のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

オフオフの生活

2016年10月26日 14時09分50秒 | 日常生活
長男誕生から一か月が経過しました。
一か月検診の身体測定によると、48.5センチ、3260グラムで誕生した長男も今や55センチ、4270グラム。一か月で随分大きくなりました。入院中はまったく認識してくれなかった私のおっぱいも、まだまだ探すのに時間がかかるものの、無事に認識し、こくこくと音を立てながら飲んでくれるようになりました。母ちゃんはうれしい!・・・ただ、夫さんに抱っこされた時も、なぜか興奮しておっぱいを探し出します。屈辱的!そりゃ、たいして変わりない形状だけれども!

長男さんはもう産まれたばかりのほわほわした新生児ではなく、ぷにぷにむにむにの立派な赤ちゃんです。泣き声も少しずつ少しずつ力強く、大きくなってきました。でも、まだまだ「うるさーい!」と眉間に皺寄せるほどではなく、「力いっぱい、精一杯泣いている風なのに、それでもこの泣き声??」と思わず笑いだしてしまうぐらい。体中を真っ赤っ赤にし、足をバタバタさせて泣く様子が面白くて、ギャン泣きし出したときほど、ついつい笑いながらしばし観察の時間を持ってしまいます。
ただし、あまりに放っておくと興奮しすぎて「おんぎゃー、おんぎゃー。」という教科書に載っていそうな由緒正しい赤ちゃん泣きから、まるでカエルの妖怪のような不思議な泣き声に進化するため、注意が必要です。とはいえ、面白さという点においては、こちらの泣き声のほうが上で、夫婦ともにお気に入りです。結局のところ、「赤ちゃんって面白い。」という感想に行き着くわけで。ホント、見飽きません。

と、順調に育児を楽しめているのですが、夜に弱いため、夜中の授乳だけはあまり慣れることができていません。
それでも、平日は夜中に長男が泣き出すと、私なりに夫さんに気を使って速やかに(私の認識においては。本当に速やかに対応できているのかは、今ひとつ疑問です。)起きて授乳をしているわけですが、人間の意識というのはえらいもんで、週末は「明日は夫さんがお休み」という意識が正しく作用するらしく、この緊張感がぷつりと切れ、長男が泣いた記憶がまったくありません。夫さんいわく長男が泣き出した際、私に
「どうする?おっぱいあげる?」
と確認したところ
「ミルク飲むようなら飲ませてあげてー。」
と回答し、またもやすやすやと睡眠に戻ったんだとか。まったく記憶にない!

私より3か月早くお母さんになった幼馴染は、自分の息子の「ふん・・ふん・・・」という泣き出す直前の鼻息で目が覚めてしまうんだそうで、長男が泣いた記憶がまったくない、という週末の私のていたらくに
「・・・ありえん。」
と絶句していました。

うん。自分でもこの身勝手なオンオフ切り分けっぷりはどうかと思います。
長男も「睡眠が一番!」という性質らしく、一般的に言われている「三時間おきの授乳」には至っていないと言うのに。いつも朝までに一、二度、起こされるぐらい。しかも、二度目は一度目の授乳の途中で寝てしまったためにすぐお腹がすいてしまった長男が、一時間後にもう一度起きちゃうだけなのです。それなのに平日と休日を切り分けているこの根性・・・。(しかも無意識。なお悪い。)

なおかつ、オンオフ切り分けているわりに、オンのはずの平日も日中は長男と一緒にお昼寝を楽しんでいるわけです。自分都合でオンオフ切り分けている割にいつもオフ、という生活。幸せです。

相変わらず甘えん坊さんモード継続中の長男は、午前中こそ頑張って授乳クッションでしばしうとうとしてくれましたが、午後は授乳クッション断固拒否!で、私の膝の上でお昼寝。というわけで、本日もうたたねを楽しみました。密着面積が大きいほど安心して眠れる模様。身体をきゅっと丸めて、お腹や脇に顔を埋めて眠ると落ち着くみたいです。甥っ子君もよく身体を丸めて眠っていたので、赤ちゃんとはそんなもんなんだと思っていましたが、幼馴染の長男君は背中をまっすぐにして大の字で眠るのが落ち着くみたいで、ベッドでも床でも眠ってくれるんだとか。本当に人それぞれなんだなー。





・・・むしろ息苦しそうなんですが。

甘えているのか、怯えているのか。

2016年10月21日 13時50分29秒 | 子育て生活
先週末、実家から我が家に戻ってきて家族三人暮らしをスタートしました。

・・・とはいえ、実家から我が家は徒歩15分程度。余裕で行き来できるため、毎日母上様が何かしらおかずを作っては差し入れてくれます。私もありがたーく甘えています。そのうえ、父上様の職場は我が家のお隣さんなのです。いつでも「助けて!」と言える環境です。
昨日も母上様が作ってくれたお稲荷さんを持って来てくれた父上様に
「ほんの少しだけお願い!10分後には迎えに行きますんで!」
と長男を(無理矢理押しつけ・・・もとい)預け、トイレをすませ、大急ぎで洗濯物を干し、ざっと掃除機をかけ・・・ようとしたところ、父上様が
「泣きよる。」
と長男を返しにいらっしゃいました。タイムオーバー・・・。

我が家に戻ってきて以来、我が家の長男君は絶賛、甘えたさんモード発動中。ひとりでお昼寝すらしてくれません。寝るのは誰かの(母じゃなくても可。)膝の上か腕の中、と決めているらしく、ベッドや床に寝かされると数分後には顔を真っ赤にしてお猿さん顔で「おぎゃあ、おぎゃあ。」とまるで赤ちゃんのように泣いてくれます。かわいい!そして、そのお猿さん顔、面白い!

そんなわけで、日中は私のお膝や胸の上ですやすや眠る長男。
その姿はそりゃーもう、ものすごーーーーーーーーーーーーーく愛らしいのですが、いかんせん、母さんにはやらなければならないことがあるのだよ!と心を鬼にして寝入った長男をお布団に寝かせては、3分経つか経たないかのうちに気付かれてギャン泣きされる毎日です。
3分でひとりにされたことに気付いちゃうんだ・・・。すごいね、君は・・・。
と驚嘆しながら、結局は長男を抱っこし、いそいそと・・・もとい、しょうがなく掃除や洗濯や夕食の準備を放棄しています。
だって長男が!私はね、掃除とかしっかりしたいなーと思ってはいるんですよ!せっかくの育休期間なんだもの。すこしぐらい手の込んだ(炒め物以外の)夕食だって準備しなきゃ!と思ってはいるんです。
思ってはいるんだけど、でもねー。長男がねー。私がそばにいなきゃいけない風なんだものー。ホントしょうがなくですから!と、誰にともなく盛大に言い訳しながら「よっこらせ」とソファに座り、お茶をすすりながら長男を抱っこしています。

そろそろソファに根が生えてもおかしくない。それぐらい毎日、ソファに座って長男を抱っこする日々です。・・・はぁ、落ち着く。

この長男の甘えたさんブーム、一体、いつまで続くのでしょうか。
せっかく長男用のお布団を用意しているのに、夜もひとりで眠ってくれないため、結局はセミダブルベッドで三人川の字になって眠っています。
昼間、家事ができないのはむしろ大歓迎!(あ、本音漏れちゃった。)なので、まったく困ってはいないのですが、夜ひとりで寝てくれないのは、新生児就寝時の事故死についてのニュースも多く聞くので、どうにも心配・・・。長男用のお布団でひとりで寝るようになってほしいなー。

長男のこの様子を見た母上は
「ねえ、もしかしてこの家、大人には見えない何かがいるんじゃないの?それで怖がってひとりになれないんじゃない?」
とまさかのトトロ現象を疑う始末。
確かに我が家、まっくろくろすけとかいてもおかしくないような「おばあちゃんち」的な日本家屋ですけど・・・。トイレへの廊下なんて夜は真っ暗さんで、まっくろくろすけ隠れたい放題ですけど・・・。

そんなこんなで、我が家に戻ってきましたが、私たちの三人暮らしが軌道に乗るのはまだまだ時間がかかりそうです。

叶姉妹にはなれませんでした

2016年10月08日 23時58分53秒 | 日常生活
長男が産まれて2週間が経ちました。
2週間前の今頃は陣痛の真っ最中だったんだな、まだ長男は私のお腹の中からこちらの世界に出てきてなかったんだな、と思い返すと、とても不思議な気分です。喉元過ぎてしまって、あの日の痛さやきつさもぼんやりとしか記憶に残っていません。

幸いなことに、産後の快復もすこぶるよく、しかも実家に戻っているため、上げ膳据え膳の毎日。「産後だから」を水戸黄門の印籠のようにかざして、家の中ですら一歩たりとも動かない完璧な怠け者生活を満喫しています。

とはいえ、長男の世話に関しては、この印籠が通用するわけもなく。まだまだ慣れないおむつ替えや授乳に明け暮れて一日が終わっていく2週間でした。
特に授乳!世の中のお母さん方が涼しい顔でなんなくこなしているこの行為が私にはとてつもなく難しく、悪戦苦闘の毎日です。(現在進行形・・・。)
なにせ、私のおっぱいときたら、自他共に認める小ささ。産前から「こんなに小さな胸でちゃんと乳が賄えるのかしら・・・」と不安でいっぱいでしたが、いざ授乳が始まってみると、なんのことはない。そんな不安はまだまだ先の問題でした。
産まれて間もない長男ときたら、私の小さなおっぱいの存在をなかなか認識できず、胸のありかを見つけられない、小さすぎておっぱいをくわえられない、くわえてもおっぱいに気付かない、という悪気なく母ちゃんをグサグサと傷つける行為を繰り返すわけです。
なんなんだ!無垢な赤ん坊だからって、何でも許されると思うなよー!あなたには、この大きさのおっぱいしかないんですからねー!と、産まれて間もない我が子と小競り合いを繰り返しつつ、一方で元来、小さな胸にコンプレックスを持っていた私は「そうだよね・・・。やっぱりおっぱいは大きい方がいいよね・・・。」と比喩でなくメソメソする日々でした。病んでたな・・・と、今なら思います。

幸いなことに、長男を取り上げて下さった助産師さんがものすごーく頼り甲斐のある方で、退院後もケアやアドバイスを懇切丁寧に続けてくださった結果、徐々に長男が私の小さなおっぱいでも我慢して受け入れてくれるように。0歳にして(正確には生後10日)にして、諦めを学びつつある長男。不憫!
ただ、きお腹が空きすぎると錯乱していろんな記憶が吹き飛ぶらしく、相変わらず私の胸より一回りも二回りも大きな場所を探しては「ない!ない!」と錯乱に拍車をかけています。
・・・なんなの?その小さな嫌がらせは。

ちなみに私より半年早くママになった高校時代の友人からは
「授乳し始めたら、叶姉妹になれるよ!」
と太鼓判を押されましたが、今のところ、そんな気配は微塵もなく、谷間らしきものができたかも・・・・?という程度の微増に留まっています。

・・・叶姉妹だなんて贅沢は言いません。
でも、人生で一度ぐらいくっきりはっきりとした谷間を見下ろして、「谷間!!」という喜びを味わってみたいわけです。そんなささやかな夢のひとつやふたつ、叶えてくれたっていいと思うんだけどなー。神様の意地悪!
と、いう理不尽な八つ当たりを理不尽な相手にぶつけています。

ようやく私のおっぱいサイズに慣れて来はじめた長男のおかげで、こんな八つ当たりをぶつけられるぐらい元気になりました。
でも!
元気奪われてめそめそしていたのも長男のせいなわけで。
今に見てろー!母ちゃん、こういうせせこましい恨みはしつこく覚えてるんだからね!
と長男に言い聞かせる毎日です。

子育て、楽しいです。