のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

腰の重さは天下一品です

2009年02月22日 23時55分20秒 | 日常生活
普段、滅多に車に乗らないため
今ひとつ実感できていませんでしたが
ガソリン代の値段が随分と落ち着きを取り戻しておりました。

本日、我が家の軽自動車を満タンにしたところ
価格はなんと2,200円!
数ヶ月前の高騰が嘘のような落ち着きっぷり。
しかし、生憎、母上のお財布には2100円しかなかったらしく
「うわ。100円、足りんわー。小銭、ある?」
と尋ねてきました。

任せなさいっ!
自慢じゃありませんが、ワタクシの財布は
札よりも小銭の在籍率のほうが高いのです。
小銭だったら、容易に見つかる可能性大なのです。
はい、100円ね!
と、100円玉を取り出し、
2200円ちょうどをお渡しいたしました。
爽やかな店員さんがハキハキした声で
「ありがとうございます!」
と言いながら、領収書をくださいました。

いえいえ、こちらこそありがとうございます。
いつもご苦労様でございます。

と、にっこり微笑みながら領収書を受け取り、母親に渡します。
ガソリン代ってば、本当に安くなっとったんやねー。
本当によかったよ。
このくらいの値段やったら、
怖がることなくガソリンを入れるられるねー。
と無邪気に喜ぶワタクシ。
最近、むやみに外部に対して攻撃的ですが
こういった小さな喜びを見つける心もまだまだ健在なのです。
ガソリン代が安くて、うれしーぞー♪

喜ぶワタクシを横目に、
「ね。もしかして、のりちゃんも100円玉持ってなかったと?
 1000円札出してくれたん?」
といぶかしげに尋ねてくる母親。

・・・・?なんで?
ワタクシ、さっき母上の目の前で100円玉を出したよね?
その光景、見とったでしょうに。
なに?度忘れ?もしかして眠い?瞬間的に寝てた?

寝てないよ!!
と憤りながらも、なお歯切れ悪く
「そうよねー?100円玉を出しとったよねぇ?」
と、奥歯にモノが挟まったような話し方をする母親。

すると、先ほどの爽やか店員さんが戸惑いがちに
おずおずと近寄ってきました。
「・・・・あのう。
 お客様は、一体、何をお待ちで?」

・・・え?
勿論、お釣りですけど。
お釣りを待ってるところなんですけど。・・・まだですか?

と答えた瞬間に思い出しました。




!!!
ワタクシ、2,200円きっかりお渡ししたんデシタネ。
お釣りなんて発生するわけナイんデスヨネ。。。。
きーやー!!
失礼いたしましたーっっ!!
もうっ!今!すぐにっ!今すぐに、ここを立ち去りますからっ!!

と、大急ぎで車を発進させるワタクシ。
その隣で
「そうやろー?何を待っとんやろか?って不思議やったとってー。」
と、安心する母親。

いやいやいやいや!
今、安心するぐらいなら、さっきの時点でもっと
きっぱりすっぱり状況を確認してくれればよかったのにーっ!!

爽やか店員さんは、自分が悪いわけでもないのに
ものすごくばつが悪そうでしたから。
どういうふうに話を切り出したらよいものやら・・・
と迷っている感じがまざまざと表情に出てましたから。

本日の教訓
 どんなお店であれ、腰の重い客は迷惑です。
 用事がすんだら、速やかにお店を出ましょう。

九月の恋と出会うまで/松尾由美

2009年02月22日 23時54分49秒 | 読書歴
7.九月の恋と出会うまで/松尾由美
■ストーリ
 旅行代理店に勤める北村志織、27歳。彼氏なし。
 気に入っていたアパートを趣味でやっている写真の現像の臭いが
 もとで追い出される。自称芸術家しか住むことができないアパートに
 引っ越せた志織は快適なアパート生活を楽しんでいた。
 しかし、ある日、壁にあいているエアコン用の穴から男性の声が
 聞こえてくる。「もしもし、そこにいますか?」
 一年後の未来から話しかけているという不思議な男の声は
 半信半疑の志織にお願いしたいことがあると言うのだった。
 奇妙な仕事を引き受けた志織は・・・。
 「男はみんな奇跡を起こしたいと思っている。
  好きになった女の人のために」少し奇妙なSFラブストーリー。
■感想 ☆☆☆
 松尾さんらしさ全開のラブストーリー。少し奇妙で、SF要素を
 盛り込んだ展開で王道のラブストーリーを繰り広げる。
 大筋は本当に王道のラブストーリーなのだが、SF要素のおかげで
 そこまで気恥しい気持ちにならずに読み終えることができた。

 中盤はシラノに関する謎にページが費やされる。
 1年後から語りかけてくるシラノとはだれなのか。
 奇妙な依頼をし続けるシラノの目的は何なのか。
 その謎は中盤で半分、解明される。シラノの奇妙な依頼の目的には
 すっきりとした解答が出る。そして、その解答が出た途端に
 主人公はシラノと連絡が取れなくなってしまう。

 そして終盤、シラノへの恋心を自覚したヒロインは、シラノの正体を
 調べ始める。はたしてヒロインはシラノと再会できるのか。
 声しか知らないシラノに恋をしていくヒロインの戸惑いがリアルで、
 健全で、非常に好感をもてた。
 恋になれていない、恋から遠ざかっていた女性が久々に恋に遭遇すると、
 こんな感じなんだろうな、と素直に思えた。

 最後は王道のハッピーエンドで満足。
 少しベタでそんなにひねりも驚きもないストーリ展開のため、
 この先、読み返すことはないだろうな、とも思うけれど、
 幸せ気分はもらえました。

懇願

2009年02月22日 02時37分39秒 | 日常生活
部署一番の力持ちを自負するワタクシ。
部署内での力仕事を一手に引き受けています。
というわけで、1フロア下の研修室から段ボールを3箱、
上司の席まで持ってくるよう頼まれました。

段ボール3箱ぐらい、朝飯前でいっ!
と、軽々持ってこようとしましたが
重さはたいしたことないものの、3箱の段ボールを
一度に持ち上げることは予想以上に難しく、階段での移動を断念。
おとなしく、エレベーターを呼びました。

うちの会社のエレベーターは4つもあるくせに、
人の乗り降りが少ない時間帯は省エネモードになり
「働きたいんだけどさー。
 地球のためにも俺、今、動くべきやないと思うっちゃんねー。」
と賢い言い訳で休んでみせたり、呼び寄せたフロアから少し離れていると
「そこ、おれの範囲外。あいつのほうが近い所にいるしさー。」
と、イマドキの若者顔負けの言い訳で
近いフロアにいるエレベーター
(でも、こいつはこいつで人を乗せていて、
 使命感に燃えているわけですよ。
 「目の前」の仕事にケンメイで、
 ワタクシなんて眼中にないわけですよ。)
に仕事をスルーしたりするので
1フロアぐらいだったら、階段を使った方が早いのです。

ようやくやってきたエレベーターに
段ボールを3つ運び込み、いざ出発!はい到着!

・・・1フロアですもの。あっという間です。
待っている時間のほうが長かったっつーに。

うんしょこらせ、と段ボール3箱をフロアに降ろしていると、
2箱目で痺れを切らしたエレベーターがドアをするすると閉め始めました。



!!
ちょっと待ったー!!
ストップ!ストップ!ストーップ!!

追いすがったものの
そっけなく違うフロアに行ってしまうエレベーター。
なんなの?!
いつもは呼んだってちっとも来ないくせに
他のオンナのところには「呼ばれたから」ってホイホイ行っちゃうのね!
せめて、荷物を降ろしていけー!

憤りながら、行き先を見守ったところ、
エレベーターは7階で止まりました。
よし!止まった!!こっちに来るんだ!
と、呼び出しボタンを押しましたが、奴は動かず
隣のエレベーターがやってきます。

今、呼んでいるのは、アナタじゃないんだってば!
と、やってきたエレベーターに八つ当たりしつつ乗り込み、
7階に向かうワタクシ。待ってろよー!!

7階で降り、問題のエレベーターの前で止まり
呼び出しボタンをそっと押すワタクシ。
「開けて・・・。」
もーね。彼氏にだって見せたことのない必死の懇願ぶりですヨ。

しかし。
そのワタクシの必死の懇願に答えてくれたのは
今、ワタクシが乗ってきたばかりのエレベーター。

そして、目の前で他のフロアからの呼び出しに応じて
降りていくワタクシの荷物を乗せたままの(はずの)エレベーター。
韓流ばりのすれ違いを繰り返すワタクシたち。

初めて殿方を追いかける女性の気持ちが分かりました。
世の中の殿方。
追いすがってくる女性には、ぜひ優しくしてあげてください。

モノレールねこ/加納朋子

2009年02月22日 02時13分43秒 | 読書歴
2008年読了
110.モノレールねこ/加納朋子
■ストーリ
 デブねこの赤い首輪にはさんだ手紙がつなぐ、ぼくとタカキの
 友情を描いた「モノレールねこ」。夫を待つ時間に取り組んだ
 白いパズルの中に、主人公が犬の気配を感じ始める「パズルの中の犬」。
 家族をいっぺんに失った中学生の私と、ダメ叔父さんの二人暮らしを
 暖かく綴る「マイ・フーリッシュ・アンクル」。
 死んだ婚約者が今もそばにいると信じているミノさんと偽装結婚を
 したヒロインを描く「シンデレラのお城」。
 ロクデナシのクソオヤジに苦しめられてきた俺が新しい家族を持つ
 「ポトスの樹」。会社で、学校で、悩みを抱えた家族の姿を見守る
 ザリガニの最期を追う「バルタン最期の日」。
 儚いけれど、揺るぎない「家族」という絆を描く8編。
■感想 ☆☆☆*
 どれもこれも加納さんらしい暖かくて優しい物語でした。
 大人のための童話のような雰囲気。
 どのお話の登場人物もかっこよさとは無縁。弱くて、甘えんぼで、
 ちょっぴり困ったさん。悪い人ではないけれど、不器用な人たちばかり。
 けれども、人として守らなければいけない一線をちゃんと知っているし、
 自分の幸せをちゃんと守れる。だから、要所要所できちんと
 自分と、自分にとって大切な人たちの幸せをつかみ取ることができる。
 話の筋は甘いかもしれないけれど、疲れているときは
 これぐらい甘いものがちょうどいい。そう思わせてくれるお話たち。
 8編の中では「シンデレラのお城」と「ポトスの樹」が心に残った。
 特に大人の恋をほろ苦く描いた「シンデレラのお城」は
 この短編集の中では少し雰囲気が異なり、切ないラストが印象的。

船上にて/若竹七海

2009年02月22日 02時08分03秒 | 読書歴
2008年読了
109.船上にて/若竹七海
■ストーリ
 「ナポレオン3歳の時の頭蓋骨」がなくなり、ダイヤモンドの原石も
 盗まれた。意外な盲点をつく表題作「船上にて」。
 屋上から突き落とされたOLのダイイングメッセージの皮肉を描いた
 「優しい水」。5人が順繰りに出した手紙の謎に迫る「かさねことのは」
 など8編を収録。
■感想 ☆☆*
 若竹さんらしい悪意に満ち溢れた短編集。どの作品も結末に救いがなく、
 人間ってさ・・・という気持ちにさせてくれる。私は、若竹作品の魅力を
 人間に対するブラックテイストあふれる皮肉交じりの視点だと
 思っている。そういった意味で、葉山昌のシリーズは大好きなのだが、
 短編集のどれもがブラックテイスト溢れる結末でたたみかけられるのは
 少し辛いかな、と感じた。
 長編の端々にちらりと見える人間の悪意ぐらいが私にはちょうど
 いいようだ。もしくは、同じテイストの結末ばかりで、少し飽きて
 しまったのかもしれない。短編集であれば、色々な仕掛けが楽しめた
 ほうがいいような気がした。その点、表題作の「船上にて」は
 異なるテイストで純粋に結末まで楽しめた。

ズッコケ中年三人組Age41/那須雅幹

2009年02月22日 02時05分12秒 | 読書歴
2008年読了
108.ズッコケ中年三人組Age41/那須雅幹
■ストーリ
 ズッコケ三人組のマドンナ北里真智子が29年前と同じく
 突然あらわれた。政界・財界に多くの顧客をもつ美しい
 カリスマ占い師となっての登場だ。国際的なスパイ組織に
 追われていた真智子を救った三人組の心はあの頃と同様にふるえた。
■感想 ☆☆*
 久々のズッコケ三人組シリーズ中年版。
 懐かしのヒロイン、北里さんの再登場が嬉しい。
 おそらく男性にウケがよく、同性の友人は少ないであろう北里さんは、
 実に彼女らしいその後をたどっており、小学生時代に私が彼女に対して
 抱いた「うさんくささ」も健在だ。ただ、同性だからこそ感じる
 うさんくささは、私にとって絶対に手に入れることのできないからこそ
 憧れる性質でもある。周囲の男性を手玉に取れる女性というのは
 ある意味、とても魅力的でかっこいいことなのではないか、とも
 思ってしまうのだ。そういった意味で、オトナになったからと言って、
 変に「イイ人」になってしまっていっていない彼女が私には嬉しかった。

 ただ、それゆえにズッコケ中年三人組は、今回もうまくだまされた
 だけで終わった感じでちょっぴり哀れ。読後の爽快感は味わえない。
 男女関係なく、人は大人になったからといって
 本質的には何も変わらないのだ。

オランダ水牛の謎/松尾由美

2009年02月22日 02時00分55秒 | 読書歴
2008年読了
107.安楽椅子探偵アーチー オランダ水牛の謎/松尾由美
■ストーリ
 上海生まれの、口をきく、正真正銘の「安楽椅子探偵」アーチーと、
 小学校6年生の及川衛との交流を描く、シリーズ第2弾。
 名推理を働かせるアーチーと衛少年が今回挑むのは、エラリー・
 クイーンよろしく「国名シリーズ」の謎。本格味溢れる謎解きが
 加わった心安らぐ連作集。
■感想 ☆☆*
 「安楽椅子探偵」と「国名シリーズ」というミステリ好きなら
 心躍るキーワードがふたつ並ぶ連作短編集。加えてこのシリーズは
 小学生が主人公とあって血なまぐさい事件とは無縁。「日常の謎」
 というキーワードも加わります。
 正真正銘、安楽椅子の探偵、アーチーは今回も皮肉やで知識豊富、
 もったいぶった推理は健在です。衛は小学五年生から小学六年生になり、
 思春期の入り口にたち、ほのかな初恋感情も芽生えます。
 基本的には、肩の凝らないミステリで、あっさりとした日常の謎が
 楽しめますが、私自身はミステリよりも衛の成長を楽しみました。
 少し頼りないけれど、素直で年齢以上の思慮深さを感じさせる衛は
 きっと素敵な男性になるんだろうな、と微笑ましく見守りました。
 ・・・あっさりしすぎているため、読み終わって3か月ほど経った今、
 ミステリ部分に関する記憶は、ややうろ覚えです。
 またいつか純粋に楽しめそうな予感。

ギフト

2009年02月11日 11時22分44秒 | 日常生活
昨日は、今期最初で最後の研修でした。
なにせ経営厳しき折、ですから。

開催までに色々色々色々色々あって、
胃がきりきり痛む思いをたくさんした今回の研修。
ワタクシとブチョーのものぐさコンビゆえに
対応が後手後手になってしまい、
社長からもたくさんお叱りの言葉をいただきました。
そんな状況にもかかわらず、
とことん前向きでポジティブなブチョーの言動に
研修開始まで「きー!!」と血圧をあげたり、
ぐだぐだと悩んだり、論戦を交わしたりもしました。

が。
ブチョーがそばにいてくれたからこそ
ワタクシのものぐさ振りが目立たなかったところもあるわけで。
大きな盾となって守ってくれていたんだなぁ、と今頃思うワタクシ。
上司の心、部下知らず、です。

しかも、最終的には驚くほどよい偶然が重なって、
もっとも良い方向で研修を終えることができた気がします。
本当に
「なんなの?!どゆこと?!
 部長の『なんとかなりますって!』という言葉が
 魔力を発揮してるの?!」
と思わずオソロシクなるぐらいの展開。

もっとも「よい結果」に落ち着いたにも関わらず
ワタクシは最後の最後までばたばたして、
部長は最後の最後まで怒られ続けたわけですが。
それでも、
改めてポジティブな言葉は大事なんだなぁ、
と思い知らされた今回の研修でした。

そんな研修の最後に、講師から受講者へ贈られた言葉。
自分用のメモです。

- ◆ -- ◆ -- ◆ -- ◆ -- ◆ -- ◆ -- ◆ -- ◆ -- ◆ -- ◆ -- ◆ -

Yesterday is history.
Tomorrow is mistery.
Today is gift.

昨日は「過去」。歴史は変えられない。くよくよしても仕方がない。
明日は「未来」。まだ何も分からない。心配しても仕方がない。
今日は「神様からの贈り物」。感謝して喜んで受け取ろう。
私たちが喜んで受け取ると贈り手も嬉しくなって、
更なるギフトを用意したくなる。

- ◆ -- ◆ -- ◆ -- ◆ -- ◆ -- ◆ -- ◆ -- ◆ -- ◆ -- ◆ -- ◆ -


恋空/2007年日本

2009年02月11日 11時09分44秒 | 映画鑑賞
4.恋空/2007年日本
■監督:今井夏木
■出演:新垣結衣、三浦春馬、小出恵介
■ストーリ
 平凡な女子高生の美嘉(新垣結衣)は同じ高校に通うヒロ(三浦春馬)と
 運命的に出会い、瞬く間に恋に落ちるが、ヒロの元カノからの
 嫌がらせや妊娠など想像を絶する悲劇に見舞われてしまう。
 そのうえ、ヒロから一方的に別れを告げられた美嘉は、心に
 大きな傷を負うが、ヒロと正反対の穏やかな優(小出恵介)と出会い、
 心癒されていく。

■感想 ☆☆(ガッキーはかわいいっす!)
 ケータイ小説なるものに興味があり、テレビ放送されていたものを
 ついつい鑑賞。大まかな粗筋や傾向は知っているだけに、
 どう考えても立ち読みができなかったんです。
 立ち読みをしている自分、という構図に我慢ならなかったのです。

 で、予想通り。この作品のテンションにまったくついていけず。
 ギブアップ寸前でした。
 たまたま、テレビ放送された日にお食事会をしていた友人たちは
 最初から最後まで、びしびし突っ込みながら見ていたそうですが
 そういった鑑賞で楽しみたかったぞー!
 その見方だと思う存分楽しめる自信がかなりあるぞー!
 と、思っています。
 とはいえ、ガッキーはかわいかったので
 そのかわいらしさを十分に楽しんだのですが。
 でもって、最近、かなりお気に入りの小出さんも出演していて
 そこは非常にうれしかったのですが。

 あぁ。なんだろう。この打ちひしがれ感。
 「恋愛」に対する己の無力感をひしひしと感じました。
 どうでんぐり返ししても、私はこういった恋愛とは無縁で
 でも、世の中にはこういった恋愛に常に囲まれている
 「恋愛体質」の人も確実に存在しているわけで。
 「私の知り合いにもいるよなー、こういう人。」と思い返しながら
 「人生いろいろだなぁ。」としみじみしました。

 それにしてもさー。
 「想像を絶する悲劇」って!!
 どこかで聞いたことあるような話ばかりやん!

HERO The Movie/2007年

2009年02月11日 10時51分33秒 | 映画鑑賞
3.HERO The Movie/2007年
■監督:鈴木雅之
■脚本:福田 靖
■出演:木村拓哉、松たか子、阿部寛、大塚寧々、勝村政信
    小日向文世、八嶋智人、角野卓造、児玉清、国仲涼子
    香川照之、森田一義、石橋蓮司、岸部一徳、古田新太

■ストーリ
 東京地検城西支部に再び戻った久利生(木村拓哉)は、ある傷害致死
 事件の裁判を任されるが、容疑者が初公判で犯行を全面否認、無罪を
 主張したために思わぬ事態を迎えてしまう。
 被告側の弁護士・蒲生(松本幸四郎)は「刑事事件無罪獲得数日本一」
 の超ヤリ手。さらに事件の背後には、大物政治家の花岡練三郎(森田
 一義)が糸を引いていることを突き止める。

■感想 ☆☆☆
 あくまでも「テレビドラマ」の延長戦。
 お祭りムード漂うスペシャルドラマだ。
 それでも、このドラマの雰囲気が大好きだったため、大いに楽しむ
 ことができた。変に小難しくせず、「あくまでもドラマです」と
 開き直った感じの作りこみ方にかえって好感がもてた気がする。
 ドラマを見ていた人にとっては、おなじみの面々と再会できる
 楽しさに満ちた内容だったが、見たことがなくても、十分に
 楽しめるのではないかと思う。

 松さん演じるヒロイン、雨宮の可愛らしさはドラマ以上!
 想いを寄せる久利生が戻ってきた嬉しさや、その嬉しさを素直に
 行動に表せない不器用さをキュートに演じてくれている。
 意地っ張りで生真面目で、でもキュート。
 不器用で意地っ張りだけれど、強がっていることが周囲に
 伝わってしまう素直さを持っているかわいらしいオンナノコ。
 そういった役柄を嫌みなく演じられる松さんは素敵な女優さんだなぁ、
 と心から思った。

 実は、予告を見るたびに、松さん演じるヒロインの髪型に
 不満を感じ、テレビドラマ版の髪型の方が数倍かわいいのに!
 と残念に思っていたのだが、結局のところ、髪型なんて
 瑣末なことなんだと思わせてくれたのは、松さんだからだと思う。
 ラストでは、久利生と雨宮の関係にしっかりと変化が訪れ
 見守ってきたファンとしては大満足のドラマだった。

 ついでながら、タモリさんの存在感も見事。
 実はセリフも出演場面もそんなに多くないけれど、見事な存在感と
 ふてぶてしさでした。