ジミーの自然ブログ (Jimmy's Nature blog )

花の美しさ 自然の素晴らしさを 伝えたい。 

今盛岡ですが 四万十町の写真 話しは『森里川海で拓く成熟した社会づくり』 です。 

2017年06月24日 | 自然 花 写真

皿鉢料理。 窪川の島岡さんの所で 出して頂いた 高知名物 『 さわち料理 』 です。


盛岡に来ています。 今日から中野雄一郎先生のメッセージに添えて 美子姉妹はじめ皆さんが
賛美します。私はマネージャーとして 鞄持ちですが 皆さんの活動を伝えていきたいと思います。


日本は今 歴史的な転換点を迎えています。私たちは化石燃料など地下資源エネルギーを大量に用い 
科学と技術 それと国民の勤勉によって 経済成長を実現しました。人口増加に支えられて 
『大量生産・大量消費・大量廃棄』の経済は 物質的に恵まれた社会をつくりました。反面 資源の
枯渇 大都市への集中 公害 森林・里地里山の荒廃 災害の甚大化 過疎化 高齢化 人口減少 
つながりの喪失 など現代の問題をクローズアップさせています。

一方で都会での暮らしに息苦しさを感じ 森里川海とつながる新しいライフスタイルを求めて地方へ
移住する人々が少しずつ増えています。モノやお金だけでなく 自然との触れあいの中で子供を育て 
家族や周囲の人々との絆を感じながら 心と体が満たされる暮らしです。 自然の恵みを受けながら 
地域につながる需要を創出し 地域経済を活性化し 雇用の好循環につながります。都会生活が便利
という生活スタイルから 自然と共生した人間本来の豊かさを求める生き方こそ これからの成熟した
社会と言えないでしょうか? 

これらの課題を解決するためには 環境・経済・社会の統合的アプローチが必要です。国土のグランド
デザインに基づいて 長期的ヴィジョンの中で 個別の取り組みにつなげていくことが必要です。
この提言は 『 森里川海で拓く成熟した社会づくり 』 を 提案しています。

美しく健全に保たれた森里川海は 体験型観光や環境教育の場として 大きな魅力と可能性を持って
います。森里川海がつながることで その恵みが回復し それを活かした食文化や工芸品は観光資源や
特産品となって 地域の収入を増やしています。エコツーリズムや農村カフェなど新たなビジネスが
生まれています。近年外国から訪れる観光客も その魅力は 日本の原風景や里地里山の暮らしです。
地産地消 食文化の維持 地域経済の好循環は 次世代の育成にもつながります。

森里川海は地域経済に様々な貢献が出来ます。現在はエネルギー代など多くの支出が地域外に出て
います。地産地消 森や里に存在する木質バイオマス(再生可能な生物由来の有機性資源)を活用
出来れば その費用は地域で循環します。自然資源をエネルギー源とする動きが促進されています。
二酸化炭素の排出も削減されます。国内の自然資源を効果的に活用していくことが 自然の恵みを
より大きくすることにもつながります。

近年 環境に優しく 昔ながらの製法でつくられた食品や衣料が増えています。 食の安全が度々
問題にされていますが 健康を意識する人々の中で 身体にも環境にも優しい 自然の恵みを活かした
製品が注目されています。2020年のオリンピックを契機として 環境に配慮した農林水産物 衣料 
住宅 木材加工品などの市場が拡大することで 生産者と生活者が共に満足出来る社会の実現に寄与
出来ます。

森里川海の恵みは有限であり 大きな利益をもたらすような大規模経済は不可能ですが 小さくても 
持続的な地域でまわる経済をつくることが出来ます。伝統文化や伝統的知識も重要になってきます。
今回『道の駅』をまわりましたが 地元産の商品も多く 活気があります。地元の野菜・産品を使った
農家レストランも生まれています。地域に仕事が生まれてきます。少量多品種 高付加価値の一次産品
づくりへ 地域の ものづくりは進んでいます。

気候変動により 自然災害の発生頻度や強度の増大が予見され 人工構造物の維持管理が課題となる中 
森林が土砂崩れを防いだり 珊瑚礁や砂浜が高潮被害を軽減する 湿原が一時的に洪水を受け止めると
いった健全な森里川海の防災・減災効果が注目されています。森里川海の恵みでエネルギーや食料を自給
することは なによりの災害への備えになります。生態系を活用して 防災・減災を図る考え方も広がって
います。 『森は海の恋人』という森作りがあります。植樹を中心に 藪払いなどして 里山を整備している
NPOです。森も海も人々の生活もみんなつながっている考え方で活動しており 豊かな生態系を持つ
里山を維持管理することで 海もまた豊かな漁場となり 災害からも人々を守ることが出来ると考えています。



量が多いので 家族七人と 愛媛から来て頂いた やはり旅の仲間 矢野さんのご家族と皿を囲みました。


四万十町の奥地? 十川地区の役場ですが 地元の木材を使い 仲々立派です。


予土線鉄橋と四万十川の沈下橋 四万十町 大正地区辺りか? 


所々で見た。避難塔 ?  地震・津波から生命を守る施設。 あちこちで見ると つらい気持ちになります・・。


美しい海岸線の風景。 でもいつか 防潮堤で覆われるかも・・。


四万十市の高台からみた 海岸線。


四万十市の高台に 北極星を指すモニュメント。


くちなしの花。 四万十市は昔の中村市を中心としています。


むらさき露草 この花も 今年初めて? 


イソトマ この花も 今年初めて ! どこにいても馴染みの花に出会えるのは うれしいことです。


四万十町の窪川駅。ややこしいですが 高知県には 四万十市と四万十町の二つがあります。


立派なお屋敷の島岡邸。いつか島岡幹夫ご夫妻のことを お伝えする予定です。 


島岡さんの所で育てる とうもろこし。 無農薬です。


これは ズッキーニ?
コメント (1)
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