昨日は辞書にサンプルとして載せてもいいぐらい気持ちの良い「公園日和」で、幼馴染の息子君と約束していた公園へ出かけていきました。
行きたがっていただけあって、幼馴染君は公園内を自由に駆け巡り、どこにいるのか見つけ出せないこともしばしば。
一方、人見知りの激しいうちの息子さんは、人がたくさんいる公園に気後れしたのか、私の周りをうろうろして、公園の木にかかっている名札をチェックする始末。
いちいち、私を手招きし、「このおなまえ、なあに?」と小さな声で聞いてくる。いつもの大声はどこに置いてきましたかー?今こそ!走ったり騒いだりする時間なのだよ!
ふたりで一緒に公園へ行ったものの、ものの見事にふたり別々に遊んでいて、たまに遭遇する。そんな時間を楽しんでいました。
せっかくだから、と夜ごはんも一緒に食べてお別れしようとしたところ、幼馴染君が
「わあ!!わああ!!」
と叫び始めました。どうやら別れたくなり模様。別れがたい気持ちは分かる。分かるけど、もう夜だし・・・。
うちに泊まる??
と何気なく聞いたところ、こくんと頷く幼馴染君。
え??泊まれるん??
と親の方が驚きました。なんでも、これまで親戚の家にも泊ったことがないんだそうで、人生初のお泊りチャレンジ。
うちの息子さんは何度失敗したか分かんないよ??深夜3時に呼び出されたこともあるよ?大丈夫??
しかも、我が家、猫さんがいるよ?本当に大丈夫??(幼馴染君は、動物が少し苦手なのです。遠く離れて見る分には平気らしいのですが、道の向こう側にいる猫さんを見かけただけで泣いてしまった過去があります。)
と(親の方がドキドキしながら)我が家へ連れて帰り、うちの息子さんは、張り切って幼馴染君を家(自分のテリトリー)に招き入れていました。
案の定、我が家の猫さんたちを見るたびに
「うわー!ねこー!!」
と毎回、律義に叫んでいましたが、
「まえよりはこわくなくなったんよ。」
と教えてくれました。(でも、猫さんたちが移動するたびに「うわー!!」と叫び、猫さんたちの姿を見失うと、「ねこ、どこ??」と存在を確認していました。どこにいるのかをきちんと把握しておきたいらしい。)
そんなこんなではしゃぎまわっていた子どもたちの第一関門はお風呂でした。
「お風呂入るよー」
と声をかけると、顔をこわばらせる幼馴染君。
「入るよ。」
と、また声をかけると、全身で拒否。小さい声で
「おうちかえる。」
と言い出したのでした。帰ってもいいけど、せっかくだからお風呂ぐらい入って帰りなさいな。と言いながら、泣きわめいて抵抗する幼馴染君の洋服を脱がせ、お尻を洗って、お風呂に放り込みました。
お風呂に入った後もしばらくは全身緊張状態の幼馴染君とその様子を興味深く眺める息子さん。
なにせいつも泣きながら怒られたり、なだめられたりしているのは自分のほうなのです。
自分以外の誰かが我が家で泣いている様子がもの珍しい様子。
しばらくすると、幼馴染君もようやく落ち着き、お風呂場で遊ぶ息子さんを眺めて、笑顔を見せ始めました。
後から聞いたところ、幼馴染君は顔が濡れることをすごく嫌がるタイプで、自宅以外の入浴を断固拒否してきたとのこと。「おふろにはいれたんだ!!」と(私のほうの)幼馴染が驚いていました。第一関門、無事に突破。
その後はとってもいい子で、さっとお着替えをし、ちゃっちゃと歯磨きをして、裸のままぐずぐず遊んでいる息子さんに
「なんで、まだはだかんぼうなんだー。」
と先輩風を吹かせていました。
そして、ふたりで仲良くお布団に入り、「ヘンゼルとグレーテル」の童話を読んで就寝。
寝る間際にお泊りチャレンジの先輩であるうちの息子さんから
「あのね。かえりたくなったら、ないたらいいんよ。ないたら、かえれるけんね。」
と今までの経験から学んだことをアドバイスされていました。
しばらくは眠れずに目を開けていましたが、(そして、表情もとても心細そうでしたが)抱っこしてあげると、眠ることができました。
我が家の息子さんも幼馴染君が抱っこされても嫌がらず、真ん中を幼馴染君に譲って、端っこで眠ることができました。すばらしい!
昼間、公園で走り回っていたこともあって、二人とも無事に眠りにつくことができました。第二関門も突破。
一時間後。
寝室から聞こえてきたのは、「かえりたくなったら、ないたらいいんよ。」とアドバイスをしていた息子さんの泣き声でした。
なぜかホームグラウンドにいるほうが泣くんだよ・・・・
と思いながら(いえ、口に出していました。夫さんも同じセリフを口に出していました。)寝室に向かい、息子さんを慰めていると、いつもは「一度寝たら、朝まで起きない」と聞いていた(そして、私を何度も羨ましがらせた)幼馴染君がむっくりと起き上がりました。
やっぱりいつもと違う環境で眠りは浅い様子。
息子さんをなだめた後、幼馴染君をもう一度、抱っこしてあげると、もう一度、眠りに落ちましたが、夜中も何度か起きていました。何度か起きるものの、泣くことはなく、抱きしめたり、胸をぽんぽんとたたいてあげると、ふたたび静かに眠りにつき、うちの息子さんとの格の違いを見せつけてくれたのでした。
というわけで、リフォーム後の我が家に初めて泊まったのは、従兄姉のふたりではなく、幼馴染君でした!
起床後、なぜか息子さんも嬉しそうに、恥ずかしそうに、得意そうにしていて、ちょっとほほえましかった朝。
楽しい楽しい週末でした。
行きたがっていただけあって、幼馴染君は公園内を自由に駆け巡り、どこにいるのか見つけ出せないこともしばしば。
一方、人見知りの激しいうちの息子さんは、人がたくさんいる公園に気後れしたのか、私の周りをうろうろして、公園の木にかかっている名札をチェックする始末。
いちいち、私を手招きし、「このおなまえ、なあに?」と小さな声で聞いてくる。いつもの大声はどこに置いてきましたかー?今こそ!走ったり騒いだりする時間なのだよ!
ふたりで一緒に公園へ行ったものの、ものの見事にふたり別々に遊んでいて、たまに遭遇する。そんな時間を楽しんでいました。
せっかくだから、と夜ごはんも一緒に食べてお別れしようとしたところ、幼馴染君が
「わあ!!わああ!!」
と叫び始めました。どうやら別れたくなり模様。別れがたい気持ちは分かる。分かるけど、もう夜だし・・・。
うちに泊まる??
と何気なく聞いたところ、こくんと頷く幼馴染君。
え??泊まれるん??
と親の方が驚きました。なんでも、これまで親戚の家にも泊ったことがないんだそうで、人生初のお泊りチャレンジ。
うちの息子さんは何度失敗したか分かんないよ??深夜3時に呼び出されたこともあるよ?大丈夫??
しかも、我が家、猫さんがいるよ?本当に大丈夫??(幼馴染君は、動物が少し苦手なのです。遠く離れて見る分には平気らしいのですが、道の向こう側にいる猫さんを見かけただけで泣いてしまった過去があります。)
と(親の方がドキドキしながら)我が家へ連れて帰り、うちの息子さんは、張り切って幼馴染君を家(自分のテリトリー)に招き入れていました。
案の定、我が家の猫さんたちを見るたびに
「うわー!ねこー!!」
と毎回、律義に叫んでいましたが、
「まえよりはこわくなくなったんよ。」
と教えてくれました。(でも、猫さんたちが移動するたびに「うわー!!」と叫び、猫さんたちの姿を見失うと、「ねこ、どこ??」と存在を確認していました。どこにいるのかをきちんと把握しておきたいらしい。)
そんなこんなではしゃぎまわっていた子どもたちの第一関門はお風呂でした。
「お風呂入るよー」
と声をかけると、顔をこわばらせる幼馴染君。
「入るよ。」
と、また声をかけると、全身で拒否。小さい声で
「おうちかえる。」
と言い出したのでした。帰ってもいいけど、せっかくだからお風呂ぐらい入って帰りなさいな。と言いながら、泣きわめいて抵抗する幼馴染君の洋服を脱がせ、お尻を洗って、お風呂に放り込みました。
お風呂に入った後もしばらくは全身緊張状態の幼馴染君とその様子を興味深く眺める息子さん。
なにせいつも泣きながら怒られたり、なだめられたりしているのは自分のほうなのです。
自分以外の誰かが我が家で泣いている様子がもの珍しい様子。
しばらくすると、幼馴染君もようやく落ち着き、お風呂場で遊ぶ息子さんを眺めて、笑顔を見せ始めました。
後から聞いたところ、幼馴染君は顔が濡れることをすごく嫌がるタイプで、自宅以外の入浴を断固拒否してきたとのこと。「おふろにはいれたんだ!!」と(私のほうの)幼馴染が驚いていました。第一関門、無事に突破。
その後はとってもいい子で、さっとお着替えをし、ちゃっちゃと歯磨きをして、裸のままぐずぐず遊んでいる息子さんに
「なんで、まだはだかんぼうなんだー。」
と先輩風を吹かせていました。
そして、ふたりで仲良くお布団に入り、「ヘンゼルとグレーテル」の童話を読んで就寝。
寝る間際にお泊りチャレンジの先輩であるうちの息子さんから
「あのね。かえりたくなったら、ないたらいいんよ。ないたら、かえれるけんね。」
と今までの経験から学んだことをアドバイスされていました。
しばらくは眠れずに目を開けていましたが、(そして、表情もとても心細そうでしたが)抱っこしてあげると、眠ることができました。
我が家の息子さんも幼馴染君が抱っこされても嫌がらず、真ん中を幼馴染君に譲って、端っこで眠ることができました。すばらしい!
昼間、公園で走り回っていたこともあって、二人とも無事に眠りにつくことができました。第二関門も突破。
一時間後。
寝室から聞こえてきたのは、「かえりたくなったら、ないたらいいんよ。」とアドバイスをしていた息子さんの泣き声でした。
なぜかホームグラウンドにいるほうが泣くんだよ・・・・
と思いながら(いえ、口に出していました。夫さんも同じセリフを口に出していました。)寝室に向かい、息子さんを慰めていると、いつもは「一度寝たら、朝まで起きない」と聞いていた(そして、私を何度も羨ましがらせた)幼馴染君がむっくりと起き上がりました。
やっぱりいつもと違う環境で眠りは浅い様子。
息子さんをなだめた後、幼馴染君をもう一度、抱っこしてあげると、もう一度、眠りに落ちましたが、夜中も何度か起きていました。何度か起きるものの、泣くことはなく、抱きしめたり、胸をぽんぽんとたたいてあげると、ふたたび静かに眠りにつき、うちの息子さんとの格の違いを見せつけてくれたのでした。
というわけで、リフォーム後の我が家に初めて泊まったのは、従兄姉のふたりではなく、幼馴染君でした!
起床後、なぜか息子さんも嬉しそうに、恥ずかしそうに、得意そうにしていて、ちょっとほほえましかった朝。
楽しい楽しい週末でした。