のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

結婚しちゃったんですよ その9 食事会6

2015年09月29日 09時53分24秒 | 日常生活
2015年9月12日、南小倉バプテスト教会にて、結婚式を挙げました。
今までで一番幸せな一日でした。

気が付けばすっかり大長編になってしまいましたが(私は「文章を短くまとめる」というアイテムをなんとしてでも手に入れた方がいい。切実にそう思います。)それでも当日を振り返り続けます。さすがにそろそろ終わるはず。お食事会ももう終盤です。
完全に自分用のメモです。

花嫁からのご挨拶。
これ、しようかどうしようか、するんだったら、誰に向けてするのか、家族なのか、来てくれた方々へ、なのか、随分と迷いました。
既に結婚式を終えた友人たちからは「絶対にするべき!あれは最後の親孝行なんだから。」と力説され、自称「オーソドックスを愛する人」である妹さんからは「まさか、花嫁からの手紙がないなんてこと、ないよね!?」と、牽制メールをいただき、流れとしてはする方向。
でも、みんなの前で家族への手紙を読むという行為は、私にとってものすごくむずがゆい行為で、できる自信もなく。そもそも「みんなの前で読む家族への手紙」とは、なんぞや・・・などと変に考えすぎて、文章を書くことにあまり抵抗のないはずの私が頭を抱えっぱなしでペンが進まない、という経験を味わう羽目に。
と、いうわけで軌道修正して、「みんなの前で読むみんなへの手紙(そこにたまたま家族もいました)」版として、手紙を考え直すことに。・・・めんどくさい人間だなー、とつくづく自分でも思いました。
多分、変に考えるのをやめれば、求められている方向性の手紙を書ける気もするのです。創作得意だし。でも、結婚式という(多分)一生に一度のイベントなので、最後まで私らしくこだわらせてもらいました。
・・・結果、花嫁からの手紙がとてつもない長文になる、という緊急事態が発生しました。いや、これこそ軌道修正する必要あるでしょ!と慌てて削りに削りましたが、削った文章ですら、新郎がちらっと見て「長くない!?」とドン引きする長さで、ホントに私は文章を短くまとめるという技術をお金払ってでも習得するべきだ、と、つくづく思いました。もう遅いけどさ。

と、いうわけで。
えーっと。あのとき、あの長大な手紙にお付き合いいただいた皆様、本当にありがとうございました。
隣で暇をもて余していた夫さん、付き合わせました。ごめんなさい。ありがとう。

でも、妹さんは泣いてくれたし、母上も少し涙ぐんでくれていたし、大満足です。義弟くんからは「長い上に花嫁は泣かないし・・・」とぶつぶつ言われたし、夫さんからも「覚悟していた3倍長かった!」と驚かれましたが、大々満足なのです。

最後の最後は夫さんからのご挨拶。皆さんへのお礼と夫婦ふたりで赦し合って支え合って生きていきたい、という決意を(花嫁と違って)簡潔にかっこよく纏めて締めてくれました。
結婚を教会でするとなると、事前カウンセリングなるものを受けなければいけないのですが、その事前カウンセリング初回で言われたのが
「聖書で言われている『愛』は、神様が私たちに与えてくださっているもので、私たち不完全な人間には与えることができないもの。だから、私たちはお互いに不完全であることを赦し合いながら愛そうと努めていく。それが結婚なんだ。」
というようなことでした。
カウンセリングの帰り道、
「赦し合いながら生きていくって、いいね。ふたりで言っていたこととも合うね。」
と、言い合ったこと、お互いの結婚に対するイメージに大きな違いがなくてすごくすごく嬉しかったことを鮮明に思い返しながら、夫さんのご挨拶を聞きました。

これにてお食事会も終わり。
最後のお見送りの際に、今日、昨日が誕生日だったおば2名、そして明後日が誕生日でこの結婚式のために並々ならぬ尽力を傾けてくれた妹さんに誕生日プチプレゼントとして、プリザードフラワーをあしらった写真たてを贈りました。今日のブーケをお願いした方にこれもお揃いでお願いしていたのです。
そして、生花のブーケは婚約者さんがいる友人へ願いを込めてプレゼントしました。後日、私の願いが叶いそうな嬉しい話が友人から届きました。どうなるのかなあ、とわくわくしながら動向を見守っています。

そして、両親へ用意していたアレンジメントをひとつは私の両親へ、ひとつはお花が大好きだという夫さんのおば様へ贈りました。でも、ホントのところ、夫さんのお母様もお花が大好きなんだということがその翌日に判明し、夫さんは少々、罰が悪そうでした。ブートニアをふたつともにお母様へプレゼントしたけれど、またいつか別の機会にお花をプレゼントできたらなー、と思っています。

最後の最後までウォーキングチームのメンバーは賑やかに私たちを囲んでくれて口々に「いい一日だった。」「楽しい時間だった。」と盛大に誉めてくれました。嬉しかったなー。乾杯をしてくれたウォーキング大先輩は、私のスピーチで号泣してくれたんだとか。おそらくお年頃の娘さんがいるので、色々重なったんだとは思うんですが、それでも素直に嬉しかったです。

これにて、楽しかった一日も終わり!
すっごくすっごく楽しかったし、今も飽きることなくあの一日を思い返しては幸せな気持ちを反芻してますが、それでももう一回したいか?と問われたら迷うことなくノオ!とお答えします。
結婚式は一生に一度で充分。あの一日を大切に大切に握りしめて、時折そっと握りしめた手を開いて二人で覗き込んで、にこにこをまた味わって、また大切に大切に握りしめる。そんなふうにふたりで生きていきたいな、と思います。

結婚しちゃったんですよ その8 食事会5

2015年09月28日 14時06分14秒 | 日常生活
2015年9月12日、南小倉バプテスト教会にて、結婚式を挙げました。
今までで一番幸せな一日でした。

気が付けばすっかり大長編になっていますが(そろそろ私は「文章を短くまとめる」というアイテムを手に入れた方がいい。そう思います。)それでも当日を振り返り続けます。お食事会も中盤です。
完全に自分用のメモです。

妹さんお手製のくるみ饅頭を(夫さんが一生懸命)配りながらのテーブル巡り。次は私の家族席です。両親、妹さん一家、義弟くんのご両親、とこちらのテーブルも大にぎわい。
いつだって熱烈に情熱的に感情を伝えてくれる義弟くんのお母さんがハグで私を迎えてくれました。
「ホントに綺麗!ホントにお似合い!良かったねぇ。素敵な人に巡り会えたねぇ。」
と、心を込めて言葉を尽くしてくれました。お母さんに会うたびに素直な感情表現て大事だなあ、と思います。・・・思ってるのに、活かせてませんが。
隣では夫さんが義弟くんのお父さんに
「男はね、我慢だよ。辛いときは風呂場で泣くんだ。」
と、力強くアドバイスされてました。結婚生活で何があったんだろう・・・。

次は夫さんのご家族のテーブル。ご両親とおば様3人しかいないため、ゆっくり喋れそうです。
「いいよ、いいよ。私たちはいつでも喋れるから。どっか他のテーブルに行きなさいよ。」
と、危うく着席を拒否されそうになりましたが、なんとか無事に座れました。おば様とは初めて会うので「初めまして」のご挨拶を交わし合います。
今日の日のことも、食事会の雰囲気も、くるみ饅頭もテーブルのお花の可愛らしさも全部全部喜んでくれていました。(でも、くるみ饅頭は特に喜んでくれていた気がする・・・のは、姉の欲目なのかしら。)
おば様がお花好きだと聞いて、夫さんは両親へ用意したアレンジメントをおば様にあげることにしようと方針変更してました。まあ、確かに一番喜んでくれる人にあげた方がいいのかな?

次は夫さんの大学時代の友人席へ。
二組の穏やかなご夫婦が穏やかに暖かく迎えてくれました。一組は何度かお会いしていて、その度にしみじみといい人たちだなー、と思う和やかご夫婦です。
もう一組は初めてお会いする御二人。夫さんが久し振りに電話して「実は9月に結婚するんだ。」と伝えたところ、お友だちからも「実は3月に結婚したんだ。」と報告されて、よかったねぇ、と言い合ったんだとか。めでたい。夫さんも初めて会うという奥様はスタイリッシュに美しくたおやかな方でした。

続いて夫さんの高校時代の友人テーブル。夫さんを含めた3人組で家族ぐるみの仲良しさんです。
賑やかなお友達が賑々しく迎えてくれました。ここでもやっぱり司会っぷりをいじられる夫さん。でも、なんだかほっと一息ついてリラックスモードの夫さん。くるみ饅頭を渡すだけ渡して、水をごくごく飲み干していました。うんうん。確かに喉も渇くよね。
賑やかなお友だちはすぐさまくるみ饅頭を口にして、部屋の対角線上にいる妹さんに大きな声で「おいしいよー!」とお礼を伝えてくれていました。律儀・・・。
そのまま新婚旅行の話になり、奈良に行くことをお伝えしたところ、賑やかなお友達が絵に描いたように言葉に詰まり、一瞬の空白の後、「ふたりらしいよね!」と太鼓判を押されたのでした。まあ、みんなそんな反応です。その反応に見覚えありです。
じゃあ、そろそろ次のテーブルへ・・・と、言われて立ち上がったら、もうひとりのお友達が「俺、なんも喋れてない。」とぽつり呟いて、その様がなんともキュートでした。

で、ラストテーブル。
一番最初に座った夫さんの中学時代の恩師とお友達が座るテーブルです。
戻ったところ、さばさばしたかっこいい恩師が
「あ、ごめん。お前たちのこと忘れて、完全に同窓会みたいになっとったわ。」
とあっけらかんと伝えてくれました。でも、その「同窓会みたいな飲み会」が今日、目指していた会場の雰囲気なんですよー。そう言ってもらえると、私たちも本望です。
と、私が言ってる傍では夫さんが超高速でメインディッシュ関係を貪ってたんだそうです。確かにあのときが最後のチャンスでした。でも、まさかあの僅かの間にほぼ全て食べ終えてたとは。
私は食べ終えることなく(でも、シャンパンはくぴくぴ飲みました。)花嫁からの挨拶へ。

いよいよ食事会も終盤です。

結婚しちゃったんですよ その7 食事会4

2015年09月28日 05時47分23秒 | 日常生活
2015年9月12日、南小倉バプテスト教会にて、結婚式を挙げました。
今までで一番幸せな一日でした。

色々あって、すっかり間が空いてしまいましたが、それでも当日を振り返り続けます。式の後はお食事会です。
完全に自分用のメモです。

再入場し、自席にたどり着いたら一礼。
今回はそのまま座ることなく、再度フォトラウンドの時間に突入します。ついでにこのときのために妹さんが作ってくれたくるみ饅頭をおひとりおひとりに配ります。(←新郎が。新婦はかなり楽チンに各テーブルに行ってはゆっくり座り込んでました。)

最初は私の高校時代の友人たちのテーブルへ。恩師が
「贈り物を用意してきたんだ。」
と、にこやかに微笑みながら箱を手渡してくれました。早速、がさごそと開けると私の干支の置物とお手紙が!なんと恩師のお姉さまの手作りだそうです。美しい午の置物に感激しつつ、手紙を取り出し、みんなの前で音読していいか、恩師に確認して読み始めたら、書かれていた文章がすごくすごくすごくあたたかいもので、気が付いたら私の隣の友人も号泣していました。元来、美人さんなので泣き顔も大粒の涙もとにかく美しかったな。冷静な友人が
「先生・・・。ここひとつめのテーブルなのにー。既にクライマックスみたいな雰囲気にしてどうするんですかー。」
と食事会の全体構成を考えた上での意見をしてくれて、なんとかぷぷっと笑うことに成功。次のテーブルに移動しました。

次はウォーキング仲間のテーブルにやんややんやと招かれて、わいわい賑やかに囲んでもらいました。みんなが盛大にちやほやしてくれる中、頑なに「まあ、一番かわいいのは俺なんやけど。」と言い張るムードメーカーさん。でも「今日は俺の次にかわいい。」そうです。光栄です。もうひとりの幼馴染みは、一緒にウォーキングチームに参加していることもあってこちらのテーブルに着席していて、無事に彼女ともツーショット写真を撮ることができました。ブーケ製作者さん(ウォーキングの大先輩)にはブーケのお礼も伝えられました。いろんな方々からドレスとブーケの色合いが見事に合致してるよね、とか、さっきの白いブーケもかわいかったけど、このピンクもホントにかわいい!とか、とにかく絶賛されまくったブーケでした。うん。私もどちらが好きかって問われたら、無言を貫くしかないぐらい、どちらも大好きです。さっきの清楚なたたずまいのブーケも素敵だったけど、この落ち着いた佇まいの、でも様々な色合いのアンティークピンクが集まって華やかなブーケもすごくキュート。そんなこんなでわいわい賑やかに騒いでいるとあっという間に時間です。

次は私の友人席。二人が涙目で迎えてくれました。もー!私までつられちゃうからやめてー。朝、「今日は一日、思う存分、楽しんで。」ってメールをくれた当の本人のくせにー。涙を拭いながら、友人が
「私、この子とは結構な長さの友人ですけど、この子がこんなふうに人間的な感情を表面に出してるところ、初めて見ました。すごく幸せそう!」
と、夫さんに熱弁を振るってくれていましたが・・・私に一体、どんなイメージを?
もうひとりの友人も一言ぽつり「泣いちゃうよ。」と言うので思わずぎゅっと抱き締めてしまいました。

次は私の親族席。これまた賑やかです。
「あんた、ホントに今日は幸せそうやね。」
と、またも言われましたが・・・私ってば、いつもどれだけ不幸そうなんだろう。(しかも、人間的な感情があまり表面化されていない・・・。)
甥っ子君はこのテーブルと自分のテーブルを自由に行き来していて、わざわざ私に「ねえね、めいろをありがとう。すごくおもしろいよ。」と、言いに来てくれました。どうやらちびっこプレゼントの中でも特に迷路を気に入ってくれた模様。よかったー。
従姉妹が
「これも手作りなんやろー?かわいいけ、持って帰るね。幸せのお裾分け☆」
と、私が夜な夜な地味に内職していたペーパーフラワーを手に取って笑顔で言ってくれるので、一気に苦労が報われました。えへへ。ありがとう。
(後日、ウォーキングチームのメンバーのひとりは、食事会が終わる間際まで、このペーパーフラワーを生花だと信じていたことを知りました。それはそれで生花並みにテーブルを彩れてたということに違いないので(そうに違いないのです。決定です。)嬉しいです。)

次は私の家族のテーブルです。

結婚しちゃったんですよ その6 食事会3

2015年09月27日 09時22分35秒 | 日常生活
2015年9月12日、南小倉バプテスト教会にて、結婚式を挙げました。
今までで一番幸せな一日でした。

色々あって、すっかり間が空いてしまいましたが、それでも当日を振り返り続けます。式の後はお食事会です。
完全に自分用のメモです。

お色直しのカラードレスは薄めのアンティークピンクのドレスです。
まさかのピンク。たぶん、ひとりでドレスの試着に行っていたら、色々考えすぎて、勝手に恥ずかしがってまず選ばなかったであろうかわいらしいピンクです。カラードレスは両親、夫さんと一緒に試着したのですが、案の定、誰も決定できず、父上が投げやりに「それでいい」と選んだものです。一切、誉め言葉もなし。似合ってるのかどうかすら分からないけれど、試着したドレスはどれも素敵なものばかりで、私自身「どれも可愛くて決められないよー」という心持ちだったので、素直に「はい。これにします。」と従ったのでした。

かわいらしいけれど落ち着いた色合いでもあって、裾についているアンティークっぽいレースも上品。見れば見るほど大好きなドレスです。

髪型は夫さんが「試着の時にしてもらってた髪形かわいかったなあ。」と言ってくれたので、これまた素直に従いました。髪をカールさせてサイドにダウン。定番の花嫁スタイル。

ヘアメイクさんが魔法使いのようにお色直しを手早く完了してくれたので、当初の予定よりほんの少し早く会場に戻りました。

しかしながら。
新郎も眼鏡のお色直しをするつもりだったため、大急ぎで控え室に取りに戻り、まさかの新郎待ち。
でも、この新郎待ちのおかげで、体調を崩して別室にいた幼馴染みとも無事に写真を撮ることができました。ほんの少し復活した幼馴染みがふらふらと別室から出てきてくれたため、念願のツーショット写真をなんとか無事に撮影成功。
戻ってきた夫さんも含めて二組の夫婦で撮ることもできました。よかったー。

さあ、今度こそ!
お色直しの入場準備!
会場では再びウォーキング仲間さんが作ってくれた映像が流れています。映像内では某国の大統領が私たちの結婚を国をあげて祝福してくれていたり、ちょう有名なイケメンサッカー選手が「あんなにノリコとはうまくいっていたのに。でも、仕方がない。ヤツもいい男だから。」と未練ありそうな感じで(←これ大事!絶対大事!)潔く祝福してくれたり、かと思えば何の脈略もなく、すごーく熱いことで有名な我らの修ちゃんが「みんな!竹になろう。竹はね、どんなに重い雪も受け流しちゃうんだ。みんな!竹になろう。」と諭してくれたりします。ちょう豪華。ホントに作成してくれたウォーキング仲間さんには感謝の言葉をどれだけ伝えても言い足りないのです。
映像は「お色直しを終えた新郎新婦が再入場してきます。皆さん、暖かい拍手をお願いします!」という言葉で締め括られ、そして再入場の曲が始まります。

なーみをじゃぶじゃぶ じゃぶじゃぶかきわけて♪
くーもをすいすい すいすいおいぬいて♪

そう。これまたお馴染みの名曲「ひょっこりひょうたん島」のテーマソングです。この曲の
「苦しいときもあるだろさ
 悲しいときもあるだろさ
 だけど僕らはくじけない
 泣くのはいやだ 笑っちゃお
 進めー」
の部分が大好きで、「結婚生活を象徴してるみたいだよ!」と、これまた「え?ホントにこれ?」と、及び腰だった夫さんをどどーんと押しきったのでした。
・・・どれだけやりたい放題。

と、いうわけで笑顔で再入場です。

結婚しちゃったんですよ その5 食事会2

2015年09月26日 13時49分51秒 | 日常生活
2015年9月12日、南小倉バプテスト教会にて、結婚式を挙げました。
今までで一番幸せな一日でした。

色々あって、すっかり間が空いてしまいましたが、それでも当日を振り返り続けます。式の後はお食事会です。
完全に自分用のメモです。

トトロの名曲「さんぽ」のメロディに乗って軽快に一番前のテーブルに到着しました。一礼して着席。
一番前のテーブルは新郎の中学時代の友人と恩師がいらっしゃる席でしたが、私たちが座った途端に
「え?!ここ?!」
と、大いに驚かれました。
ええ、ここです。しばらくしたら旅立ちますが、 とりあえずはここです。

着席したものの、すぐに起立し、新郎が皆さんへのお礼と、食事会開始のご挨拶を行いました。で、そのままの流れで乾杯の音頭をウォーキングチームの大先輩にお願いします。
本日の司会は新郎なので、新郎大忙しなのです。夫さんのお友だちが
「お前が司会なんかい!」
と、小さな声で突っ込んでいて、おかしくてたまりませんでした。

乾杯の準備が進む中、会場では本職の司会者の方が美しい声で、夫さんの職場や二人の友人から届いた電報を読んでくれていました。私の方も遠方に住む幼馴染みや、急遽来れなくなった友人、会社の先輩や地元友達から来ていて、じーんとしました。電報でわざわざ言葉を届けてくれる、という行為には手間隙の分、私たちのために考えられた言葉の分、愛が感じられる気がしてありがたかったです。また贈られた言葉が嬉しい言葉ばかりだったし。

と、聞き耽っているうちに乾杯の準備が整いました。ウォーキングチームの大先輩が緊張しながらも、さすがの貫禄で
「乾杯!」

和やかに食事が始まりました。
座った途端に司会っぷりをいじられる夫さん。しばらくいじられた後は中学の同窓会のような雰囲気になりました。和やかに知り合いの近況を伝えあっていると、会場の係の方から合図が。
どうやら新郎自己紹介DVDの準備ができた模様。私たちも一緒に楽しみました。

要所要所で沸き上がるどよめきやクスクス笑いは、夫さんの意図したタイミング通りで、夫さんが精根詰めて、精力使い果たして作り込んだ甲斐あるものだった気がします。(褒めすぎ?自画自賛し過ぎ?)

DVDが終わると、各テーブルで写真撮影です。新婦の自己紹介DVDはお色直し中に流してもらうようにしているので後程。
・・・でも、夫さんバージョンを一緒に見て、皆の反応を直接確認できるのっていいなあ、と羨ましく思っちゃいました。業者さんに頼んだのではなく、自分で(私の場合は夫さんですが)作ったのであれば、尚更、会場で一緒に見て、反応をダイレクトに味わうことをお薦めします。

1回目のテーブルフォトは歓談少なめ、写真撮影を終えたら、どんどん次へ回ります。
・・・とはいえ、やはりみんなと一言二言は話すわけで。そして、みんなとても良い方ばかりなので、滅茶苦茶誉めてくれるわけで。
1周してすっかり良い気持ちになりました。
親戚からは
「あんた、すごく楽しそうやねぇ。」
と笑われましたが、こんなにちやほやしてもらえるんだもん。楽しくないわけがないのです。

自席に戻ったら、そろそろお色直しの時間です。ひとりで退場は寂しいので、殿方ばかり3名お名前をお呼びしました。
幼馴染みの旦那様にウォーキングチームの仲間2名。みんな喫煙者さんなのです。部屋の外に出たい頃じゃないかなー、と勝手に推測して前に引っ張り出してみました。
それに、私だって人生に一度ぐらい、殿方に囲まれてもみくちゃにされながら歩いてみたいし。その願望を主催者権限で実現させても許されるのが今日という日のはず。

と、いうわけで4人並んで手を繋ぎ、あっちへよろよろ、こっちへよろよろ、出口へ向かいます。もうねー、四人で並んで歩くのって難しいの!しかも、私のドレスの裾を踏まないように両隣はわたわた歩かなきゃいけないわけで。また、新婦が(つまり私が)気を使って、みんなの邪魔にならないように歩けばいいものを、何も考えずに我先に前へ飛び出すものだから、尚更両隣ふたりは恐る恐る歩く必要が生じてしまい、結果として願望通りのもみくちゃっぷりを味わうことができました。大満足。

退場後もみんなで記念撮影。
なんかみんなアドレナリンが出たらしく、変なテンションでした。
そのテンションの写真撮影に飛び込み参加する義弟君。飛び込み参加して一瞬で引き上げていく義弟君・・・・どんなときでも、自分を見失わないその姿勢はむしろ賞賛に価すると私は思ってます。絶対、素直には誉めたくないけど。

そんなこんなでお色直しです。

結婚しちゃったんですよ その4 食事会1

2015年09月26日 10時01分56秒 | 日常生活
2015年9月12日、南小倉バプテスト教会にて、結婚式を挙げました。
今までで一番幸せな一日でした。

色々あって、すっかり間が空いてしまいましたが、それでも当日を振り返り続けます!式の後はお食事会です。
需要がなくても、どん引かれようとも、満足するまで振り返ります。
完全に自分用のメモです。

式の後、親族や友人のみで会費制の食事会を開きました。
会費制にした経緯は色々あって、私の友人はほとんど福岡市在住だし、夫さんの仲の良い友達にも、割に遠方の人が多く、来るだけでも労力を使わせてしまうし、特に女性は服やヘアスタイルにも気を使わせてしまうし、呼んでもいいのか、どたらの友人もすごくすごくいい人達ばかりなので、迷惑に思う人はいないし、みんな喜んで来てくれるだろうけれど、私たちのために来てもらっているのに、お祝いまでいただくのは恐縮してしまうし、本当ならもう手ぶらで来て!って、お願いしたいところだけど、それはそれで来る人達に気を使わせてしまう気もするし、ということを夫さんと話し合い、選択した会費制のお食事会でした。

コンセプトは「賑やかに楽しいお食事会」。
披露宴ではなく、お食事会なので、ドレスは着るものの(私にも一応、ドレスへの憧れはあったのです。)ケーキカットとか、キャンドルサービスとかファーストバイトとかはなし。両親への花束贈呈は終了後に裏でこっそりと。
ゲストへの負担になるので友人代表スピーチもなし。
最後の一項目は夫さんの強いこだわりでした。私は多分、あまり人前でスピーチすることに抵抗がないので、幼馴染みの結婚式でスピーチを依頼されても負担どころか、むしろ嬉しかったぐらいなのですが(私以外の誰がやるのさ!とまで、勝手に思ってました。強気!)、夫さんはとにかく人前に出て話すのが嫌らしく、「そんなこと、友達には頼めん!」の一点張りでした。実際にスピーチを頼まれた友人がスピーチ終わるまで一口も食べ物が喉を通らなかったところも見たことがあったみたいです。この辺りはきっと人それぞれなんだろうな。私の神経が図太い、という可能性は否定できません。

とにかく「これ、しません。」「あれもしません。」「司会者も要りません。」と、やりたくないことの多い担当者泣かせの新郎新婦でした。
でも、望んだこともちゃんとあって。
「とにかく各テーブルの友人や親族たちとゆっくりお話したい。」「できれば、そこに席を作ってもらってゆっくり座ってお話したい。」ことを再三強く伝えました。

そんなこんなでお食事会の開始です。(今までのくだりはすべて前置きだったのです。長っ!)

まずは新郎ひとりで会場に入ってもらい、
・お食事会なので、余興の類いは一切ないこと
・今からオープニングムービーが流れること
・ムービーが終わったら新郎新婦が共に入場するので、できれば暖かく迎えてほしいこと
を説明してもらいました。

会場内で始まるムービーの音をじっとドアの側で聞きます。ムービーはウォーキングチームで私が天使だと信じてやまない先輩が「パイレーツ・オブ・カリビアン」の予告ムービーや素材を利用して作ってくださいました。ジョニー・デップ様が私たちの結婚式に参加しようと頑張るも紆余曲折を経て「やはり間に合いそうにはない。残念だが、今日は君たちだけで楽しんでくれ。」と会場にいるみんなにメッセージを投げ掛けるところで終わります。ものすごくかっこいいのに、コミカルで何度見ても飽きないお気に入りのムービーです。
ムービーが終了するとすぐに新郎新婦入場!のための曲が始まり、会場のドアが開かれる、という手順です。流れてくるのは

あーるこー♪あーるこー♪
わたーしはー♪げんきー♪
あっるくの♪だいっすきー♪

お馴染み「となりのトトロ」の名曲「さんぽ」。
この楽しそうな感じが食事会のコンセプトにもぴったり合っているし、なにせ私たちはふたりともウォーカーなのです。
「歩くの大好き」って、めちゃぴったり!と、私が恥ずかしがる夫さんを押しきりました。
最後の最後まで
「ホントにこの曲でおっさんが出て大丈夫?」
と、心配していました。
この曲でおっさんが出てくるからキュートなのに。

とにもかくにも笑顔で入場です。

お祝いいっぱい

2015年09月21日 07時15分46秒 | 日常生活
食事会後、幸せの余韻に浸っていた私たち夫婦に式場の方から
「持って帰っていただく荷物をご確認いただいてもいいですか?」
という依頼がありました。確認に訪れた私たちの目の前に現れるみなさんからのお祝いの数々に思わず嬉しい悲鳴をあげました。

自宅に帰りついてから、お祝いの品々を改めてゆっくりと確認し、我が家のいたるところに設置。殺風景だった我が家が一気に「新婚家庭☆」といった雰囲気になりました。

玄関入ると、幼馴染が作ってくれたウェルカムボード。


このボードにみんなからいただいたお祝いのメッセージカードを一部貼り付けました。


リビングにはソファ。こんな大きなものまでお祝いにいただきました。さすがにこれは結婚式とは異なる日に配達していただいていますが、クッションカバーは当日持ち帰ったもの。ソファカバーもお祝いにいたただいたものです。


テレビ右側の特等席には恩師からいただいた午の置物を。私の干支である午を恩師のお姉さまが作ってくださったそうです。すっごくすっごく感動的なお手紙と共にいただきました。一緒に飾っているのは当日カラードレスを来ているときに持っていたプリザーブドフラワーのブーケ。ウォーキング仲間の方に作っていただきました。色合いがものすごくものすごく大好きで見るたびに幸せになります。そしてその隣に飾られているのは、ウォーキングチームのの皆様にいただいたお祝いのワインに飾られていた造花。すごくすてきなので捨てるに忍びなく、特等席に飾り付けました。


そして、テレビ左側の特等席にもお祝いにいただいた品物を設置。
一番奥には妹さんからいただいたプリザーブドフラワーのブーケ。当日、ウェルカムスペースに飾られていたものです。真ん中には私たちが前撮りした和装写真が貼られています。
手前にはお祝いでいただいたプリザーブドフラワーの数々。電報についていたものが一番手前のドーム型のものと薔薇1輪のもの。どちらも電報にこんなおしゃれなものがつくんだ!と衝撃をうけました。ちなみに薔薇一輪のものは義弟くんのお母さんが行きつけの焼肉屋さんで「今度、うちの嫁のお姉さんが結婚するのよー。式にも参加するの!」と喜んで報告してくれたらしく、その焼肉屋さんの店主さんから「じゃあ、お祝いにおくるね」といただいたもの。そんなふうに「嬉しい」と報告してくれる義弟くんのお母さんの気持ちもありがたいし、そこで、見ず知らずの私たちのために「じゃあ、お祝いを送るね」と言ってくれる店主さんの気持ちもありがたいのです。今度、食べに行かなきゃ!ドーム型の方は当日体調不良で欠席となってしまった大好きな友人から。これまた宝物にしたくなるような素敵なメッセージと共に贈られてきました。青いプリザーブドフラワーは、会社の先輩と後輩から。一緒に100円ショップのアイテムを駆使して作成した芳名帳も飾りました。


でもってテレビ下部には幼馴染から贈られたぬいぐるみ電報を。
リサとガスパール!大好き!!リサとガスパールを知らない夫さんは胸についている「L」と「G」の頭文字を見て
「レディー アンド ジェントルマン ね!」
と納得していました。・・・違うと思います。


押し花コースター付の電報もいただきました。最近は本当にいろんなタイプの電報があるのね・・・とびっくりしました。
上に飾っているのは新郎の胸に付けたブートニア。今は夫さんのご実家にあります。白いほうは生花なのでもういなくなってしまっただろうけれど、ピンクの方はプリザーブドなので、これからもずっといてくれるはず。


そして、バルーン電報!かわいい!ガスも一緒に送られてきたため、しぼんでも1回補充できます☆


お祝いにたくさんいただいたメッセージカードのうち、ウェルカムボードに飾り付けられなかったものは天袋に飾りました。



そして、以前通っていた教会の方にリクエストしたティッシュケースは家のいたるところに設置。部屋の雰囲気が一気におしゃれになりました。
ベッドサイドに。

台所に。

化粧台スペースに。

リビングに。


同じく以前通っていた教会の方からいただいたサラダボウル。こちらは高校の恩師でもありました。ものすごーく偉そうに
「これ、俺がわざわざ選んでやったんやからな。すごくいいヤツやから。」
と渡されました。(その隣で、娘さん(私の教会友達でもあります。)が「なんで、あんたはいっつもそんなに偉そうと!」と怒っていました。おもしろすぎる・・・。)
これも色合いがとても好みなので、すぐ使えるように取り出しやすい場所に設置しました。


リビングのガラステーブルには、妹さんが用意してくれた美しい箱も設置。これもウェルカムスペースに飾られていたもの。当日、いろんな方に絶賛していただいた妹さん手作りのくるみ饅頭を入れていました。
今現在はからっぽのこの箱。何を入れようかなー。


そして、階段おりたところにはお花を。こんな大きなお花をいただいたのは人生で生まれて初めて。多分最初で最後です。
生花なのでさすがにもうすべては残っていませんが、いたんだお花を取り除きつつ、未だにがんばってくれています。やはり生花の花束は華やか。


空き家となっていた私の祖母の家を借りているため、本当に「田舎のおばあちゃんち」みたいな雰囲気だった我が家が一気に華やいだのは皆さんのおかげです。他にもすごくすごくおしゃれなエプロンとか、一軒家ではものすごーーーーーーーーく重宝するコードレスクリーナーとかずっと欲しかったまな板とかやかんとか、ふかふかのタオルとか、シックなカーテンとか、大好きなノリタケの食器とか、とにかくたくさんたくさんたっくさんいただきました。もはや我が家はお祝いの品物でできている、と言っても過言ではないぐらい。(いや、少し過言かな。でも、必要なものはほぼすべてお祝いで賄われています。びっくりするぐらいお祝いをいただきました。)
この「嬉しいよ!ありがとう!!」という気持ちをみんなにあますことなく伝えられる気はまったくしませんが、これからも折に触れ(「もういいよ!何度も聞いたよ!」と飽きられるぐらい)「ありがとうございました」のお礼の気持ちをいただいた皆には伝えて回ろうと思います。

結婚しちゃったんですよ その3 挙式

2015年09月21日 07時13分27秒 | 日常生活
2015年9月12日、南小倉バプテスト教会にて、結婚式を挙げました。
今までで一番幸せな一日でした。

と、いうわけで、当日を振り返ります!いよいよ式です。
需要がなくても、どん引かれようとも、満足するまで振り返ります。
完全に自分用のメモです。

チームIPPO-IPPOのメンバーに見送られながらバスに乗り込み、いざ南小倉へ。思いがけず、道が混んでいて少し時間がかかりましたが、無事に南小倉バプテスト教会へ到着しました。
到着した私を一番に出迎えてくれたのは、なんと幼馴染のお父さんでした。カメラを持って一番いいところで待ち構えてます。ありがたいことです。その隣では幼馴染が嬉しそうに楽しそうに笑って待っていてくれて、こちらも自然と笑顔になりました。幼馴染も3月に結婚したばかり。まさかね、二人そろって同じ年に結婚するなんて思いもよらなかったよね。

教会に入ると、小さな教会が人で溢れかえってました。教会員の人は勿論、教会員ではないけれど礼拝に参加している人や何かイベントがあるときにだけ教会に来てくれる人、それに遠いから食事会からでいいよ、とお伝えしていた福岡の友人たちまで、たっくさんたっくさん来てくれていて、小さな教会が本当に賑やかに。みんな笑顔で迎えてくれている中、早速感涙の顔を見せる教会仲間。うわーん。私も感動しちゃうからやめてー。

とりあえずこの日のために用意してくれていた小さな控室(いつもは教会の作業場だったりちびっこの遊び場だったりする部屋)に入りました。
ちびっこたちがドレス姿の私をもの珍しそうに眺めます。そこには甥っ子の姿も!ちらりちらりとカーテンをめくってはこちらをのぞき見る甥っ子君もにやにやにやにや嬉しそうで、私までにやにやにやにやしちゃいました。
ふふふ。
こんなふうにちらりちらりと横目で見ようとする人たちが私の周りにたくさんいるなんて状況、もう二度とないだろうなー。

控室にてほんの少しメークをなおしていると、牧師さんからの事前注意のアナウンスが始まりました。
・ここはキリスト教の教会だけど、教会員だけでなく、ここに並んでくれたみんながこの結婚の証人になること
・結婚式の中で、誓いの言葉を新郎新婦だけでなく、会場のみんなにも求めること
・会場のみんなはふたりの結婚をこれからも見守り続けます、という気持ちで「誓います」と言ってほしいこと
・お祈りの最後には「アーメン」と牧師が言うので、みんなも「アーメン」と続いてほしいこと
・「アーメン」という言葉には「そのようになりますように」という願いが込められていること

を分かりやすく伝えてくれていました。

そして、いよいよ結婚式が始まりました。厳かに結婚行進曲のメロディが流れ、私も控室から会堂に出ます。そこには父とかわいらしいフラワーガールの姿が。
・・・・おや?リングボーイさんは?
本日の結婚式では甥っ子君がリングボーイを務めてくれることになっていたんだけれど、なにせはずかしがりやさんで本番に弱い子なのです。結局のところ、リングボーイを無事に勤めあげられたのかとっても気になる・・・!(というよりも、むしろリングボーイの姿がどこにも見えなかったので、私は思わず「ダメだったのねー」と思ってしまってました。)思わず「たろくんは?できた?」と小さな声で確認。「できた」と短い父の回答に心からほっとしました。
できたんだー!
・・・見たかったー!!!
写真ができあがるのが今からとても楽しみです。

そうこうしているうちにフラワーガールさんがバージンロードに花をまいてくれていて、いざ父上と入場です。
一歩一歩ゆっくりとこれまでを噛みしめるように歩きました。
・・・とかっこよく書きたかったのですが、実際はドレスでバージンロードを歩くのが意外に大変で、前半は特にわたわたしていました。ドレスの裾を自分で踏んでしまうんじゃないかと気が気ではありませんでした。が、後半は少し持ち直して周囲を見渡す余裕が出てきました。
もっとも、わが教会のバージンロードは大股で歩いたら3歩か4歩でついてしまうのではないかというぐらい短いもので、慣れてきた!と思ったら到着なのです。夫さんと向き合い、一礼をしていよいよ牧師さんの前にて誓約の儀式です。

結婚式では必ずと言っていいほど読まれていて、聖書で最も有名なのではないかと思われる「コリント人への手紙第14章」の「愛は寛容にして驕らず・・・」という部分が読まれ、そして牧師の短いメッセージがありました。

愛し合うということはお互いに大切にし合うということであり、尊重し合うということであり、支え合うということ。「好き」という感情とは少し違う。だから好きじゃなくても愛し合うことはできる。それが聖書の示す「愛」なのです、という説明は、今、こんな時代だからこそ胸に迫るものがありました。特に「好きじゃなくても愛し合うことはできる」というメッセージには、大きな希望がある気がして、胸が熱くなりました。
いよいよ誓いの言葉です。
「お互いにどんなときも愛し合うことを約束しますか?」(かなり端折ってます・・・。)
という牧師の言葉に
「はい。約束します。」
と、大きな声ではっきりと約束してくれる夫さん。
その声に、そして牧師の暖かいまなざしに一気に色々とこみあげてきて、肝心の私のほうは
「はい。約束します。」
と囁くように答えるだけで精一杯でした。自分でも驚くぐらい小さな声での誓約でした。後日、いろんな人に
「のんちゃんの誓いの言葉は聞こえんかったんよねぇ。」
と言われてしまいましたが、そりゃそーだ。あの囁き声では聞こえるはずもないのです。なんせ2列目に座ってる幼馴染ですら「聞こえんかった!」のです。誰にも聞こえてないんじゃないかなー。でも、牧師と夫さんには聞こえたんだからよしとしよう!そうしよう!

続いては指輪の交換。
牧師の持つリングピローの上にささやかに輝く指輪を手に取り・・手に取ろうとし、牧師に制される新郎新婦。
「待ち。待ち。まずは新郎からやから。」
・・・すみません。我先に取ろうとしてました。
と、私たちがわたわた動いたせいか、リングピローから転がり落ちる神聖な誓いの指輪さん。不吉!足元に転がってきた指輪を拾っていいのか躊躇してながめる夫さんのお友だち。バタバタコメディのようなシチュエーションに笑いがとまらなくなり、高らかに笑い続ける新婦。だって面白いんだもの!こういうときにかっこよく決まらなくて、わたわたして、儀式が厳かな感じでは進まないのがうかにも私たちの結婚式だなあ、と嬉しくなりました。
気を取り直して指輪の交換。込み上げてくる笑いをおさえながら、指輪を交換し、そして誓いのキスをみんなの前で交わし、晴れて夫婦となりました。
牧師がみんなの前で夫婦となったことを宣言すると、立ち会ってくれたみんなが温かい拍手で包み込んでくれて、そこでようやくみんなの顔をゆっくりと見渡すことができました。(緊張していて、すぐ近くしか見れていなかったのです。)

嬉しそうな笑顔の数々。双方の両親はもとより、親族たち、教会のお友だちに私たちの友人、お食事会には呼べなかったけれど、式だけでも・・・と駆けつけてくれた友人や知り合いや以前の教会の方々、今までお世話になってきた人たちがたくさんたくさん祝福してくれて胸がいっぱいになりました。
ひねくれものの私の心の中がすごく素直にみんなへの感謝の気持ちいっぱいになりました。

続いて教会員で、私たちの前に南小倉教会にて結婚式を挙げられた先輩からの「励ましの言葉」。
「おめでとう」の気持ちがたくさんこもった素敵な言葉とアドバイスでした。

そして牧師の説教。
聖書の箇所はマタイの「新しいぶどう酒は新しい皮袋に入れなければならない。」の部分。

・葡萄酒は葡萄を革袋に入れ、発酵させて作られる。
・発酵とは「狭義には、酵母菌(イースト菌、乳酸菌)などの微生物が嫌気条件下でエネルギーを得るために有機化合物を酸化して、アルコール、有機酸、二酸化炭素などを生成する過程である。 広義には、微生物を利用して、食品を製造すること、有機化合物を工業的に製造すること」。
・発酵した葡萄酒は発酵ガスの力でどんどん膨らんでいく。新しい皮袋に入れておかないと、破裂してしまう。
・あたらしいぶどう酒、つまりこれからふたりで始める新しい生活は新しい皮袋に入れないといけない。新しい皮袋とは、つまり昨日までのあなたたちとは異なる「新しいあなたたち」。「ふたりで生きていくことを選択したあなたたち」。
・聖書ではしばし「増えるもの」「大きくなるもの」が例えに用いられる。からし種やパン種、そしてぶどう酒も。ふたりでの新しい生活は今日からふたりで生きていく、と決意した新しいふたりによって、どんどん希望に満ち、大きくなっていく。
・幸せなふたりの生活が周囲に希望を与える。そして、その希望はどんどん世界に満ちていく。ふたりでの生活が世界に希望を増やしていく。

私の心に残っている部分のみなので、そしてすでに日がだいぶ経っているために、色々と私フィルターがかかっていますが、とにかく希望に満ちた素敵な説教でした。

その後に私が唯一リクエストした新生讃美歌73番「善き力に我囲まれ」をみんなで歌いました。昨年亡くなった恩師が好きだった讃美歌。そして、私がすごくすごく尊敬している教会友達たちの母であり叔母である方も好きだった、という讃美歌です。
続いて子どもと青年による祝歌「君が好きだって」。

「きみがすきだ」って だれかぼくに いってくれたら ソラ 元気になる
「きみはだいじ」って だれかぼくに いってくれたら チョット 度胸がつく
「きみといくよ」って だれかぼくに いってくれたら ホラ その気になる
「君が好きだよ、ともだちだよ」 イエスさまのこえが きこえてくる

これまた結婚式にぴったりのあったかい歌詞で、そんな歌詞が子どもたちのかわいらしい声で歌われていて、歌う子どもたちの様子が恥ずかしそうな照れくさそうな不本意そうな様子で飾られていない素直な反応が愛しくて、「希望」に満ちた素敵なお祝いでした。念願だった「教会での式」、しかも私にとってとても親しみのある教会での挙式が今、まさに行われているなぁとしみじみ実感して、ますます胸がいっぱいになりました。

最後に讃美歌を再度歌い、お祈りがあり、式はおしまい!新郎新婦退場です。
今までお世話になった方々がたくさんたくさん集まってくれていて、その方々の笑顔や「おめでとう」の言葉で包まれての退場。「幸せに包まれる」ってこういう状態なんだな、としみじみと思いました。大好きな人たちに囲まれて、すごくすごく幸せでした。
式には私がバプテスマを受けた教会の方々も来てれくれていたのですが、そのうちのひとりが遠く離れた国にいて参加かなわなかった私の友人に「みんなが泣きながら笑っていて、全員が祝福するために集まっていた」と報告してくれたことを後日知りました。この言葉もすごくすごく嬉しい言葉で何度も何度も噛みしめるように味わいなおしています。

そして写真撮影。みんなで写真を撮っていると、カメラマンさんが近寄ってきて「おふたりに謝らないといけないことがあるんですよ・・・」と神妙な表情で言われるので「なにごと?!」と動揺しましたが、なんでも私たちの誓いのキスの時間が短すぎて写真に残せなかったんだとか。
そんなの全然問題ないですよ!いいです、いいです。
と笑顔で答えましたが、プロ意識の高いカメラマンさんからは「すみませんが、やりなおしで。今度こそ取り直しますんで!」と依頼されました。

え?!やりなおし?!
え?!みんなの前で?!また?!

というわけで。
「見てないよ!全然見てないからね!」などとひやかすちびっこたちの前で再度、誓いのキスのやりなおし。カメラマンさんからは
「すみませんが、キスの時間は3秒でお願いします。ゆっくり3つ数えてください」
と言われましたが、このさらし者のような状況でそんな余裕はありませんー!!とりあえず3つ数えましたが、そして写真は無事に撮っていただけたようですが、カメラマンさんからは「高速の3秒でしたね。」と苦笑いされたのでした。
そして、その場に居合わせた教会ともだちからは「指輪がころころ転がっていったり、キスやり直しされたり・・・最初っから最後までのりちゃんらしい式だったねぇ」と笑われたのでした。

うん。
すごくすごく私たちらしい式でした。
私がずっとずっと「こういう式にしたい」と願っていた(でも恥ずかしくて口に出せなかった)願いどおりの式でした。
飾りすぎていないあたたかい温もりあふれる時間でした。
こんなふうに幸せを感じられる日が、幸せで包み込まれるように感じられる日が私に与えられるなんて、思ってもいませんでした。

でも、まだまだ一日は終わっていないのです。この後はいよいよ食事会。
教会での式はすべて教会に、そして牧師にお任せし、お任せしたからこそ安心して臨めましたが、食事会はわたしたちふたりがプランナーさんを困らせながら作り上げたもの。むしろ不安いっぱいな代物なのです。幸せの余韻をかみしめながら、その一方でこれから始まる食事会への不安を募られつつ、食事会の会場に戻るバスに乗り込みました。

結婚しちゃったんですよ その2 当日朝

2015年09月16日 17時50分20秒 | 日常生活
2015年9月12日、南小倉バプテスト教会にて、結婚式を挙げました。
今までで一番幸せな一日でした。

と、いうわけで、今度こそ当日を振り返ります!詳細に!!
需要がなくても、どん引かれようとも、満足するまで振り返ります。
完全に自分用のメモです。

9月12日土曜日。5時半起床。
8時には区役所へ婚姻届を出しに行くので、少し早目に起きました。婚約者さんはまだ熟睡です。なんとなくですね。朝に少しゆっくりとしたひとときを持ちたいのです。起きてすぐにバタバタ動くのが苦手なのです。もっとも、のんびりしている間にまたもや眠たくなっちゃうという危険と背中合わせの性癖なんですけど。案の定、のんびりしすぎてふと気が付けば7時前になっていて、大急ぎで朝食の準備をしました。

朝食後、婚約者さんと一路、区役所へ!
いよいよ婚姻届の提出です。
・・・婚姻届の提出って、あっさりと終わっちゃうものなんですね。
「はい、どうぞー。はーい。」という感じでぬるっと受け取られてしまいましたが、でもでも、婚姻届提出したんだなぁとにこにこしながら帰宅しました。これで婚約者さんはこれから夫さんなのです!すごい!

帰宅後、ほっと一息つく間もなく式場へ。
母上も留袖を着ることになっていたので、同じ時間に出発です。私と母上は9時半から準備開始。父上と夫さんは10時半からの準備開始。そして、11時過ぎには準備完了予定です。教会での式は13時半開始なのに・・・。移動の車も12時20分出発で、余裕をもって動けるように逆算していくと、こんな時間になるらしいです。皆さん、付き合わせちゃってごめんなさい・・・。

式場に到着し、早速、ヘアメイク開始。男性陣は私たちに合わせて早く来ただけなのでしばらく暇をもてあまします。見る見るうちにできてくる顔のクオリティの高さには毎回のことながら驚きです。すごい!目の大きさが!!とか、肌のこの質感ときたら!!と感嘆しながら鏡の中を見つめました。このメイク技術を手に入れていたら、きっと毎日鏡を見るのが楽しくて仕方がないだろうなー。でも、顔を洗うたびにがっかりするのかしら。

詮無いことを考えながら(私がこのメイク技術を手にする日が来ることはまず間違いなくありませんっ)メークをしてもらっていると、ブーケが到着しました。教会のお花をお願いしたウォーキング仲間さんにブーケもお願いしていたのです。ウェディングドレス用の生花のブーケとカラードレス用のプリザードフラワーのブーケ、それに本日周辺が誕生日の方が3名いたので、その方々にお渡しするブーケとお揃いの色合いの写真立て。
どれもとてつもなくかわいらしく見るたびに嬉しくなります。ブーケはどちらもドレスと色合いを合わせ、生花の方は白いバラに白い芍薬でボリュームたっぷり、芍薬の花びらが柔らかいせいか、白が眩し過ぎず柔らかい色合いのかわいらしい清楚なブーケでした。プリザーブドのほうはアンティークピンク主体で少し色味が違うけれど、どれも少しくすんだような落ち着いた色合いでかわいらしいけれど、かわいらし過ぎない感じがどんぴしゃに好みでした。この色合い・・・・ホントに大好きだー!!と胸震えました。プレゼント用のプリザーブドフラワーをあしらった写真立てもどれもすんごくかわいくて、あげたくなくなっちゃうぐらい。(ひどすぎる感想なこと、この上なし・・・。)とりあえず、どれもとてもかわいいので式の間は会場内に飾り付けていただくようにお願いしました☆(なんせ、会場内の装花にお金をあまりかけなかったので不安で不安で、盛りつけられるものは全部盛り付けちゃってー!という心境だったのです。)

そうこうしているうちにメイクもヘアセットも完了し、マリアベールを装着。
式で装着するベールはあまり迷うことなくマリアベールに決定しました。ベールダウンとかベールアップはできないけれど、その時点では式の中で誓いのキスなんてないんじゃないかしら?と思っていたのです。がっつりありましたけどねー。でも、ベールダウンやベールアップに思い入れはなかったので「かわいい!」と心ときめいたマリアベールに。顔の周りが大好きなクラシカルレースで覆われるのです。そんな機会、もう二度とないはず!

準備もあと少しで完了!!というところでカメラマンさん到着です。前撮りでもお世話になったカメラマンさんはさばさばした愉快な方なので、緊張することなく、一日一緒に過ごしていただきました。
早々と準備を終えて暇していた新郎に
「じゃあ、早速、写真を撮っておきましょうか。
 鏡を見て、かっこつけてもらえますか?」
などとおっしゃるので、笑いをこらえるのが大変でした。・・・いや、こらえられていなかったな。鏡を見てかっこつけてる夫さんを想像するだけで面白くて面白くてゲラゲラ笑ってしまいました。

すべての準備が完了し、ふたりでも写真撮影。
いよいよ記念すべき一日が始まるのです。
いざ!教会行きのバスへ乗り込まん!

・・・と、いうところで、式場ではまったくもって違和感ありまくりの、でも私たちにとっては、ものすごーーーーーーーーーーーく見覚えのあるジャージ姿の方々を発見。7時からウォーキング練習をしていたチームメイトが皿倉山に登った後、わざわざ式場まで来てくれていました。30分ほど前には式場に来てくれていて、ひたすらに私たちの登場を待ってくれていた模様。
みんなに「おめでとーーーーーーーーーー!!」と迎えられて、早速、すごーーーーーーーく幸せな気持ちを味わいました。嬉しいっ。
ほとんどの方が食事会に来てくれることになっているので、これからいったん帰宅し、シャワーを浴びて着替えたら、またもやここに来て下さるのです。ありがたいなぁ。
ジャージ姿の一行に「おめでとー!」「おめでとー!!」と笑顔で見送られながら教会に出発しました。もう既にこんなに幸せ気分を味わっているのに、一日はまだまだ始まったばかりなのです。

結婚しちゃったんです1 前日

2015年09月15日 12時42分44秒 | 日常生活
2015年9月12日、南小倉バプテスト教会にて、結婚式を挙げました。
今までで一番幸せな一日でした。

と、いうわけで振り返ります!詳細に!!
需要がなくても、どん引かれようとも、満足するまで振り返ります。
完全に自分用のメモです。

9月11日金曜日(え?!ここから?という突っ込みはどんと引き受けます。)荷物の搬入や準備がたくさんあるため、年休を取得しました。
まずは住民票を取りに区役所へ行きました。本籍地がね・・・今ひとつ分からなかったのです。でもって、本籍地が分からないと婚姻届が一部空白となってしまうのです。大問題!というわけで前日に(夏休みの宿題をぎりぎりまで終わらせられない子でした。取掛りはちゃんと早いのに、苦手分野を残しちゃうのです。でもって、大人になってからはこういう手続き関係は絶賛苦手分野ど真ん中です。)大急ぎで区役所へ!

無事に本籍地を確認し、小倉っ子が愛する地元百貨店へ。
フラワーガールをお願いするちびっこちゃんへのプレゼントを購入しました。ひっさびさのサンリオコーナーに大興奮。(女の子と言えばサンリオ!と思っての選択でしたが、完全に私好みです。お礼のプレゼントなのに・・・。ご、ごめんなさい。)

続いて、実家すぐ近くのお菓子屋さんへ行き、送迎時に皆さんへお渡しするプチプチギフトのキャラメルを引き取りました。

バタバタバタとおうちに帰り、夕食用のカレーを準備。私は家族で最後の晩餐(豪華外食)なのに婚約者さんはカレーライスのみ。・・・ごめんね。

食事の支度を終えたら、席札のメッセージをかけていない方々へメッセージを記入。なぜか中途半端に5名残していたのです。夏休みの宿題をね・・・ぎりぎりまで終わらせられない子だったんですよう・・・。
席札メッセージを書き終えたら、テーブルが寂しかったらどうしよう・・・と不安になって(まあ、要するに会場装花にはあまりお金をかけなかったのです。へへへ。)作成し始めたペーパーフラワーを時間ぎりぎりまで作成し続けました。最後の最後に悪あがきをし過ぎるのです。毅然とした態度で「これが私にできる限りでいっ!」と思えたらかっこいいのに・・・。

一方その頃、私以上に張り切っていた妹さんは、当日食事会で皆さんにお配りするくるみ饅頭を人数分手作り。60名分ぐらい作成するため、おうちのオーブンでは時間が足りない!と料理教室の先生宅をお借りするぐらい張り切ってくれていました。焼きあがるやいなや、大急ぎで私を迎えに来てくれて、荷物搬入のために、いざ、食事会場へ!
プチギフト用の紅茶とかプチプチギフト用のキャラメルとか、席札とか席次表とか、ちびっこプレゼントとか、搬入する荷物が山ほどあって、我ながらびっくりしました。
移動中に「がんばったんだよう。見てみてー!」と席次表を見せたところ、運転中にも関わらず熟読し始める妹さん。苦労が報われて嬉しいんだけど、危ないからやめてー!と取り上げました。でも、当日もこんなふうに喜んでもらえたら嬉しいなぁとかすかな希望が見えてきました。
縦に長くて大きい席次表は持ち帰りにくくて苦手だったため、縦にも横にもコンパクトなサイズにし、あまり知り合いがいなかったら当日の待ち時間とかとっても暇なんだよね、と読み物部分を多めに準備したのが私なりのこだわりです。
ただね、新郎新婦の年齢が高いため、もちろん、ゲストの平均年齢もそれなりに高く、結果としてゲストの割に多くの方々が老眼鏡使用者だったこと、そして老眼鏡使用者にはにはまったく優しくない席次表になってしまったことは大きな誤算でした。

到着すると、妹さんが発注していたウェルカムスペース設置用の箱を作成してくれた美人さんがお出迎えしてくれました。元CAなんですって!やっぱりCAさんて美人さん、かつエレガントな人ばっかりなんだな!と納得しつつ、大急ぎで会場の担当さんのもとへ行き、妹さんがウェルカムスペースの設置をすることを伝えました。
が、会場は本日夜も明日のお昼も別の方が利用することになっているため、まだ受付の設置はできず、急きょ、いつもの打ち合わせ場所にてウェルカムスペースを設置し、写真撮影をして、明日の受付時間前に担当さんが再現することになりました。

妹さんと担当さんにウェルカムスペース設置を託し、私は衣装スタッフさんのもとへ。私は私で衣装の最終チェック!と大忙しなのです。ばたばただー。衣装最終チェックをしたところ、なんと私が引っ越しやなんやでやつれてしまい、ただでさえ薄い胸が更に更に薄くなっていることが判明しました。なけなしの胸なのに、そのなけなしの胸がさらにささやかになって、ドレスがどんどんずり落ちちゃうという涙なしには語れない事態に。嘆き悲しみながら、そして、前日にお手間を取らせていることをお詫びしながら、打ち合わせ場所へ戻ると、そこにはステキ空間が待ち受けていました。

妹さんが用意してくれたプリザーブドフラワーのウェルカムリースに幼馴染が作ってくれたウェルカムボード、そして妹さんが作ってくれたくるみ饅頭を入れるお洒落ボックスに私の100円ショップグッズを駆使して作成した芳名帳がキラキラと配置されていました。
素敵ー!!
と大興奮。なんせどれも初めて見たのです。
どれもこれもかわいくて、「前日だ・・・・」と緊張していた私のテンションが一気に上昇しました。

そうなんです。柄にもなく、緊張していたんです。なんなら前々日ぐらいから。
無事に終わるのかしらー。何かやり残したことがあるんじゃないかしらー。重大な忘れ物があるんじゃないかしらー。とどきどきがどんどん重なってきて、えらいことになってました。
でも、かわいらしく美しく飾られたウェルカムスペースを見て、ちょっとほっとしました。うん、大丈夫!という気持ちになりました。

私の方も担当さんに託す荷物をすべてチェックしていただいていると、衣装さんが「衣装の補正が終わりました!もう一度、試着願えますか??」と転がり込んで来てくれました。
こんな短時間で補正できちゃうの?!と戦きながら試着室に向かい、無事にドレスがフィットしていることを確認し、衣装さんとふたり「よかったですねぇ。」と言い合いながら、最終チェックを終了しました。私の薄い胸のせいで最後の最後までバタバタさせてしまって、本当に申し訳なかったっす・・・。

衣装チェックを終わらせ、ちびっこプレゼント(お菓子と絵本とシールを。ちびっこにとっては退屈な一日となること間違いなしだし。せめて手慰みの遊びものを・・・。)の設置などをお願いし、くるみ饅頭の数を数え、ボックスに入れて本日の荷物搬入は終了です。
すると、妹さんが
「くるみ饅頭は大目に作っているんで、明日使う分以外はどうぞスタッフさんで召し上がってください☆」
という心遣いを発動。すごい!いつの間にかそんな素敵な大人の女性に?!と心底感嘆しました。

帰宅し、甥っ子君と姪っ子ちゃんをお迎えに行き、ひととき触れ合って元気をもらい、またもやお菓子引取に実家近くのお菓子屋さんへ。とにかくばったばたの一日でした。
お菓子屋さんにて明日の式後に教会員の方々で食べていただくお菓子を引取り、次はお花をお願いしていたウォーキング仲間さんと合流。教会への荷物搬入です。搬入した荷物は会堂へ飾るお花(ウォーキング仲間さんが作成してくまをたもの。華やかなのに清楚でかわいらしくとても素敵でした。)来てくれた方々へお渡しするお礼の贈り物(いい香りのする石鹸が大好きなので、それをお渡ししました。結局、プレゼントは全般的にどれも「私、これが好きなのー!」というものになっちゃったという・・・。ま、いっか。いや、よくないか。)、みんなで食べていただくお菓子。大荷物でした。
牧師夫人からは「え?自分で?花嫁が?」と驚かれましたが、いろんな方々にたっくさんヘルプをお願いしてしまってるんだもの。まあ、これぐらいがんばらないとねー、と思ったのです。

というわけで本日の任務終了ー!長い長い一日でした。
帰宅し、久々に(バタバタしていて全然できていなかった)掃除をしていると、婚約者さんも帰宅。めったにできない婚約者さんのお迎えができました。スーツ姿の婚約者さんを見るのも久しぶり!
でもって、入れ替わりに私は家族と最後の(って絶対に最後じゃないのに 笑。)晩餐のため、外出。ちびっこたちがいたので、しんみりすることなく、ばたばた賑やかにと食事をしました。ちびっこふたりがいるとしんみりする暇なんてまったくないのです。ただ、レストランからの帰り道だけは父上、母上と3人で静かに歩きました。
「寂しい?」
と聞くと、答えを刷り込まれているかのように
「うん。」
と答えてくれる父上。ためしに
「たいしてさびしくない?」
と聞くと、ちゃーんと
「うんや。」
と答えてくれました。すごーい。正解!

そんなこんなで、にこにこしながら婚約者さんのもとへ戻りました。我が家と実家が近いので、あまりしんみりとした気持ちにはなりません。まだ実感があまりないからかな。それとも、結婚しても実家によくいる妹さんを見ているからかな。(むしろ結婚する前より格段によく会っている気がするもんなー。)

というわけでばったばたの結婚式前日が終了!
寝る間際まで婚約者さんと「明日、無事に終わるといいねぇ。」と言い合いました。