(土佐山 行川 鏡村・・、 高知市内から少し入ったところに 色々な村があります。)
国連気候変動会議(COP23) 11月6日からフィジーで2週間の予定で行われ 先日終了した。
今回の焦点は『パリ協定』のルールを2018年迄に造り上げることで 温暖化の影響を最も受けやすい
島国連合として始めてフィジーが議長国となり 先進国と途上国の対立を埋めるべく努力しました。
『パリ協定』は温暖化を抑制する為に 今世紀末には『脱炭素』するという長期目標を始めて持った
国際協定です。世界の気温を産業革命以前の気温に較べ 2℃未満(出来るなら1.5℃以下)に抑える
ことを目標にしています。
現時点で世界169ヶ国が批准していますが ご存じのように アメリカはパリ協定から離脱する
表明をしており 今回も格落ちの代表を送ったに過ぎません。ただアメリカ国内の州政府や企業、大学は
『パリ協定の中にいる』と声を上げています。10年前『不都合な真実』を制作したアール・ゴア氏も
出席していました。近く『不都合な真実2』も公開される予定です。そんな中で約200ヶ国がルール
作りの交渉に臨んだ訳です。
ただ日本の立場はアメリカに追随するのか 石炭火力を推進する立場をとっています。それを揶揄する
為か この会議で『本日の化石賞』が日本に贈られました。温暖化対策の足を引っ張った国に与えられる
不名誉な賞です。石炭火力発電は天然ガスの2倍のCO²を排出します。アメリカのトランプ政権と共同
して 原子力と石炭技術を進めるとしています。何故ここまでアメリカに追随するのか 分かりません!?
以前『京都議定書』など温暖化対策に先進的な国であった日本が ここへ足を引っ張る役割をアメリカと
共に果たしているのは 本当に情けなく思います。今回の総選挙でもほとんど『温暖化対策』が争点に
上がらなかったのは残念なことです。原発再稼働の動きと連動しており 将来大きな禍根を残すことに
なりそうです。機会があれば 映画『不都合な真実2』を是非見て頂きたいと思います。大統領選挙に
2度破れたゴア氏ですが 今も温暖化防止 地球を守る活動に邁進し その使命を全うされています。
アメリカのパリ協定脱退に関係なく 世界で異常気象が拡大しています。ゲリラ豪雨 酷暑 日照り
山火事など気候変動に伴う現象が 世界各地で起こっており その結果被害を被る人々が増え続けています。
インドなど発展途上国は先ず経済成長して先進国に追いついた後なら CO²削減に協力する態度ですが
それでは地球とそこに住む人々の命に間に合わないのです。今途上国のCO²排出を抑えないと今世紀末に
2℃以下に削減出来ません。2050年迄に排出量を半減させる必要があるのです。個々の国の発展事情があり
それを含めてこの目標を実現する国際協調が必要です。
鏡川の上流。
稲刈りの後 再び出る稲の穂。
鬼田平子(おにたびらこ) 春から咲いていますが 今目立つ黄色い花です。
生姜も今が取り入れの時。
山茶花(さざんか) 花が少ない季節。 これからの主役ですね。
始めて行った行川(なめがわ)地区の小学校。 早咲きの桜もあるようで その時期又訪ねたいと思います。
行川城跡?
先日間違ったツワブキ。
こちらのススキ。
野アザミ。
土佐山の紅葉。
先日の台風で 倒木が結構あります。