のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

紫陽花目指して歩け!高塔山 ◇その2◇

2015年06月30日 23時30分35秒 | 100キロウォーク
※前回のあらすじ※
高塔山を目指す勇者22人。(なんと今回は参加者22名でした。もはや1クラスぐらいの人数です。しかも男女比1対1!割り切れる数字が好きなので、なんとなく嬉しい。)
雨にも負けず、霧にも負けず、山羊にも、分かりにくい山道にも、意外にも険しい登り坂にも負けることなく、一路高当山を目指す勇者たち。
はたして彼らは無事に高塔山にたどりつけるのか!(←夜中のため、テンションが非常におかしいことになっております。)


山道を歩いているせいか、「回復する」と言っていた天気もまったく回復せず、雨足は強まるばかり。霧も濃くなるばかり。おそらくここは雲の中なんだろうなー、と思いながら歩いていると、チームメイトの大将さんが優しく傘を差しだしてくださって、思わず恋に落ちるかと思いました。トレンディードラマなるものでこういう場面、見たことあります!と胸がときめきました。
が、胸をときめかせている場合ではないのです。なんせ雨はまったくやむ気配もないわけで、今、この瞬間も大将は私のために濡れそぼっているのです。傘を持ち合わせていないのは完全に私の準備不足のせいなのに。

いかん!早く返さなきゃ!と大将を追いかけるもひたすらに山道上り坂でまったく大将に追いつけず・・・・。大将、健脚過ぎです・・・。

そもそも・・・。
心の準備ができてなかったな、と。
わたくし、今日は高塔山へハイキングがてら紫陽花見物に来たつもりだったのです。
山登りの心づもりがね、全然足りていませんでした。
と、隣を歩くチームメイトジョシに反省しだす始末。
(ようやく「反省」というスキルを手に入れました。ふふふん。でも、そういえば、朝時点の説明でちらりと「縦走」っていう言葉が出てたような気がするようなしないような。要は人の話をちゃんと聞きなさいってことなのです。)

危うく本格的に恋に落ちる前に、なんとか大将へ傘をお返しすることができた頃、山道は一点、下り坂へ。こらまた、前回の練習に参加できず、今年は山道や下り坂に苦しめられることがなかったなー、と油断をこいていた私のために準備されたような下り坂でした。雨で足元も悪いため、ただただ目の前の一歩を安全に確実に踏みしめることに集中しながら下り坂を降ります。

この坂にてウォーキング常連組の大先輩が手を負傷してしまいました。痛そうに顔をしかめる姿に心を痛めていると、先頭を歩いていた旦那様が頼もしく登場。手を取り合い、寄り添いあいながら山道を降りる姿にあったかい気持ちになりました。いいなあ。こんな夫婦になりたいなあ。手を取り合う姿もすっごくすっごくかわいらしくて、おふたりの姿を羨ましく眺めながら山道を降りました。(負傷されていて、とても痛そうだったのに、それでも私より先をテンポよく歩かれていたのです。心から尊敬します。)
後日伺った情報によると、痛そうにされていた手は骨折されていたんだとか。一日も早いご回復をお祈りしています。次の練習は・・・無理にしても本番前にまた一緒に歩けますように。

というわけで、ようやくようやくの高塔山到着です。
紫陽花は・・・残念ながら盛りをほんの少し超えてましたが、でも十分に美しく咲き誇っていました。十分に美しく咲き誇っていたからこそ、最盛期だったに違いない先週末の様子も見てみたかったなぁ、とちらり思いました。
紫陽花の佇まいが好きです。雨に塗れるとなおかわいらしさを増す様子とか、花の大きさはそこそこ大きいにも関わらずどこか謙虚さが漂う雰囲気とか、「陽」というよりは「陰」の匂いを漂わせた日本的な雰囲気とか、その土地に寄り添って咲かせる色を変える特性なんかが大好きなのです。

高塔山の頂上でごはんを食べて、念願の紫陽花を眺めながら下山。ここからは若松で生まれ育った大田さんの出番です。
「ここに建っていたホテルには絶対に(幽霊が)出る部屋があったんですよ。」
「このすぐ近くに住んでいた友達んちは、(幽霊の)通り道だったんですよ。」
「ここ、出るんですよ。」

・・・若松は幽霊出現率が非常に高い街らしいということが分かりました。それとも大田さんの周りに霊感能力の高い人が多いのかしら。とにかく、私にとっては若松=河童と幽霊が多い街としてインプットされました。
下り道は舗装された道だったこともあって、あっという間で気が付けば渡船場に到着していました。なんだか本当にハイキングというか、むしろ「遠足」みたいな雰囲気で楽しかったな。(大田さんが先生です。)

チームメイトのほとんどは八幡西区在住のため、出発地だった陣原駅まで戻りますが、小倉組はここ戸畑駅にて離脱。
・・・あれ、小倉組がひとり足りませんよー!(小倉組1名は寝坊のため、今回のウォーキング練習は欠席だったのです。ということまで何も記録にとどめておかなくっても・・・と思わないでもないですが、面白かったので記録に残します。遅れて参加してほしかったなー。)
みんなと別れを惜しみあいながら我々は戸畑駅を超えて、一路小倉を目指しました。

ここからがすごくすごくすごーーーーーーーーーく長かったなー。
戸畑から小倉ってすぐ近くだと思っていたのですが、思っていた以上に戸畑は遠い場所でした。疲れてたからかな。
帰る道すがら、婚約者さんが「もう小倉からバスに乗って帰っちゃえばいいんじゃないかな。」と疲れ果てている我が幼馴染を誘惑するため、疲れ果てていた幼馴染の心はもてあそばれ、揺れ動き、更に疲れ果てていました。どうやら我がウォーキングチームには天使だけでなく、小悪魔もいる模様。
結局、幼馴染は自宅まで無事に歩いて帰りつけたのか。その結果は神のみぞ知るばかりです。

疲れた、疲れた。と思いましたが、日差しがきつくなかったので、今年の練習で一番元気に歩けました。楽しかった♪
しっかし、日差しがきつくなかったためにすっかり油断してしまっていましたが、帰り着いて鏡の中を覗き込んだら、見事に日焼けしていました。
あんなに雨の中を歩いていたというのに。なんか騙されてる気がする。

紫陽花目指して歩け!高塔山 ◇その1◇

2015年06月30日 23時13分56秒 | 100キロウォーク
ひっさびさのウォーキング練習に参加しました。
前回の練習はお休みしてしまったので、4月末以来、2か月ぶりのウォーキングです。
今回、ゴール地点である高塔山は紫陽花が美しく咲き誇ることで有名なスポットでずっとずっと行きたい!行きたい!と言い続けていた場所なので、紫陽花シーズン真っ最中に行けることが楽しみで楽しみで、これがウォーキング練習だということをすっかり忘れ果てていたのでした。
なんならハイキングも兼ねてお花見に行こうぜ!的な気分でした。ウォーキング練習というものをなめまくりです。

というわけで元気よく出発!
・・・しようと思っていたのですが、今回、思いがけずおなかがぐるぐるぐる不協和音を奏でており、全然体に力が入らない状態(というか、変に体に力を入れたらどうなるのやら皆目見当がつかない状態)で、出発から5キロ地点ぐらいまではひたすらに「トイレー!トイレー!トイレスポットはどこだー!」とトイレを探す旅となってしまいました。
もう全然、早く歩けない。
でも、なんとなく周期的に変なぐるぐるに襲われるし、変な刺激を与えたらとんでもないことになっちゃいそうだし、いつでも用意万端で、ドラえもん並みになんでも持っているチーム仲間さんは「携帯トイレ持ってますよ。」と事前連絡してくれたけれど、できればお世話にはなりたくないし、このまま回復しなかったら、どこでリタイアすればいいのかしら、そして、リタイアの理由はどのようにお伝えすればいいのかしら・・・とそんな不安を胸に抱えて歩き続ける5キロでした。
乙女心的には過去最大のピンチだったな、と。5キロ地点で持ち直してホントによかった!隣で励ましてくれていたあやちゃん(仮名)、ありがとー。

というわけで気を取り直し、再出発です。
そういえば、今回は「かわいいほうのはなちゃん(仮名)」を名乗るチームメイトさんから譲っていただいたリュック初おろしの日なのです。いただいたリュックさん、大きい上に軽く、いたるところにポケットが複数ついていてとても便利!というひっじょーによくできた子で、小さなリュックに慣れていた私は、出発時点でリュック本体に入れるものが何もない、という状態でした。(まあ、後から考えると、カッパとか傘とか色々と用意して入れておくべきものはあったのですが。そんな準備を私がするわけもなく。見事にからっぽの状態で出かけていきました。ホントに準備というものが苦手なのです。危機予見能力が皆無。)
コンビニで食料を手に入れ、ようやくリュック本体にも食料補給!
心も体もリュックも元気満タンです。

元気を取り戻してずんずん歩いていると、辺りの風景はずんずん変わって、気が付けばすっかり山の中。あまり人の手が入っていない原生林のような風景に少しばかり畏怖を感じつつ、山道を歩きます。
しっかし、こんなにも人の手が入っていない原生林のような風景なのに、ここにもきちんと人が今も住んでいて、山道の端に「山田、吉田、上田 こちら→」というような標識が立っているので、度肝を抜かれました。夜、家に帰るだけで、めちゃ本格的な肝試し(遊び半分のやつではなくて。ちょう本気のやつ)をすることになりそう・・・。

そんな風景の中、どこからともなく聞こえてくる不穏な声。・・・すごく山羊っぽいけど、もしや、ホントに山羊?え?こんなところに??とみんなで首をかしげつつ、鳴き声の聞こえる方向に向かうと(思わず吸い寄せられました。聞きなれない音って、迫力があるものですね。そして、なぜか心引きつけられるものですね。まさか山羊?と正解を確かめたくなってしまう魔力。)ホントのホントに山羊さんでした。
霧の中・・・・いや、おそらく雲の中、孤高の山羊さんが一匹ぽつんと佇んでいました。どうやら山羊さんも人間の群れが心底珍しかったらしく、私たちのほうに歩み寄り、うさんくさそうに鳴き続けます。ひとしきり鳴いた後は、私たちの目の前で盛大にいろんなもの(えっと。オトメ的に自粛しますが、「う」で始まったり、「し」で始まったりする生きていくために必要な例のあれです。)を放出してくれてました。
その自由気ままな振る舞いに「自由やん・・・。いいなぁ。」と心底羨ましそうに呟くチームメイトのジョシ。確かに自由でした。そして、ぴくりとも表情変えませんでした。これっぽっちも動揺を見せない。人を恐れない。まるでこの土地の主のような山羊に圧倒されつつ、お別れを告げて、なおもずんずんずんずん山を登っていくと、何やら少しずつ道が細くなってきました。

危機管理能力に乏しい私は、どんなに歩いている道が野性味あふれる風景に変わってもこれっぽっちも疑問など持たず、「この道が続く限り、まっすぐ歩くのみ」と思っていたのですが、危機管理能力と責任感とを立派に持ち合わせ、なおかつ経験値の高いウォーキング仲間の大先輩おふたりが「どうもこの道・・・おかしくないか?」と気付いてくれました。気付いただけではなく、ほんとに道を間違えているのか、間違えているのであれば、正しい道はどちらなのかを確認するため、山道を模索してくださいました。・・・ホントに頭が下がります。私、このチームメイトさんが実は天使だって、半ば本気で信じてます。

というわけで、みんなで仲良くUターン。
「なるほどねー。さっき山羊さんがあんなに鳴き続けていたのは、私たちの道の間違いを懸命に教えてくれてたからなのね。」と口々に言い募るチーム仲間さんたち。ポジティブです。(でも、傍らでは私が天使だと信じてやまないチームメイトさんが「間違えちゃったよ。」としょんぼりされていました。しょんぼりする必要なんてまったくもってないのに・・・。)

と、ここまで書いて、あまりにも長くないか、と我に返りました。我に返りましたが、どうにも軌道修正できそうにないため、いったん切ります。
私ってば・・・ホントに暇人・・・。

行きもきっと山あり谷あり

2015年06月28日 23時50分14秒 | 日常生活
結婚指輪が出来上がったため、受け取りに行きました。
私たちが結婚指輪を購入したお店は、結婚指輪、婚約指輪専門店だったのですが、そんな特定の場面に特化したお店にも関わらず、お店は大賑わいで、時間を予約して行ったにも関わらず、少し待つことになりました。前回、訪ねた時もお店には複数組のお客様がいて賑わっていたし、どうやら北九州市には結婚間近の人がたっくさんいる模様。

待っている間、どうぞサイズ確認などしていてください、と言われ、待望の指輪が目の前に置かれました。
おー。なんとなくどきどきするー。と、柄にもなくどぎまぎしながら、婚約者さんが箱を開ける瞬間を見守りました。
複数名の方から大いに驚かれましたが、どうやら私にもオトメ的感覚がちゃんと息づいているようなのです。ふふふん。(←ちょっと得意気。)

待ち望んでいた結婚指輪はお互いの指にちゃんとぴったり合っていて、サイズ直しをする必要もなさそう。
安心してお互いの指にきちんとおさまった指輪さんをにまにまと眺めてしまいました。
なんだろなー。こうやって目に見える形で「結婚」というものを表すものを目の当たりにすると、やっぱり嬉しいものなのかなー。
と、自分でもうまく説明できないオトメ的感覚を新鮮に味わいました。ホントに新鮮!

しばらく指輪を眺めてにまにまできたので、じゃあ9月の結婚式までいったんお別れしましょうか、と指輪を外しました。
外そうとしました。
外そうと思ってるんだけど・・・・はずれなーい!!

お互いジャストサイズよりほんの少し大きめのサイズにしたにも関わらず、どちらも普段、指輪というものととんと縁がない生活を送っていたため(おかげで婚約者さんは未だに「結婚指輪をはめて生活する」という行為に対して、ちょっぴり消極的なのです。諦めの悪い奴だ。)どうにもこうにも指輪を外すことに不慣れで大いに苦戦しました。もう、ホントにびっくりするぐらい外れないのです。
どうにかこうにか指輪を外しましたが、あまりにも外れないため、もう一度指輪をはめて、再度外すことにチャレンジ。
・・・・やっぱり外れなーい!!

「着けるときはすんなり入るのにね。外すのがむっちゃ大変!」
とやや青ざめる婚約者さんを見ながら、なんだかそれって話に聞く「結婚する時より離婚するときのほうが数倍大変だよ。」っていう状況をすごく思い出す話だなー、と思いました。なんていうか、ちょっと象徴的だなー、と。「通りゃんせ」じゃないけれど、「行きはよいよい、帰りは恐い。」って感じなのかしらー、と漠然と思ったのでした。

もっとも。
婚約者さんにこの感想をお伝えしたところ、
「そうらしいね。今だってこんなに忙しいのにね。」
と暗に「俺、今、結構がんばってるよ?がんばって結婚準備をしているよ?」という気持ちが見え隠れする(というよりは駄々漏れてました。)返事が返ってきました。でもって、確かにすごくすごく頑張ってくれているのは確かなので
「そうだよね。今だってこんなに忙しいのにね。(あくまでも当社比。)でも、別れるときはきっとこんなもんじゃないんだよ。大変さが。」
と、私にしては珍しく素直に返事を返したのでした。

ちなみに。
めでたくお誕生日を迎えた婚約者さんに今年の目標を尋ねたところ
「まずは平和な家庭生活を送ることかな。」
という目標が提示されました。かなりしみじみと。

そうだよね。まずはそれが一番の、そして何より最大の目標ですよね、今年は。
でも、随分と難しそうですね、その目標。

とおそらく平和な家庭生活の一番の障壁となるであろう自覚だけはおおいに持っている私も盛大に共感の意を示しました。
そうだった。そうだった。
すんなりと指に入った結婚指輪を見て「結婚みたい」とか思ってる場合じゃなかった。
結婚後の生活が指輪はめるときのようにすんなり始まるわけがない。という心の準備を婚約者さんにしてもらうことはきっととってもとっても大事なのです。

リレーマラソンで疲れる、疲れる。疲れ果てる。

2015年06月23日 18時00分38秒 | 100キロウォーク
週末にチームメンバでフルマラソンの距離、42.195キロを走り切ろう!というイベント、リレーマラソンなるものに参加しました。チームの人数は10人だったため、私が走った距離は結局のところ、たったの4キロなのですが、にも関わらず、ぐったりと疲れ切ってしまい、帰り着き、シャワーを浴びた後は、ひったすらにうとうとうとうと眠り続けたのでした。
本当は夕食までひと眠りし、体力を回復させたら、夕食はどこか外に食べに行こう、とほんのり思っていたのに。これっぽっちも外に出られませんでした。外に出る気持はあったんだけどなー。外に出る準備をしているにも関わらず、目がこれっぽっちも開きませんでした。ひたすらにうとうと。

そもそも、一日外に出ていたために目一杯運動した気持ちになっていますが、走ったのはたったの4キロなのです。それなのにこの疲れっぷり。ウォーキング練習で20キロ、30キロ歩いた時とこれっぽっちも変わらない疲れっぷりです。どゆこと?!と自問自答し、ふと気が付きました。

・・・そういえば、私、太陽の光が苦手な体質だった。
なにせ学生時代から太陽の光とは縁遠い生活を送っており、今も太陽を目にするのなんて休日のみ、という生活。おかげで太陽の光を浴びると、それだけでその日の夜はぐっすり眠れるようになりました。
日曜は太陽の光がさんさんと降り注ぎ、気温も32度まで上昇していたんだとか。そりゃ、疲れ果てるはずだわ、と納得したものの・・・・私、今年の100キロウォークは歩きとおせるのかしら?と不安にもなったのでした。
昨年はたまたま運よく台風と重なって、日差しなんてこれっぽっちも見えない曇り空の中を歩いたわけですが、それでよかったのかも・・・と今になってみれば思うところも大きいわけで・・・。今年もし天候に恵まれすぎてしまい、光り輝く中、歩くことになったら・・・・、歩きとおせる自信がこれっぽっちも見いだせないよう・・・と、今から不安いっぱいの気持ちになりました。なにせ、今年の練習は第1回から毎回もれなく終盤でバテているのです。体力不足も甚だしい。。。

そんな不安いっぱいの日々を送る中、今年も100キロウォークに出場できることが決まりました。
嬉しいような。不安がさらに高まるような。ガンバリマス。

リレーマラソンで走る、走る。

2015年06月23日 12時05分04秒 | 100キロウォーク
週末にチームメンバでフルマラソンの距離、42.195キロを走り切ろう!というイベント、リレーマラソンなるものに参加しました。チームの人数は10人までであれば、参加グループそれぞれで設定可能だそうで、過去には3名で参加された強者グループもあるんだとか。3名で42.195キロということは、ひとり約14キロも走ることになるわけですが、幸い、私が参加したのはフルフル10名が集まったグループで(10名で参加、と聞いていたから「参加してみたいでーす。」と気軽に言えたわけですが。)ひとりあたり約4キロが割り当てられました。

4キロね。
去年は5キロのマラソン大会に参加できたんだもの。
大丈夫!走れる!

と気軽に参加した私をよそに、体育会系の部活所属だった婚約者さんは
「制限時間があるリレーマラソンなんよ?
 自分ひとりが遅いわけにはいかんのよ?チームの結果に影響するよ?」
とひとりこつこつと真面目に練習をする日々。

6月に入ってから私も重い腰を上げてようやく走り出したものの、初回はまさかの1キロで挫折しました。ランニングって・・・・定期的に走ってないと走れないのね。と困惑し、練習しなきゃやばい!ということに気付いたのでした。が、いかんせん気付くのが遅すぎました。
それからも折に触れ「タイムは?1キロ〇〇分ぐらいで走れる?」と婚約者さんから問い質され、そのたびに「自分のペースでしか走れません。早く走れって言われても、無理なものは無理!」と反抗的な態度を取り続けながら迎えた本番。

お世話になったチームはなにやら大所帯で10名×3チームの出場。
ウォーキングチームのお友達と参加したのですが、それでも知らない人がたーくさんで、自称人見知らーの私は一日中、猫かぶりっぱなしでした。猫かぷりっぱなし、緊張しっぱなしではありましたが、チームリーダーの方がとっても面倒見の良い方で緊張しつつもおおいに楽しみました。(たぶん、かぶっていた猫のせいで、表情はものすごーくぎこちなかったと思うのですが、ものすごく楽しんでいました。周囲の皆様には私が楽しいと思っていたこと、たぶん伝わってないと思いますが。)
何しろ、グリーンパークはとにかくどこもかしこもとても美しいのです。朝一番でコースの下見をしたのですが、歩く道すがらの木々の元気な繁り具合と後半、突如姿を現す大輪のあじさい群の見事さににこにこやそこかしこに咲き誇るアジサイに思わず心躍りました。(でも、表情は無表情。なぜなら猫をかぶりっぱなしだったからです。)
が、一周歩いたおかげでコースのアップダウンの多さや2キロという距離の長さが具体的に分かり、大丈夫かしらー?と不安にもなったのでした。2キロがね、自分で思い描いていたよりはるかに長かったな・・・。そして、その不安はリレーマラソンがスタートし、第一走者の方々が一斉に走り出すと同時により一層大きなものとなりました。
なんてったって、みんながとにかく早いっ!
え?ホントに2キロ走ったんですか?!と思わず驚愕しちゃうぐらい、あっという間にみんな戻って来ました。あまりの速さにびっくりし、そしておろおろしました。(婚約者さんからは「だけん、言ったやん!距離がない分、みんな早く走るよって!」と呆れられました。)

とはいえ、おろおろしたって、今更早く走れるようになるわけではないのです。更に言えば、一か月やそこらの練習で早く走れるようになるわけでもないのです。筋金入りの運動音痴っぷりをなめるなー!と開き直った結果・・・チームのみんなが早い人は8分ほど、遅い人でも10分ぐらいで2キロを颯爽と走る中、ひとり12分台を叩きだしました。・・・おそい。遅すぎるよ。と、自分でもほとほと呆れ果てました。(でもって、婚約者さんからは鼻で笑われました。)
あまりに遅いので2回目の出番の際は、スピードをあげるぞ!という決意のもと、しゃかりき走りましたが、どうも自分のイメージしている「しゃかりき」と実際の「しゃかりき」が連動できていないみたいで、結果として11分30秒、というなんとも微妙なタイムの縮まり具合に落ち着いたのでした。・・・おっかしいなぁ。も少し早く走ってるつもりだったんだけどなー。

なにはともあれ、一日楽しく遊びました。
数年前の私には思いもよらないような休日の過ごし方ですが、体動かすのって楽しいなー、と思ったし、そんなことを思うこと自体がなんとなく新鮮で、なおかつ今までの私にないカテゴリの感情なので、なんとなくこそばい気持ちも味わえて、楽しい週末でした。

願い、届け。

2015年06月22日 23時02分09秒 | 日常生活
祖母のお見舞いのため、病院へ行きました。
今回は「私、結婚するんだよ!結婚式にも出てね!」という嬉しい報告をようやくようやくできるのです。この10年ぐらいの間に、祖母から一体何度「なんで結婚できんのやろうねぇ。結婚するときは早めに教えてね。」と言われたことか。待たせて待たせて待たせて、ようやくのご報告です。喜んでくれると嬉しいなー。と、はやる気持ちを携えて病室に入りました。
が、いつもは車椅子に座っている祖母がその日は、ベッドに横になっていて、表情もやや元気がないものでした。あまつさえ「あんた、誰かねぇ。」と言われる始末。認知症を発症し、時間や空間の境目が曖昧になっている祖母ですが、私と妹、孫二人のことはしっかり覚えていてわからないなんてことはなかったのに。私と妹を混同して、どちらがどちらか分からなくなることはあっても、私たちのことを「孫」と分からない日なんて、これまでなかったのです。ちょっとショックを受けつつも「おばあちゃんの孫ののりぞうよ。」と伝えたところ、「そうやったんね。」とすぐにわかってくれ、「いつものように車椅子に座りたい。」と起き上がってくれたため、ほっとしました。

車椅子に座った祖母にようやくようやく結婚のご報告。
絶対に喜んでくれると思っていたものの、祖母は私がよもや結婚をするなんて思ってもいなかったらしく(あんなに待ち望んでくれていたのに。)
「ちょっと意味が分からん・・・・。かおちゃん(←妹さん)は結婚したよね、たしか。赤ちゃんもおったよね?」
と、混乱させてしまうことに。

そうよー。
かおちゃんはもうとっくの昔に結婚して、子どももふたりおるんよ。
今回、結婚するのはね、私!
すっごくお待たせしたけど、とうとう結婚するんよー。

と説明するも
「ちょっと・・・わからん・・・・。」
と、やはりまさか私がこの年になってようやく結婚するなんて、思ってもいなかったらしい祖母は混乱から抜け出せず、私が結婚するんだよ、妹さんの話じゃないんだよ、妹さんはもう結婚してるっていうおばあちゃんの記憶は間違ってないんだよってことを何度も説得することになりました。

結婚は縁とタイミングによるもので、私一人の努力ではどうにもできないことだし、婚約者さんとは、今、このタイミングでなかったら、きっと出会うこともかなわなかったぐらい今までの人生で接点のない人だし、そもそも他のタイミングで出会ったとしても、絶対に仲良くなれなかっただろうなぁとも思うので、もう本当に何を言っても「しょうがない」としか言いようがないけれど。
でもでも、もしも願いがかなうのであれば、もう少し祖母が元気な時にこのご報告をしたかったな、そうすればきっと今の300倍ぐらい喜んでもらえたんじゃないかな・・・とちょっぴり詮無い気持ちになったのでした。

とはいえ、その後、私の結婚をきちんと理解してくれた祖母は、私の予想通りものすごーーーーーーーーく喜んでくれて、なおかつ結婚式に「行きたいねぇ。」と言ってくれたのでほっとしました。
祖母の病院から会場が遠いので、すごくすごく負担をかけてしまうけれど、できることならば祖母にはぜひぜひ私の花嫁姿を見てほしいのです。
この願い、叶いますように。

どうやら早く帰りたかったらしい

2015年06月16日 23時39分34秒 | 日常生活
結婚式の準備が着々着々と進んだり進んだりしました。
そうなのです。めっちゃ進んだのです!(私の中で。)
ほぼ終わったんじゃなかろうか、と思わず錯覚するぐらい進みました。勿論、完全なる勘違いです。


でも!
試着をしては結論を出さず、「また次回」を繰り返していた前撮り用の和装とカクテルドレスが無事に決まったのです。これは大きな一歩と言ってもいいんじゃないかと思うわけです。

いつもは寡黙な父上が決めるときはきちんと決めてくれました。
・・・まあ、推察するに長時間、付き合うのが面倒臭かっただけなんだろうなー。
「(どれでもいい。つまり)それでいい。」なんだろうなー。
と、いう脳内の様子がまざまざと見える感じの興味のなさっぷりでした。
私のドレス姿をこれっぽっちもじっくりとは見てなかった!
どのドレスを着ても、3秒ぐらいちら見して「ん。」(見た。もういい。という意味の「うん。」)これっぽっちも張り合いがないこと、この上なし、という状況でしたが。
でも、いいのです。「これはキライ。」というドレスはちゃんと分かったし。(しゃべらないし、感情を外に見せないのに、キライなドレスはきちんと伝わってきました。伊達に父上と37年も付き合っていないのです。)
父上が決めない限り「どうしようかねぇ。」「どれがいいかねぇ。」をまたもや繰り返すところだったし。

というわけで、心穏やかになりました。
次回は小物の類と婚約者さんのタキシードです。
「もう着るタキシードは決まっているのに。」
と婚約者さんはぶつぶつ呟いていましたが、私だって何着も試着したんだもん。婚約者さんにも目一杯試着していただきたい。そうじゃなきゃ、ズルイやい!と思うわけです。

楽しみだなー。婚約者さんの白タキシード姿。
意外と着こなしちゃうんじゃないかなー、とわくわくしています。(←他人事)

特に理由はありません

2015年06月15日 23時17分17秒 | 日常生活
ひょんな話の流れからブログの話になったところ、地元友達から
「ねえ。なんで俺、「地元友達」なん?」
と質問されました。

ねぇ?なんででしょうねぇ?
なんというか、呼称を変えるきっかけを見失ったんです。私が。

「まあ、別に地元友達でもいいんだけど。」
と言われましたが。
せっかくだし変えちゃおっかなー。
期間限定で二度と使うことのない(はずの)呼称「婚約者さん」を使おうかなー、と思ったのでした。

で、「じゃあ、『婚約者さん』って変更していい?」と口にして

婚約者さん!
新鮮な響き!

と、ちょっぴり感無量の気持ちを味わいつつ、

なんというか・・・
かなりこそばい!すごーく照れくさいですよー!

と、盛大にじたばたしてしまったのでした。
とはいえ。
そんな内心のじたばたは露ほどにも外に出しませんでした。
だって、大人だもん。
するりと使いこなしてやるのです。

ジェントルマン出現

2015年06月11日 23時49分13秒 | 日常生活
結婚式の準備が着々着々と進んだり進んでいなかったりします。
なんと結婚指輪を無事に購入しました。やったー!
色々色々迷ったり滞ったりしているので、すんなり決まるってことが嬉しくてたまりません。


もっとも今までの人生で指輪なんて自分で購入したことも、殿方に購入していただいたこともなく(こう書くと、えらいこと寂しいけれど。)、欲しいと思ったことすらほとんどない、それくらい縁遠いものだったのです。
そりゃ、迷えるわけがない。
そもそも迷うほど、選択肢を狭めることすらできないのです。

結婚式場で紹介された指輪ショップの女性に
「どういったものがお好みですか?」
と聞かれ、困った挙句
「あまりよく分からないんです・・・・分からなさすぎて『いっちゃん安いやつ』って答えちゃうぐらいです。」
と返答したぐらい、指輪のセレクトポイントが分かっていませんでした。

でも、この指輪ショップの女性がとっても素敵な営業さんで、私のセレクトポイントを笑いも馬鹿にもせず、真摯に感じよく聞いてくれて、あまつさえ、本当に私たちが思っていたよりもずいぶん安いラインの指輪を薦めてくれたのです。
(あまりに同じ価格帯の指輪ばかり出してくれるので、地元友達が「もう少し上の価格だと・・・。」と切り出したぐらい。その間に私の彼女への信頼はむくむくむくむくと大きく育ちました。)

なおかつ、同じような価格帯の商品でも「こちらの商品はごつごつしているから、指輪をしなれていない人にはお勧めできません。」とか「系列が異なるからお直しするときとかが大変なんですよねー。」というふうに「これはお勧めではナイ」ものもきちんと教えてくれて、ほほほう・・・・と奥の深いジュエリーの世界を入り口からおそるおそる覗きこむことができました。なんだか「女子」になった気がするー!と気持ちも高揚します。

でもまあ、結局はよく分かっていないので「見た感じ」と「好み」に頼り、二択に絞り込みました。
ひとつはとても華奢なひねりのデザインが入っているタイプ。華奢なのでつけていることを忘れてしまうぐらい自然な付け心地と、ひねりのラインの美しさに心惹かれました。女性的なねじりのラインが美しくて、見る角度によって指輪の表情が変わるところがとても魅力的。そのなだらかなラインにうっとりしました。

もうひとつの候補もひねりのデザインが入っているタイプですが、ひねりがひとつめほど目立たず、もう少しなだらか。そのかわりにキラキラするようにカッティングされたダイヤが目立ちます。きれい!!

「指輪なんて興味ありませーん。いっちゃん安いやつでお願いしまーす。」なんて言っておきながら、あっという間に「キラキラ」に心奪われました。すんごい存在感あるし。

でもでも。あの華奢で美しいラインも好きなんです。なんだか上品だし。地元友達の指にはすんごくなじんでで、いっちばん似合ってたし。

というわけで、細かいところでおおいに迷ったのですが、最終的には地元友達が「こっちは俺が引き受けるけん。のんちゃんはそちらにしたら?」
と言ってくれたので、その言葉に甘えて

・地元友達→ひねりのラインが美しい華奢な指輪
・わたくし→キラキラの輝きに心奪われた指輪

に決定!

一連のやりとりを見ていたショップの店員さんからは
「新郎様、生まれも育ちも北九州市の方ですか?
 北九州の男性って結構、強くて、しっかり自分がある方が多いんですけど・・・。
(↑とてつもなく言葉を選んでました。要するに「亭主関白が多い」ということが言いたかったんだと思われます。)
 すっごく!ジェントルマンですよね。」
と感嘆していました。

でもって感嘆された地元友達は心底、嬉しそうでした。



・・・なんかズルイ。
もともと、指輪をつけることに、ものすごーく及び腰だったんですよー。
するする外れてすぐに落としそうな指輪だったら・・・とか言ってたんですよー。
私がものすごーく駄々をこねてのお揃いの指輪購入ですよー。
私の駄々のこね方がひっじょーに厄介だったので(自覚ありです。)今現在、優しさ3割増しキャンペーン実施中なんですよー。

と訴えようかと思ったのですが。
結局のところ、私が盛大に駄々をこねたことが詳らかになるだけなので、そっと心の中にしまい込んだのでした。

とにもかくにも指輪の購入が完了しました。
「完了」って言葉、素敵だなー。

補正大好き

2015年06月10日 23時28分34秒 | 日常生活
結婚式の準備が着々着々と進んだり進んでいなかったりします。

ウェディングドレスは「長時間着ても楽ちんなもの」という視点ですっぱり決まりました。決めました。
なにせ、教会での挙式だったり、(通常の礼拝と同じなので、みんなが「結婚式」として想像する時間より断然長いのです。)挙式後に式場へ移動が必要だったり、(車で30分程度かかります。ホントに申し訳ない限りなのです。)で一般的な花嫁様がドレスを着ている時間より大幅に多い時間をウェディングドレスで過ごすことになる予定なのです。
私自身は「長時間、ドレスを着れて嬉しい☆」という気持ちでかまえていたのですが、式場の担当者さんには「ドレスって着慣れないからかなり疲れるんですよ!絶対にひとやすみの時間を入れたほうがいいです!」と断言されたので、少しでもらくちんなものを・・・という観点ですぱっと決定しました。
決定理由は夢もロマンも無縁の味気ないものですが、ドレスのほうは人生で初めてウェディングドレスなるものを試着し、ふわぁっとした気持ちを味あわせてくれた思い入れの強いものなのです。「まあ☆かわいい☆似合うかもー。むふふ。」と思っていました。図々しくも。それぐらい気に入っていたドレスです。

もっとも、母上には「かわいいやん!・・太って見えるけど。あんた意外と二の腕の肉付きとかいいのね。」と言われたドレスでもあります。



・・・気にしないもん。(←気にしてます。)

でもって、カクテルドレスは暗礁に乗り上げてます。
いっそ他のドレスも試着してみようかしら・・・。という気も無きにしも非ず。(←迷惑者。)

で、打掛。これまた暗礁に乗り上げています。
でも、カクテルドレスよりは、青空の下、無事に大海原に旅立てそうな予感がしています。好みはなんとなくわかった!

優先させるのは「かっこいい」や「粋」ではなく、「かわいい」とか「美しい」。(それも好きなんだけど。顔が地味なんで、老けちゃうのです。あでやか着物にあっさり負けちゃうのです。)おかげで2着まで絞り込めました!嬉しいっ!
・・・自分で言うのはひっじょーにおこがましいのですが、わたくし、洋装より和装が断然似合うのです。なんてったって、顔立ちが地味だし。体型もなで肩だし。あまりのなで肩ぶりに衣装担当の方から「補正がまったく必要ないですねぇ・・・。」と感嘆されたくらいなのです。ふふふふん。

・・・もっとも、和装は補正がきくけれど、洋装はこれっぽっちも補正がきかないことを考えると、むしろ洋装に合わせた体型だったらよかったのに。と思わないでもないのです。主に胸とか胸とか胸とか!

というわけで、もうしばらく迷います。