□リーガル・ハイ
□火曜夜21時フジテレビ放送
□出演
堺雅人、新垣結衣、生瀬勝久、小池栄子、里見浩太朗
□お気に入り度 2012年度夏クール3位/7作品
□感想
録画予定のドラマが多すぎたので、今回は泣く泣く断念していたドラマでしたが、相次いで「今回はこれが一番面白いよね!!」と見てること前提で熱烈に同意を求められたり、見ていないと分かった途端に「なんで見てないとー?!絶対、面白いけん見りーよ!」と熱烈にお勧めされたりしたため、折り返し地点から鑑賞開始。後半の5話を鑑賞しました。そして、猛烈に後悔しました。
なんでっ!!なんで第1話から見てなかったかなぁっ!!私っ!!
(ジャニーズ主演ドラマが多かったためです。)
第5話見終えたと同時に、おすすめしてくれた友人たちに片っ端から「めっちゃおもしろかった!」とメールを打ちまくりました。
私利私欲に生きている(し、そういうふうに見せようともしている)古美門先生が魅力的で魅力的で。「金と女が好き」と言い放っていて欲望に正直に生きている姿は、いっそすがすがしいくらいに素敵でした。言っていることやキャラクターはとても極端だけれど、間違ったことは言っていないし、言葉や態度にぶれがないために、説得力あふれるキャラクターだったな、と思うのです。そして、いったん味方についたときの安心感がとてつもないキャラクターでもありました。困ったところもたくさんあるけれど、愛情に飢えている(だけとは言い難いか・・・・)根本的なところでまっとうな人だったんだな、と思うのです。そもそも、あんなに小憎たらしいのに、スキップしてる姿が嫌味なくかわいらしいってどゆこと?!もはやおっさんと言っていいお年頃(39歳)の男性がスキップしたら、私より断然、かわいく見えるってどゆことー?!と、色々と釈然としないものを抱えつつも、わくわくしながら食い入るように楽しみました。あと滑舌!!堺さんの超絶早口とその滑舌のすばらしさには、毎回毎回、飽きもせず感嘆させられました。見応えあったー。
古美門先生だけでなく、登場人物ひとりひとりのデフォルメされたキャラクターが見事に完成されていて見応えありました。小池さんと生瀬さんの迫真の演技ときたら!よくぞあそこまで振り切れたな、めちゃくちゃ楽しそうだな、とむしろ羨ましくなりました。コメディって思い切りが必要だなぁ、と改めて実感。
その一方で、里見さんがコメディ陣に引っ張られ過ぎず、重厚感ある佇まいを最後まで失わなかったところも素敵でした。(リアルタイムで助さん時代、黄門様時代の諸国漫遊を見守ってきた私は、現代ドラマに居場所を変えても素敵さを失わない里見さんにときめきました。)里見さんが他の役者さんのテンションの高さに引っ張られ過ぎずに重厚感を保ったからこそ、コミカルさが活きてくる素敵な役どころだったな、と思うのです。古美門家のリビングにがっきー、こみかどさん、田口君が横に並び、その脇で里見さんが見守る食事場面は、さながらシチュエーションドラマのようで味があってほのぼの。食事も毎回、とても美味しそうでした。
毎回毎回の裁判の題材には、シリアスなものが多く、原発を思わせるようなテーマも取り入れられていたけれど、「これはコメディですからね!」という原点を見失わない姿勢だったために、疲れることなく、拒否反応を持たず、自然と、現代社会が抱える矛盾や課題を気付かせてくれたんだと思います。「エンターテイメント」にこだわりつつも、一本筋が通った姿勢が魅力的なドラマでもありました。最終回に向けての予告で「真実は結局、コメディなんだ!」と力強いテロップが出ていたのですが、そのテロップをまったく裏切ることなく、最後の最後まで、コメディにこだわり続けた姿に、心底やられたわー!と脱力しました。まさか、最後にあんなに真剣にふざけてくれるなんて!ああいう展開で終わらせるなんて!生瀬さん、美味しいところを持っていくわぁ。全編通して、渋さ一辺倒の演技で笑顔をまったく見せなかったからこそ、の大オチだったな、と。ずるいっ!
とにもかくにも、早晩の再放送を切に求めます。
□火曜夜21時フジテレビ放送
□出演
堺雅人、新垣結衣、生瀬勝久、小池栄子、里見浩太朗
□お気に入り度 2012年度夏クール3位/7作品
□感想
録画予定のドラマが多すぎたので、今回は泣く泣く断念していたドラマでしたが、相次いで「今回はこれが一番面白いよね!!」と見てること前提で熱烈に同意を求められたり、見ていないと分かった途端に「なんで見てないとー?!絶対、面白いけん見りーよ!」と熱烈にお勧めされたりしたため、折り返し地点から鑑賞開始。後半の5話を鑑賞しました。そして、猛烈に後悔しました。
なんでっ!!なんで第1話から見てなかったかなぁっ!!私っ!!
(ジャニーズ主演ドラマが多かったためです。)
第5話見終えたと同時に、おすすめしてくれた友人たちに片っ端から「めっちゃおもしろかった!」とメールを打ちまくりました。
私利私欲に生きている(し、そういうふうに見せようともしている)古美門先生が魅力的で魅力的で。「金と女が好き」と言い放っていて欲望に正直に生きている姿は、いっそすがすがしいくらいに素敵でした。言っていることやキャラクターはとても極端だけれど、間違ったことは言っていないし、言葉や態度にぶれがないために、説得力あふれるキャラクターだったな、と思うのです。そして、いったん味方についたときの安心感がとてつもないキャラクターでもありました。困ったところもたくさんあるけれど、愛情に飢えている(だけとは言い難いか・・・・)根本的なところでまっとうな人だったんだな、と思うのです。そもそも、あんなに小憎たらしいのに、スキップしてる姿が嫌味なくかわいらしいってどゆこと?!もはやおっさんと言っていいお年頃(39歳)の男性がスキップしたら、私より断然、かわいく見えるってどゆことー?!と、色々と釈然としないものを抱えつつも、わくわくしながら食い入るように楽しみました。あと滑舌!!堺さんの超絶早口とその滑舌のすばらしさには、毎回毎回、飽きもせず感嘆させられました。見応えあったー。
古美門先生だけでなく、登場人物ひとりひとりのデフォルメされたキャラクターが見事に完成されていて見応えありました。小池さんと生瀬さんの迫真の演技ときたら!よくぞあそこまで振り切れたな、めちゃくちゃ楽しそうだな、とむしろ羨ましくなりました。コメディって思い切りが必要だなぁ、と改めて実感。
その一方で、里見さんがコメディ陣に引っ張られ過ぎず、重厚感ある佇まいを最後まで失わなかったところも素敵でした。(リアルタイムで助さん時代、黄門様時代の諸国漫遊を見守ってきた私は、現代ドラマに居場所を変えても素敵さを失わない里見さんにときめきました。)里見さんが他の役者さんのテンションの高さに引っ張られ過ぎずに重厚感を保ったからこそ、コミカルさが活きてくる素敵な役どころだったな、と思うのです。古美門家のリビングにがっきー、こみかどさん、田口君が横に並び、その脇で里見さんが見守る食事場面は、さながらシチュエーションドラマのようで味があってほのぼの。食事も毎回、とても美味しそうでした。
毎回毎回の裁判の題材には、シリアスなものが多く、原発を思わせるようなテーマも取り入れられていたけれど、「これはコメディですからね!」という原点を見失わない姿勢だったために、疲れることなく、拒否反応を持たず、自然と、現代社会が抱える矛盾や課題を気付かせてくれたんだと思います。「エンターテイメント」にこだわりつつも、一本筋が通った姿勢が魅力的なドラマでもありました。最終回に向けての予告で「真実は結局、コメディなんだ!」と力強いテロップが出ていたのですが、そのテロップをまったく裏切ることなく、最後の最後まで、コメディにこだわり続けた姿に、心底やられたわー!と脱力しました。まさか、最後にあんなに真剣にふざけてくれるなんて!ああいう展開で終わらせるなんて!生瀬さん、美味しいところを持っていくわぁ。全編通して、渋さ一辺倒の演技で笑顔をまったく見せなかったからこそ、の大オチだったな、と。ずるいっ!
とにもかくにも、早晩の再放送を切に求めます。
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