( もう早稲の刈り入れも始まっていますが 近くの田でも 実りの時 ?です。)
地球は青かった ! と言われるように 地表の70%は青い海です。地球46億年の歴史の中で 約10億年たって海が誕生、
さらに7億年たった頃 その海から生命が誕生した・・。生命は進化して海から陸へ植物も動物も上陸しました。そして命あふれる
地球となったのです。 『 海が命のふるさと 』です。
海は現在でも様々な恵みを与えています。まず地球の温和な気候を支えています。以前も書いた『 水の循環 』です。太陽からの
熱を吸収した水は海水温を高め 一部蒸発して水蒸気になり 雲となり 再び雨となって地上に降ってきます。海水に留まった熱の
量は 大気の千倍の熱容量だと言います。産業革命以来二酸化炭素の放出が盛んになり 温室効果ガスとなって大気の温度を高め
今や当時の気温より 約1℃高くなっています。しかし太陽熱の多くを海が吸収して 気温を平均15℃前後に保っています。
熱帯地方で暖められた海水が高緯度に移動して地球の熱を調整しています。天然のエアコン装置となっています。
これを 『 熱の循環 』 と言います。
最近気になる報道がありました。従来の推計より 1.6倍 海が多く熱を吸収していると言います。そのお蔭で1℃程度の温暖化で
済んでいたわけですが 裏を返せば 人間は過去の数字より より多くの二酸化炭素を排出していたということです。しかし海水が
取り込んだ熱は再び放出する時期が来ます。 数百年のサイクルでそれが繰り返されるという研究があります。 陸上の何倍もの
熱エネルギーが海上から放出されたら 大気の温度は 恐ろしく上がることになるでしょう。 それだけでなく 海水温が上がる
と 酸素の含有量が低くなり 海の生態系に影響を与えます。最近よく言われるサンゴ礁の白化などが一例です。魚の漁獲量の減少
にも影響があります。
又海は海上交通 物流を支える場です。海は水産物の宝庫です。人類の主要な食料供給を担っています。新規医薬品の素材も提供
ています。レアアースなど鉱物資源も海にあります。勿論海のレジャー 美しい景色の観光の場でもあります。
日本の国土面積は世界の国の中で62位であり 小国と言われます。しかしこれは海の面積を除いての陸地だけの話しで 『排他的
経済水域』まで領土と考えると その面積は世界の第6位です。日本は立派な海洋国家です。そこには多くの生き物がいます。日本
の漁獲量は316万トンで世界7位です。(2018年)それでも足りず イカ カニ サケマスなど多くを輸入しています。高知県人
の好きなカツオの世界漁獲量は282万トンで 世界の人々がカツオを好んでいることが分かります。そのせいか? 昨年の日本の
カツオ漁獲量はわずか4万トンでした。世界的にも全ての漁獲量は頭打ちで その分養殖が増えています。この分野でも中国が世界
の60%を占めているそうです。
魚だけでなく海苔(のり)の生産も40年ぶりの低水準だと言われます。(2018年)これは海水温の高温化により 漁期が短く
なり 又プランクトンの大量発生も原因で 収穫量が減るそうです。又サンゴ礁の保全にSOSが出ています。 海水温が上がり
褐虫藻(かっちゅうそう)が失われる白化現象を言います。既に27%のサンゴ礁が失われています。沖縄辺野古の海でも 1年で
7%以上減少しています・・・。
『 海の異変は日本の死活問題 』という新聞社説がありました。 改めて海について考えたいと思います。
近くの川の水が減っています ? 鏡川の放流の せい ?
6月は蛍の 蛍川(本宮川)ですが こんなに水が少ないと 魚も生きておれません。
完全に水がないところも・・。 1年の内 時々こんなことがあります・・。
朝 セミの声で目が覚めます。 この間まで 鳥の声でしたが・・?
野鳩もちょっと驚いている風 ?
羽黒トンボ ?
これは ? 暇をみて 調べてみます。
時々見る しこんのぼたん ! 紫が印象的です。
ムラサキバレンギク。 エキナナケアとも言うようです。 牧野植物園で見ました。
焦点が合わせにくい ? 千日紅(せんにちこう)
檜扇(ひおうぎ) 黒揚げはがとまっています。