のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

環境と感情との関係性

2007年03月29日 23時40分17秒 | 音楽鑑賞
祖父の13回忌で初めて祖母の妹さんと
弟さん夫婦に出逢いました。
いつも祖母から話は聞いていましたし
祖母経由でお米や野菜や鹿児島銘菓をいただいてもいました。
しかし、居住地が鹿児島とあって
気軽に行き来できる仲ではなく、会うのは初めて。

初めてなのに初めて会う気がしない。
ずっと以前からの知り合いのよう。
そんなふうに思わせてくれる素敵な素敵な方たちでした。
とにかく笑顔が素敵。
言葉が率直。
なのに、全く棘を感じさせない。

夕方、駅まで送っていく車の中で祖母はしみじみと

「来てくれてありがとね。
 無事に終わってよかったぁ。
 これが最後やけんね。
 17回忌の頃はもう私は生きてないやろうけん。」

と言いました。その気持ちはおそらく、来て下さった
皆さんにはうすうす伝わっていたに違いない
そう思えるほど、ここ数日、そして13回忌当日の祖母は
気を張り詰めていました。
すると祖母の妹さんはすかさずおっしゃいました。

「あんた。馬鹿じゃないとね。
 そんなこと絶対に言ったらいかん。
 そんなふうに言ったら、周りの人が不愉快な気持ちになるんよ。
 気分が悪くなるんよ。
 『死ぬ』とか言ったらいかん。思っとっても言ったらいかん。
 人に心配かけるようなことを言ったらいかん。
 人を暗い気分にさせるようなことを言ったらいかん。
 『私は100歳まで生きるけんね。』って
 笑ってやるのが私たちの役目。」

文字だけで聞くと、すんごく厳しく見えますが
根底に信頼関係があるからなのか
鹿児島弁のイントネーションのなせる業なのか
はたまた祖母の妹さん特有のものなのか
全く棘は感じませんでした。
怒る、というより諭す。あったかい感じ。

すごい。きっとおばさんはそんなふうに考えて
毎日を生きてるんだろうな。
周囲の人のことを考えて、周囲の人のためにも
自分の毎日を楽しくしたい。笑顔で過ごしたい。
そう思ってるんだろうな。

駅からの帰り道。行きは違う車に乗っていた妹も
合流したので早速、その話をしてあげたところ
妹も興奮しながら申しました。

「本当に本当にすっごく素敵な人たちやったよね。
 私、今日、おばさんたちに会えてよかった。
 すっごく勉強になった。

 あのね。私ね、弟さん夫婦に
 『すっごく笑顔が素敵ですね。
  初めて会った気がしません。
  すぐに打ち解けられちゃいました。』
 って言ったんよ。そしたらね、おばちゃんがにこにこしながら
 『そうやねぇ。
  うちらは、ちぃとばかりみんなより
  太陽に近いところに住んどうけんねぇ。
  その分、世間のみんなより明るいんかもしれんねぇ。』
 って言ってくれたと。
 その言い方にね、ものすっごい感動した!」

ちいっとばかり太陽に近いから
その分、みんなより明るい。みんなよりあったかい。
そう思えるおばさんがまた素敵。

母がしみじみと申しました。
「やっぱりね。環境は大切なんよ。
 まだ鹿児島にはおばさんたちみたいに
 あったかい人がたくさんおるんよ。
 そういう人たちに囲まれとうけん、
 おばさんたちもあったかいんよ。
 あんたたちも一緒に過ごす人たちには気をつけなさい。
 心から尊敬できる人、大好きな人と過ごしなさい。
 負の感情を持たんでいいような人たちと過ごしなさい。」

本当に。
卵が先か、鶏が先かはわかりません。
ぎすぎすした人間関係は、ぎすぎすした感情を生み出す。
ぎすぎすした感情は、ぎすぎすした人間関係を生み出す。

だから。
私は人のいいところを見つけられる人でありたい。
お天道様を身近に感じられる人でいたい。
不安を抑えて笑顔でいられる人でありたい。

おじいちゃん、おばあちゃん。
素敵な出会いをありがとう。
また会いたいと思える人、大切な大切な親戚がまた増えました。

花より男子2

2007年03月29日 23時15分56秒 | テレビ鑑賞
■のりぞう的2006年冬クール1位
 ・・・・今回見てるものどれも1位です。
 「すっごい好き!」っていうドラマはなかったのです。
 寂しいなぁ。
■金曜夜22時放送
■出演:井上真央、松本潤、小栗旬、加賀まり子
    松田 翔太、阿部力、松嶋奈々子、

■ストーリ
 超金持ち名門高校に通う主人公の貧乏少女が、学園を
 牛耳る御曹司4人組とぶつかり合い、様々なトラブルに
 巻き込まれながらも、持ち前の明るさと雑草魂で
 たくましく生きていく姿を描いた痛快青春ラブストーリー。
 の続編。両思いになったはずのつくしと道明寺だが
 NYに旅立った道明寺と連絡が取れなくなっていた。

■感想
 このドラマ、大好きなんです。
 いや、ドラマではなく主人公演じる真央ちゃんが
 大好きなんです。どうもワタクシ、つぶらな瞳の持ち主に
 弱い模様。黒目がおっきくて、目の大半をしめるような
 女性を見ると、きゅんきゅんしちゃいます。

 というわけで、真央ちゃん目当てに見てました。
 まあ、「花より男子」リアル世代ですからね。
 学生時代、延々と続いていた連載漫画ですからね。

 でも!のりぞうは漫画を読んでるときも力説してましたが
 どこをどう見ても道明寺より類!断然、類!
 なぜに道明寺を好きになってしまうのか、つくしの
 気持ちがちっとも分からないのです。
 本当に困ったときにそっと傍にいてくれて
 助けてくれてることにも気付かせないような
 さりげなさでもって、ひっぱってくれる類は
 理想の王子様だと思うんだけどなぁ。

 というか、根本的に道明寺が苦手なんですけどね。
 感情表現が素直すぎるし、よくてんぱるし、
 今ひとつ知性を感じられないし、すぐ怒るし。

 そういうわけで、ドラマも原作も楽しんで楽しんで
 楽しんでいましたが、でも最終回には納得いきませんでした。
 人の好みって様々で厄介だけど、面白いもんです。

 おそらく「花より男子」はもうこれで終わりだろうけど
 でも、思う存分楽しみました。原作モノって今ひとつ
 という印象が強い中、これは違和感があまりなく
 素直に楽しむことができました。のりぞう世代の方々の
 愛情や思い入れが詰まってるから、素敵なドラマに
 なったんだろうな。 

ヒミツの花園

2007年03月29日 23時03分08秒 | テレビ鑑賞
■のりぞう的2006年冬クール1位
 ・・・・今回見てるものどれも1位です。
 「すっごい好き!」っていうドラマはなかったのです。
 寂しいなぁ。
■火曜22時放送
■出演:釈由美子、要潤、堺雅人、池田鉄洋
    本郷奏多、真矢みき、寺島進
■ストーリ
 28歳の不器用女・夏世(釈由美子)は、ある日突然、
 超売れっ子少女漫画家“花園ゆり子”を名のる奇人四兄弟の
 担当編集者になる。原稿をもらうため、四兄弟のもとへ
 通いつめ悪戦苦闘する夏世。
 風変わりな兄弟四人がそれぞれ、他の兄弟にも言えない
 コンプレックスを抱えていたり、黙って支えあったりする姿を
 見るうちに、『花園ゆり子』は夏世にとっても大切な存在に
 なっていく。

■感想
 すっごく面白かったのか?と聞かれると微妙なんです。
 「ここ、いらないだろ!」と思えるサイドストーリーが
 割と多くの時間を占めていたり、コメディにしては
 ぬるい展開が多かったり。
 でも、ついつい見てしまうドラマでした。
 楽しみにしていたドラマでした。

 なんでだろ?どこが好きだったんだろ?と振り返ってみると
 四兄弟それぞれがとても魅力的だったところ。
 そこに尽きる気がします。それぞれの持つコンプレックスも
 納得がいくものばかりで、
 「こういうコンプレックスを抱えてるから
  弟にはこういう対応なのね。」
 と素直に思えました。

 何より、兄弟四人がすっごく仲良しで、四人が一緒に過ごして
 お話して、ご飯を食べて、仕事をして、そういう場面を見るのが
 とても好きでした。冷静に考えると、いい年した男四人が
 「兄弟が一番大事」って言ってる姿って・・・と
 思わないでもないのですが。でも、やはり家族を大切にできる人は
 素敵だな、と。

 あ。ちなみに仮面ライダー時代から、かなめんを応援している
 のりぞうですが、今回は堺さんにめろめろ。
 ああいう優しそうな顔をして、腹にイチモツありそうな殿方って
 大好きー!腹黒そうな殿方を見るとドキドキします。

 真矢さん、寺島さんの熟年カップルの恋模様もかわいらしくて
 かわいらしくて、主人公たちよりあったかい目で見守って
 しまいましたわ。真矢さんってかっこいい役のイメージが強い
 のですが、今回は心から楽しそうにコメディエンヌを演じてました。
 すごいなぁ。あそこまではじけた演技をしていただけると
 見る側も気持ちいいぞーい。
 
 とにかく、すっごくすっごくぬるいのですが、
 そのぬるさが心地よいドラマでした。

そういうふうに見られてたのね

2007年03月28日 23時02分24秒 | 日常生活
昼休み、隣の席のセンパイが
のりぞうの吹き出物を心配してくださいました。

「あんた、ちゃんと病院行っとるんね。」

はい。ちゃんと行ってます。
・・・見てもらえたかは微妙です。

「原因はわからんやったと?」

はい。わかんないんです。
自分でも心当たりがないんです。
だから不安なんです。

うーん、としばらく考え込んだセンパイは
ぽつりとおっしゃいました。

「あんた、フライパン洗ってる?」

・・・・はい?
フライパン?・・・洗ってる?
って、使った後、洗ってるか?という質問ですよね?
え?質問の主旨が掴み取れないんですけど。

「使ったフライパンをそのままにして
 何度も使ってない?」

・・・・・してませんよ!
面倒くさがりやののりぞうですが
いくらなんでも、そこまでは堕ちてません。タブン。

「そうね。酸化した油は一番、危ないけんね。
 肌にもそうとう悪いらしいけん。」






つまるところ、センパイから見たのりぞうは
「フライパンを洗わずに使いまわしてるオンナ」に
見えてるっつーことですよ。

ショック!
世間の風の冷たさを実感いたしました。

言葉には気をつけて

2007年03月27日 22時11分41秒 | 日常生活
さて、いよいよ顔の吹き出物がひどくなり
周囲の皆さんからも真剣に心配されるようになって来ました。

隣の部署の部長
「顔、どうしたの?」
・・・・ちょっと、吹き出物がひどくて。

うちの部署の部長
「顔、ひどくなってませんか?!」
・・・・ええ。吹き出物がひどいんです。
顔じゃなくてね。

隣の部署のセンパイ
「顔、どうした?!」
・・・吹き出物が・・・。

他のフロアの後輩
「顔、ひどいですね・・・。」
吹き出物がひどいの!!顔がひどいんじゃないの!

他のフロアのセンパイ
「いや、ひどい顔だ。」
・・・だーかーらー!

ええ。みなさん。お願いです。
日本語は正しく。優しさを持って使いましょう。

ちなみに同期友人はものすごーく心配してくれました。
同情してくれました。でもって
「その顔やったら、私でも泣きたくなる!」
と、共感してくれました。
・・・・これまた微妙。

注目すべきはうちの部長。
のりぞうの吹き出物の原因を「ストレスですよ!」と
自信満々で特定してくださいました。
えへ。その言葉を待ってたんです。
そういうふうに言ってみたかったんです。
部長がそうおっしゃってくださったので
色んな方々に「どうしたの?」と聞かれるたびに
「ストレスですっ!」
と自信を持って答えてます。

そのたびに「嘘ばっかり☆」とか「信じませんよ」とか
「言ってみたいだけでしょ?」と
みんながさらりと受け流してくれます。

あるセンパイは、わざわざグラフを書きながら
のりぞうとストレスの関係性について説明してくださいました。

「いい?X軸とY軸のグラフがあるやん?
 Y軸の一番上が「ストレス」だとしたら
 のりぞうちゃんはその反対側。
 ここ。Y軸の一番下ね。」

・・・妙に具体的なご説明、ありがとうございます。
のりぞう、理解ある同僚に囲まれてます。

仏様とイエス様と教えと教育

2007年03月27日 21時31分00秒 | 日常生活
祖父の13回忌が行われた月曜日は、のりぞう家族にとって
心に残るお話、こういうふうに年を重ねたいと思える人に
出会えた素敵な一日だった。

まずは13回忌のためにきていただいた
浄土真宗本願寺派の住職さんのお話。
この住職さん、お話がとても上手な方で来て下さる度に
心に残るお話をしてくださる。
そのお話が仏教とは無縁の生活を送っているのりぞうでも
すんなりと理解できるものばかりで、聞くたびに
「宗教は人間の心の拠り所という意味では
 どれも同じなんだな。幸せになるためのものなんだな。
 正しく生きるためのものなんだな。」と思える。
難しくないのに伝わる話をしてくださるすごいお方だ。

昨日のお話もすごくすごく印象的だった。
あまりに感動したので自分用のメモ。
妹も「日記帳に絶対、書いとく!」と息巻いてた。

・人生に無駄なものは何もない。
・ニセモノはホンモノと似ているからニセモノ。
 似ていなかったらニセモノではない。
 だから人はすぐにニセモノとホンモノを取り違えてしまう。
・宗教の場合はニセモノとホンモノの見極めはとても簡単。
 どの宗教も大体、教えていることは同じ。
 明らかにおかしい宗教は「耳触りのよい言葉を伝える」もの。
 「病気がなおりますよ。」
 「お金持ちになりますよ。」
 「人間関係がうまくいきますよ。」
 これらの言葉が出たらご用心。
・仏様は(たいていの宗教は)「病気がなおる」とは言わない。
 「いずれ死が訪れる」という。
 「病気で苦しまない」とは言わない。
 「平等に死が訪れる。」と言う。
・人の悩みは金、人間関係、健康に集約される。
 特に人間関係。しかし、人はただそこにいるだけ。
 「いい人」は「自分にとって」いい人。「悪い人」は
 「自分にとって」悪い人。自分が悩みを作り出す。
・ある詩人の言葉。
 「生きる意義は人に出会うこと。
  出逢えば喜びが広がる。
  雨が降ろうと。風が吹こうと。
  雨、降らば降れ。風、吹かば吹け。」
・多くの宗教は災難をよけようとはしない。
 雨、降らば降れ。という心境を教える。
 なぜなら、出来事も「起こる」だけだから。
 良い出来事は自分が良いと感じる出来事。
 悪い出来事は自分が悪いと感じる出来事。
 良いこと、悪いことは人間には判断できない。
・つまるところ、人間にとって悪いこと、無駄なことは
 何もない。悪いこと、と思っていたことも後に必ず
 何かを残す。いいことも、これまた然り。
・多くの人と出会って、多くの出来事を受け止めて
 喜びを広げて欲しい。
・そのためにこういった「故人の為の集まり」も
 利用して欲しい。

あまりにも宗教に対する考え方が私自身の考えと似ていて、
クリスチャン失格かもしれないけれど、仏様もイエス様も
教えてることは変わらないんだ、と嬉しく思いながら聞いた。
嬉しく思ったのは、みんな同じ教えだから。
みんな同じということは偏っていない宗教だから。
私はたまたまキリスト教と早くに出会い、その後も
多く触れる機会があったからクリスチャンになったけれど
おそらく近くにお寺があって、この住職さんのお話を
聞く機会が多く持てていたら、檀家になっていたと思う。
それでいいのだ。
宗教なんてどれも同じ。人が生きる支えになるものであれば。
人を傷つけたり、人からお金を巻き上げたりするものでなければ。

お経の後ろのページに「浄土真宗信徒の生活信条」が
掲載されていて、それもみんなで読み上げたけれど
それらは本当にどれも教会で教えられていることばかりだった。

「いつも感謝して喜んでいなさい。」とか
「正しい教えを周囲に伝えていきなさい。」とか
「社会に広く関心を持って、自分ができる社会貢献をしなさい」とか。

今の時代、「宗教」と聞いただけで身構える人が多いけれど
こういった教えは小さい子ども、いや今はどの年代にも
絶対に必要だと思った。
仏教とかキリスト教とか宗教を限定しなくていい。
知識としての「倫理」ではなく、生きる支え
人間の根っこの部分に直接影響する「倫理」が
行動規範としての「倫理」が必要とされている時代なんだと思う。

13回忌を終えて、家族四人でしみじみと
そんなことを語り合った。
しみじみと生きている幸せをかみ締めた。

ありがとう

2007年03月26日 23時36分05秒 | 日常生活
本日は祖父の13回忌でした。
祖父が亡くなって13年。
遠い昔のことのようですが、
祖父の思い出は今も鮮やかです。

祖父は昔ながらの九州男児。
のりぞう姉妹を手放しで可愛がったり褒めたりすることはありませんでしたが
愛されてることを確かに実感できる日々をたくさんくれました。

ひねくれ口調での
「また来たんか。お前らが来るとうるさいのう。」とか
「お前は本当にぽん(あほ、という意味です。)やのう。」とかいった
祖父独特の歓迎の言葉。
遊びに行くと必ず連れていってくれた児童館や交通公園。
そこで私達を見守る温かい視線。
のりぞうが高校に受かったとき、お酒を解禁して
心底うまそうにビールを飲んでた姿。
「お前みたいなぽんを受け入れてくれる高校もあるんやのう。」
というやはりひねた喜びの言葉。

祖父と過ごした思い出がたくさん蘇ってきた幸せな一日でした。
そして、祖父の13回忌に集まった日々によって
幸せに生きる秘訣や生きる意義、宗教が日常生活にもたらすものなどを
考えさせられた実り多い一日でした。

実家のダイヤルアップ回線では、この感動を伝えられそうにありません。


…と書いてアップしようとしたところ
ダイヤルアップ回線からも拒否。くすん。
一生懸命、携帯で打ち直しましたとも。
地味な作業は意外と好きです。
窓のサッシの掃除とか、箪笥の裏の掃除とか、資料のファイル綴じとか。

ああ、おじいちゃん。
いろんな思い出をありがとう。
今日の出会いをありがとう。
一日の終わりの地味な幸せをありがとう。

血は争えない

2007年03月25日 12時21分55秒 | 日常生活
月曜に行われる法事のため
実家に戻って来ています。
昨日は祖母と共に、来て下さるお客様に渡すお土産を買ったり、
仏様のためのお花を買ったり、と一日中走り回ってました。

祖母を迎えに行き、車で移動している際に
妹がふと呟きました。

「そういえば、私、おばあちゃんちに玄関から入ったことないかも。
いっつもお勝手からしか入らんよね。」

まあ、確かに。
玄関から入ったことって何回あるかしら?
と、祖母もぽつりと呟きました。

「そうやねぇ。おばあちゃんも使わんもんねぇ。
 玄関の鍵がどこにいったかわからんくなったけんね。
 内側から開けることはできるよ。
 鍵、どこにいったんやろうねぇ。捜さなねぇ。」


!?
玄関の鍵がない?!
しかも何年も?
それって、もっと大騒ぎすることだったんじゃないの?!


お勝手口の便利さを実感いたしました。

やさぐれっぷりをご覧ください

2007年03月23日 19時56分25秒 | 日常生活
突如現れた大群の吹き出物が
顔の真ん中を占拠するだけにとどまらず
痛みとかゆみを伴いだしたため、急遽、病院に向かいました。

今月はインフルエンザに引き続いて二度目の通院です。
病院嫌いののりぞうにとって、社会人になってからの過去最高記録です。
ちびっこ時代を卒業してようやく堂々と
「病院、やだー!」
と地団太踏めるようになったことは大きな喜びのひとつです。

でも、かゆいし、痛いし、
オトメにとって大切なお顔の真ん中に大量発生だし・・・
と背に腹は変えられず、泣く泣く病院へ。

嫌な予感はしたんですよ。なんとなく。
病院に行く、という嫌な予感だけではない
なんとなくはっきり言えない嫌な予感。女性の第六感?

案の定、名前を呼ばれて診察室に入った途端
お医者様はのりぞうの顔をまったく見ずにおっしゃいました。

「吹き出物の原因はたくさんあって特定できません。
 ストレスに食生活に睡眠にアレルギーにお手入れに汚れ、
 いろいろあるし、それらが複雑に絡みあってるかもしれません。
 まったく分かりません。
 ただ、これから絶対にこれだけは守ってください。
 まず、毎日3回、顔をこの石鹸を使って
 やさしくなでるように洗うこと。
 チョコレート、ナッツ類は食べないこと。
 珈琲は飲まないこと。
 お酒も絶対にダメです。
 フライドポテトとか油の多いものもダメ。
 油は基本的にダメです。
 睡眠は毎日7時間以上取ること。
 ケーキとか生クリームとか甘いものは絶対に食べないこと。
 週に一回、病院に通って、赤外線(?)を浴びること。
 静脈注射もしましょう。

 はい。質問は?」

・・・・えっと。
何を注意されたのかメモとらせてください。

「質問は?ないの?
 じゃあ、終わるよ?」

・・・え?のりぞう、全く見てもらってませんよ?
待って!待って!
あまりのマシンガントークならぬマシンガンアテンションに
飲み込まれてるだけですから。
のりぞう、早口の方の言葉を理解するのに時間がかかるんです。

「えっと。。原因は・・・分からないってことですよね?」

「ええ。ワタシはあなたのストーカーでもなければ
 恋人でも家族でもないですから、まったく分かりません。
 でも、医者として推測するに日ごろの不摂生ですよ。」

まあね。そうなんでしょうね。
ていうか、病気の半分は日ごろの不摂生じゃないんですか?
そういうのりぞうにも分かるような当たり前のことじゃなくって
専門医らしくもう少し原因を狭い範囲に特定してもらえるかな
と期待してしまっただけです。

ほら、昔、おばあちゃんに言われませんでした?
「口の周りの吹き出物は胃腸が悪い証拠やけんね。」
って。
今回ののりぞうの吹き出物ってば、
同じ箇所に大量発生してるんです。
だから、おそらくどこが悪いのかを
少しはあらわしてるんじゃないかなーと思っただけです。
ええ。素人の浅はかな考えですとも。

「どこかはっきりとは特定できんけど、
 たぶんここが弱っとるんやないかなー?」
みたいな大体の指標をもらいたかったんです。
おお!なんだ胃腸かー。
飲みすぎ、食いすぎには気をつけなきゃねー。ハハン。
という具合に安心したかったんです。

なのに、この生活全てが悪いぞ。あれもダメ、これもダメ。
それもダメ。勿論、あれもダメ。全部ダメ、みたいな
「とりあえず吹き出物に悪そうなもの
 全部、禁止しちゃえー!」
という姿勢が気に食わんっ!

「大体、治るまでにどのくらいかかりそうですか?」

と、恐る恐る尋ねると

「体の内部のことだからね。
 最低でも一ヶ月。ま、そんなにうまくいかんね。
 六ヶ月かもしれんし、一年かもしれん。
 もしかして治らんかもしれん。
 治りたければ、絶対にさっきの注意事項を一ヶ月は守ること。
 クスリは必ず飲むこと。病院に欠かさず来ること。」

と、言い放たれました。

たぶんですね。
このお医者様のおっしゃってることは全て正しいんだと思います。
専門知識の持ち主だし、キャリアも長そうだし。
でも、医者として
「患者と向き合う心」「患者の不安を和らげる心」
をどっかに投げ捨ててるような気がしてなりません。

のりぞうは根っからの猫っ被りなので
毒は大いにはきますが、他人に対して
感情露わに怒り狂うなんてこと、あまりないんです。
・・・・タブン、ないんです。ないはず。
「むかっ」とか「いらっ」は垂れ流し状態ですけど。

そののりぞうが
「お前、ちゃんとこっちを見らんかーい!
 診察ってーのは、患者を診てするもんじゃないんかーい!」
と胸ぐら掴みそうになりました。
「こんなもん、食えるかー!」
とクスリを床に叩き付けそうになりました。
ていうか、あまりに腹が立って悔し涙がにじみました。

・・・ふう。すっきり。
殴りつけるように日記を書き綴ってしまいましたわ。
通りすがりの方々、八つ当たりしてしまってスミマセン。

床にたたきつけたクスリはきちんと拾って
毎日、おとなしく飲みます。
睡眠もできるだけ多くとるように努力します。
お酒も我慢します。
外食も我慢します。
油ものも我慢します。
珈琲も我慢・・・・し、ま・・・す。
甘いものも・・・・我慢・・・しま・・・・。

だって、やはり顔はオトメにとって気になる箇所だもの。
綺麗でいたいという女心もそれなりには持ってるもの。
まして、これから三ヶ月、
結婚式ラッシュで着飾る予定なんだもの!

でも、この病院には二度と行きません。
来週、クスリがなくなったら、他の病院を探します。

あっかんべー、だ。

差別用語

2007年03月23日 00時00分39秒 | 日常生活
その昔、田嶋陽子さんが「姦しい」という漢字は差別用語だと主張しておられましたが、
確かに女が三人も集まると姦しい。
…ものすごーく姦しい。

同期女性三人が集まった会合で
そんなことをしみじみと実感しました。

姦しいうえにたくましい。
毒だらけの飲み会で、顎が外れるかも、というくらい笑い転げました。

使用した言葉。
・気持ち悪い。
・うざい。
・上から目線。
・苛々する。
・小賢しい。
・恥ずかしい。
・いっぱいいっぱい。

年度末に気持ちをリセットできました。