( 大きくなったつぼみに やってきた メジロ )
昨日が大寒、 冬至に続いてポイントになる節季です。 一番寒い時です。 大雪・吹雪の被害が
続いています。ここが 我慢の時です。2月になれば 節分が来ます。 私たちがハワイから戻る
日はもう立春です。 高知では 梅が咲き出す頃です。忍野に比べると 気温が10℃ほども違い
風が無ければ 昼間はポカポカ陽気を楽しめる高知ですら どこかで冬に耐えている感じはあります。
さて 今日もタネの話し! 手品ではタネアカシ などと言いますが タネの秘密は 神秘的で
さえあります。寒く厳しい冬が終わり 暖かい日が多くなる春には 多くの植物が芽生えの季節です。
でも何故 春は芽生えの季節なのでしょうか ? それは寒さがポイントなのです !?
湿った土の中で 長い低温を経験したタネが適度な温度変化に出会うと 休眠から覚める性質を持っています。
林でも 草原でも 春の早い時期なら 地面の近くまで光が入り 芽生えに充分な光を受けることが
出来ます。タネは湿った状態で 長く低温(4℃くらい)にさらされていると 休眠から目覚め 適当な
暖かい温度の元におかれると発芽してきます。 これを冷湿要求性というそうです。 彼らは冬の低温を
目印にします。晩秋にも 春のような暖かい日が続くことがあり そこで芽生えると 厳しい寒さに
耐えられないので 長い冬の低温をじっと待ち(数週間) 万全を期して ? 早春に芽生えて来るのです。
多年草がぐんぐん茎や葉を伸ばしてくる時期では 遅れを取るのです。 まさに命がけで 芽生えの時期を
選んでいるのです。
実際には これからが 冬本番です。 去年の大雪も2月中旬でした。これから始まる本当の寒さを前に
この季節を耐えてこそ 命をつむぐ芽生えの春があるのだと 草木のタネは地中で決心していることでしょう。
南京ハゼの実に集まる キジバト。
今年初めての 仏の座。 2月に咲き出す花です。
仏の座の由来は 茎の周りに 蓮華座が重なるように見える。
野芥子(のげし)。 早春から 秋口まで咲きます。
花と同時に出来ている タネ。 このタネは昨秋出来て まだ旅立ちしていないもの・・?
別の花ですが 既にタネが 飛んでしまった後のようです。
宿り木 ではなく 宿り草 ? 元の樹から栄養を貰って 成長する これも進化の形?
椰子のタネ。 赤く見えるのが タネのようです。
椰子にも色々な種類があります。
花のようにもようにも 見えますが 立派なタネです。
水に落ちるか 風に吹かれるか どちらが遠くへ行けるか このタネも考えていることでしょう。
クロカネモチの実。