のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

同じ穴のムジナ

2014年01月18日 13時48分41秒 | 日常生活
東京からお客様がいらっしゃったため、福岡の冬の味、ふく尽くしのコースをご案内しました。
「福岡の冬の味」ではあるものの、一般的過程で過ごす私はふくなんて
シーズン中に運よく一度、食べるか食べないか・・・、
どちらかというと食べないままに冬が終わってしまうことのほうが多いよね、
という触れ合い具合なので「役得♪役得♪」とばかりにふくに舌鼓を打ちました。
んまーい!!

わたくし、どちらかと言えば「あっさり」より「こってり」が好きだし
白身魚より脂どっさりの青魚が断然!好きだし
うっすら上品な味わいも「あぁ。これ、高そうな味だわ」と思ってしまうような
情緒のかけらもない人間なのですが、ふぐは心から「美味しいわぁ・・・」と堪能。
「格別」っちゃー、このことですかい。うまいっ!!

そんなわけで、コース序盤のふく刺しの辺りは我を忘れて、ひたすらに食べていましたが
ふく刺しなくなるあたりで、ふっと我に返りました。
いかん。いかん。本日はお客様をご案内してこのお店に来たんでした。

でも、まぁ、話好きで料理やお酒の知識がたいそう豊富な部長が隣にいらっしゃるため
安心しきっていたというのが本音です。
なにせ、ふくの美味しさとか、ふくの味わい方とか、福岡の他の名物のこととか、
美味しいお酒のこととか、今まで出張で食べた全国の美味しいものの話とか、
ご自分のご家族のこととか、とにかく話題が豊富なのです。すごいわー。

わたくし、決して無口な人間ではないし、「だまっておけ」と言われると、
それはそれで「いやいや、無理です!なにか喋らせて!」と懇願しちゃう人間なのですが
でも、自発的に話題を提供するのがとてつもなく苦手なのです。
まして初対面。普段は東京の方で接点がほぼなし。
となると、何から話せばいいのやら・・・とあたふたしつつ、沈黙が重くのしかかる
というまったくもって使えない(役に立たない)「おしゃべり」っぷりで。
すらすらと話題を提供する部長を心から尊敬しつつ、ふくを堪能していました。

が。
いちおー、接待に参加した人間として、お客様にも話題を振ったほうがよろしいのでは?
と思い至り、(思い至るのがどう考えても遅いタイミングではありましたが)
部長に集まりがちな会話に口を挟みつつ、折に触れ、お客様に質問を振ってみました。
お客様に質問を振っても振っても部長に会話の主導権が戻ってくるため、次第に

「えっと、東京ではどうなんですか?」
「でも、山田部長(仮名)もお子さんいらっしゃるんですよね?おいくつですか?」
「でも、武田さん(仮名)の奥さまもお酒好きなんですか?一緒に飲まれます?」
「でも、山田部長(仮名)も結構、出張に行かれてますよね?
 どちらが一番、印象に残られてますか?」

と、会話の主導権をほかの方向にばらす、という作業にのめりこんでしまいました。
もう自分でも何がしたいのかわからなくなっているというか、
コミュニケーションの本質を見失っているという気がしないでもない。

でも、とりあえず沈黙に支配される飲み会、という最悪のケースは回避できました。
飲み会後半はお酒で口がほぐれたのか、部長だけでなく、お客様も随分とフランクに喋ってくださいました。
よかった、よかった。
ふくも美味しかったし、満足!(私は!)
と、充足感を胸にお客様をホテルに送り届け、後輩と共に「お疲れ様」と言い合ったところ。
後輩から「すごいですね。のりぞうさん。」と褒められました。

え?何が?

「すごいです。初対面の人とあんなにたくさん話せて。
 ずーーーーーーーーーっと話してましたよね?」


・・・えっと。
そんなに「たくさん話している」ふうに見えましたかー。
私、お客様に話をふってるだけのつもりだったんだけど。
でも、「あんなにたくさん話して」と言われるぐらい喋ってたんだろうなー。
そっか。そっかー。

・・・無自覚ってホント怖いわ。と思いました。
気を付けようっと。


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