( 台風一過 南の空です。 空気が澄んで 夜は星がきれいに見えていました。 )
( 今日は彼岸の入り。 いよいよ彼岸花の特集です。 高知でもしっかり咲いて来ました。 )
19日は『 敬老の日 』だった。百才を超える人が9万人超えだという。50年連続で増加している。私も身近に90才以上
の人がいるので 少し関心があります。皆さん健康寿命が大事と言います。俗に言うピンピンコロリです。エリザベス女王が
96才で亡くなられた。2日前まで公務をされていたと聞き 驚いたり感心したりした。そうありたいと思う。一方人生100年
時代の記事で使われる写真は ベッドで何本もチューブにつながれている高齢者の姿だ・・。
そういう私も来月79才。充分な高齢者だ。平均72才で 男は健康寿命が終わると言われるが 今の所 介護を受けずに元気に
過ごしておられることを感謝したい。ただこれは自慢をしている訳では無い。目や耳 身体の足腰 そして脳の動きも自分で衰え
つつあるのを 自覚している。人知れずリハビリ的なことをしたり 病院へ行ったりしている。次の手術に備えて 体力 筋力
免疫力を自分で鍛えている。いつかバイクに乗れない時が来ることも想定している。来年の誕生日には車の免許更新の日が来る・・。
返納すべきかどうか この1年で考えなくては・・?
今オオタニブーム 聡太ブームだが 20代の驚くべき能力に圧倒されつつ そのおこぼれに預かれないか 願っている自分が
いる。身体の健康だけでなく 心の健康 頭の健康も大切。日本の経済的地位が下がり 国が貧しくなる中で 高齢者を守る
社会的な仕組みが徐々に失われていく。数の上で長生きする人が増え 年金 医療 介護等社会保障の仕組みも変えざるを得ない。
高齢者に厳しい時代になる。今や65才以上の総人口に占める割合は30%近くになる。戦後1950年(昭和25年)は5%に
満たなかった・・。
高齢者も自身で対応しようとしている。私が時々見るローカルなTV番組で 『高齢者寺子屋』がある。90才近い横川先生が
私たち高齢者の生活の充実の為に 毎月お話や体操をやってくれる。『 自分の事は出来るだけ自分で出来るお年寄りになり
どんな人にもありがとうを心から言える高齢者になって下さい。』と独特のユーモアで分かり易く語ってくれます。高齢者の一番
の不安は孤独だという。多分若い人々もそうだろう。独り暮しの人々が増えている・・。
作家の五木寛之さんも90才近く『孤独のすすめ』『 百才人生を生きるヒント』などの本を出し 高齢者を励ましている。
その中で嫌老社会の話しがあった。老人は今や弱者ではない。選挙権を持つ人口30%近い圧力団体? 高額の年金、若者の何倍
もの社会保障の恩恵を受けている。 若い人々から不公平だと声が上がる。
人生100年時代 何がめでたい?!と思う人が多いと思う。でも望まなくとも世の中はそうなりつつある。百年時代の幕開けに
踏み込んでいる。日本が下り坂に入っている時 私たち高齢者も下り坂の時代に入ってくる。限られたパイを争うようでは 嫌老
社会に陥ってしまう。国家財政は 赤ん坊を含めて一人一千万円借金の時代に入っている。 旧統一教会に選挙を頼るような国会
議員に真っ当な政治を期待出来るだろうか?
今この時代をしっかり理解して 前向きに対応出来る高齢者がどれ程いるだろう? そんなの関係無い! と準備を怠っていると
不幸が自分にのし掛かってくる・・。 戦後の復興期に生まれ 高度成長期を生き 長い不況時代も生きた高齢者が これからの
時代をどう賢く生きるか ? 『 賢老社会 』の為に 高齢者が 再度頑張る時が来ているのでは ?
彼岸花(ひがんばな)は 9月15日頃から 9月末まで咲きます。北海道では咲かない・・?
今年は多雨と猛暑で 野原の草の茂りも盛ん ! その中で彼岸花も咲き出しました。
彼岸とはあの世 浄土を指します。此岸(しがん)とはこの世。 迷いに満ちた世界とされます。
彼岸花の周りには エノコロ草 露草も見えます。 これが自然の姿ですね。
白花曼珠沙華(しろばなまんじゅしゃげ) とも呼ばれます。
雄しべ 雌しべの長さが普通じゃないですね。
珍しくダイダイ色の彼岸花。或いは彼岸花でも 違う種類 ?
紅い彼岸花。茎だけ先に伸び つぼみが膨らんで こんもりと放射状に咲きます。
花は数日でしおれます。散った後で 葉が地面から出て来ます。花と葉は同時に見られない !?
多年草で地下の球根に 強い毒性を有する。 昔ネズミなどを防ぐ為 田んぼの畦に植えたとか ?
普通は 赤、白 別々に咲いてますが 混じり合う時もあります。
根がしっかりはっていて 季節を忘れず 花を咲かせる・・、 自然はスゴいです !
ちらっと見える 玉すだれも彼岸花科。 クンシラン アマリリス アガパンサスなども彼岸花科です。