のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

日曜の夕方ですから

2014年11月30日 22時41分50秒 | 日常生活
特に何もしていないのに左足の薬指を骨折するという憂き目にあっている母上。
どこにぶつけた、とか誰かにふまれた、とかいうわけではなく(骨折する心当たりがこれっぽっちもないのに)骨折してしまったため(しかも2度目。)これはもしや、母上が普段履いている靴の底が薄いのが原因なのでは?と疑い始めていました。

それならば!
クリスマスも近いことだし、靴底の分厚い靴をプレゼントしよう!
と、思い立ち、100キロウォークでお世話になったメーカーさんのお店へ向かいました。
親切なお姉さんが優しく迎えてくれて、丁寧に相談に乗ってくれるこのお店は、100キロウォーク前に初めて足を踏み入れて、一気にお気に入りとなったのです。
親切なお姉さん、大好き!

今回も母上の足のサイズを計測後、「あれでもない。」「これでもない。」「やっぱり、こっちをもう一回履いてみよ!」と色々、試し履きを重ねる私たちに根気よく付き合ってくださいました。
やっぱりこのお店の接客、大好き!

というわけで、気分よく購入する靴を決定し、颯爽とレジに向かいました。
颯爽とレジに向かい、大満足気分で(なんなら、ちょっぴりどや顔なんぞ披露しながら)レジ前でカバンを開けたところで
あ・・・私、今日、財布持ってないんだった・・・。
ということを思い出したのでした。

そうなのです。
本日、諸事情あってかばんを軽くする必要があったため、
カードやレシートやその他諸々(お金以外のもの)でずっしり重くなっている財布を家に置いてきていたのです。
その変わりに鍵を入れているポーチに「これだけあれば、今日一日暮らせるだろう。」と見越してお札を1枚入れて来てはいたのですが、購入する靴の代金はそのお札1枚ではてんでまかなえないわけで。

気付くのが遅すぎるよ!と自分のうっかり具合を大いに反省したのでした。
(そもそも、反省のポイントはそこではない、と分かってはいるのです。分かってはいるんだけど。)
大いに反省したものの、既に非常にかっこよく「これ、プレゼントだから!」とか宣言した後なのです。
今更財布を忘れたことに気付いても、母上にだけはお金を貸してもらいたくない。
なにせ、母上は遠慮の塊のような人なのです。
うっかりここで母上にお金を借りてしまったら、お金を返したとしても受け取ってもらえない気がする。

というわけで、車がなかった私たち親子のために車を出してくれた地元友達のほうを振り向いて
「あのー・・・・。お金、貸すことなど可能ですか?」
とお願いをしたのでした。

・・・かっこわるいにも程がある。

とりあえず。
買い物に行く前には、必ずや財布を持っていることを確認して出かけようと決意したのでした。
あと、お魚くわえたどら猫は決して追いかけず、「いいよ。いいよ。そのお魚、食べるといいよ。」と受け止めようと思います。

関連性を論じよ

2014年11月28日 00時59分32秒 | 日常生活
長年、愛用していたガラパゴスケータイからスマートフォンなるものへ移行しました。

この私が!
とうとうスマートフォンを!
時代の流れに追いついちゃったよ!という興奮と
そもそも、あんな精密機械を持って壊さずに過ごせるのかしら・・・?という不安を抱え、
ひっじょーにセンシティブな日々を送っています。

意外とね。
意外と感受性豊かなんです。
豊かすぎて、携帯ごときでおどおどしてしまう始末。

というわけで、機種交換と同時に携帯会社も変わりました。
長年、お世話になっていた会社からの鞍替えです。
これまたどきどき不安いっぱい。
なにせ、「手放す」ということがとてつもなく苦手なのです。
「来る者拒まず、去る者追わず」を実践してきたというのに(単に「面倒くさがりや」とも言う。)
そんな私が長年、お世話になってきた携帯会社さんを自分から飛び出すなんて。
ちょっと・・・・いえ、かなり後ろ髪をひかれる思いですが、背に腹は変えられぬのです。
利用料金の大幅値下げに簡単に心を奪われたのです。
ええ、もうあっさりと。

所詮ね、所詮、私の「来る者拒まず、去る者追わず」精神なんてこんなもんです。
簡単にお金に目がくらんじゃうオンナなんですよー。
と自嘲しながら、関係各位に「アドレス変わりましたよー。よろしくねー。」というメールを送りました。

送ったところ。
「色気づきやがって。」的な返信がダントツで一番多く戻ってきたのでした。

どゆこと?
スマートフォンと色気にどのような関係性が??と戸惑う日々です。

いや、むしろ。
スマートフォンへの機種交換ごときで、わたくしに「色気」というものが付与されるのであれば。
そこは大いにスマートフォンさんに頑張っていただきたいっ。(どん!)
なにせ「色気」が足りないと言われ続けてウン十年なのです。
色気がつくんだったら、スマートフォンさんにだってガラパゴスケータイさんにだってすがっちゃいますよー。

と、いうわけで。
現在の私はスマートフォンさんに対して(必要以上に)多大な期待をかける日々です。
がんばれー。

ちなみに。
機種交換3日目、うっかり実の妹に対して着信拒否設定をしてしまいました。
「あなたの電話を取ることはできません。」
という着信拒否を隠す気ゼロのアナウンスに震撼しつつ、設定解除の手順を探っていましたが、てんで見つからず。
本日ようやく地元友達に設定を解除してもらうことができました。
私より、私の周りの人々が私の持つ携帯機種(あいぽんではないのです。)に詳しくなっていく日々です。

がんばれ。私の周りの人々。

呑んだくれちゃえ。がんばったんだもの。

2014年11月19日 00時36分41秒 | 100キロウォーク
週末、100キロウォークの打ち上げが開催されました。
台風で開催すら危ぶまれていたあの100キロウォークから早1か月。
「非日常」で満ち満ちたあの2日間の日々からもう1か月も経つのです。

あの2日間の出来事は今も色鮮やかによみがえって来るし、
全然、色褪せていないのだけれど、言われてみれば、月日が経った分だけ、
「つらかった!」とか「きつかった!」とか「眠かった!」というような感情は
うすぼんやりとしてきているような。
「すんごい大変だったし、眠かったし、痛かったけど、楽しかったなー。」とか
「ゴール後の満足感、充実感、多幸感の大きさは、高校3年時の体育祭に匹敵するかも。」とか
「ゴール直後の温泉は鳥肌立つほど気持ちよかったな。」とか
そういう「楽しかったー。」という記憶がうっかり大きくなりつつあるような。
そんな気がしないでもないのです。

人間の記憶力って幸せを優先的に受け入れるようにできてるんだなー。
と、感嘆しつつ呑むお酒はとてつもなく美味しく、うっかり久々に呑み過ぎてしまいました。
でもって、みんなと交わした思い出話もえっらく楽しく面白く、笑いっぱなしの夜でした。
あまりに笑い過ぎて喋りすぎて呑み過ぎて、飲み会の後半は完全に声が枯れ果ててしまい
場末のスナックのチーママみたいな声になっちまったのでした。ホント、呑み過ぎ注意。

とはいうものの、呑み過ぎたせいなのか、私の記憶力がぽんこつなせいなのか
すんごく楽しかった飲み会なのに、ポイントポイントしか覚えていないのです。
ちょっと真剣に脳を鍛えなおしたほうがいいような気がする今日この頃。

以下、そんなぽんこつ状態の私の脳になぜか刻み込まれた出来事です。

・先週は福岡マラソンにも初出場した田中君(仮名)。
 「フルマラソンより100キロウォークのほうが断然きつい!
  やけん、のんちゃんもフルマラソン絶対に走れるよ!!」と力説。
 ・・・そんな馬鹿な。42.195キロをなめるなー。

・「マラソンはリタイアなんて考えなかったけど、100キロウォークはリタイアしたかったもん。」
 という衝撃エピソードも淡々と告白してくれました。
 でも、お昼時には「絶対、来年も出る!」って力強く宣言してたのに。
 すごいな、その精神力(回復力?)。と感嘆。

・キャップはいつもにこやかに穏やかに私たちを激励してくれます。
 「100キロはやっぱりきついよね。長いもん。ほぼ24時間やけんね。
  フルマラソンは、それに比べたら4~5時間で終わるけんね。楽なんよ。」
 穏やか笑顔に騙されそうになりますが、絶対に「楽」ではナイ、と思うのです。

・まったく見たことない方がいるけれど・・・どなたかしら?といぶかしく思っていた5分後ぐらいに
 何度も練習をご一緒させていただいたことのある人生の大先輩、陸かめさんだと気付きました。
 スポーツウェアとのギャップが大きすぎて5回ぐらい見返しました。
 5回ぐらい見返しても、練習の時の陸カメさんと一致させることができませんでした。
 ・・・どうやら私ってば、記憶力だけでなく、人物認識力もぽんこつの模様。

・と、思っていたら、いつも賑やかムードメーカーの山田さん(仮名)が
 「誰かと思ったら、陸かめさんやないですか!全っ然わからんかった!
  練習の時は悪ガキみたいなのに、今日はジェントルマンみたいやないですか。」
 と驚愕しており、なんだ、私だけじゃないのね、と安心。

・したのも束の間、いつも賑やかムードメーカーの山田さん(仮名)は
 練習仲間の名前をほとんど覚えてない疑惑(というか、本人も認める事実。)が浮上。
 安心してる場合じゃないことが判明しました。

・そんな山田さんが田中君との感動エピソードを披露してくれました。
 第3チェックポイント直前で田中君に遭遇した山田さん。
 風邪で体調が悪いこともあって「リタイアするかも。」と心折れかけていた田中君を
 「リタイアはいつでもできる。でも、リタイアしたら絶対、一年間、後悔するぞ。
  足が痛いかもしれんけど、痛いんやったら、その痛いところに力を入れて
  痛みつけるぐらいの気持ちで前に進め。絶対、ゴールはくるけん。」と叱咤激励したんだとか。
 さすが長淵を愛する男。男前なのです。

・なのに、そんな映画化できそうな感動エピソードを教えてくれた直後に
 「でもね、田中君の名前が全然、思いだせんくてねー。」とあっけらかんと言い放つ山田さん。
 さすがです。いい話なのに。

・遅れてやってきた広島さん(仮名)には「おう!ふなっしー。」と声をかけられました。
 100キロウォークの際、黄色いウェアを来ていた私はそんなあだ名で呼ばれてたっけ。
 よく覚えてましたね!と感嘆する私。

・そろそろお酒がまわって来て、何をしても何を聞いても、何を話しても楽しくなってきています。

・100キロのほとんどを共に歩き、共にゴールした(そして、時にふてくされたり
 やさぐれたりしていた私のおもりをしてくれていた)あやちゃん(仮名)とも乾杯!
 本当にっ!!ひとりだったら、絶対にゴールできなかったよ!!ありがとうっ!
 と熱を込めてお伝えしたところ、素直なあやちゃんは「私もですよー。」と
 にこやかに答えてくれました。ええ子や・・・とほろり。

・「まあまあ、ふなっしーもここにお座り。」と呼び寄せてくれた広島さん(仮名)。
 ラスト10キロを共に歩いた中なのです。第3チェックポイントでへばっていた私たちを
 ひっぱってくれた恩人です。いっちばんきつかった(って、どこもきつかったので
 「一番」なんて決められないのだけれど。)ところを支え合った同志なのです。
 「でも、俺を踏み台にしてゴールしていったけんねー。」と責められました。えへ。否定はしません。

・そんな広島さんたちとの思い出話がふと落ち着いた瞬間、飛び込んできた
 「俺、夜は強いんですよ。」という下村さん(仮名)の声に「なんて話をしてるんだ!」
 と興奮する広島さん。・・・確かにインパクトある自慢でした。

・今年は残念ながらゴールできなかった幼馴染に「来年は絶対に一緒に歩こう!」と
 力強く誘うムードメーカー山田さん(仮名)。
 「俺とゴールするか、キャップとゴールするか、「山田(仮名)」か「安田(仮名)」か選んで!」
 と迫られる幼馴染。・・・ちょっとうらやましい状況だぞ。

・最後の最後にみんなで一言ずつご挨拶。
 今年は残念ながら参加できなかったまるちゃんの素直な心根がにじみ出ていた挨拶と
 すごくすごくかわいらしい涙にハートを打ち抜かれました。

・それに比べて私のあいさつと来たら・・・・。
 心が荒みきってるとしかオモエナイ。
 もっと素直に生きなきゃな、と壮大な反省をしたのでした。
 ホントにね、「100キロ歩いた私、本当にお疲れ様。」なんて挨拶してる場合じゃないよ。
 もっと周囲の方々に感謝をして生きるがいいよ。

・と、反省したものの。
 きっとこの天邪鬼ぶりは生涯、治ることはないのです。皆様に慣れてもらおうっと。

・というわけで、お疲れ様でした。楽しかった!
 まだまだ話し足りなーい!!・・・けれど、私の喉は限界なのです。
 この頃には、完全に変声期のオトコノコ、もしくは夜明けのおっさんみたいな声になってました。

・あ!!これだけは書き留めておかないと!!
 後ろのテーブルに座っていたとても親切な殿方に
 「全然、30代に見えない!20代だと思ってたよ!」と驚かれたのです。
 ふっふふーん♪と大喜びしました。

・でもって、田中君から「え?嘘やん!目尻の皺とか結構すごいのに!?」
 と本気で驚かれました。真面目に否定されました。くっそう。

・年明け1月18日に来年の練習開始です。楽しみだー!
 ・・・でも、まだ来年の100キロウォークに出場するのかどうか、分かりません。
 と、言い張りましたが、なんとなく出ている気がしないでもない。
 だって私のぽんこつな記憶力が辛かった記憶をどんどん忘れてくれてるんだもん。

・と、思いましたが。
 でも、来年のことを言うと鬼が笑うので、来年のことは来年になってから考えるのです。

秋だからね

2014年11月08日 00時06分31秒 | 日常生活
秋なので。
夜になると、無性に泣きたくなります。

秋なので。
無駄に物思いにふけってしまいます。
そんなキャラでもないくせに。
そんなキャラではないので、考えれば考えるほど、迷子になります。
まったく答えにたどりつけない。
そもそも、答えなんてあるわけがないのです。
あったとしても、きっと私には一生わからない。
私には私のことしかわからない。
いや、きっと。
自分でも自分のことなんてすべてわかるわけがないのです。
と、分かっていても、ついつい考えてしまうのはきっと秋だからです。

秋だから。
秋の夜長に人が恋しくなります。
もう会えない人。
もしかすると二度と会えないかもしれない人。
そんな人たちについつい思いを馳せてしまうのは秋だからです。

秋だから。
こんなふうに物思いにふけってしまうのは秋だから。
感傷的な気分に襲われるのも秋だから。

だからきっと。
秋が終わる頃にはまたきっと。
もう少し気持ちに整理をつけられるはず。
そう思うのです。