のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

ばっち来い。年末。

2012年10月29日 23時24分34秒 | 日常生活
今週末はいよいよ教会バザー。
準備も佳境に入ったというのに、とんとお手伝いできず。
教会バザーは、準備期間中に掘り出し物に目をつけておくのも楽しみのひとつなのに。
今年は「売れ残ったら買うぞー!」というものを
まだこれっぽっちも見つけられていません。さびしい・・・。

こんな調子で今年は年末に突入するのかな。
落ち着く間もなくばたばたと。
「会おうぜ」と約束していた友人とも会えないままに。
これが「中堅どころ」というお年頃なのかしら。とちらり。
・・・いかんいかん。
なんかよく分かりませんが、思考回路が柄にもなくネガティブに比重重めです。
ネガティブはネガティブでも、開き直ってネガティブを楽しまねば。

とりあえず、弾みをつけちゃえ!と来年の日記帳を1冊は予約しました。
もう1組妹さんとの交換日記用の日記帳もそろそろ店頭に並ぶ頃。
でもって、そうこうするうちに、私の大好きなクリスマスシーズンとか
年末年始のお休みとかが来るはずなのです。

早く来い。年末。
できれば全速力でかけてこーい!

【再放送】ロングバケーション

2012年10月25日 22時24分25秒 | テレビ鑑賞
■ロングバケーション
■1996年春クール フジテレビ月曜21時
■出演
木村拓哉、山口智子、竹野内豊、稲森いずみ、松たか子、りょう
豊原功補、森本レオ、広末涼子、小林すすむ

■感想 ☆☆☆☆
ひっさびさの再放送にテンションがあがって録画しました。
再放送があるとほぼ必ず見返してる気がします。それぐらい大好き。
再放送があるたびに見ているので、もう5回目か6回目の視聴です。
今回はそれでもかなり久々感が強く、懐かしいっ!!という気持ちになりました。

あれ?いつぶりに見返すんだっけ?と思い、
過去のブログ記事を探ってみたところ、どうやら前回に見たのは2008年
つまり4年前かー。と思い、そもそも、このドラマって何年前なんだっけ?
と思い、ぐーぐる大先生に尋ねたところ、なんと16年前の作品でした。

・・・じゅ、じゅうろくねんまえでしたかー。

そりゃね。
そりゃ、出演者の洋服やお化粧の感じがね、
ずいぶん、突飛な感じに映るはずだよね。
2008年に見た私は「時代を感じさせない!」と驚いていましたが
今回の私は随分と「時代」を感じました。
特に洋服とお化粧。と、出演者のテンション。
もうバブルはとっくに弾けているはずなのに
それでもみんなのテンションが高くて
まだまだ日本が元気な時代だったんだなぁ、としみじみ思いました。

けれど、今回一番時代を感じたのは、
携帯がこれっぽっちも顔を出さない恋愛ドラマだということに、でした。
連絡のやりとりが家電(いえでん)!
そっか!そうだよね!!
この頃は、まだそれが当たり前だったんだよね!
あまりに急速に、そして自然に携帯が私たちの身の回りに馴染んでしまったので
明確な線引きがよくわからないでいるけれど、
確かに1996年、当時大学1年の私は携帯を持っていませんでした。
それが今や、携帯を使わずに連絡をとりあっている姿に思わずノスタルジーを感じる始末。
それが16年の月日の流れなんだなぁ、としみじみ。

そういえば、当時、このドラマは
「30代の女性が初めて月9(恋愛ドラマ)のヒロインになる!」
とニュースになったドラマでもあるのです。
それがいまや40代の女性だって、20代の男性と恋愛を繰り広げちゃう。
その辺も「時代」なんだろうなぁ、と思いました。

そういった時代背景に、小道具に、そして出演者(と彼らのテンション)に
色々と時代を感じましたが、それでもやっぱり
大好きなドラマであることに変わりはありませんでした。
大好きな場面がたくさんあって
全然、そらで言えちゃうセリフがたくさんあって
BGMを聞くだけで、その場面が思い浮かべられて。
私はこのドラマを構成するパーツのひとつひとつが本当に大好きだったんだなあ
と改めて確信しながら、ドラマを改めてゆっくりと味わいなおしました。

34歳になった私が今回、もっとも心を揺さぶられたのは
このドラマの31歳(!!もはや年下になってる!)のヒロイン、南と
彼女の後輩であるところの桃ちゃんふたりが繰り広げた会話でした。

桃ちゃん
「先輩。私たち、流行りのオシャレな服着て、
 胸なんか寄せて上げちゃったりして、仕事して自立して、
 いわゆる大人の女ってやつやってるじゃないですか。」

「やってるやってるー。」
桃ちゃん
「でも中身は女の子のまんまなんですよね。
 ときどきぶっかぶかの靴履いてるような気がするよ。」

「ほんっとそうだよねー。
 変わり・・たい?いや変わりたくない。」
 結婚したら変わるのかなぁ。」
桃ちゃん
「子供産んだら変わるかな。」

「このまんまだったりしてね。」
桃ちゃん
「かもね。」

当時もこの場面、大好きだったけど、
今、この年で見ると、セリフの重みがまったく違う。
幸いにも(・・・いや、幸い、なのか?)私の周りの友人は
環境も外見も性格も「変わらないねぇ。」という人が
圧倒的多数を占めていて、おいてけぼり感を感じることは皆無なのですが。
会うと「あの頃」と変わらない彼女たちが
普段はちゃんと「大人」として仕事をしていて。
その姿を思い浮かべると、すごくくすぐったい気持ちになるのです。
そして、「変われずにいる」のか「変わらないことに固執している」のか
どちらが今の私なのか自分でもよくわからなくて切ない気持ちになるのです。
きっとどちらの気持ちも私の中にあって。
「変わりたい」という気持ちと
「変わりたくない」という気持ちの中をふらふらしているから
だから、今の私にとってこの場面が胸に刺さったんだろうな、と思いました。

それにしても、みんな若かったなー。
そして、木村さんはとてつもなくかっこよかったです。
たけのうちさんは今のほうがダンディで好きです。
松さんはこの頃も今もまったく変わらない。驚異的!

私も知りたい。そこんところ。

2012年10月22日 23時48分59秒 | 日常生活
部門の活動方針検討会で現在、取り組んでいる業務について
発表とデモをすることになりました。
どちらもてんで自信がない。
けど、やるからには笑いが取りたい。

努力をする能力にかける私が
「笑いを取りたい」というただその一念のためだけに
珍しく事前準備を重ねた今回。
事前準備の甲斐あって、そして事前準備を重ねたにも関わらず
当日、本番に襲った予想外のハプニングによって
なんとか発表の間に複数回、笑いを取ることができました。

やった!やったよー!
笑ってもらえたよー!

仕事に対してとんとやる気を見せたことのない私が
そして、準備というものにとんと縁のない私が
今年一番の(そして、今年最後の)がんばりを見せたのです。
10月も末のこの季節に。ようやっと。

大満足!
達成感とか充実感ってこんな感じ?!
と「クララが立った!」並の喜びを感じながら終えた活動方針検討会。
そのあとの懇親会では俄然、お酒がすすみました。
美味しくて美味しくて。
なにせ、翌日は最後の夏休みも取っていたのです。
心おきなく、楽しく、美味しくお酒をあおりました。
勿論、二次会にも参加。
だって、翌日は休みなのです。
お仕事も無事に終わったのです。
も、今日は飲んじゃうもんね!



・・・と、前のめりで二次会に参加し、赤ワインを
2杯飲んだところから記憶がまったくありません。
記憶が復活するのは翌日の朝。
つかず離れずの関係が心地よい後輩の自宅で目が覚めたときでした。

つかず離れずの関係が心地よい後輩ゆえに
後輩の家に足を踏み入れたのもその日が初めてで。
(お酒が抜けず)朦朧とした状態で
「まさかこんな形で初めてお邪魔することになろうとは。」
と、後輩に頭を下げると、
朝が苦手な後輩はまだ睡眠から醒めきらずに朦朧とした状態で
「いえいえ。まさかこんな形で先輩を迎えることになろうとは。
 なんのお構いもしませんで。」
と頭を下げ返してくれました。

・・・できた後輩だわ。
その淡々とした対応に込められた
後輩の優しさとかぬくもりとかあったかさとか
その他諸々をしみじみと噛みしめながら帰路につき、
後輩の家の近くのバス停にてようやく
昨夜からの記憶がまったくないことに思い当りました。

・・・全然、なんにも、これっぽっちも。それっぽっちさえも。
オボエテナイヨウ。(←棒読み)

そんなこんなで落ち込みに落ち込んで過ごした三日間。
教会友達に「やらかしてしまったのよう。」と訴えてまわり
「明日、会社に行きたくないよう」と駄々をこね
「明日、休んでもいいと思う?」と(精一杯)かわいく聞いてみましたが
どこからも「休んでいいよ。」などと返事が返ってくるわけもなく。

本日は出社早々、お詫びしてお詫びして、お詫びして一日が終わりました。
(お世話になったと思われる)先輩方は、優しさの塊でできているのか
「実は、俺もあんまり記憶がないんよねー。」とか
「のりちゃんの本音が聞けて嬉しかったー。」などと言ってくれる始末。
実にしっかり者の後輩君からは
「ストレスたまってるんですねぇ。実は。」
と生暖かい笑顔を投げかけられました。

それにしても気になるのは、
「いっつも本音を話さんで、何考えとうかよくわからんのりちゃんが
 あんだけ本音を話してくれてうれしかった。」
という先輩の感想。

・・・私も覚えていない私の本音。
ぜひ私が(むしろ、私こそが)聞きたかった!
誰か録音してくれていればよかったのに。

皆様の優しさに支えられ。
こんな強がりが言えるぐらいまで、復活を果たしました。

隠れ(てない)ファン

2012年10月17日 00時44分31秒 | 日常生活
お客様がいらっしゃったため、執行役をお呼びし、
一緒にエレベーターに乗りました。
普段、なかなかご一緒する機会がないため、
変な緊張感を覚えていると、執行役がぽつりと
「明日、雨なんだよね・・・」
とおっしゃいました。

・・・はあ。明日、雨なんですか。
え?明後日は晴れなんですか?

突然の話題についていけず、オウム返しに
話題を振り返すと

うん。明後日は晴れ。
明日だけが雨。

と執行役が悲しそうにおっしゃいました。

・・・?
明日、だけですか。
それは、それは。
でも、久しく雨見かけてないですよね?
降ってないですよね?久々ですよね?

会話の着地点が見えず、(←愚か者)
でも、沈黙に耐えきれず(←小心者)
中身のない会話を返していると、
執行役がものすごーーーーーーーーーーーーーーくさびしそうに

でもさ。
休むきっかけがなくてさ。
明日が最後の夏休みなんよ。
それなのに雨降らんでもよくない?
ピンポイントで雨・・・。

と嘆かれました。

かーーーわーーーいーーーいーーーっ!
なに?なに?
明日、お休みなのに、雨だから切なそうな声出してたの?
明日、お休みだから晴れてほしいと願ってなの?
なんなの?そのかわいらしさ!
執行役の隠れファンを公言している(←むしろ隠れてない。)私は、
ふいうちで訪れた胸キュンポイントに
思わず大声で叫び出しそうになりました。

ダンディでかっこいいくせに(←くせに?)
かわいさも持ち合わせてるなんてどゆこと?
ずるいわあ。

2012年7月の読書

2012年10月14日 00時37分01秒 | 読書歴
65.RPG/宮部みゆき
■ストーリ
住宅地で起きた殺人事件。殺された男性はインターネットの掲示板上で「疑似家族」を作っていた。その疑似家族が殺人に関わっているのか?虚実が交錯し、見えてきたものは・・・。
■感想 ☆☆☆
本棚を整理しなきゃ!と思い立ち、背表紙を眺め直して発見した本書。久々に読み返して、で、読み終えたら古本屋に売り飛ばすぞー!と心に決めてから読み返し。そっと本棚に戻しました。初めて読んだときよりも、今の方が胸に迫る内容でした。
なんで、今の社会はこうも「さびしさ」を抱えてる人が多いのかな。とやりきれない気持ちになりました。

66.さいごの冒険~ミス・ビアンカシリーズ7~/マージェリー・シャープ
■ストーリ
大使館での結婚式の前夜、花嫁の妹スーザンが姿を消してしまいました。捜索に加わったミス・ビアンカとバーナードは、大使館の地下室で意外な事件にまきこまれます。はたして彼らは式までにスーザンの行方をつきとめられるのでしょうか。
■感想 ☆☆☆
とうとうミス・ビアンカともお別れです。ビアンカは最後の最後まで優雅で雄々しく勇敢でした。そして、バーナードは愚直なまでにバーナードでした。ビアンカを思い続けるバーナードにわかりやすいハッピーエンドが訪れることを願ってやまないけれど、このふたり(二匹?)にとっては、こういう終わり方がベストなんだろうな、と納得しました。

67.からくりからくさ/梨木果歩
■ストーリ
祖母が遺した古い家に女が四人。私たちは共同生活を始めた。糸を染め、機を織り、庭に生い茂る草が食卓にのる。静かな、けれどもたしかな実感に満ちて重ねられてゆく日々。やさしく硬質な結界。だれかが孕む葛藤も、どこかでつながっている四人の思いも、すべてはこの結界と共にある。心を持つ不思議な人形「りかさん」を真ん中にして。生命の連なりを支える絆を、深く心に伝える物語。
■感想 ☆☆☆
「お人形」をついつい擬人化してしまう私にとっては、実に衝撃的なクライマックスでした。切ないにも程があるし、まさかあの「りかさん」とこんなふうにお別れすることになろうとは。とショックが大きすぎて、思わず読み終えた後に呆然としてしまいました。
個性がありすぎるくらいある与希子、紀久、マーガレットの三人を見ていると、ヒロインであるはずの蓉子が一番淡泊だったなぁと思いました。彼女の穏やかさがこの作品を流れる張りつめた糸のような雰囲気をそっと優しく包み込んでくれていました。私のあこがれの女性像はまさに蓉子で、ずっとこんな女性になりたいと思ってたはずなんだけどな。なんでこんなに猛々しくなっちゃったかな。

68.原節子~あるがままに生きて~
■内容
経済的な事情から女学校を中退した原節子は、十四歳で女優の道を歩きはじめた。野心満々とは正反対だったが、やがて映画の魅力に憑かれ、『東京物語』など名匠の作品に出演する大女優になる。彼女が新聞・雑誌に残した言葉から、引退までの半生をたどる。デビューのいきさつ、黒澤明に怒鳴られ、大根女優と叩かれ落ち込む繊細さ、終戦直後にモンペ姿で一人で買出しに出かけるたくましさ、煙草やお酒、麻雀が好きという意外な一面など、「永遠の処女」の知られざる素顔に迫る。
■感想 ☆☆☆*
なんとなく「原節子」という女優に対して「奥ゆかしさ」とか「芯の強さ」とか古き良き時代の女性像の印象を抱いていましたが、実際には実に男らしいさばさばとした方だったのだな、と驚きました。そして、昭和の映画スターはスケールが違うな、と心の底から思いました。いろいろなエピソードが詰め込まれていたけれど、どれも「スター」のキラキラ感漂うエピソード。原節子の出演する映画を見たい、と思わせてくれる本でした。

69.きとこわ/朝吹真理子
■ストーリ
永遠子は夢をみる。貴子は夢をみない。葉山の高台にある別荘で、幼い日をともに過ごした貴子と永遠子。ある夏、突然断ち切られたふたりの親密な時間が、25年後、別荘の解体を前にして、ふたたび流れはじめる。第144回芥川賞受賞。
■感想 ☆☆
・・・ごめんなさい。と思いました。
しょせん、私ごとき脳みそでは理解できないのですよ。純文学なんて。と思いました。強く。
文章がさらさらと流れていってしまい、私はその醍醐味をつかみ取ることができませんでした。残念です。とても残念。
なんとなくフレンチ女子を思い出させる空気感でした。おしゃれなカフェで臆することなくひとりの時間を楽しめちゃうようなこじゃれたジョシ。そんな空気感漂う小説でした。

70.わたしの出会った子供たち/灰谷健次郎
■内容
17年間の教師生活を通じて知った子供たちの優しさ、個性の豊かさ。どんな時も自分を支え、育んでくれた子供たちの持つ可能性の大きさと、人間への熱い思い。そして限りない感動に満ちた灰谷文学の原点。
■感想 ☆☆☆
「先生」をしている友人が多いので、実に興味深い内容の本となりました。時代は学校生活に、そして教育に、大きな影響を与えるんだな、と思いました。

71.あやし/宮部みゆき
■ストーリ
14歳の銀次は木綿問屋の「大黒屋」に奉公にあがる。やがて店の跡取り藤一郎に縁談が起こるが、なんと女中のおはるのお腹に藤一郎との子供がいることが判明する。おはるは、二度と藤一郎に近づかないようにと店を出される。しばらくして、銀次は藤一郎からおはるのところへ遣いを頼まれるのだが、おはるがいるはずの家で銀次が見たものは・・・。(「居眠り心中」)
どうしたんだよ。震えてるじゃねえか。悪い夢でも見たのかい・・・。月夜の晩の本当に恐い恐い江戸ふしぎ噺。
■感想 ☆☆☆☆
久々に読み返した作品。面白かったー!宮部さんはどのジャンルの小説も見事なまでに面白いけれど、やはり私は時代小説が一番好きだな、と再確認。

72.こいしり/畠中恵
■ストーリ
「あのね、この子猫達、化けるんですって」お気楽跡取り息子・麻之助に託された三匹の子猫。巷に流れる化け猫の噂は、じつは怪しい江戸の錬金術へとつながっていた!?町名主名代ぶりも板につき、絶妙の玄関捌きがいっそう冴えながらも、淡い想いの行方は皆目見当つきかねる麻之助。悪友3人組が魅力満点の神田町名主・裁定帖第2弾。
■感想 ☆☆☆
「まんまこと」の続編。第一弾の「まんまこと」だって、十分に切ない恋の行方だったのに、第二弾では、ますます切なさ増量。「どうにもならないこと」だってあるんだな、と思いました。

73.魔女と暮らせば/ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
■ストーリ
両親をなくしたグウェンドリンとキャットの姉弟は、近所の魔術師たちの世話になって暮らしていた。グウェンドリンは将来有望な魔女で、自分でもそのことに自信を持っていたし、キャットはそんな姉に頼りきっていた。しかし、大魔法使いクレストマンシーの城にひきとられたふたりは、「魔法を使ってはいけない」と言われ、そんな暮らしにがまんできなくなったグウェンドリンは、魔法でさまざまないやがらせをしたあげく、ある日姿を消してしまう。やがて、グウェンドリンの野望の大きさと、キャットにしてきたひどい仕打ちが明らかになる事件が発生する。

74.キャットと魔法の卵/ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
■ストーリ
次代のクレストマンシーとして城で教育を受けているキャット少年は、ある日、近くの村に住むマリアンという少女と知りあった。マリアンの一族は代々続く魔女の家系で、一族の長であるマリアンの祖母は最近、近隣の別の一族と対立しているらしい。キャットは、マリアンの祖母の屋根裏に長年置かれていた卵を譲ってもらうが、その卵から現れたのは思いがけない生き物だった。

75.魔法使いは誰だ?/ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
■ストーリ
このクラスには魔女がいる。謎のメモに寄宿学校は大騒ぎ。魔法は厳しく禁じられ、見つかれば火あぶりなのに!続いて、様々な魔法が学校を襲い、魔法使いだと疑われた少女ナンたちは、古くから伝わる、助けを呼ぶ呪文を唱えた。「クレストマンシー!」すると現れたのは、とてもおしゃれな大魔法使いだった。

76.トニーノと魔法の歌/ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
■ストーリ
魔法の呪文作りで名高い二つの家が反目しあうイタリアの小国カプローナ。両家の魔法の力がなぜか弱まり、カプローナは他国に侵略されそうな危機に瀕す。大魔法使いクレストマンシーは両家の大人たちに「危機は邪悪な大魔法使いのせいだ。」と忠告するが、彼らは聞く耳を持たない。そんなとき、両家の子どもたちトニーノとアンジェリカが、「呼び出しの魔法」に惑わされて行方不明になる。

77.魔法の館にやとわれて/ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
■ストーリ
山麓の町に暮らす十二歳の少年コンラッドは、魔術師である叔父から「高地の貴族の館にいる人物を倒さないかぎり、おまえの命は長くない」と言われ、魔法の渦巻く館に従僕として奉公に行く。同じ日に従僕としてやとわれた、少し年上の少年クリストファーも、やはり別の目的を持って館に来ていた。きらびやかな館の中でともに苦労しながら働くうちに、実はクリストファーは、別世界からやってきた強大な魔法使いだということがわかるが・・・。

78.魔法がいっぱい/ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
■ストーリ
クレストマンシー城に、変わった魔法の力を持つイタリア人の男の子、トニーノがやってきた。今まで城じゅうでいちばん年下で、みんなに面倒をみてもらっていたキャットは、自分より年下のトニーノが気に食わない。でも、元・クレストマンシーのゲイブリエル老人を訪ねた帰り、悪の大魔法使いにさらわれて、記憶を奪われてしまった二人は・・・?「魔女と暮らせば」の主人公キャットと、「トニーノの歌う魔法」の主人公トニーノが、力を合わせてがんばる「キャットとトニーノと魂泥棒」ほか、大魔法使いクレストマンシーをめぐる四つの短い短編。

■感想 ☆☆☆☆*
面白かったー!!どれも大魔法使い「クレストマンシー」シリーズの作品。単独でも十分に楽しめる作品でした。

79.ツナグ/辻村深月
■感想 ☆☆☆☆
直木賞作家、辻村さんの作品を読み返しました。実に久々。この秋、映画化される作品です。主人公の祖母を樹希キリンさんが演じられるそうです。ぜひ見たい。
人生に一度だけ、死者と連絡を取り合える「ツナグ」という制度。その制度を利用する人たちと、その制度の管理人のような役回りを担当している高校生をめぐるお話。死者との最後の「ほんのひととき」はどれもこれもすごく切ないものでした。

狭し。ふくおか。

2012年10月13日 23時45分55秒 | 日常生活
友人とごはんの約束をしていた金曜日。
なんとか合流して、ぐわーーーーーっといろんなことを吐き出して
いっぱい文句言って、いっぱい笑って、
一息ついたところでドリンクバーに向かいました。
しゃべることいっぱいあって、
ドリンクバーの存在をすっかり忘れてたよ!

ドリンク注ぎながら、何の気なしに店内を見渡したところ
窓際の席に後輩を発見。

うっそー。まぢで?!
さっきまでいなかったよね?
え?いつからいました?
私が会社のあれやこれやを話してた時は?
いた?いたの?いなかったの?どっち?!

と、おおいに動揺しながら今までの会話を振り返り。

うん。だいじょうぶ。
聞かれてまずいことはしゃべってない!・・・はず。
せいぜいが愚痴だよね?悪口じゃなかったよね?

動揺した胸のうちはおさまらず。

そもそも?
店内で結構なボリュームでしゃべってた?
私の配慮が足りないんだろうけど?

と、後ろめたさのあまり、OLちっくに
文節区切りで語尾上げちゃいました。動揺の極み。
でもって開き直る。

だって、しょうがないじゃん!
トモダチと話してると、ついつい興奮しちゃうんだもの!
色々と話したいこと(愚痴りたいこと)たまってたんだもの!
ノンストップボリューミーでしゃべっちゃうよね!




・・・とりあえず、地理状況的にテリトリー範囲内だと思われる
西の地区では、周囲をうかがう努力をすべし。
そもそも、どんなときであれ、(せめて愚痴を吐き出す時だけでも!)
声のボリュームに気をつけるべし。
今後に向けての大きな課題です。

でもって、本日。
高校時代の友人とお茶をしていたところ、執行役から
「見かけたよー!久し振りだねぇ。」
というメールをいただきました。

おー!本当にお久しぶりです!
って、同じ会社なのに「久し振り」ってのも変ですけど。
と、返信したところで、はたと思考が止まりました。


・・・今日も。
今日もあれやこれや愚痴ってた。気がしないでもない。ような。
そうでもないような。
昨日に比べれば屁でもない(失礼!)けど
でも、本当に聞かれても大丈夫な話だった?

と大急ぎのコマ送りでその日の会話を振り返り。
うん!セーフ!とりあえずセーフ!
と、ほっと胸をなでおろしました。


昨日の反省がまったくもって活かされてない。
「反省だけなら猿でもできる。」
至極名言です。

素直に奢られてみる。

2012年10月11日 07時54分56秒 | 日常生活
到底、締め切りに間に合いそうにありませんよ!
と、事情を知る者誰もが思っていた論文研修が無事に終わり、
なんとかかんとか合格できたので、部長がお祝いに奢ってくださいました。
なんで合格できちゃったのかは、未だに不思議ですけどね。

論文発表後の面談では、怒涛の勢いでけちょんけちょんに呆れられました。
けちょんけちょんで、なおかつ呆れるってことが成り立っちゃうんだ・・・ということを初めて知った夏。
どれくらいけちょんけちょんだったかっていうと、
30分で終わるはずの面談が終わったのが20分超過したぐらいのけちょんけちょんぶりでした。
怒涛の勢いってこれだよねー。とサンプル出せるぐらい。

でも、指摘事項はすべてごもっともでした。
正し過ぎてぐうの音も出ませんよ!
というわけで、尚更なんで合格できちゃったのか不思議ではありますが、
ま、なんにせよ、おごってもらえるって言うなら、喜んで呑みますとも。

と出掛けて行き、たらふく呑みました。


・・・締め切り直前にさっくり諦める気満々だった部下(私)のために
八面六臂の大活躍だった部長を思うと(思い出すと)
いやいや!むしろ奢るべきは部長ではなく、私では?
という気がしないでもないですが。

部長ってホントにたいへん。

その気遣い、プライスレス

2012年10月08日 23時50分19秒 | 日常生活
なぜかお財布の中に58円しかない状態で幼馴染とお買い物へ。
だって、バスカードあるもーん。
小倉に着いてからお金おろすもーん。
と、余裕しゃくしゃくでバスに乗って小倉へ移動し、
「そういえば、メイク落としと洗顔料を買っておかなきゃ!」
と降りたバス停の目と鼻の先にある大好きな百貨店に入りました。

ここもね。
クレジット機能がついたポイントカードがあるもんねー。
この魔法のカードでなんとかなっちゃうもんねー。

とふふふーんと大人の余裕をかましながらお店に入り
お目当てのお店でメイク落としと洗顔料を購入。

そういえば、荒木幸史さんの秋桜展が本日までだった!
母上に招待券もらってた!
来年のカレンダーももらえるんだった!
と思い出し、大急ぎで会場に向かいました。
幼馴染にも招待券をお譲りし、いざ入場!というところで
「400円です。」
という係りの方の無情な声を浴びました。

・・・400円?
あれえ?確か、わたくし、無料招待券をいただいたはずんだけど?
といただきものの券を確認したところ、2枚のチケットのうち
1枚は無料招待券だったものの、もう1枚は割引き券で
そこには確かに「400円」の文字が。

・・・400円。
のために。
魔法のカード使うのは、なんとなく情けなさ過ぎる。
し、そもそも、ここって魔法のカード使えますかー?
使えませんかー。
そうですかー。

と、魔法のアイテムを取り上げられた大人はしゅんとしながら
幼馴染に400円をお借りしました。
400円なんか借りちまって申し訳ない。
ごめんね。ごめんね。すぐに返すからね。
と、謝りながら会場へ入りましたが、
一面に広がる秋桜の風景にしょんぼりへこんんだ気持は
一気に盛り返しました。

きーーーーれーーーーーいーーーーー!
かわいらしいっ!
大好きな大好きな荒木さんの慣れ親しんだ秋桜と
今まで慣れ親しんできた荒木さんの秋桜とは異なり、
初めて見る色合いのモノトーンの中にひっそりと一輪色づく秋桜や
真っ赤にに色づく秋桜の姿や
秋色に色づく風景の中に咲き誇る秋桜の姿が。
慣れ親しんだものと、新鮮なものが混在する素敵な空間でした。

うっとりとしながら会場を出ると、
そこではポストカードが売られており、
「そうだ!見られなかった母上のために、
 せめてポストカードぐらいは持ち帰ろう!」
と、幼馴染とあれが好きー。これのほうが好きー。とか
でも、こっちのほうが母上のイメージ!とか
いやいや、こっちのほうがのんちゃんのお母さんっぽいよー。とか
賑やかに言いあいながら4枚のポストカードを選び出し、レジへ向かうところで、
そういえば、私の財布の中には58円しかないんだった!
ということを思い出しました。

おそるおそる、振り返ると頼もしくもにっこり笑いながら
「400円貸すから。さっきから、私は気付いてたから。」
と頷いてくれる幼馴染。さすが幼馴染。
わかってらっしゃる。分かりすぎていらっしゃる。

そんなこんなで400円借りました。
400円+400円で800円借りました。
切りが悪いよねー、と思っていると、幼馴染が
すぐ傍で行われていた北九州うまいもの展を指さしながら
「アイス半分ずつ食べない?」と提案してくれました。
400円のアイスを半分こ。
しめて本日の借金1000円なり。
優しい心づかいをしてくれる幼馴染です。

その心遣いに感謝しながら
大好きな百貨店を出てすぐにATMへ向かい、
大急ぎでお借りしたものすべてお返ししました。
すっきり!

教訓。
大人といえども、魔法のカードに頼り過ぎてはいけません。
むしろ。
大人なんだから、魔法のカードに頼り過ぎてはいけません。
ご利用は計画的に。