のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

アルゼンチンタンゴのゆうべ/トリオ・ロス・ファンダンゴス

2011年07月31日 22時15分14秒 | 音楽鑑賞
今年のゴールデンウィークに、初めて
トリオ・ロス・ファンダンゴスさんのライブを鑑賞し、
アルゼンチンタンゴのリズムとメロディを満喫しました。
あまりに気持ちのよい空間だったので
ゴールデンウィークにもう1回、ライブ鑑賞。
身体一杯で音楽を楽しめる空間が大好きでした。

本日は、そのトリオ・ロス・ファンダンゴスさんの受付をお手伝い。
「受付」の意味をよくわかっていなかった私は気軽に
「いいですよー」と引き受けて、後から(受付開始直後に)
受付の大変さと責任重大さに気付きました。
そっか!受付ってお金の管理をしなきゃいけないんだ!!
(どう考えても気付くのが遅すぎる・・・。)

というわけで、受付開始後に気付いてしまったこともあって
「受付」というよりは「案内係」。
・・・にもならず、「挨拶係」を一生懸命がんばりました。
ライブ開始まで受付席に陣取り、いらっしゃったお客様方に
大きな声で「こんにちはー!」とご挨拶。
ワタクシ、声の大きさだけは自信があるのです。

ライブ開始後は、自分の向き不向きをしっかりと認識した上で
もうひとりの受付さんがお金の計算をし、お客様の数を数え、
お金の管理に間違いがなかったのかを確認してくださっている様子を
まじめに応援しました。
(むしろ迷惑。でも手伝うと確実に足を引っ張る自信あり。)
まじめに応援しながら、会場で始まっているライブを身体いっぱいで楽しみました。

・・・うん。
途中からは完全に「受付」としてよばれていたことすら忘れておりました。
純粋にライブを楽しみました。

というわけで、トリオ・ロス・ファンダンゴスさんの
「アルゼンチンタンゴのゆうべ」を満喫しました。
会場も満員大盛況。ちびっこくんから人生の大先輩まで
様々な年代の方がいらっしゃっていましたが、
会場に集まったみんなが笑顔で音楽を楽しんでいました。
みんなみんな歌って、リズムに身体をゆだねて、声出して笑って。
手拍子を打って、ブラボーと叫んで、喜んで。
身体全体が音楽で包まれるとこんなにも幸せな気持ちになれるんだな
みんなで音楽を楽しむと、こんなに楽しいんだな、ということを体感しました。

自然発生的に手拍子が始まって、
その手拍子がどんどん大きくなって
同じ箇所でみんなが一斉に笑って、隣の席の人ともがやがやと笑いあって。
音楽を通して、会場の空気が親近感に満ちたものになっていた気がします。
静かに聴き入るような音楽も勿論あって、
そういった音楽に浸りたいときもあるけれど
でも、こんなふうにわいわいがやがやとみんなで騒ぎながら楽しむ音楽もある。
昔から人が集まって楽しむときには必ずその場所に音楽があって
私たちは音楽と長く長く自然に寄り添ってきたんだな、と納得しました。

あー。楽しかった!
また、受付頼まれないかなー。
いつでも大歓迎なんだけどなー。
と心から思いましたが、あまりに無能だったので
次回からは頼まれない気がしてなりません。
今回で受付の仕事内容は把握しましたよ!とアピールをしなければ。

さあ、夏休み!

2011年07月30日 14時51分05秒 | 日常生活
いよいよ、8月。
世間は(社会人を除いて)すっかり夏休みです。
私も勝手に夏休み気分です。(一応、社会人)
8月だ!夏休みだ!と浮かれて予定を入れすぎて
7月の終わりから8月初旬まで連日、飲み歩くことに。

気持ちは「夏休み!」なのに
みんなで集まってすることが「呑むこと」になっている辺り
私もオトナになったもんだなぁ、としみじみ。
でも、こういう夏の楽しみ方も悪くない。
というか、好きだわ!とわくわくもしています。
野球観戦でも、花火大会でも、久々の再会でも
「とりあえず呑もっか」で始まるのがオトナの醍醐味っぽくて。
ビールが美味しい季節を満喫中。


・・・でもなー。
今、7月から8月にかけて夏休みをもらえたら
学生時代の100倍ぐらい楽しめること間違いなしなのになー。
と未練がましく思っているあたり、
私は相当に諦めの悪い人間だと思われます。

マルモのおきて

2011年07月27日 22時14分18秒 | テレビ鑑賞
■マルモのおきて
■のりぞう的2011年度春クール1位
■日曜21時 フジテレビ放送
■出演
 阿部サダヲ、芦田愛菜、鈴木福、比嘉愛未、世良公則
 伊武雅刀、滝沢沙織、小柳友、葛山信吾、鶴田真由

■感想 ☆☆☆☆☆
大好きな阿部サダヲさん主演!ということでテンションがぐぐっと上がりましたが
次々に出る新番組の情報によると
もうブームといっても過言ではない芦田愛菜ちゃんとのW主演だったり
犬まで出してきていたり、その犬がしゃべっちゃったり・・・と
いちいちミーハーでちょっぴりテンションが下がっていたこのドラマ。
第1回を見たのも、第3回放映時ぐらいだったような。
そして初回鑑賞後も、しばらくは「JIN」優先で鑑賞していました。

でも、回を重ねるごとに、どんどんマルモと双子ちゃん、ムックが織りなす
疑似家族が愛しくてたまらなくない存在に!
3人と1匹の距離感がほどよく近くて、微笑ましいのに
どこかに「家族じゃない」という遠慮もあって少し切ないすれ違いもあった序盤。
一緒に暮らすうちに、お互いに我儘を言えるようになり
遠慮がなくなってきた分、衝突も増えて
衝突と同じくらい、お互いに対する愛情も増えて来て・・・という
些細な感情のやりとりがかわいらしく、
私までもがこの家族の一員になったような気持ちにさせてもらえました。
寄せ集めの家族だったはずの3人と1匹がしっかり「家族」になり
お互いを思い合うようになったからこそ、訪れる終盤の別れの予感も
そのやりとりがまったくあざとくなく、押しつけがましくなく
「どうなるんだろう」とはらはらさせられました。

子どもと動物という「泣ける」要素をしっかり押さえているけれど
「泣ける」番組作りに注力していなくて、あくまでも軽く明るくかわいらしく。
その雰囲気はやはり主役が阿部さんだからこそ、なんだろうなぁ、と思いました。
とても個性的で、その場の雰囲気を阿部サダヲ色に染めてしまうのに
「俺が!俺が!」じゃなくて、その場の雰囲気を調和してくれる阿部さん。
彼の持つ軽やかで、「大人」や「子供」という垣根を感じさせない雰囲気が
このドラマの世界観に大きく影響していた気がします。

それにしても思うのは、「子育て」や「家族」には
社会とのかかわりは必要不可欠だということ。

独身男性のマルモがいきなり双子ちゃんをひきとって家族になれたのは
彼ら疑似家族を優しく暖かく、節度ある距離感で彼らを見守ってくれた
1階の大家さん親子や、会社の上司や同僚の存在があってこそ。
こんなに親切な大家さんや、こんなに物分かりのいい上司や同僚には
なかなか出会えないし、ドラマならではの理想社会だよね、とも思いましたが
ドラマだからこそ描けるあったかい社会、理想社会、かくあるべき姿って
あるんじゃないかな、あってほしいな、とも思いました。

「お隣さん」「お向いさん」が当たり前のようにあった20年前、30年前の日本。
その当たり前にあったものをなくしてしまった過程には
お隣さんやお向いさんがいるからこそ、発生するいざこざや面倒が
たくさんあって、だから私たちは、「お隣さん」や「お向いさん」との関わりを
絶つという選択をしてきたんだろうけれど。
それでも、やっぱり「子育て」はひとりやひとつの家庭だけで
するものじゃないんじゃないかな、と思いました。
いろんな人に支えられて暮らしている
マルモや双子ちゃんたち、ムックの姿がとても羨ましく見えました。

だからなのか、育児ノイローゼで双子を育てられなくなった
双子ちゃんのお母さんに対しても「敵役」ではない存在として迎えられました。
マルモとムックと双子ちゃんで築き上げている「家族」は暖かくて
居心地がとても良さそうで、ずっとずっとこの4人でいてほしいと思うけれど
でも、お母さんがひとりで後悔を抱えて暮らし続けるのもかわいそう。
それはきっと、そのままマルモの「思い」「悩み」でもあって。
ひとりで楽しく楽チンに独身生活を過ごしていたはずのマルモが
いつのまにか気楽なひとりぐらしを「寂しい」と気付いてしまった様子にも
だからこそ、双子ちゃんと離れたくないという気持ちと
だからこそやっぱり、双子ちゃんを返してあげなければ、と思う気持ちのはざまで
葛藤し続ける姿にも共感して見ることができました。

またね。ムックがね。
しゃべる犬という設定なのに、無闇にしゃべりすぎず
ここぞ!という時にのみ短いアドバイスをくれるだけっていうのが素敵でした。
ムックがしゃべるという設定に頼りすぎて
変に反則技のスペシャルな解決方法を使わず
あくまでも、地道にお互いに話し合い、誤解をときあって分かり合っていく。
その姿が清清しく、笑顔と涙を誘われるドラマでした。
芸達者な芦田さんも芸達者すぎずかわいらしく
私がちょっぴり抱いていた苦手意識を払拭してくれました。
鈴木福くんのかざりけのない子どもらしさもかわいくて大好きだったなー。

このふたりが「SMAP×SMAP」に出て
はしゃいでいた姿を見て、さらに大好きに加速がつきました。
この回の「SMAP×SMAP」は未だに消すことができていません。
本当にあいらしかったなー。

ほらね

2011年07月23日 22時17分06秒 | 日常生活
飲み過ぎました。
完全に。

後輩とふたり、初めて目にした焼酎を
「美味しいね。」
「美味しいですね。」
と言い合いながら、一本まるまる飲み干しました。
すっきりした味わいがめちゃんこ好みでうまかった!
お店で正規価格を確認せねば。
でもって、麦と飲み比べては、やっぱり私は芋派だわ!と確信してました。


とにもかくにも。
お酒もお食事もめちゃんこうまかった!
15時から食べ続け、飲み続け、お腹が張り裂けそうです。
美味し過ぎて、やめるきっかけがまったく見つかりませんでした。
あー。満腹。

かと思えば、会社でもなかなかきけないような話をたくさん聞きました。
部長の娘さんも美人さんでかわいらしかったなー。
嵐さんの話で盛り上がりました。


で。
今現在、山口県。
久々に乗り過ごしました。

ほらね。飲み過ぎた。

匙加減が難しい

2011年07月23日 14時03分12秒 | 日常生活
通常業務に全く手をつけられず、
イレギュラー対応と飲み会に追われた今週がようやく終わりました。
なんとも落ち着きなく慌ただしく動き回り、
周囲の先輩方と上司の
胃と頭を痛ませるだけ痛ませて過ごした今週を部長のご自宅訪問で締めくくります。

いろいろ覚悟を決めて、気合いも入れて。
お昼は抜きました。
昨日と一昨日の飲み会では、ほんの少しばかりお酒も控えました。
後は本日、呑んだくれるばかり。

幸い、本日は、快晴すぎるよ!と思わず突っ込みを入れたくなるような青空で。
ビールがとてつもなくおいしいんだろうなあ。
と、自分を奮い立たせています。

・・・飲み始めると、楽しくなっちゃうんだけどな。
でもって、楽しくなり過ぎると、飲み過ぎちゃうんだよねぇ。
と自分を戒めてもいます。

飲み過ぎ注意!
暴言注意!
と仕事以上に気を引き締め中。

歓喜の歌/2008年日本

2011年07月20日 23時34分41秒 | 映画鑑賞
□歓喜の歌/2008年公開・日本
□ストーリー
文化会館で働く飯塚主任は、似た名前のふたつのコーラスグループを聞き違え、大晦日のコンサートホールをダブルブッキングしてしまう。双方に掛け合うものの、どちらも一歩も譲らず大問題に発展。安定の上にあぐらをかき、人生テキトーにやりすごしてきた中年公務員は、合唱にかける彼女たちの情熱に右往左往するばかり。さらには夫婦の危機から溜めた飲み屋の勘定まで、日ごろのツケが一気にまわってきて・・・。
はたして飯塚主任の運命は?懸命に練習を重ねてきた「ママさん」たちの「歓喜の歌」は、大晦日の町に響きわたるのか。

□原作:立川志の輔(新作落語「歓喜の歌」)
□監督:松岡錠司
□脚本:真辺克彦 松岡錠司
□出演
小林薫、伊藤淳史、由紀さおり、浅田美代子、安田成美、田中哲司、
藤田弓子、光石研、筒井道隆、笹野高史、塩見三省、渡辺美佐子

□感想 ☆☆☆☆
小林薫さんが大好きです。あまり語らず、背中で男の哀愁を語ってみせる役柄とか、色気漂うかっこいい上司とか、かと思えば、にぎやかでおちゃらけてばかりのちゃきちゃき江戸っ子さんとか、とにかく変幻自在の演技が大好きです。どんな役を演じても品を失うことなく、ユーモアを漂わせ、どんなに駄目だなぁ、と思わせる人を演じても、どこか憎めないな、と思わせてくれる。そういうところが大好きです。
今回も、優柔不断で事なかれ主義、仕事ができない上に、自分のミスを隙あらば部下に責任転嫁しようと試みるダメダメ公務員をひょうひょうと演じられていました。これだけダメダメな公務員なのに、なぜか憎めない。愛嬌があるように感じてしまうのは、小林さんならではだと思うのです。
置かれている状況はとてもシリアス。今までの人生のツケがすべて回ってきたのか、大晦日を数日に控え、閑職に飛ばされたはずの仕事先で大ポカをやらかすし、ためていた飲み屋のツケもやくざ風の店主に追い立てられているし、妻には愛想をつかされそうになっているし。にも関わらず、悲壮感を漂わせることなくふらふらふらふらと右往左往する小林さんはとてつもなくしょうもないのに、かわいらしく思えてきます。かわいらしく思えるんだけれど、やっぱりしょうもない。その匙加減が絶妙でした。

前半、ひたすらふらふらしていた主人公もママさんコーラスのメンバたちの歌に対する熱意や大変そうに見える日常の中でも前向きに過ごしている姿勢を見て、徐々に刺激を受け始めます。ようやく責任を感じ始めて奔走する中盤。奔走はしているものの、あくまでも「無責任男なりに」の責任の感じ方で、どこか肩の力は抜けていて、一生懸命なのにユーモラス。スマートさのかけらもない奔走だからこそ、心からの応援を送りたくなります。

それにしても、ママさんコーラスの指揮者演じる安田成美さんがとてつもなくキュート!
私生活でも役柄の上でも40代だと思うのですが、年齢をまったく感じさせません。
多忙な日常に追われている中で、歌うことを楽しみにしている主婦を素直にのびのびと演じられていました。素なのかな、と思わせてくれるほど柔らかな表情で天真爛漫な女性を演じているのに、ふとした瞬間、その柔らかさの中に凛とした強さを感じさせてくれる素敵な女性でした。家族を愛し、どこかモラトリアムで夢見がちな旦那様の生き方を信じて前向きに支える彼女は、何があっても泣きごとを言わないし、どんな困難にも仲間たちと穏やかに笑いながら立ち向かいます。「強い女性」と「強がっている女性」の違いを見せつけてくれました。

そして、強いと言えば由紀さおりさん!
スーパーのパートさんや商店街のおばちゃんたちが寄り集まっている庶民派ママさんコーラスとは対照的なセレブ奥様コーラスグループのリーダー役を貫禄たっぷりに演じられていました。こういう役がとてつもなく似合います。でも、全然、嫌味はありません。貫禄あるし、毅然としているし、どこか冷たい印象も与えるけれど、同じくらいおかしみもあったかさも持ち合わせたこれまた素敵なリーダーでした。

クライマックスは、安田さん率いる庶民派コーラスグループによる「ダニーボーイ」の合唱とその中での平澤由美さんのソロ。圧倒的な歌唱力で、人間の声が持つ迫力、歌そのものが持つ大きな力を見せつけてくれます。この場面だけでも4~5回は繰り返し楽しんだ気がします。歌声を聴いているだけで、気持ちが奮い立ちました。この場面はぜひとも映画館で見たかったな。

それにしても、この映画には「悪人」がまったく出てきません。困った人はたくさん出るけれど、みんな「困った人」というよりは「人間味溢れる人」。歌が好き、という気持ちを支えに煩雑な毎日をがんばっている人たちの姿を見ていると、胸が熱くなりました。好きなものがある人生は豊かでしなやかで強い。そう思わせてくれる映画でした。大晦日を舞台に繰り広げられる人情味あふれるあたたかいお話で、見終わった後、身体の中からぬくもりを与えられた気がします。

原作は立川志の輔さんの創作落語なんだとか。道理で立川さんの登場が唐突だと思ったよ!と納得しました。落語バージョンも聞いてみたいなぁ。

ありがとう。お疲れ様でした。

2011年07月19日 23時22分08秒 | 備忘録
大関 魁皇が引退を表明しました。

ニュースを聞いた町の人々のインタビューのほぼすべてが
「ありがとう、だけですね。」
「本当によくがんばってくれた。しょうがないですよね。」
「寂しいけれど、ありがとうと伝えたい。
 本当にお疲れ様でした。」
という20年の土俵人生に対する感謝の言葉でしたが
私はニュースを聞いた瞬間、
「イヤだー!!九州場所までがんばってほしかったよう!
 せめて、もう1場所ぐらい。寂しいよー!!」
と駄々をこねました。

満身創痍の状態で、それでもがんばってがんばって
気力のみでがんばり続けてくれた魁皇なのに。
でも、やっぱり寂しい。寂しくてたまりません。

魁皇がひときわ大きな歓声で土俵に迎えられる姿を見るのが大好きでした。
大相撲人気がどんどん失速する中、
反比例するように大きくなっていった魁皇コールに
大相撲の人気がなくなったわけじゃない、
まだまだ相撲を好きな人はたくさんいるよね!と励まされました。

長い長い土俵生活。
本当にお疲れ様でした。ありがとう。

NHKさんのニュースでは
「『記録』と『記憶』を残してくれた力士」
と紹介されていて、私はその言葉に心からの賛同を送りました。
そして、引退に際してのコメントからも魁皇の人柄が滲み出ていました。

やっと終わったな、長かったと思う。

振り返れば、いろんな人に支えられ、応援してもらった。
そういう人たちがいたから、ここまでやってこれた。

23年間の相撲人生は長い。
簡単には振り返れないけど、すべての人に感謝したい。
言葉にできないほど感謝でいっぱい。魁皇としての人生は最高でした。

連想ゲーム

2011年07月19日 23時14分49秒 | 日常生活
母上のお友達の知り合いがめでたくご結婚されたことを知りました。
私も一緒に飲んだことがある方なので
喜ばしいね、嬉しいね、と親子二人で喜び合いました。

で、どんな人と結婚したの?
この間、連絡したときは全然、彼氏いないって言ってたのに!
と尋ねたところ、母上がもどかしそうに言いました。

「ほら。なんだっけ?棚からぼたもち、みたいなやつ。
 えっと・・・。いい結婚のこと!みんなで喜ぶやつ。
 今よりよくなる・・・みたいな。」



・・・みたいな?
もしかして・・・玉の輿?

「そう!それ!!」

それかー。
気持ちは伝わったけど。
母上の「玉の輿」に対するイメージも伝わりました。
棚からぼたもちですかー。

ほんとうのエコを考える世界紀行

2011年07月16日 11時33分25秒 | テレビ鑑賞
あ。相葉さんが出るんだー♪というだけで録画していたテレビ番組。
「エコ」という言葉は少し軽くて苦手ですが
でも見てよかったなぁ、としみじみ思った番組でした。
「エコ」とか「地球に優しい」とか気負う必要がないんだ。
今の私たちの生活に固執するならば、我慢は必要だけれど、
そもそも今の私たちの生活が最良なのかな、
きっと私が今の私の生活を手放すことで楽になることもたくさんあるだろうな
必要ないのに無意識のうちに身体中に力入れて踏ん張っている余分な力って
多いんだろうな、今の生活に固執することでなくしている笑顔もあるだろうな
と素直に思えました。

番組を見ていて心から納得したブータンの大統領の言葉
「あなたは幸せですか?」という相葉氏の質問への回答です。

「多くの人は『幸せ』と『喜び』を混同していると思います。
 『喜び』は感覚が満たされたときに感じるものです。
 味覚や嗅覚など身体的なものです。
 しかし、この『喜び』は一瞬のものですぐどこかへ行ってしまいます。
 これは『幸せ』とは違います。

 『幸せ』とは長く続くものです

 私は家族に恵まれています。そして、とても平和な国に住んでいます。
 今なお自然が豊かな国です。だから私は幸せだと思います。」

そして、このブータンの大統領の言葉を聞いたゲスト
船越さんの言葉にも深く深くうなずきました。

「羨ましいなと思ったのは、『幸せだと思うのはなぜですか?』
 という問いかけにこれだけ明確で分かりやすい、子どもだって
 『そうだよね』とうなずける言葉を持ってパッと答えを導き出せる
 国のトップがいて、そして国民たちもその国のトップに尊敬をささげている。
 国を牽引する人と国民が一枚岩になっている、
 その状況が羨ましいなと思いましたね。
 きっとそこも日本が見習うべきところですよね。」

夜のミッキー・マウス/谷川俊太郎

2011年07月16日 11時16分19秒 | 備忘録
久々に谷川さんの詩集に手を伸ばしました。
言葉の選び方、使い方を尊敬。
どんな感性を持っていたら、こんなふうに世界を見られるんだろう。

個人的に今回の一番の発見は「ああ」の官能的な世界でした。
人間には豊かな想像力があるから、直接的な言葉を使わなくても、
直接的な画像や言葉遣いよりもよほどエロティックな世界を紡ぎだすことができる。
言葉の力の大きさを痛感しました。

そして、「ひとつまみの塩」の最後の二行に深く感銘を受けました。
詩を読むとき、私はいつも考えすぎてしまうけれど
好きな言葉を探し出すだけでいい。理解しようなんて考えなくていい。
「レシピの楽譜を演奏するのは自分しかいないのだから
 理解を超えたものは味わうしかないのだから」

以下、私のための備忘録です。
----- 「五行」より抜粋 -----------------------------------------

昨日を忘れることが今日を新しくするとしても
忘れられた昨日は記憶に刻まれた生傷
    ・
    ・
    ・
その人の悲しみをどこまで知ることができるのだろう
目をそらしても耳をふさいでもその人の悲しみから逃れられないが
    ・
    ・
    ・

------ 「よげん」 ----------------------------------------------

きはきられるだろう
くさはかられるだろう
むしはおわれ
けものはほふられ
うみはうめたてられ
まちはあてどなくひろがり
こどもらはてなずけられるだろう

そらはけがされるだろう
つちはけずられるだろう
やまはくずれ
かわはかくされ
みちはからみあい
ひはいよいよもえさかり
とりははねをむしられるだろう

そしてなおひとはいきるだろう
かたりつづけることばにまどわされ
いろあざやかなまぼろしにめをくらまされ
たがいにくちまねをしながら
あいをささやくだろう
はだかのからだで
はだかのこころをかくしながら