幼馴染や地元友達と集まって鍋会をしました。
幹事持ち回り制で定期的に集まっては遊んでおり、今回は私が幹事! ・・・なのですが、なにせ地元友達宅で鍋をすることは前回、遊んだ際に決めていたのです。
残った作業は、当日、みんなで集まって買い物をし、買った食材を切って鍋に放り込むぐらい。
楽ちん幹事となれたので、幹事らしく「鍋の後、みんなでトランプでもしようぜ♪」と、幼馴染にトランプ持ち込みをお願いしました。
そして、自宅を解放してくれる地元友達には「お家の隅々まで見たいんで、ありったけの勇気を持って行きます!」と宣言。
なにせ、他人様のおうちにあがりこむのが大好きなのです。友人の家に遊びに行くとついつい(でも必ず!)部屋の間取りだけでなく、本棚の本とか、並んでるCDのタイトルとか、洗面所の広さとか、お風呂場の掃除具合とか、トイレの明るさとか(以下省略。とにかく隅の隅の隅まで!)一切合財見て回る派です。(大迷惑)
自宅開放予定の地元友達からは即座に「鍋するのに勇気なんていらないから。その情熱をもっと他のところに向けなさい。鍋の準備とかがんばるところが他にあるやろ。」と冷たい返事が返ってきましたが、ふふふん♪と右から左へ聞き流しました。
というわけで、当日。
幼馴染は集合予定時刻30分前に待ち合わせ場所のスーパーへ到着。(凡ミスだそうです。)
自宅開放予定の地元友達は10分前に到着。(社会人として当然の気遣いだそうです。)
うっかり集合予定時刻に家を出てしまった地元友達は(ふと気が付いたら時間になってたんだそうです。)前々から「遅れる気がする」と言っていた幹事(私。もはや確信犯。)を拾うように指示され、わざわざ駅まで出迎えてくれました。その間に本来いるべき場所に時間通りにいた友人2名はお買いもの開始。素敵すぎる連係プレーです。
買物もそろそろ終わるよ!という頃にようやく合流できた幹事は、自宅開放予定の地元友達(もはや裏幹事)から「この役立たずめ!」と罵られたのでした。あまつさえ「もう鍋のスープの味は決めたから。おやつも買わん。」とちびっこのような脅しを受けたのでした。もう結構な大人なのに・・・。
そんなこんなで(って、ほぼすべて幹事の遅刻が原因ですが)当初の予定よりも大幅に遅れつつも裏幹事の家に到着。
歓声をあげながら部屋に入り、早速、当初の宣言通り部屋の隅の隅の隅の隅まで見て回ったのでした。それでも、一応の遠慮はきちんと発動していて、押し入れの中とかクローゼットの中とか洗濯機の中とか、そういう「わざわざ開ける」という動作が必要な場所に関してはちゃんと「見たい!」という気持ちを抑えたのです。大人としてのたしなみは携えてた!
・・にも関わらず「ホントに遠慮がまったくない・・・。」と渋い顔を崩さない裏幹事。
渋い顔をまったくもって崩さず、ぶつぶつ文句を言いながらも「鍋ができるまでに絶対、お腹がすくと思って。」と、手作りスープを温めてくれました。
・・この女子力の高いツンデレさんめ。
お腹もちょっぴり落ち着いたところで鍋の準備を開始します。
「鍋は?」と聞かれて、あわててスープを作った鍋を洗い出した裏幹事の隣で、女子力高い幼馴染はてきぱきと作業指示を出し始めます。その指示に従順に従う地元友達は、野菜を洗ったり切ったり、という作業を「奥さんの尻にしかれている新婚の旦那さん」のような雰囲気で楽しそうに(でも、幼馴染いわく危なっかしく)こなしているため、えっらくかわいらしく、私は完全に鑑賞者となってしまいました。(要するに何もしていません。台所で作業ができる人数って意外と限られているのです。) 幼馴染の的確な指示のもと、順調に鍋が仕上がりつつあるそのとき。
ふと、私の頭の中を記憶の断片がよぎりました。
・・・あれ?
そういえば。
鍋会をするって決めた時に、裏幹事さんが「俺んち、割と人数入るけど、鍋がないよ。」って言ってなかったっけ。
でもって、そのとき、張り切って「大丈夫!うちに鍋あるよ!コンロも持っていくよ!」って言ってなかったっけ?私。
と、記憶の糸をたどりよせた私は思わず
「鍋、忘れてた!」
と、大声で叫んだのでした。
でもって、思わず大声で叫んだ自分に改めてびっくりしました。
まさかね。忘れ物を思い出して大声で叫ぶ、なんて、こんなベタな漫画的展開を日常生活で実演する日が来るなんてね。思いもよりませんでしたよっと。
というわけで、嫌がる裏幹事(えー?また家出るのー?面倒くさくない?と盛大に嫌がられました。が、てきぱき動く幼馴染が「鍋はもういらないけど、コンロはあったほうが絶対に便利だって!」と穏やかに説得してくれました。ええ幼馴染や。と、ほろり。)に車を出してもらい、コンロを求めて一路自宅に向かったのでした。
自宅に向かう車の中、「まさかね。案内メールを出した幹事が『持ってくるもの』の中から勇気しか持ってこないとは思わなかったよ。」と若干、「呆れる」を通り越して感嘆し始める裏幹事。
そうなのです。
今回、幹事として目一杯がんばった作業はみんなへの案内メール送付のみ。
張り切ってメールを作成した私は持ってくるものリストもちゃーんと掲載していたのです。
■持ってくるもの(当日までの準備含む)
・お部屋の片付け→裏幹事さま
・ガスコンロ→幹事
・鍋→石井さん、幹事
・トランプ→幼なじみ
・みんなで笑える写真→全員
・近況報告ネタ→全員
・美味しいおやつ→希望者
・薬味→希望者
・すべての部屋を見て廻る勇気→幹事
準備は完璧だったのに。
教訓:案内メールや準備リストは直前に見返すべし。
幹事持ち回り制で定期的に集まっては遊んでおり、今回は私が幹事! ・・・なのですが、なにせ地元友達宅で鍋をすることは前回、遊んだ際に決めていたのです。
残った作業は、当日、みんなで集まって買い物をし、買った食材を切って鍋に放り込むぐらい。
楽ちん幹事となれたので、幹事らしく「鍋の後、みんなでトランプでもしようぜ♪」と、幼馴染にトランプ持ち込みをお願いしました。
そして、自宅を解放してくれる地元友達には「お家の隅々まで見たいんで、ありったけの勇気を持って行きます!」と宣言。
なにせ、他人様のおうちにあがりこむのが大好きなのです。友人の家に遊びに行くとついつい(でも必ず!)部屋の間取りだけでなく、本棚の本とか、並んでるCDのタイトルとか、洗面所の広さとか、お風呂場の掃除具合とか、トイレの明るさとか(以下省略。とにかく隅の隅の隅まで!)一切合財見て回る派です。(大迷惑)
自宅開放予定の地元友達からは即座に「鍋するのに勇気なんていらないから。その情熱をもっと他のところに向けなさい。鍋の準備とかがんばるところが他にあるやろ。」と冷たい返事が返ってきましたが、ふふふん♪と右から左へ聞き流しました。
というわけで、当日。
幼馴染は集合予定時刻30分前に待ち合わせ場所のスーパーへ到着。(凡ミスだそうです。)
自宅開放予定の地元友達は10分前に到着。(社会人として当然の気遣いだそうです。)
うっかり集合予定時刻に家を出てしまった地元友達は(ふと気が付いたら時間になってたんだそうです。)前々から「遅れる気がする」と言っていた幹事(私。もはや確信犯。)を拾うように指示され、わざわざ駅まで出迎えてくれました。その間に本来いるべき場所に時間通りにいた友人2名はお買いもの開始。素敵すぎる連係プレーです。
買物もそろそろ終わるよ!という頃にようやく合流できた幹事は、自宅開放予定の地元友達(もはや裏幹事)から「この役立たずめ!」と罵られたのでした。あまつさえ「もう鍋のスープの味は決めたから。おやつも買わん。」とちびっこのような脅しを受けたのでした。もう結構な大人なのに・・・。
そんなこんなで(って、ほぼすべて幹事の遅刻が原因ですが)当初の予定よりも大幅に遅れつつも裏幹事の家に到着。
歓声をあげながら部屋に入り、早速、当初の宣言通り部屋の隅の隅の隅の隅まで見て回ったのでした。それでも、一応の遠慮はきちんと発動していて、押し入れの中とかクローゼットの中とか洗濯機の中とか、そういう「わざわざ開ける」という動作が必要な場所に関してはちゃんと「見たい!」という気持ちを抑えたのです。大人としてのたしなみは携えてた!
・・にも関わらず「ホントに遠慮がまったくない・・・。」と渋い顔を崩さない裏幹事。
渋い顔をまったくもって崩さず、ぶつぶつ文句を言いながらも「鍋ができるまでに絶対、お腹がすくと思って。」と、手作りスープを温めてくれました。
・・この女子力の高いツンデレさんめ。
お腹もちょっぴり落ち着いたところで鍋の準備を開始します。
「鍋は?」と聞かれて、あわててスープを作った鍋を洗い出した裏幹事の隣で、女子力高い幼馴染はてきぱきと作業指示を出し始めます。その指示に従順に従う地元友達は、野菜を洗ったり切ったり、という作業を「奥さんの尻にしかれている新婚の旦那さん」のような雰囲気で楽しそうに(でも、幼馴染いわく危なっかしく)こなしているため、えっらくかわいらしく、私は完全に鑑賞者となってしまいました。(要するに何もしていません。台所で作業ができる人数って意外と限られているのです。) 幼馴染の的確な指示のもと、順調に鍋が仕上がりつつあるそのとき。
ふと、私の頭の中を記憶の断片がよぎりました。
・・・あれ?
そういえば。
鍋会をするって決めた時に、裏幹事さんが「俺んち、割と人数入るけど、鍋がないよ。」って言ってなかったっけ。
でもって、そのとき、張り切って「大丈夫!うちに鍋あるよ!コンロも持っていくよ!」って言ってなかったっけ?私。
と、記憶の糸をたどりよせた私は思わず
「鍋、忘れてた!」
と、大声で叫んだのでした。
でもって、思わず大声で叫んだ自分に改めてびっくりしました。
まさかね。忘れ物を思い出して大声で叫ぶ、なんて、こんなベタな漫画的展開を日常生活で実演する日が来るなんてね。思いもよりませんでしたよっと。
というわけで、嫌がる裏幹事(えー?また家出るのー?面倒くさくない?と盛大に嫌がられました。が、てきぱき動く幼馴染が「鍋はもういらないけど、コンロはあったほうが絶対に便利だって!」と穏やかに説得してくれました。ええ幼馴染や。と、ほろり。)に車を出してもらい、コンロを求めて一路自宅に向かったのでした。
自宅に向かう車の中、「まさかね。案内メールを出した幹事が『持ってくるもの』の中から勇気しか持ってこないとは思わなかったよ。」と若干、「呆れる」を通り越して感嘆し始める裏幹事。
そうなのです。
今回、幹事として目一杯がんばった作業はみんなへの案内メール送付のみ。
張り切ってメールを作成した私は持ってくるものリストもちゃーんと掲載していたのです。
■持ってくるもの(当日までの準備含む)
・お部屋の片付け→裏幹事さま
・ガスコンロ→幹事
・鍋→石井さん、幹事
・トランプ→幼なじみ
・みんなで笑える写真→全員
・近況報告ネタ→全員
・美味しいおやつ→希望者
・薬味→希望者
・すべての部屋を見て廻る勇気→幹事
準備は完璧だったのに。
教訓:案内メールや準備リストは直前に見返すべし。