( 今 お城に近い公園に美しく咲いていました。 今日はバラ特集です。)
『 芋たこなんきん 』 NHKの朝の連続テレビ小説で 今BSで再放送されている。原案者で自ら作品のモデルになっているのが
作家田辺聖子さんである。藤山寛美さんの娘の藤山直美さんが主演していることもあって少し興味を持って見ている。図書館でその田辺
聖子さんの『 十八歳の日の記録 』という本を借りてきた。前書きによれば 田辺さんが亡くなってから見つかった終戦の年の日記で
ある。最近憲法記念日だったこともあり 私も今後の日本を考える上でも 日本が戦争をしていた頃の様子を知りたいという思いが
ありました。
どうやら彼女は 軍国少女だったらしい・・。今で言う 軍国政府のプロパガンダで戦争肯定派になっていた。ドイツヒトラーが降伏した
5月 『わたしにはドイツ人の感情が解せない。首領(ヒトラー)が死んだら、もう責任も義務もないのだと 敵に降伏するのだろうか?
何千万の軍隊よ 何故再び起って 祖国を守らぬか ? 降伏は破滅だ ! 』と記している。 ユーモア作家だと思っていた田辺さんの
若かりし頃の熱情だ・・!?
終戦の日 8月15日の日記には 『 何事ぞ! 悲憤慷慨(ひふんこうがい)その極(きわみ)を知らず。痛恨の涙 滂沱(ぼうだ)と
して流れ 肺腑(はいふ)はえぐらるるばかりである。・・・嗚呼 日本の男児 何ぞその意気の惰弱(だじゃく)たる。何ぞその行いの
拙劣たる・・・。』 十八才の乙女の嘆き 怒りの声である。古文調で 軍部のプロパガンダにすっかり洗脳された結果のようだ。
あれから77年経った今 ロシアで多分同じようなプロパガンダ( 特定の主義 思想に基づく政治的宣伝)が行われているのだろう。
私は今回のロシア『 戦勝記念日 』の軍事パレードを見て 昭和18年東京神宮球場の 『 学徒出陣壮行会 』の映像を思い出す。
これらもプロパガンダである。こんな儀式を見せられて 国民は自国の勝利を願わずにはいられなかったろう。学徒2500人の胸の内を
察するに余りある光景である。独裁者による巧みなすり替え フェークニュースに多くの人々が気づいている。プーチンはじめ どこか
元気の無い人々が画面に写っていた・・。 人は本心を隠すまでの演技は仲々出来ない・・。
私も少し心を落ち着けて 長期化し核戦争になるかも知れないウクライナ戦争の状況を見る時 『 武器を売り続ける限り 戦争は続く 』
という言葉を思い出す。ウクライナも欧米に武器をくれ!と迫る。欧米もロシアがウクライナを支配するより 安く上がると更に多額の供与
を約束している。これで誰が得をするのか? 軍需産業ではないのか ? アメリカの代理戦争という声も出始めている・・。
日本でも一部 自衛隊を軍隊に格上げ?し 戦争が出来る国に、 相手国の中枢にまで攻撃できる『 反撃能力 』を確保する動きもある。
戦争すれば得をする人々がいる。人々の命より 経済、政治を優先させてはいけない・・。 ロシアの戦勝記念日は 不戦記念日でもある。
命によって勝ちとられた平和を感謝する日である。 不戦を誓う日である。 ソ連では2000万人以上 日本では軍民あわせ300万以上が
命を失った第二次世界大戦、 日本国憲法も 国連もこの反省の上にたってつくられたものだ、 日本ではこの七十数年戦争が無く 平和に
過ごして来たことを感謝して 『 平和憲法 』 を守っていきたいと思います。
私には6月のイメージのある薔薇(ばら)の花ですが こんなに早く咲くのは 高知だけ?
ピンク色のバラ。幾重もの花びらの中に 色の濃淡があって 深みを感じます。
花辞典によれば バラの開花は5月ですので 特別高知が早い訳ではありません。私の錯覚デス。
ツルで伸び 甘い香りとトゲがある。 古代から愛された花ですね。
古代から 愛と繁栄の象徴として人々に愛されたバラ。今も結婚式に多く使われます。
薔薇と言えば ブルガリアを思い出します。 バラ娘が楽しく踊ってくれました・・。
バラは 花の女王と呼ばれ 地上で最も美しい花と言われます。なんと一万5千種以上あります。
昔行った神代植物公園や 京都の植物園などのバラを思い出します。
土田さんのお宅のバラも素敵でした。今もお庭にバラ園を造られているとか・・。
紅いバラに白いバラ ホント色々あります・・。 イギリス王室では 紅白のバラ戦争が有名です。
紀元前6世紀に ギリシャの詩人が 『 バラなる花は恋の花 バラなる花は愛の花 』 と唱ったそうです。
各地で5月~6月の間 春のバラが見頃を迎えます。 コロナも気になりますが 訪れてみたいですね。
花の女王として 昔から人々に愛されて来たバラ 私には 少し気高い感じです。