97.秘密の花園/バーネット
小公女を読み終えた途端、猛烈に読み返したくなったのが
こちらの「秘密の花園」でした。「赤毛のアン」とか
「昔気質の一少女」あたりに続いてもよかったのですが
幼いころの思い出つながりで、「秘密の花園」へ。
作者は「小公女」と同じくバーネット。
ヒロインはびっくりするぐらい巷の「ヒロイン」像のイメージを
打ち破る女の子、メアリー。
無愛想で気が強くて我儘。
やせっぽっちで愛敬がなくて、憎たらしいくらいの頑固者。
メアリーは、愛されて育てられなかったために
「愛されること」も「愛されたい」という感情も知らず、
そして、勿論、自分自身も誰かを「愛したい」とか「好きだ」と
思うことなく過ごしていました。
彼女が知っているのは、「召使いとの関係」だけ。
彼女の周りにいるのは、
「自分がしたいことを要求するために存在する人たち」のみ。
そんなメアリーがコレラで両親を失い、召使いは逃げていき
突如、孤児になり、遠い親戚のおじさんに引き取られることになり
イギリスへやってくるところから、話が始まります。
周りの人たちを愛する、とか
周りの人たちに愛されたい、とか
そういった感情をまったく持ち合わせていなかったメアリーが
「秘密の花園」で自然に触れ、体を動かし、草木や花を育てていくうちに、
どんどんと子供らしく、愛らしくなっていきます。
その変化がとても自然。
彼女を見ていると、人間には自然とのふれあいが、誰かを愛する心が
必要なんだろうな、と素直に思えます。
そして、どんどん良い方向に変わっていき、
大好きなものが増えていく彼女を見ていると
私まで嬉しくなります。
この本を読んでいると、
良い変化は周囲の人たちにも良い影響を及ぼすのだということを
そして、笑顔や人に対してのポジティブな感情が
「よい出来事」や「よい変化」を呼び寄せるのだということも
素直に納得できる気がします。
とか、なんとか言いつつ、それでも終盤まで
メアリーは気が強く、強情な女の子のままなのですが。
それでも、素直な部分も持ち合わせているから
そのキャラクターも愛しく思えるわけで
ただ気が強いだけでは駄目だな、素直な部分も持ち合わせなくてはね
と自戒の念を込めて読み返しました。
小公女を読み終えた途端、猛烈に読み返したくなったのが
こちらの「秘密の花園」でした。「赤毛のアン」とか
「昔気質の一少女」あたりに続いてもよかったのですが
幼いころの思い出つながりで、「秘密の花園」へ。
作者は「小公女」と同じくバーネット。
ヒロインはびっくりするぐらい巷の「ヒロイン」像のイメージを
打ち破る女の子、メアリー。
無愛想で気が強くて我儘。
やせっぽっちで愛敬がなくて、憎たらしいくらいの頑固者。
メアリーは、愛されて育てられなかったために
「愛されること」も「愛されたい」という感情も知らず、
そして、勿論、自分自身も誰かを「愛したい」とか「好きだ」と
思うことなく過ごしていました。
彼女が知っているのは、「召使いとの関係」だけ。
彼女の周りにいるのは、
「自分がしたいことを要求するために存在する人たち」のみ。
そんなメアリーがコレラで両親を失い、召使いは逃げていき
突如、孤児になり、遠い親戚のおじさんに引き取られることになり
イギリスへやってくるところから、話が始まります。
周りの人たちを愛する、とか
周りの人たちに愛されたい、とか
そういった感情をまったく持ち合わせていなかったメアリーが
「秘密の花園」で自然に触れ、体を動かし、草木や花を育てていくうちに、
どんどんと子供らしく、愛らしくなっていきます。
その変化がとても自然。
彼女を見ていると、人間には自然とのふれあいが、誰かを愛する心が
必要なんだろうな、と素直に思えます。
そして、どんどん良い方向に変わっていき、
大好きなものが増えていく彼女を見ていると
私まで嬉しくなります。
この本を読んでいると、
良い変化は周囲の人たちにも良い影響を及ぼすのだということを
そして、笑顔や人に対してのポジティブな感情が
「よい出来事」や「よい変化」を呼び寄せるのだということも
素直に納得できる気がします。
とか、なんとか言いつつ、それでも終盤まで
メアリーは気が強く、強情な女の子のままなのですが。
それでも、素直な部分も持ち合わせているから
そのキャラクターも愛しく思えるわけで
ただ気が強いだけでは駄目だな、素直な部分も持ち合わせなくてはね
と自戒の念を込めて読み返しました。