のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

日本経済に貢献したいという気持ち

2013年11月26日 00時13分57秒 | 日常生活
携帯電話を膝に置くと、7割の確率でそのことを忘れて立ち上がってしまいます。
もちろん、携帯電話は床にたたきつけられるわけで。
電池が外れてしまうこともしばしば。
おかげで私の携帯電話は傷だらけです。

しかしながら、携帯電話を膝に置いたまま立ち上がると
床にたたきつけられた携帯電話は必ず音を発して自己アピールをしてくれるわけで。
たたきつけられてもたたきつけられても
「落としましたよー!」と自己アピールしてくれる姿は時にとても健気です。

本日、膝の上に置いていた私の大事なストールの存在をふと思い出したのは
新幹線から降りて改札口に向かって階段を下りているときでした。
ストールときたら、私の膝の上から優雅にふわっと床に落ちたに違いないのです。
音なんてこれっぽっちもしなかった!まったくもう!
少しは携帯電話さんを見習いなさいよー!
と自分の記憶力と注意力のなさっぷりを棚に上げてぷんすか怒りながら
すぐさま落し物対応窓口へ向かいました。
この窓口のお世話になるのもいったい何度目かしらー。

落し物窓口のオジサマは親切丁寧に事情を聞いてくださって、
すぐさま、ただいま運転真っ最中の車掌さんへ連絡をとってくださいました。
すごいなー、今、まさに走っている新幹線と内線がつながっちゃうなんて。
と感嘆しながら見守っていると、
私がさっきまで座っていた席あたりで無事にストールが見つかったことが判明しました。
よかったー!あのストール、とってもお気に入りだったのです。

と、にこにこしていると、落し物窓口のオジサマが申し訳なさそうにおっしゃいました。

「あのね。ストール、見つかったけど、大阪に行っちゃうんで
 明日、大阪から着払いでお嬢さんのご自宅に届けさせてもらうことになるんですよ。
 いいですかね?
 規則で、着払いでのお届けしかできないことになっててねー。」

もちろん、いいですよ!
こちらこそ、すみません。
いろいろとお手数をおかけします。

とこちらも精一杯、申し訳なさそうにお礼を伝えました。が!
心のどこかでは「なんですとー!!」とも思ってしまったわけで。
いや、むしろ。
「なんですとー!」という気持ちより「やっぱりね。」という気持ちのほうが大きかった。

やっぱりね。ほらね。という気持ち。
私ときたら、どうやら、よっぽどお金の使い道に困ってるだろうなぁ、と思いました。
(と、他人事のように思わなやっとられんですよ、まったく。)
お金が余って余ってしょうがないらしく
折に触れ、こういうお金の使い方をしたがる。

買ったばかりのコンタクトをあっという間に流してみたり、
とてつもなく混んでいる道でタクシーに乗り込んで
5メートル先で道が混んでいることに気が付いて
「ここで降ります!」と言ってタクシー初乗り料金を払ってみたり。
一日フリーパスを持っているにも関わらず、
フリーパスの存在を忘れて切符を購入してしまい、
目的地到着後にフリーパスの存在を思い出してみたり。
折に触れ、日本経済のために自分のお金を使いたがる。

としか、思えん。

もういいよ?と思いました。
お金が余って余ってしょうがないかもしれないけれど。
お金の使い道がなくて困ってるのかもしれないけど。
そういうときは、日本経済なんか気にせずに
ちゃんと地道に貯金していいんだからね?
いや、むしろ、いの一番に貯金してー!!と思いました。

そもそも。
お金の使い道にはまったく困ってないじゃないのよ、アナタときたら。
ということにようやく思い至りました。
なにせ、今月末から来月にかけて、忘年会目白押しの季節なのです。
余ったお金は、すぐさま「呑み」に廻すのです。

結果、余ってないんだけれど。

エレガンス向上委員会

2013年11月23日 23時00分58秒 | 日常生活
「寒くなるよ。」と聞いてはいたものの、
心の準備以上に寒くなっておたおたしています。
毎年、毎年、秋から冬の変わり目になると、新鮮な気持ちで
「今年こそ、冬籠りをしよう。」と決意を新たにします。
家、出たくなーい。
そもそも、布団から出たくなーい。
と年甲斐もなく駄々をこねたくなる季節。

布団の中でもそもそする時間が長くなるせいか(←諦めが悪すぎる。)
「いつもの時間」よりついつい遅くなってしまい、
「やばい!遅刻する!!」と玄関を飛び出す、という
どこぞのドラマで見たことがあるような朝のスタートを切ろうとした火曜日。

玄関を出た瞬間。
目の前の景色がひっくり返りました。

びっくりしたー。
由緒正しくしりもちをついてるー!
と、考える時間はありました。
「あ、やばい。」と思った瞬間から、実際にしりもちをつく瞬間までって
本当にいろいろと考える時間があるんだなー、と冷静に考えられました。

でも、姿勢を立て直すなんてことは、てんでできず。
盛大に。
騒々しく。
由緒正しくひっくりかえり。
頭と腰とをコンクリートで強打。
思わず「痛いわっ!!」と憎々しげに野太い声を吐き出しました。

・・・かわいげがまったくない。
なんかね、もっとね。
「きゃっ。」とか「いたーい。」とか
かわいらしく呟けなかったかなー、としばらく反省のひとときを持ちました。
せめて「うわっ。」とか。驚くぐらいにに留めたかった。
勝手にひっくり返って、勝手に怒りを(しかも完全に八つ当たり)を
足元のコンクリートに向かって当り散らすってどゆことだろうか。
100年の恋も冷める姿なんじゃなかろうか。
こういう余裕がないときにこそ「素の自分」が出てしまうわけで
私の「素」ってこれなのかー、と脱力したというか、なんというか。

とりあえず、ひっくり返った場所が我が家の前でよかったな、と思いました。
我が家はマンションの10階にあるのですが
なおかつ、同じフロアにはもう1世帯しかないという小さなマンションなのですが
そのおかげで誰にも目撃されることなく秘密裏にことがすんだわけで。
目撃者ゼロで本っっっ当によかった。

次にひっくりかえることがあるとすれば。

できれば尻餅は避けたい。
できれば全体重を一点で受け止めるような
そんなチャレンジャーなひっくり方も避けたい。
できれば全体重を一点で受け止めても
たいしたダメージをもたらさないような体重におさえておきたい。
そして、ひっくりかえったときはかわいらしく「きゃ。」と叫びたい。

私の今の目標です。

亀を助けた覚えはないけれど。

2013年11月18日 08時04分11秒 | 日常生活
昨日は部長のご自宅で鍋会でした。
最寄り駅で待ち合わせたのがお昼の12時。
その5分後、「タクシーの運転手さんに伝えてください。」
と言い渡されたキーワードがてんで通じず、タクシーに乗りながらも路頭に迷い。
ナビという文明の利器でようやく立て直すも
「この近くですから、ここでいいですよね。この近くですから!」
とタクシーの運転手さんに逃げるように去られ。
見覚えのある家は・・・となんとかかんとかご自宅を捜し当てたのは12時15分過ぎ。
後輩が店員さんと一緒に悩みながら
(後輩いわく「分かんないからオススメ教えてくれってお願いしたのに、
 律儀に一緒に悩んでくれるんですよ!店員が!全然頼りにならんかった!」んだとか。)
「生まれて初めて」買ったシャンパンで乾杯したのが12時半頃でした。

それから呑んで呑んで食べて
(えらい美味しい高い焼酎があったのです。呑んどかないと!)
呑んで食べて食べて
(えらい美味しい鍋が3種類も出てきたのです。
 お腹いっぱいなのについつい食べちゃう。不思議ー。)
食べて呑んで
(とはいえ、やはり「食べる」には限界があるのです。
 でも、お腹いっぱいでも水分は受け付けちゃう。不思議ー。)
呑んで食べて
(とか言ってたらデザートが出てきたのです。
 デザートとなると別腹なのです。不思議ー。
 そのうえ、手作りケーキがむやみやたらとンマかったのです。)
呑んで飲んで呑んで
(一応、珈琲で一休みなんかもしたのです。
 なぜ一休みしてまで呑み続けるのか、酔っ払いの考えることは、てんで分かりません。)
「そろそろ、ホントにお暇しなきゃ!」と我に帰ったのは、時計がそろそろ7時を指す頃でした。

そもそも、この家のご主人たる部長の姿は2時間前ほどから見えず、
ご家族の方いわく「最近、酔っ払うと、すぐ寝ちゃうのよねー。」というそんな状況下、
部下だけ残ってわいわい呑み続けたわけで・・・。

現代にも龍宮城ってあるんだな、と思いました。
現代の龍宮城は、海から遠く離れた筑紫野市の山のふもとにありました。
温暖化の影響かな。

今朝起きて、
「そういえば、今日、健康診断(という名の体重を客観的に確認する日)じゃなかったっけ?」
と思い出したその瞬間、
たまて箱を開けてしまった浦島太郎の気持ちがほんの少し分かって。
やっぱり、昨日、私が訪れたのは龍宮城だったのかー、と納得したのでした。

もの思う秋

2013年11月17日 22時39分08秒 | 日常生活
ふと気が付けば、季節は秋です。
この夏から秋にかけて、私の周りには大きな変化が訪れました。

ここ数年、共に呑んだり遊んだり呑んだり語り合ったり呑んだりしていた地元友達が
ひとり、またひとり、またまたひとり、と幸せを掴み、
「えへ。ごめんね。もう卒業するわ。」と夜遊び卒業宣言を行ったのです。
きゃー!!おめでとー!!
喜ばしいことが続いてるよねー!!
すんごくうれしいっ!!
とにこにこ笑顔で過ごしていた秋。

でしたが。
ふと気が付くと、私ひとり夜の街に取り残されてました。
「取り残されてるよ?」ということにようやく気付きました。
遅すぎる。と自分でも思わないでもない。
呑気すぎるにも程があるぜ。とも、思わないでもない。
でも、「うれしい」の気持ちが大きすぎて
「遊び友達がどんどん減ってる」という現状にこれっぽっちも気付かなかったのです。

・・・いや。
本当のところ、薄々は気付いてました。
確実に「気付かないふり」をしてました。
友達同士でも「波が来てるよねー。」と確認し合ってたし。
何より、わたくしの周囲のほうがそのあたりを気にしてくれて
「大丈夫?・・・じゃないよね。焦るよね。てか、焦って!そろそろ!」
みたいな感じで気遣ってくれていたし。

ただ。
地元友達を襲った変化の波が
こんなにも綺麗に私の周りのみさらっていくとは思ってなかったっていうか。
「波が来てるねー。(私のところにも来るんだろうなー。)」と
ずうずうしくも勝手に思い込んでのんびり構えてたっていうか。
むしろ、波が来てるのか、来てないのか、確認もせずに
「波が来るかも!」というその事実に緊張して目をつぶって待ってたっていうか。
全身に力入れて「来い!」と身構えてたっていうか。



・・・どうやら。
波が来たときは力なんて入れず、波に身を任せることが必要らしいです。
そもそも目をつぶってる場合じゃなかったぜ。

と、色々と反省点の多い秋となりました。
とはいえ。
友人たちに訪れた変化はとてもとても嬉しいニュースで
私は未だにニコニコしっぱなしの秋です。
この「にこにこ」がいつか「さびしい」とか「焦り」の感情に変わるのかな。
割とずっと遊び仲間に不自由しない生活を続けてきた私は
突然来た「周囲の変化」が私の感情にどんな影響を与えるのか皆目見当がつきません。

でも、「変化」が苦手な私は自分から積極的に「変わろう」とは動けないので
周囲がもたらしてくれたこの変化はありがたいきっかけになるに違いない。
と(とてつもなく他力本願ではありますが、)思うわけで。
自分の中にものすごく見苦しい感情が現れたとしても、
その感情を真正面から受け止めて、その感情を原動力にしよう、とそう思うのです。

・・・て、この決意、重いわー。
ま、なんにせよ、色々ともの思う秋です。
せっかくなので、色々と考えて考えて過ごします。