■幻十郎必殺剣
■のりぞう的2007年度冬クール4位
■金曜夜20時テレビ東京放送
■出演:北大路欣也、戸田菜穂、笹野高史、尾美としのり、
奥貫薫、三浦浩一、中村敦夫
■ストーリ
元南町奉行所同心・神山源十郎(北大路欣也)は、同僚を殺害した罪で
死刑を執行される。しかし、実際に首をはねられたのは身代わりの罪人
だった。源十郎は、正義を貫く「幻十郎」として復活し、悪者に剣を
振るう。
■感想
ここ最近、再燃している時代劇熱。
おかげで「金曜時代劇」シリーズは、前回に引き続き今回も鑑賞。
なんなら4月からの新シリーズも鑑賞予定です。
現代劇ではものものしい風貌が苦手な北大路さんですが
時代劇では、その濃い存在感や重厚な雰囲気が作品世界の構築に
多大な影響を与えられています。立ち居振る舞いやタテの美しさにも
ほれぼれしてみていました。
カテゴリとしては、勧善懲悪ハッピーエンド、というものではなく
ちょいと苦みばしった展開。やるせない結末で終わることの多い
ほろ苦い雰囲気の漂う時代劇でした。「いい人」ではいられない
政治の世界と、その政治に翻弄される庶民の関係を描いた作風は
現代に通じるテーマで、引き込まれてみていました。現代に通じる
というよりも、現代だからこそ、共感を持って見られる作品なのかも。
少し癖のある権力者を中村敦夫さんがさすがの存在感で
演じられていました。見ていて、安心するわー。
と、言いつつ。この3ヶ月間、視線の先は常に尾美としのりさん
でしたけどね。主役の幻十郎さんを公私共にサポートする役回りで、
前掛けをして料理をしたり、事件の下調べをするために江戸を
走り回ったりと大活躍。ちょっぴり軽い雰囲気を漂わせる
べらんめえ口調も、それでいて、人生の機微を知り尽くしているような
何もかも分かっていますというような表情も、何もかもが魅力的でした。
かっこいい!色っぽい!
時代劇の中で一番好きな場面は、殿方が裾をさばきながら街中を
駆け抜けるシーンなのですが、尾美さんは毎回、そういった場面があって
見るたびにくらくらしていました。
そして、幻十郎に夫を殺されながらも、彼に救われ、
やがて彼に惹かれていく女性を演じた戸田菜穂さん。
陰のある美しさがこのドラマに華を添えていました。
時代劇には華やかな美人よりも、こういったちょっぴり陰のある女性が
よく似合う気がします。とにかく主役だけではなく、脇の脇まで
楽しめた時代劇でした。音楽もかっこよかったんだよなー。
次のシリーズも楽しみ♪
■のりぞう的2007年度冬クール4位
■金曜夜20時テレビ東京放送
■出演:北大路欣也、戸田菜穂、笹野高史、尾美としのり、
奥貫薫、三浦浩一、中村敦夫
■ストーリ
元南町奉行所同心・神山源十郎(北大路欣也)は、同僚を殺害した罪で
死刑を執行される。しかし、実際に首をはねられたのは身代わりの罪人
だった。源十郎は、正義を貫く「幻十郎」として復活し、悪者に剣を
振るう。
■感想
ここ最近、再燃している時代劇熱。
おかげで「金曜時代劇」シリーズは、前回に引き続き今回も鑑賞。
なんなら4月からの新シリーズも鑑賞予定です。
現代劇ではものものしい風貌が苦手な北大路さんですが
時代劇では、その濃い存在感や重厚な雰囲気が作品世界の構築に
多大な影響を与えられています。立ち居振る舞いやタテの美しさにも
ほれぼれしてみていました。
カテゴリとしては、勧善懲悪ハッピーエンド、というものではなく
ちょいと苦みばしった展開。やるせない結末で終わることの多い
ほろ苦い雰囲気の漂う時代劇でした。「いい人」ではいられない
政治の世界と、その政治に翻弄される庶民の関係を描いた作風は
現代に通じるテーマで、引き込まれてみていました。現代に通じる
というよりも、現代だからこそ、共感を持って見られる作品なのかも。
少し癖のある権力者を中村敦夫さんがさすがの存在感で
演じられていました。見ていて、安心するわー。
と、言いつつ。この3ヶ月間、視線の先は常に尾美としのりさん
でしたけどね。主役の幻十郎さんを公私共にサポートする役回りで、
前掛けをして料理をしたり、事件の下調べをするために江戸を
走り回ったりと大活躍。ちょっぴり軽い雰囲気を漂わせる
べらんめえ口調も、それでいて、人生の機微を知り尽くしているような
何もかも分かっていますというような表情も、何もかもが魅力的でした。
かっこいい!色っぽい!
時代劇の中で一番好きな場面は、殿方が裾をさばきながら街中を
駆け抜けるシーンなのですが、尾美さんは毎回、そういった場面があって
見るたびにくらくらしていました。
そして、幻十郎に夫を殺されながらも、彼に救われ、
やがて彼に惹かれていく女性を演じた戸田菜穂さん。
陰のある美しさがこのドラマに華を添えていました。
時代劇には華やかな美人よりも、こういったちょっぴり陰のある女性が
よく似合う気がします。とにかく主役だけではなく、脇の脇まで
楽しめた時代劇でした。音楽もかっこよかったんだよなー。
次のシリーズも楽しみ♪
予告でチラリと見て気になっていたんですが、
結局本編は一度も見ず。
尾身さんと言えば、鬼平の兎忠。
三浦さんと言えば、鬼平の伊三さん。
それだけでも見たかった。
うううっ
尾美やった。
北大路さん、熱いですねー。
台詞回しは熱くないのに、存在が熱いです。
存在感、ありすぎ。
尾美さんは素敵でした。今思い出してもうっとり。