映画『レ・ミゼラブル』予告編
今回の旅行は
ロンドンで、ミュージカルを見るのが目的でした。
ところが、ロンドンはクリスマスはすべてお休みバスも・・地下鉄も・・
その間、ユーロスターーというロンドンとパリを結ぶ電車に乗ってパリで過ごしました。
一等車は食事つきです。ワインも・・・車掌さんが実に洗練されたマナーで気持ちがよかったですよ。
フランス人の利用が多くてびっくりしました。
ロンドンではフランス人であふれかえってるといっても過言でない位でしたよ。
最初の目的”レ・ミゼラブル”
日本でも映画が公開されていましたが、忙しくて見に行くことができませんでした。
事前にDVDで25周年の記念版を見て予習はしていきました。
私には二つの疑問があったのです。
これはフランスの文豪ヴィクトル・ユーゴの作品です。
日本語に訳すと「悲惨な人々」というニュアンスが近いですが。・・・
フランス革命のあと王政が復古して、また世状が不安定で、貧民は飢えに苦しんでる時代背景です。
1.なぜ英語でミュージカルなのか?
答えは・・フランス語版もあるんです。
2・原作は膨大な人が登場し、波乱万丈の悲惨なお話。これでもか。これでもかとつらい出来事連続の長編小説です。
どうやってミュージカルにするの?
それを見事に描き切ったのがこの”レミゼラブル”のミュージカルでした。
1985年から毎日演じられている。
なぜ?・・答えは何度もみないではいられない
いろんな角度から見ることができるからです。
映画ではそれを”愛”に絞りました。恋愛、親の愛、神への愛。・・・・・
舞台では若者が祖国のために、たちあがる。その場面がもっと強調されて迫力がありました。
自分たちがたちあがあれば、市民も・・
結果としてそうはならないことが判明しても、祖国のために命を捨てることは後世のために生きるんだ!!と死んでいく祖国愛に感動しました。
こいう国民性がフランス革命を成功させたんだ!!と
ひそかに涙が流れるシーンがいくつか、あります。
わたしは、“ブリング・ヒム・ホーム”の歌でとなりの方がハンカチで涙をぬぐってるのをみました。
それはきちんと育てると約束したコゼットが成長し、恋に落ちた相手マリウスが革命運動に参加、
死のうとしていることを知った主人公のジャンバルジャンが、
彼はまだ若い、私は年をもっている。この若い男をコゼットのもとに無事にかえしてほしい。
代りに老い先短い私の命を・・と神に願う歌です。
もちろん”夢破れて”・もコゼットの母、フォンテーヌ。映画でアンハサウエイ歌い、涙するシーンですね。
ほかにもいっぱい素敵な歌があり一つ一つの歌がとっても良く出来ていて、奥の深いミュージカルです。
かってはコゼットをいじめる宿屋の悪人夫婦の娘、今はマリウスに恋してる。
そのために彼女は素敵な女性への成長をしてきてる、マリウスへの届かない愛情を謳う。
”オンマイオウン”これもいいですよ~
(Les Miserables) 25th Anniversary - On My Own
舞台は30年以上上演されて新バージョン化して、いまだに魅力を発揮しつけています。
舞台ってこんなこともできるんだ~という装置もあり素晴らしいです。
映画は個人のアップやCGのくし、など、時と空間を通り超えた表現ですね。
当たり前な表現ですがどちらもそん色のないできでした。
神への愛に生きる男ジャンバルジャンを描いたヴィクトルユーゴも満足してるでしょう
ただ一つびっくりしたのは。
イギリスのミュージカル劇場は結構皆さん女性も、おしゃれしてきておられ、男性は白のカッタ―に背広ネクタイです。
ところがところが客席にシャンペンもちこみ自由!
皆飲みまくる!!
幕間にアイスクリームを売りに来る!
食べほーだい・・ハーゲンダッツ日本のよりでかい!
その後、みんな座席の下にほうりつけて・・赤い素敵な絨毯がしいてあるのに・・
これは次のオペラ座の怪人の時もそうでした。
もちろんみっちゃんもアイスクリームを食べからを座席の下にすててきました!
なんかとっても面白いですね。
日本での映画館はそんなことありませんよネ。もちろん!
映画も素敵なのでお勧めです。
読んでくださってありがとう。
劇場の中