( アジサイの季節になりました。 昔高尾でも追っかけ?をやっていました・・。)
アメリカトランプ政権がいよいよパリ協定から離脱することを鮮明にしてきました。 『アメリカ第一』を
掲げて「温暖化対策は雇用の創出に影響する」として 二酸化炭素排出を野放しにする考えです。
彼は「地球温暖化はでっち上げ」だと言って 地球の環境危機を頭から否定 NASAなど自然環境を
調査・研究する予算まで削ろうとしています。 アメリカはパリ協定離脱、TPP離脱で 偉大な国に
なるのでしょうか??。それとも未来を拒否する愚かな国となり 世界の良識から孤立して リーダー
シップを失うことになるのでしょうか?
パリ協定は気温上昇を 産業革命の前から2℃未満に抑えることなどを目標とした国際的枠組みで 京都
議定書に次ぐ 世界の英知を集めた協定で この協定を更に強化していく中で 地球の異常な気温上昇を
抑え 世界の生き物の命を守る 最善の枠組み(取り決め)でした。今や異常気象は地球規模の問題で
あり 一国の利害を超えた 正にグローバルな課題。これに失敗すれば世界規模の大混乱が起こり 地球
最後の日とも成りかねない危機があり なんとか世界が結束して 破滅から救おうとするものです。
ノアの洪水を信じない人々は 他の生き物と共に死滅しました。このまま二酸化炭素排出を放置すれば
世界の気温は6℃も高まるという最悪の予測もあります。大雨 台風 大津波 山火事 土地の乾燥
食料不足 水不足 飢饉 伝染病の蔓延など人類の生存基盤が大きく失われていきます。地球の歴史の
中では 地球規模の危機も何度かありましたが 今回は人類にその原因があること 言い換えれば人類が
改めれば 環境は改善され 温暖化は緩和され 持続的システムは維持出来るということです。
『次世代の為の環境を台無しにすることは犯罪的だ。』とインドのモディ首相も言っています。中国も
パリ協定を遵守すると言っています。責任ある大国として 地球環境を守ろうとする国際的な約束
(195ヶ国が採択)より 自国の利益を優先する態度は アメリカの指導力、信用を失うことになるで
しょう・・。 今年もアメリカで異常気象が続いています。中国の大都市が PM2.5に苦しんでいるように
ワシントン、ニューヨークも大雨 高温 海水面上昇で 国民が被害を被るのに これで国民を守ると
言えるのでしょうか? 大手石油会社など企業家さえ パリ協定離脱に反対しているのに 「アメリカに
不利だ 経済を弱くする」からというのは 本当にアメリカ国民のことを考えているとは思えません。
二酸化炭素排出規制は 世界が国際協調をしてこそ意味のあるものです。アメリカの「決定」はその意義を
失わせ 世界の温暖化対策を後退させます。世界第二の排出国であるアメリカは 昔ブッシュ大統領の
時も京都議定書から離脱したし 共和党政権は一貫して環境問題に消極的です。
「温暖化対策はアメリカの経済と雇用に悪影響・・?」という発想は日本で言えば 1960年代の水俣病を
起こした企業家達の遅れた考えに似ています。孤立を恐れない? 北朝鮮の指導者並の認識しか出来ない
お山の大将的な勝手な行いは 決して許されないことです。 狭い一国の利害しか考えない「 大衆迎合主義 」
をやめて 明日の世界の人々 全ての命の為に 賢明な判断を望みたいものです。
※『 つなげよう 支えよう 森里川海 プロジェクト 』現状と課題 (前回の続き)は 反世界的な
離脱宣言に接したので 月曜日以降にまわさせて頂きます。
6月は アジサイの変化が楽しいですね。
けらまつつじ ? この時期でも 植物園で咲いていました。
花はそっくり ! これはサツキ ? 同じツツジ科つつじ属ですから 気にしなくてもいいのですが・・?
これは 盆栽のサツキ。 多くの色の花があるようです。
紫のほたるぶくろ。
色のおとなしいクレマチス
松葉ぼたん
松葉ギクと共に この時期 あちこちで咲いています。
たまたまとまっていたモンシロチョウ
シオカラトンボ
赤とんぼ
珍しいトカゲ
小粒ですが 野生のサクランボ
高知の山々 何層になっている。 山の中にも 色々な生き物がいる。