のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

本屋バトン

2006年06月29日 23時17分16秒 | バトン
最近、さくさくとモノを整理し終え
潔さに磨きをかけたのび子さんから本屋さんバトンをいただきました。
最初に言っときますが、長いです。
本、映画のバトンはどうしても長くなる傾向が・・・。

1.本屋さんに行ってどんな本をみますか?
  雑誌、文芸書、文庫、漫画、児童書、NHKテキスト
  あとはぶらぶらと、気の赴くままに。

2.雑誌は買っていますか?
  角川の「野生時代」を2年ほど買っていましたが
  読書ペースが追いつかず、3月号で断念しました。
  美人さんが見たいときは「OGGI」を買ってます。
  あとは特集によって「サンキュ」「ダ・ヴィンチ」を。
  立ち読みしている雑誌はこの6倍はあります。
  立ち読みしすぎ。

3.最近よんだ本は?
  同時進行派なので、まだ読み終わっていない本が何冊も。
  「ラブレターの研究」渡辺淳一
   有名人のラブレターがいくつも入ってます。
   昔の人が書いた手紙って文章が美しく、情熱的で面白いです。

  「その日暮らし」森まゆみ
   編集者でエッセイスト、森さんのエッセイです。
   かっこいい女性に会えました。

  「空中庭園」角田光代
   友人から借りている本にようやく着手することができました。
   これはさくさく読めそうです。

  「モォツァルト・無常という事」小林秀雄
   先輩から借りている本。評論は苦手ということもあって
   かなり時間をかけて読んでいます。小林さんの知性溢れる
   文章にはうっとりしてます。こんな文章書いてみたい。
   
  「聖書」
   現在、マルコの福音書。読み物としてごく普通に楽しめます。

  最近、読み終えた本は、既にレビューを書いているので
  割愛させていただきます。

4.どんな漫画がすきですか?
  基本的に読むのはほとんど少女漫画です。
  いい子ちゃんタイプの主人公大好き、ベタな展開大好き。
  他に弱いのは「才能ある主人公」もの。
   「ガラスの仮面」美内すずえ
   「のだめカンタビーレ」
   「プライド」一条ゆかり

  あとは詩的気分、のほほん気分が味わえる作品も好きです。
   萩尾望都さん、萩原睦美さん、きらさん、深見じゅんさん
   これらの作家さんの作品はどれも好きです。

   最近、面白さを知ったのが松本大洋さん。
   絶対に個人的には購入することも立ち読みすることも
   なかったはず。「出会い」ですねぇ。

5.買って失敗した・・おもしろくないから買わなきゃ
  よかったという失敗はあります?

  「失敗した」という作品はありません。
  読んだことのない本や読んだことない作家さんの本は
  ほとんど買いません。好きな作家さんの本や何度も図書館で
  借りてしまうぐらい好きな本を古本屋で見つけては
  購入してます。

  でも、社会人になって多少冒険をし始めてたので、
  これから「失敗」との出会いもあるのかな。

6.本(漫画・雑誌を含む)にかけるお金は月に何円くらいですか? 

  月によって全く違います。
  けれど、平均すると3000円いかないぐらいではないかと。
  本屋より図書館派です。

7.雑誌や週刊誌はたまってくるとどうしますか?

  雑誌は読んだら捨てるもの!と思っているため
  たまることがありません。

8.おすすめの本があればおしえてください。
  雑誌でも漫画でも結構です!

  本を薦めるのって難しいので苦手です。
  なので、大好きな作家、北村薫さんの作品から3冊
  そして、童話から7冊ご紹介。
  ◆スキップ
   ある日、お昼寝して目覚めたら17歳から42歳に
   飛んでしまった真理子さんの話。彼女の真摯な考え方と
   努力には、何度読んでも感動できます。

  ◆秋の花
   ミステリですが、とてつもなく余韻がある青春小説です。
   泣けますよー。

  ◆六の宮の姫君
   芥川龍之介と菊池寛の交友関係について考察をしている
   小説です。めくるめく明治の文豪たちの交遊録に
   うっとりと思いを馳せられる小説です。

  ◆ぐうたら王とちょこまか王女
   小さい頃から大好きで何度、図書館で借りたか分かりません。
   しかし、現在は「なまけものの王様とかしこい王女」で
   発売されている模様。
   昔バージョンを古本屋で地道に探してます。
   ぐうたらな王様が怠け者病になってしまい、王様の娘の
   やんちゃ王女が治療する、というお話。
   この怠け者病にかかっている人、多いのでは?
   のりぞう自身も心当たりありまくりです。

  ◆ちいさいモモちゃんシリーズ(松谷みよこ)
   全6巻ですが、どれも本当に面白いのです。面白いのに
   大人の事情(別居や離婚や死について)きちんと子供にも
   分かるように描かれているのです。ラストは涙が止まりません。

9.これはよくないよっていう本はありますか?
  好みは人それぞれ、ですけどね。
  でも、携帯発信で話題を呼んだ小説はあまりお勧めしません。

10.本屋さんはどれくらいの頻度でいきますか?
  週に1回。週末に入り浸ってます。

11.買ったけど読んでない本ありますか?
  あります。。。熟成期間と呼んでいます。
  読むのを途中で放棄した本も、ある日読み返すと
  さくさく読めることもあります。本って不思議。

12.このバトンを5人に・・・
  本といえば、ゆきのさんですが、前回、似たようなバトンを
  渡してしまったので、今回は以下の3人にお願いします。

  ぜひ伺いたいのは、定期的に本を大量購入している気配が
  濃厚なエッジさん。
  のりぞうが勝手に、職場のすぐ近くに本屋があるのでは?
  と推測しているエビマユさん。
  そして、受け取ってくださるのかちょっぴりどきどきしつつ
  渡します。choppar-totoさん。

  もし、よろしければ、ぜひぜひお願いします☆
  勿論、強制ではございませんので。

アテンションプリーズ

2006年06月28日 23時21分07秒 | テレビ鑑賞
■のりぞう的2006年春クール1位
■火曜夜21時放送
■出演:上戸彩、真矢みき、錦戸亮
    相武紗季、小日向文世

■ストーリ
 美咲洋子は幼い頃から「女の子とおままごと」より
 「男の子とプロレスごっこ」が楽しかったという“オトコ女”。
 ボーイッシュで破天荒な現代っ子の美咲がひょんな事から
 意地を張り、全く柄でもない男性陣の憧れの存在
 “キャビンアテンダント”を目指すことになる。

■感想
 終わってみれば、最も楽しみに見ていた作品となっておりました。
 こんなはずではなかったのに。
 軽い気持ちで見始めた上に、前半部分はヒロイン美咲さんの
 ハイテンションぶりと破天荒ぶりにうんざりしていたのです。
 こんな人とは絶対一緒に働きたくない。魅力を感じない。

 しかし、ワタクシ、どうにも「単純な」ドラマに弱い模様。
 少しずつ少しずつ成長していく主人公の姿に
 もうあっけなく感動していました。
 特にラスト3回は、うるさかった上戸さんも落ち着いた
 しゃべり方になり、「キャビンアテンダント」として、
 女性として魅力的にになっていたため、ごくごく普通に
 楽しんでました。

 ところで、このドラマでは、ヒロインを通して、
 「話し方」「姿勢」「言葉遣い」の重要性を私も実感
 させられっぱなしでした。緊急事態でも声を抑え、
 早口にならず(てんぱらず)おちついて話すだけで、
 女性としての品がワンランクアップするんですね。
 見習わなければ。

 最終回、厳しかった教官にヒロインがお礼を言うシーンは
 上戸さんと真矢さんの涙をこらえる演技に感動。
 ・・・でも、自分の職業と重ね合わせ、身につまされてしまい
 素直にその感動に身をゆだねることはできませんでした。
 「厳しく怒ることができる」ってすごい。
 その厳しさを分かってくれる生徒に成長させられるって
 なお、すごい。

 正直、キャビンアテンダントという職業にはまったくもって
 魅力を感じませんが(時間が不規則だし、飛行機に乗らなきゃ
 いけないし)それでも、これだけの訓練を経て、プロになる
 彼女たちの職業に対する愛情には好感をもてました。

 ちなみに小泉孝太郎さんのこういうはじけた演技は
 大好きです。途中でおもらししちゃったところでは
 どこまで崩れるつもりだ・・・と心配しましたけど。

文車日記―私の古典散歩/田辺聖子

2006年06月28日 23時10分36秒 | 読書歴
■内容
 田辺聖子自身が好きな古典文学に関するエッセイ。
 古典を楽しむ人にも初心者にもお勧めのエッセイ。

■感想 ☆☆*
 読書が好き、と公言しておきながら、私の読む本のジャンルは
 偏っていて、「本が好き」ということに少々おこがましさを
 感じている。

 だからだろうか。こういう本に関するエッセイや
 本に関するうんちく話、そして本に関する資料集などを
 ぱらぱらと読むのがとても好きだ。
 まだ読んだことのない本にわくわくし、面白そうな本に
 心ときめかせ、次に読みたいと思う本を探すひととき。
 まさに幸福な瞬間。

 この文車日記でも「古典」と呼ばれる作品の中から
 数多くの本が紹介され、興味をそそられた。
 読んでみたいと思う本が増える喜びを味わえた。

 田辺さんの本に対する愛情が随所からわってくる。
 彼女の博識ぶりに舌をまく。かなわないなぁと思う。
 本に対する愛情も本に関する知識量も。

 けれど、私は他人が本に愛情を寄せている姿を
 見るのもすきだ。「同士よ!」という気分になる。
 会ったこともないのに、一緒に本について
 語り合っているような気分になる。
 そういう「嬉しさ」も味わえた作品。

寝てましたとも

2006年06月27日 20時58分34秒 | 日常生活
明け方、母親からの電話で目が覚めました。
寝ぼけ眼で電話を取り
「もひもひ?」と答えると、母親から驚かれました。

「びっくりしたー。
 寝とうかとおもっとったー。」








・・・・寝てましたとも。今の今まで。
電話を切ったら、携帯の液晶には4時50分の文字が。
思わず二度寝をしてしまいました。

・・・・今日の寝坊は
まちがいなく母親のせいだと思うのです。

トップキャスター

2006年06月27日 20時53分50秒 | テレビ鑑賞
■のりぞう的2006年春クール5位
■月曜夜21時放送
■出演:天海祐樹、矢田亜希子、玉木宏、、
    生瀬勝久、児玉清、谷原章介

■ストーリ
 国内のニュースでスクープを連発した後、米国へ渡っていたが、
 数年ぶりに帰国した椿春香。彼女は新たに始まる日本の夜の
 ニュース番組のアンカーウーマンを任されていた。彼女と
 彼女を一緒に仕事をすることになったスタッフたちの仕事と友情、
 恋の物語。

■感想 ☆
 ・・・・母と見ながら真剣に玉木さんの役者生命を心配した
 作品です。玉木さん演じるADがあまりにあほで、彼のファンが
 減ってしまうのではないかと、他人事ながらはらはらしてました。
 ちなみにドラマの中では彼のことを「天然」と言ってました。
 天然を馬鹿にしないでいただきたい。

 でも、まあ、文句を言いながらも
 結局のところは、家にいる限り、見てたんですけどね。
 それもこれも大好きなドラマレビューサイトの管理人さんの
 辛口突っ込みトークを楽しむためです。
 このドラマが空回りすればするほど、管理人さんが
 どんなふうにレビューを書くのかわくわくしながら見てました。

 完全にドラマの楽しみ方を間違えてますけど。

 自分がこんなぬるい感想を買いていながら言うのもなんですが
 基本的に「突っ込み」体質の文章が好きです。
 こまかく緻密な理系突っ込みではなく、勢いとユーモアを交えた
 オトコマエ突っ込みが特に好き。
 おもしろおかしく毒を吐ける人ってかっこいいですね。

 そういう意味で天海姐さんはこのドラマの中でも
 ドラマのぬるい笑いに負けず、かっこよく毒を吐き
 勢いよく啖呵をきっていてかっこよく、好きでした。
 周囲のぬるーい方々に負けない姐さんは素敵でした。
 谷原さんも相変わらず、かっこよくおもしろくかわいらしく。
 ふたりの息の合った「だめだめ大人カップル」演技は
 このドラマの中で唯一楽しめました。

 ・・・ダメな子ほどかわいらしくて見捨てることができない。
 今の「月九」に抱いている気持ちはそんな気分です。
 なまじ、もっともドラマを見ていたときが
 「ドラマといえば月九」だったからついつい見守ってしまいます。

 ま、大きなお世話なんですけどね。

おいしいプロポーズ

2006年06月25日 23時09分56秒 | テレビ鑑賞
■のりぞう的2006年春クール4位
■日曜夜21時放送
■出演:長谷川京子、小出恵介、小池栄子、
    小林麻央、サエコ、橋爪功

■ストーリ
 長谷川京子演じるしなやかで勝気な女シェフと、
 小出恵介演じる勢いのある世間知らずのヤングセレブ。
 未知数だらけの、ちょっとコミカルで波乱いっぱいの
 ラブストーリー。・・・・だそうですよ。

■感想
 えー。文句言いつつも好きですよ。
 こういう先が見えるラブストーリー。
 主人公のカップルがのりぞう好みだと、文句なしです。

 そういう意味で今回は目の保養代わりに毎週見てました。
 ハセキョー、かわいい。。。。
 モデルから女優になった当初、
 「モデルのときはあんなにかわいかったのに
  最近はなぜ?どうして?」
 と思ってたのが嘘のよう。今回のハセキョーは
 本当に美しくて美しくて、のりぞうが恋に落ちてました。

 年下のヤングセレブ(って言葉が恥かしい気がするんですが)
 を演じた小出君も大変、一途で一直線で素敵でした。
 やはり恋愛ドラマは男性に一生懸命になってもらわねば。

 しかし、なんと言っても注目していたのは
 前半に出演していた小林麻央ちゃん。
 最近ののりぞうは小林麻央ちゃんの演技から目が話せません。
 「こりゃ、ひどいや・・・」とつぶやいてしまった
 デビュー作から徐々に演技がうまくなってきているような
 気がしないでもない麻央ちゃん。けれどもまだまだ水準に
 達していないような気もする麻央ちゃん。
 「めざまし土曜日」で見る彼女がかわいらしいだけに
 頑張って欲しくて、いつも肩に力を入れてみてました。

 ハセキョーと麻央ちゃんが心にのこったドラマでした。
 でも数年後には忘れてるんだろうな、このドラマの存在を。
 そんなドラマです。

富豪刑事デラックス

2006年06月25日 22時56分31秒 | テレビ鑑賞
■のりぞう的2006年春クール2位
■木曜夜21時放送
■出演:深田恭子、山下真司、夏八木勲
    西岡徳馬、寺島進、升毅、

■ストーリ
 とてつもない大金持ちの神戸美和子は警視庁捜査一課の刑事。
 常人には思いつかないような金持ちならではの捜査で
 事件を解決していく。

■感想
 こういうふうに気合を入れて作り上げられた
 ばかばかしいドラマは大好きです。
 作り手の意気込みが普通のドラマとは違う気がします。

 2005年冬クールに放映され、好評だった「富豪刑事」の
 続編。デラックスバージョンということで、馬鹿馬鹿しさに
 拍車がかかっていて大好きでした。

 もう、こういうドラマは何も考えずに、
 だらだらと楽しむのが一番。ひとりで見てようが、
 夜中だろうが気にせず、笑ってみるのが一番。

 とはいえ、前回の作品は馬鹿馬鹿しさの中に
 ダークな匂いもしてそこが好きでした。
 今回はそのダークな部分が薄まった感じでそこが少し不満。
 やはり続編は難しいのかなー。

 でもフカキョンがかわいらしいので、それで満足です。

鉄コン筋クリート/松本大洋

2006年06月25日 22時22分44秒 | 読書歴
■ストーリ
 宝町に住む少年、シロとクロはネコと呼ばれ、他の町でも
 恐れられる存在。学校にも通わず、暴力で金を奪い取る
 荒んだ生活を繰り返していた。そんな中、宝町に
 「子供の城」という不思議なビルができた。昔からあったものが
 どんどん消えていく。いつものことと気にしてはいないつもりの
 クロだったが、シロはどうやら町が変わっていくことに
 気づいているようだった。

■感想 ☆☆☆
 男性漫画の絵柄が苦手だ。トーンを使わずに筆で緻密に
 書かれる背景。その緻密な画面構成が胸に迫りすぎて
 苦手なのだ。まして暴力が話に絡みすぎると、俄然
 読むスピードが遅くなってしまう。
 そういうわけで同期から借りた漫画にも関わらず、
 熟成期間を設けてしまった。

 が、「GOGOモンスター」があまりに面白かったため
 「鉄コン筋クリート」にも興味がわき、ようやく手に取った。
 そしてそのままノンストップで読み終えた。

 光と影、そして「古いもの」と「新しいもの」が混在する街は
 そのまま現代の日本だ。私たちが失いつつあるもの、そして
 新しく得ようとするもの、直面しつつあるものが
 漫画の中に再現されている。

 光があるから影が存在する。
 影が存在するから光が存在感を発揮する。
 どちらか一方がなくなると、その存在価値を失ってしまう。
 その危ういバランスの上に成り立つふたつの関係が痛々しい。
 シロを守るために自分の手を汚すクロ。
 そしてシロを守れないかもしれない、と涙を流すクロ。
 シロのためにシロを手放し、ひとりで生きる決意をするクロ。
 徐々に壊れていくクロ。

 一方、シロはその純粋な心でクロのすべてを包み込む。
 クロの悲しみも虚無感もすべてを受け入れ、クロにないものは
 自分が持っているから大丈夫だ、と言い放つシロ。
 クロが自分を失って壊れていく様を遠く離れていても
 分かってしまうシロ。
 クロが最後の一線を越えようとするとき、初めて
 クロを求めて泣き叫ぶシロ。

 クロとシロ。光と闇。
 それは、単体では存在できない関係、そして、
 お互いにお互いを必要とする関係なのだ。
 
 クロはすんでのところで闇にとりこまれず、こちらの世界に
 とどまる。けれども自分の手に闇の痕跡は残る。
 私たちは常に覚えていなければいけない。
 自分の中に常に闇があることを。
 簡単に闇の世界に転ぶことができることを。

 街は変わっていく。いくら古い町が気に入っていても
 新しいものは常に入ってくる。
 けれど、どんなに変わっても世界には光があふれている。
 こちらの世界に私たちをひきとめる「何か」はずっと存在する。
 そのことも覚えて、私たちは街を、街にすむ住民を愛し続けたい。

ありがたいことに

2006年06月24日 23時30分13秒 | 日常生活
本日、夜はひょんなことから裏方のお手伝いをすることになった
映画「北辰斜にさすところ」の応援飲み会でした。
10月クランクインのこの映画
これから準備が本格化してきます。
その打ち合わせと資金調達応援依頼の飲み会です。

メールでお誘いされたとき、何も考えずに
「はーい!行きまーす!」と返信したのりぞう。
不安になったのは昨日、「明日の参加者一覧」が掲載された
メールをいただいたときでした。

・・・・おや?意外と少人数?
・・・・・おや?男性ばかり?
いや、名前の印象では「男性」ばかり、
というよりは「おじ様」方ばかりのようですよ?

のりぞう、ぴーんちっ。
思いっきり場違いなのでは?
と、恐る恐る参加してきました。

案の定、到着したのりぞうを迎えてくださったのは
おじ様方ばかり。むしろ自己紹介を伺っていたら

「昭和30年卒業 ○○です。」
「昭和60年卒業 ○△です。」
「昭和58年卒業 ××です。」

のりぞう以外、全員、鹿児島大学卒業のおじ様方ばかり。
映画の舞台が現在の鹿児島大学(旧制七高)なのです。
その場の雰囲気はもはや鹿児島大学の同窓会です。

場違いも甚だしいのりぞう。

それでも行って良かった、と心から思いました。
映画にかける皆様の思いを聴くことができて本当によかった。
そこにあるのは「利益」や「名誉」ではなく
純粋に「次世代に伝えたいこと」
「自分が今、社会に恩返しできること」への想いでした。

ひとりひとりが映画に対する思いを述べていた中
ひとりのおじ様の言葉がのりぞうの琴線に触れました。

「ありがたいことに66歳で癌になりました。
 癌になって初めて生きることのすばらしさ
 生きることの楽しさを考えました。
 本当にありがたい体験でした。
 ありがたいありがたい癌体験でした。
 生きるすばらしさを知った66歳が私の人生の
 再出発点、折り返し地点です。
 これからは、ただただ皆様に恩返ししていきたいのです。
 世の中の人に伝えたい。
 60歳、70歳。まだまだこれからです。」

死と直面した上で、その体験を「ありがたい」と
笑顔でおっしゃる姿はとても穏やかで
言葉には重みとぬくもりがありました。

こんなふうに年を重ねたい。
そう思わせてくださった出会いに感謝。
素敵な一日でした。

のりぞうの温度

2006年06月24日 22時57分36秒 | 日常生活
本日、お昼はかねてから楽しみにしていたぽこりとの食事でした。
ぽこりお薦めのランチを「ビストロ パルファン」にて
心から堪能いたしました。
都心にあるにもかかわらず、お庭が綺麗で
緑とお店の雰囲気に心和む空間です。
空間だけではなく、お料理の味でも盛り付けでも笑顔になれるお店でした。

ま、こんなおしゃれなお店もいいよね。
こんなおしゃれな空間をもっと楽しまないとね、と
お互いのひきこもり体質を反省しあいながらランチ。
もっともぽこりは引きこもり体質改善中のようです。
最近の交友関係を伺って、大いに刺激を受けてきました。

その後はお定まりのお茶タイム。
12時に会って18時に別れるまでひたすらしゃべり倒しました。
夜から別の約束があったのりぞうが
なごりを惜しみつつ、そろそろ・・と時間を気にし始めると
ぽこりがしみじみとおっしゃいました。

「のりぞうの何が好きって
 話を聞くとき、熱すぎないところだよね。
 ぬるーい感じが心地よいの。」




・・・・・さすが長い付き合い。
のりぞうのこの長所と短所すれすれの体質を
見事いいほうにうけとめてくれてるわ。

えー。のりぞうがよく言われる言葉は
「話、聞いてそうで聞いてないよね?」
「相槌に心がこもってないときがあるよね?」

話はちゃんと聞いてます。
相槌も心からしてます。
ただ人の話で自分の温度はあがりません。
のりぞうはいつもぬるいまま。
そんなに温度上げたり下げたりしてたら疲れるもの。

・・・それを適温と言ってくださる友人は大切にしなくては。