしてもみんなを俺が迎えたかった。」
と伺い、危うくライトを5回点滅(※)させそうになりました。危険・・・。)
そんなこんなでようやく(本当の)ゴール。
あまりに疲れていたため、ゴール直後の豚汁はほとんど楽しめませんでした。
でも、あったかい汁はすごーーーーーーーーーく美味しく身体の隅々にまで染み渡りました。
それにしても本当に!本当に本当に疲れた!
とりあえず横になりたい!という願望が強すぎて、気が付けばリュックを枕に横になっていました。
下はアスファルトだったけれど、極上の羽根布団じゃないかしら?!と
思わんばかりの気持ちよさでした。
人生で3本の指に入るぐらいの気持ちよさだったなー。
はてさて。
10月の本番までいよいよ1か月半を切りました。
今のところ、ゴールできる気はこれっぽっちもしていません。
でも、とりあえずは1歩1歩。前に前に足を踏み出すしかないのです。
がんばれ、わたし。
※意味がわからないちびっこは、『未来予想図Ⅱ』というドリカムの名曲をお聴きください。
100キロウォークの練習も兼ねて、かほ夢運ナイトウォークに参加しました。
初めて訪れるかほの見渡す限りのどかな田園が広がる風景に旅気分を満喫し、
(夏休みだー!!とテンションアップしました。)
会場に到着するやいなや、はためく旗で夢運を「ムーン」と呼ぶと知って膝を打ち、
(なるほどね!夜だもんね!「ゆめうん」って呼びにくいなぁ、と思ってました。)
ウォーキング仲間から
「だいぶ恰好がウォーカーらしくなったよね。初めて練習に参加したときとは大違い。」
と言われてフフフン♪と得意げに胸を張り
(初めて練習に参加したときはセーターにポシェットだったっけ。)
受付と同時にバナナやお土産用のライトをもらってお得気分を味わい
(何かをもらうとそれだけで嬉しくなっちゃうのは自分でもどうなのよ?とオモッテマス。)
初めて足を踏み入れる陸上競技場なるものに感慨深さを覚え
(まさかね。まさか文系一筋、運動大嫌いだった私が陸上競技場なるものとご縁をもてようとは。
ホント、人生何が起こるか分かりません。)
開会式で思いがけず遭遇した地元ラジオのDJ原田ラブ子さんの顔がよく見えないことに憤慨し
(遠すぎました・・・・。でも、やっぱり美声でした。ラブ子さんの声好き。)
そんなこんなしているうちにいよいよ出発!となったのでした。
出発直前。ウォーキングメンバー2名から連続して
「はい!」という掛け声とともに写真をぱちりと撮られ
「この笑顔がね、ゴール直後にどんなふうに変わるのか、楽しみだよね。」
とにやりと笑われたその姿を
似た者同士さんだなー、仲良しさんだなー。
と微笑ましく眺めていたこの頃は、ゴール直後の自分に思いを馳せることすらなかったな。
いつもの練習通り、マイペースに歩いていけばやがてゴールが見えてくると思ってました。
甘かった・・・。と思い知るのはまだまだ先です。
まさかね、ウォーキング後に写真すら撮ることができないぐらい疲れるとは。
おかげで比較対象の写真は存在しません。
よかったような、面白くないような。
というわけで、40キロコースにいざ!出発!
のどかな山道をてくてく歩く人・人・人・人・人・・・。
初めて「大会」というものに参加したので、
いつものウォーキング練習と異なるこの風景を楽しむも初めて。
こんなふうに行列を眺めながら歩くのって、小学校の遠足以来かもしれない・・・
と久々の「非日常」にテンションが上がります。
まだ始まったばかりだけど(まだ始まったばかりだから、か。)なんか楽しいっ。
時刻は19時直前。
かすかに夜が侵食し始めた空のほのかな暗さと夕暮れ時の山道が
ちょっぴり幻想的な風景を作り上げていて、
影絵を楽しむような気持ちでのんびりてくてく歩き続けました。
と、突如、後ろからリュックを引っ張るウォーキング仲間。
な、なにごと?と臨戦態勢で振り返ったところ、
(なんで、すぐに臨戦態勢に切り替わっちゃうんだろう。と自分でも不思議です。
この瞬発力、もっと他のことに活かせないかしら・・・。)
「お顔が見たい!!」と切望していたラジオDJ、原田ラブ子さんが目の前に。
・・・!!
いつも聞いてます!!
(というか、昔、聞いてました!かな。
最近はラジオをたまにしか聞けていないので。)
ラブ子さんの声、大好きなのです!
と前のめりでお話し、かわいらしい声を裏切らないほんわか笑顔の
ラブ子さんの姿にますます「ラブ子さん☆☆」とうっとりしました。
やはりラブ子さんのことを大好きな母上に絶対、絶対、自慢してやる!と決意。
名残惜しくラブ子さんと別れました。
このとき、ラブ子さんから
「プロデューサーから『聞いておけ。]と命じられてるんですが
なんで歩くんですか?」
と聞かれた私は、とっさに
「流れに流されて。・・・なんとなく?」
というひっじょーにかっこ悪い情けない回答しかできなかったのですが
このひっじょーにかっこ悪い情けない回答がラジオにて紹介されていたことを
本日、母上が教えてくれました。
・・・もっとかっこいいこと言っておけばよかった。
「夜のピクニック」という本に感銘を受けて。
とか、今ならもうちょっとましな回答を思いつくのに・・・。
そうこうしているうちに周囲はどんどん暗くなっていきます。
周囲の人たちも次々にランプをつけて、さっきまで見えていた人・人・人の流れが
大小さまざまな大きさの明かりの波に。
そんな中、ひときわ輝く(やや暴力的な)明かりがすぐ近くに。
今回、一緒に参加したウォーキング仲間の明かりです。
バイクが来ているのではないかと見まがうばかりの明かりで
(実際、バイクのライトより明るかったのです。)
その強烈な(いやいや?本当に?そんなに?というほどの)明かりに
後ろから照らされた前の方々がこちらを振り返ります。
・・・ライトでここまで目立つってスゴイ。
と、感嘆しつつ、ウォーキング仲間のライトに私も頼りながら歩いていると
しばらくしてこちらを振り返り
「俺がおらんと寂しくなるやろ?」
というものすごくかっこいい色男ちっくな言葉を残して颯爽と先に進み始めました。
私たちの街灯さんだと思ってたのに。街灯さんに捨てられた・・・。
残された私たちのもとに突如訪れる暗闇。(と静けさ。)
あのやや暴力的な(「予告なしの振り返りは禁止です。」と思わず言い放ったぐらい
強烈な)明かりとそのライト以上に強烈な個性の持ち主がいなくなっただけで、
こんなにさびしくなるなんて。
と、彼らの(彼とライトの)存在感に静かに思いを馳せながら
普段、私たちが過ごしている夜より数段濃い闇の中をてくてく歩きます。
20時過ぎ、第一給水箇所到着。
夜空に広がる花火に歓喜をあげ
今まで食べた中でもっとも美味しい!!と心から思った梨をむさぼり
水分がもたらす幸せをかみしめながら再び歩き始めました。
しばらく歩き、田舎道の中、誘導に従って角を曲がると
そこは山道の入り口で今まで見たこともないような濃い暗闇が広がっていました。
さっきまでだって十分に「普段、私たちが過ごしている夜より数段濃い闇の中」だったのに
その闇がさらに濃く濃く大きく広がっています。
大きく広がる闇の中ではライトの光はあまりにも心許なくてちょっぴり怖くて
今回、私はひたすらに女性陣(プラス今更、女性陣を見捨てられなくなったらしい保護者の殿方1名)と歩き続けました。
ウォーキング練習第一回目から
「全然、人と歩調を合わせられない。協調性がなさすぎる。」
「誰かと共にウォーキングを楽しむっていうことができていない。」
と反省してばかりだったこの私が!
最初から最後までみんなでウォーキングを楽しみましたよー!!
と、世界中に触れて回りたい気分です。(実際、世界に向けて発信しているわけですが。)
でも、まあ、みんなでウォーキングを楽しんだ動機が
「暗闇が怖かったから」というあまりに自分本位なもの、というあたりが
いかにも私仕様のワガママっぷりなのですが。
とにかく今まで経験したことのない大きな闇に度肝を抜かれたかほナイトウォーキングでした。
そして、暗闇の中ではすごく素直になる自分を今回も思い知ったナイトウォーキングでした。
暗さを認識すると、あっという間に眠たくなる・・・。
まして、今回、周囲に広がるのは今まで見たこともないような闇なのです。
目を閉じているときと変わらないような闇なので、
次第に自分が目を開けているのか閉じているのか分からなくなる始末。
(まあ、そういうときは十中八九、閉じてました。蛇行しながら歩いてました。)
前を向いても後ろを振り返っても広がる闇に呑みこまれそうになりながら
そして、その闇と共に襲い来る睡魔に必死で立ち向かいながら歩いていると
どんどんどんどん孤独な、そして投げやりな気持ちになるのです。
固まって歩いていたはずの女性陣も少しずつ少しずつ前後2グループに分かれ
今自分がどこにいるのか、スタートからどのくらい歩いたのか、
ゴールまであとどのくらい歩けばいいのか、目印にあるものがまったくない中
歩き続ける孤独さときたら!
危うく孤独に押しつぶされそうになったまさにその時、
漆黒の闇の中、「ピクニックしてます☆」という雰囲気の一群が目の前に。
よくよく見ると見知った顔・・・。
いつのまにか前後に分かれてしまったジョシたちです!
奇跡ってあるんだ!と、心から思いました。
(とはいえ、「ピクニックしてます☆」という和やかな雰囲気からは想像もつきませんでしたが
なんと1名に軽い熱中症のような症状が出たため、緊急避難していたんだとか。
大事に至らなくて本当によかった!!
そして、そんな切迫した事情でも明るさや和やかさを失わないジョシってすごいなぁ、と
またもや心から尊敬しました。)
ふたたびジョシ全員(プラス、今更今更、女性陣を見捨てられなくなったらしい保護者の殿方1名)が
一堂に会し、いざ!ゴールへ!
第3チェックポイントを過ぎたあたりで、
はるか先を行ったウォーキング仲間の男性たちが続々とゴールに到着している
という勇気づけられる報告を聞きました。嬉しい報告にみんなも笑顔になります。
(それを奥様に嬉しそうに(←私の妄想)電話報告する殿方にほっこりしました。)
ゆっくりゆっくり。
一歩、一歩。進んでいくと、確かにゴールが近づいている。
・・・ような気がしないでもない。ような。
そうこうするうちに、最後の給水箇所到着!
ここさえくれば残り2キロなのです。やったー!!
と、大喜びで情報を伝えたところ、
「あ・・・。まだ2キロもあるんだ・・・。」
とひきつった笑顔を見せられました。
喜ばせるつもりだったのに。し慣れないことなどするもんじゃないぜ。
残り1キロの地点でウォーキング仲間から電話を着信。
「今どこ?あとどれぐらい?」という確認です。
あと残り1キロ!
ねえ、残り1キロってどのくらい?
とものすごい面倒くさいじゃれつき方を披露しました。
(そして、ものすごくめんどくさそうに「あと少し。」と言われました。
でも、結局は丁寧に解説してくれる友人。ありがたやー。)
残り0.5キロ地点ではウォーキング仲間数名が笑顔で待ち構えてくれていました。
そして、ゴールでも。
ウォーキング仲間が満面の笑みとハイタッチで出迎えてくれました。
やったー!!ゴールーーーーーーー!!
と歓喜。
しましたが。実はまだゴールではありませんでした。
ゴールはまだその先。受付のようなところです。
危うくね。ゴールしたつもりで「完歩せず。」の結果が残されるところでしたよっと。
ゴール直前のハイタッチ、ちょう危険。
(その夜、行われた決起集会では
「いつもみんなが笑顔で出迎えてすごい元気をくれるから、
今回はどうしてもみんなを俺が迎えたかった。」
と伺い、危うくライトを5回点滅(※)させそうになりました。危険・・・。)
そんなこんなでようやく(本当の)ゴール。
あまりに疲れていたため、ゴール直後の豚汁はほとんど楽しめませんでした。
でも、あったかい汁はすごーーーーーーーーーく美味しく身体の隅々にまで染み渡りました。
それにしても本当に!本当に本当に疲れた!
とりあえず横になりたい!という願望が強すぎて、気が付けばリュックを枕に横になっていました。
下はアスファルトだったけれど、極上の羽根布団じゃないかしら?!と
思わんばかりの気持ちよさでした。
人生で3本の指に入るぐらいの気持ちよさだったなー。
はてさて。
10月の本番までいよいよ1か月半を切りました。
今のところ、ゴールできる気はこれっぽっちもしていません。
でも、とりあえずは1歩1歩。前に前に足を踏み出すしかないのです。
がんばれ、わたし。
※意味がわからないちびっこは、『未来予想図Ⅱ』というドリカムの名曲をお聴きください。