( 美しい薔薇。 文章とは関係ありませんが・・。)
葉っぱのフレディ( いのちの旅)は日野原重明博士の推奨の童話です。
哲学者であるレオ・バスカーリアが 人生でただ一つ書いた童話です。
私たちはどこから来て どこへ行くんだろう? 生きるとは? 死ぬとは?
自分の力で考え始めた子供達と 子供の心を持った大人達に読んでほしいと
編集者は言います。 要約し 少し短くして 2回に分けて お届けします。
葉っぱのフレディは 春 大きな木の枝に生まれました。 夏には 厚みのある
大きな葉になりました。フレディーの周りにも多くの葉がいました。みな友達ですが
どの葉も同じ葉はありません。葉のまわりに小鳥が飛んできます。人間も木陰を求めて
やってきます。太陽が 空気が 水が葉を生かしてくれることをフレディーは知りました。
木の根っこは見えないけれど 葉をささえていると 親友のダニエルが 教えてくれました。
夏の間 葉達はよく遊びました。かんかん照りの暑さもフレディーには気持ちいいのです。
木陰にいる人々は喜びました。フレディー達は 葉っぱをそよがせて 涼しい風を送りました。
これも葉っぱの仕事です。フレディーは 葉っぱに生まれて よかったなーと 思いました。
秋になって 10月のある晩 突然寒さがおそってきました。霜が来て白い粉が葉に付きました。
もうすぐ冬です。 緑色の葉は一気に紅葉しました。葉の色は一枚一枚違います。公園はまるごと
虹になったようです。風が別人のように 顔をこわばらせて 襲いかかってきました。葉っぱは
こらえきれず 巻き上げられ 次々と落ちていきました。 とうとう冬がきたんだよー、兄貴分の
ダニエルが教えてくれました。『 僕たちは引っ越すんだ! ここから居なくなるんだ・・!』
『僕たちは葉っぱの仕事を全部やった。太陽や月から光を貰い 雨や風に励まされて木の為にも
人の為にも 立派にやったのさ!』 他の葉達もその時が来て 引っ越しをしていきました。
フレディーは悲しくなりました・・。 ( 続く)
忍野の端っこ?に 公園があります。 そこの薔薇が見頃なので 特集です。
心園のフェンスに沿って 色々な薔薇が手入れよく 植えられています。