信州スロウライフ12ヵ月

野菜や草花と暮らす生活

最後の赤紙配達人

2009年08月10日 23時23分57秒 | Weblog
滋賀県大郷村から赤紙を受け取り出征していった若者と配達人の苦悩を伝えるドラマを見た。

西邑仁平さんという実在の人物を通し、生き証人の口から伝えられる言葉、遺族、それぞれの重い当時を語る言葉・・・・・。
涙が自然ににじんで来て、どうにもならない。
自分も戦後生まれとはいえ、
戦後の幼い毎日にも貧しい記憶、ラジオから流れる尋ね人の時間、などいまだに思い出すことが出来る。

終戦記念日は毎年やって来る。
原爆、ヒロシマ、ナガサキと人々の記憶を繋ぎとめ、戦争の悲劇は繰り返されることがないようとの永遠の願いは続く。
どの画面を見てもうっと胸に来るものばかりで眼が離せなかった。

今日のドキュメントは吉岡秀隆の眼と体での演技から流石に良く作られた作品で想いが奥深く伝わってくる。

現在104歳の赤紙配達の仕事をしてきた西邑さんの言葉の苦悩の伝言は何にも替えがたい力であった。
しんどかったが光ったドラマである。