HAPPY-GO-LUCKY!

E・コッカーと戯れる浪費派リーマンのゆるい生活

BRM112嘉麻200K、コテンパンとはこのことだ!の巻

2014-01-13 18:48:58 | ブルベ

陽光が差し込むベランダで、愛車を洗ってます。


悪夢のような昨日を思い起こしながら…


Dscn9053

アタクスは先日、こんなことを書いておりました。

http://blog.goo.ne.jp/19960408/d/20140110




愚かでありました。


今回もまた、ガチオ君とともにコテンパンにやられました。





そんなブルベはまだまだスタートしませんね。



愚かな男たちの所業は、まずバカげた前夜祭で始まります。

さあ、出発っす。一路福岡へ。


青雲の志を抱いたバカ二人、勇躍、九州を目指します。


Img_1059

関門橋だぜ!

「明日は明るいうちにゴールできるよなあ」

「そりゃそうっすよ。福岡の自転車屋さんでも回りましょうよ」

ノー天気な二人です。

で、ガチオ君プレゼンツのこのお店へ。

Img_1064

カンパーイ!

Img_1066

いちいち美味い!

Img_1067

Img_1072

Img_1075



ぎゃんぎゃん飲みます。

Img_1069

明日、ブルベなのになぜ?


それは「バカ」だからですwww



このお店の名物である慶満鍋。


ピリ辛で、いい感じ。

Img_1083

「名物です」と言われたものは、基本、全部頼みます。


なぜって?


だから、バカだからw

Img_1087




あれ?


なくなっちゃった…


なぜって?


もういい?www

Img_1088



酔うほどに飲み、飲むほどに酔う…




バカはとどまることを知りません。


この後、さらにうどんを食べに行くも、「閉店です」って。


何時まで飲みよるん?ってお話ですなあ。




そして、夜は明けました。


吐き気と悪寒とともに。



まず摂取したのはコレです。

Dscn8989

気分悪くてたまりません。


日本語ではこれを「二日酔い」と言います。


暗い中、バカ、いや、勇者たちが集まっています。

Dscn8991

寒いなんてもんじゃない。


だって、氷点下だもん。

Dscn8995

ガチオ君、すでに凍えていますな。


ブリーフィングです。

いつも思うけど、スタッフの方々の尽力の上に成り立っております。


感謝、感謝でございます。

Dscn8998

そんなアタシは今回、痛恨のミス。


ベルを忘れてしまい、スタッフの方にお借りする失態。

申し訳ありませんでした。


帰り、福岡の自転車屋さんですぐに購入したことを、ここでご報告しておきます。



さあ、スタート。


特に先を急ぐこともなく、オトナな感じで走行。

Dscn9000

寒いんだけど、基本平地で、粛々と走ります。


42キロ地点の第一PCまで、AVE27.3キロ。


まあまあのペースでございます。

Dscn9005

ビビリのアタシはすでにドーピングっす!

Dscn9007

福岡市街地を走るんだけど、これは飽きなくていいね。

Dscn9008

そして、暗転。


まず、ガチオ君の様子がヘンです。


時速25キロ程度でも遅れちゃう。


坂も付いてこない。


もちろんこの俺様が速いわけじゃなくて、彼が不調なわけ。



寒さに弱く、股関節に違和感があるガチオ君。

じゃあ、出るなって話だけど、彼もバカだから、それは無理www

だましだましの走行になりました。


https://sites.google.com/site/ajfukuoka/menu/information/brm-fu-gang200k



第二PCまでに、サンセットロードって道を走るんだけど、これが俺には曲者でした。


要するに、夕日が美しい別荘地の道路。

かなーりのアップダウンなわけさ。

どこまで登って行くのかわかんないから、非常に不安になる。


で、12パーセントとかの坂も満載。


俺様、久し振りに押しちゃいましたよ。



とゆーか、脚が攣りそうだったからね。



ここでガチオ君は復活。


ムダにダンシングでぐいぐい登り、体を温めます。



何だか野獣みたいだったなあw



すっかりシオシオな俺と、元気を取り戻したガチオ君。


海沿いを必死に走ります。



88キロ地点の第二PC。

Dscn9009

ここでもドーピングですね。




この後、風も強かったなあ、逆風…


で、あまりに寒いのよ。


なんせ一瞬も日が差さない。


ずっと4度ぐらいだった思います。



世を呪いながら進む二人。


で、100キロぐらいから、俺、かなり不調に。


要するに、逆流性食道炎なわけ。

胃がむかむかして、気分も最悪。

逆流性食道炎の要因ってご存知です?

①過度の飲酒

②空腹

③ストレス


すべてに合致しておりますアタシですなあ。ぷぷぷ。



コンビニを探しては吐くという状態。

ガチオ君も唇が紫色に。

ゴールの写真を見て、プチメタさん曰く、「こりゃ、チアノーゼだね」www




二人とも傷病兵のよう。かなーりヤバいっす。


ここで、低体温症寸前の私たちが飛び込んだのは、ジョイフルでした。

Dscn9011

若き野獣のガチオ君は、濃いものを物色します。グラタンかよww


しかし、内臓がもうダメダメな俺様は、雑炊しか受け付けません。

Dscn9012

その雑炊も、半分も食べられない。

胃が全く受け付けないのでありますな。


この時点で120キロ。

あと80キロですが、気温はどんどん下がっていきます。



いやあ、地獄?

うふふ。


しかしまあ、踏んでりゃ、いつかはゴールするわけ。

にやにや二人で走り始めました。




もはや激寒です。


140キロ地点からの峠は辛かったなあ。

5キロぐらい登るんだけど、寒いから脚も攣り攣り。

29Tだから、何とかイケるけど、最後は時速6~8キロぐらいに。


そして下りは極寒。

マヂっすかってぐらいの辛さでした。


160キロ地点の第三PC。

Dscn9014


頭が働かないから、温かいものを飲まず、ひたすらドーピングするアタクスたち。

さらに体は冷えていきますwww


あと、40キロ。

よし、行くぞ!と。



基本、平地は速いので、ヨロヨロの先行「旅団」に追い付きます。

しかし、最後の峠では、やはり離される。

半分、脚が攣ってるからねw



峠を3キロほど登った地点で、すでに真っ暗。

ゆっくり登ってらっしゃる方に付いていきました。

ジワジワと二人で登ります。


おしゃべりしながらの登坂。

非常に心強かったなあ。



そして終わらぬ坂はない。

ここまで引率してくださったGIANTさん、

頂上で待っていてくれたガチオ君とともに、一気にダウンヒルっす。



この6キロに及ぶ下りは、人生最悪と言っても過言ではない。

寒い、怖い、手が痛いの三拍子。


登りの方がよっぽどいいなあって思ったほどでやんした。

Dscn9017

闇夜に蠢くブルベ軍団。

最後の15キロを飛ばしまくります。

しかしこの時点で、俺とガチオ君はキューシートが読めません。


真っ暗で、手元を照らすライトも持ってないから。

ダメニンゲンなアタクスたちをGIANTさんが最後まで引率してくださいました。

本当にありがとうございました。


真摯に反省し、次回以降、フルスペックで臨むことを誓います。



さあ、ゴール!

Img_1105

かじかむ手で手続きするガチオ君。


タイムは10時間53分


AVE23.3キロ。


ヒャッホーな前日から打って変わり、よれよれ、コテンパンのゴールであります。




リザルトを先ほど見ると、78人の出走のうち、われわれは31番目のゴール。




われらがfuk@さんは8時間21分で、ぶっちぎりのトップゴール。


あらためて、神だと思いましたなあ。




肉体的な消耗はこの後、最高潮に。

車に乗っても震えが止まらず、スーパー銭湯では倒れそうになる始末。

実はこの時、「狭心症の発作かなあ?」って、常備してるニトロを飲んだのさ。俺、心筋梗塞の既往者だから。 飲んで痛みが治まれば、こりゃ狭心症だなって算段です。 だけど後で聞くと、ニトロって気管か食道かなんかを開く作用があり、逆流性食道炎には実にマイナスなんだってさ。 いやあ、愚かにもほどがあるなあ。ぷぷぷ。

Dscn9018

後夜祭をやろうとはしたものの、もはや吐き気が止まりません。

ドラッグストアで、ガスター10を買って服用。

ホテルでバタンキューでやんす。


無理にでも食べなきゃと、セブンイレブンで買ったこれ。

Dscn9020

でも、まったく食べられない。

博多の夜を楽しめず、コンビニのスパ。

そして、それものどを通らないとゆー。

いやあ、マヂっすか。

悲しいにもほどがある(笑)




あまりの疲れに眠れず、うとうとしてたら朝です。


それでも、少しは元気になったよ。


無類のデパート好きのアタシ。

三越や岩田屋をめぐり、しだいにHPを回復していきます。

Dscn9022



そういえば成人式なんだね。

俺、あれから30年経ったけど、見事に成長しないなあ(笑)

Dscn9023

Dscn9024

福さ屋で明太子を買いました。奥さんのオファーっす。

で、二人で自転車屋さんに。

イワイですね。

で、めっちゃいいのを見つけた!

Dscn9031

DOGMAなんだけど、これ、ポール・スミスヴァージョンなのさ。

指し色のピンクがおしゃれで、ポールスミス独特のレインボーな彩色もちょっぴり。

これはいいなあ。正直、ピナレロは???なんだけど、これはいい。

買っちゃおうかなあ。

なぞと妄想を膨らませながら、ガチオ君とラーメン屋さんに。

Dscn9034

Dscn9035

これは当たり!

KOOさん、ありがとう。






昨夜の寒気がウソのよう。


小春日和であります。


これが昨日だったら、どんなに楽だったか…




でも、踏めば、僕らは進む。


Img_1115

ボコられたとはいえ、楽しかったなあ。


辛くても、何だか面白いのがブルベだからね。








50歳と36歳。


われわれの「旅」は、これからも続いていくのです。

Dscn9039


私が来年成すべきことは…の巻

2013-11-08 10:04:00 | ブルベ

アタシも来年、50ですよ。50歳!

現存する最も軽い「49歳」として鳴らしてきたアタシですが、来年の1月6日で、もう50歳。



あのね、言っとくよ!

俺は変わっちゃうよ、激しく!

重々しく生きちゃうよ。

朝ちゃんと起きたり、きちんとネクタイしたり、会議も忘れずに出たり…

妙に溜め息なんかついちゃうよ。

うふふ。



ではありますが、そのよーなのは些末なこと。

齢(よわい)50を迎えた小生が来年、全精力で取り組むのはブルベでございます。




Dscn4236



で、200、300、400、600キロをそれぞれ完走して、


SR(スーパーランドナー)になっちゃう!

そこには幾多の艱難辛苦が待っていることでしょう。


しかし、オトナのアタシ、50歳の俺様は乗り越えていくのだ!



いつものように、莫大な資本投下で(笑)



よし、がんがるゾぉ!

とりあえず、AJ広島が主催なさるブルベはすべて申し込もうかな、と。


おいおい、来年は1000キロもあるのかぃ?


http://www.aj-hiroshima.org/?page_id=1462



で、AJ福岡のブルベにもできるだけ出走しよう!



https://sites.google.com/site/ajfukuoka/






となると、また輪行だなあ。



Dscn4083



ただ、輪行すると、どうしてもリアディレーラーが不調になっちゃう。

ブルベ用と想定してるC59には12-29Tを導入したから、なおさら要調整。

車で行くかなあ。





でね、ここであたしゃ、もの凄いことを考えているわけですよ。


もし、SRが獲れたらね。うふふ。



実は再来年は、PBPが開催されるの。フランスで。

PBPってのは「パリ~ブレスト~パリ」の略。

よーするに、パリからフランス西海岸のブレストまで走って帰ってくるの。

1200キロなの。


http://www.audax-japan.org/Org-info20130916.html


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%83%AA%E3%83%BB%E3%83%96%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%91%E3%83%AA



http://www.cyclingtime.com/modules/ctnews/view.php?p=6873



再来年の夏は、フランスでもだえ苦しむ、と!




いやあ、相変わらず、稲妻のような頭の冴えですなあ。わはは。





となると、なんだね、こりゃ。





当然、フランス車がいるでしょー!





おいおい、これかい?




http://www.cyclowired.jp/?q=node/98137







まーた、行っちゃうかい?(笑)

Cw10impre2020104

いやもう、聞こえちゃうなあ、フランス人の声援がw




賞賛と愛情に包まれたシャンゼリゼ。




「おい、あのジャポネ、俺たちのZXRSに乗ってくれてるゼ!」って。




そこに51歳の俺はゴールするのさ、フランス車で!





もう鉄板の計画でござんす!



どこにも「漏れ」や「齟齬」はない。





いやあ、敵に回さなくてよかった。うんうん。




やっほー!

Images

とゆーことで来年、俺は夢のシャンゼリゼを目指して、アホのように走るのだ。




すでにアホのようではあるが、これからは夢を抱いたアホなのだ!




このジャージを着たクラッシャー・バンバン・ビガロがいたら、

Caq49xh7

「可哀想な人だ」と、そっと目を伏せてやってください。

Img_929282_38187130_16

うふふ。


少しマジメに考えよう の巻

2013-05-10 13:18:23 | ブルベ

この春、立て続けに参戦したブルベ。



200キロ、300キロ、400キロと出走し、悪天候だった300キロはDNF。



それぞれに、いろんな勉強をさせてもらいました。





で、備忘録的に書いておこうかな、と。





おそらく次は600キロ。





教訓を生かさなくちゃね。

で、これまでのブルベをもう一度振り返ってみよう。








まず、デビュー戦のBRM331広島200K三次の場合。



331200









獲得標高は2113メートル。






「じぇじぇじぇ」って坂はなかったけど、細かなアップダウンが記憶に残る。






とゆーか、最後の50キロの逆風が堪えたな。







タイムは9時間20分で、出走81人中9番目のゴール。







「レースじゃないから順位は関係ない」ってのは重々承知。





だから、その辺は突っ込まないでねwww












制限時間は13時間30分だから、かなり余裕残しだったわけだ。






「やっぱ、後半にタレたんだろうな」って。







で、今、リザルトを確認したんだけど、実は思ったほどでもない。






8時間台ゴールの方々とそんなに変わんないねぇ。







やっぱ、みんなタレるんだな。






200って、一気にいけそうな気がするから、前半飛ばすもんなあ。






まあ、こんなもんか。






で、この時に痛感したのは、度が合った眼鏡が必要ってこと。





それとキューシートの文字の大きさ。






よく見えないのはそれだけでストレスだもんな。






夜間走行になると、さらに重要になります。










で、次のBRM420広島300K吉備。







これはもうサバイバルブルベ。







とゆーか、俺たち、あまりに舐めてたね。







だって、雨が降るのがわかってて、で、みぞれになるのもわかってて、






雨具なしでの参戦だもん。







ノープランにもほどがあるwww








ただ、アクシデントを起こしたらスタッフの方に迷惑を掛けるわけで、





その辺は真摯に反省します。







まずは雨具を揃えようかな。






調べると、ベスト&ブライテストは、モンベルのゴアテックスみたい。






上下で4万円超ですが、この際、買っちゃおうかなぁ。







とゆーか、雨なら即DNSってのも、ありだよね。







結局この時は221キロでリタイア。








雨具を持ってたらどうなってたかなあ。






完走したような気もするし、「傷口」がさらに開いたような気もするし。






ビミョーだな。







そうそう、この時、ライトの重要さも学んだよ。







明るさが一番って。
















ただ、照度だけじゃダメなんだよな。






ランタイムはそれ以上に大切。







それを思い知ったのが、BRM428諫早400K指宿でした。






って、毎週走ってるな、俺.

バカじゃないの?www









これは22時間台でゴール。





相当に失速してのゴールだったんだけど、200キロと同じ、10位程度でした。






みんな先を急いでないってことなんだな。






ここで学んだのは、要するに「制限時間内に走ればいい」ってこと。







速くゴールしたってあまり意味はない。






時間いっぱい楽しんだ方がいいし、睡眠をとった方が楽でもある。






これは次回の600に生かしましょう。





ちゃんと仮眠のホテルを予約しようっと。








盟友、プログレスのしましま店長から借りた、中華ライト。






相当明るいんだけど、1時間半しか持たない。






しかも専用電池なので、取り替えがきかない。








最後は、通勤用のジェントス閃に頼ることになり、その光量の少なさに閉口しました。







とゆーことで、現在、検討しているのは、DOSUNのA2とURTLA FIRE。

Bb73b217

これはブルベのマスターピースっぽい機材のようだ。











ただ、DOSUNは固定が難しそうだなあ。







とにかくその辺のコンビニで手に入る電池がいいわけで、







その観点からさらに研究しましょう。








で、装備だけでなく、スキルも磨かなくちゃね。








先日、スポーツクラブで測定。







体脂肪が3キロ減ってて、筋肉量は増加。







ダイエットマラソンとかって企画に500円払ってたこともあって、








商品券をゲットしました。

Dsc_1784

Dsc_1785

インストラクターのお兄さんに激賞されたんだけど、





彼、あることに気付きました。








「あのぅ、ここにはあまり通ってらっしゃいませんね?」








そうなのよ。3月、4月、5月で4回。







別にスポーツクラブにお世話になったわけじゃなく、




GWに600キロほど走ったからに過ぎません。






で、筋肉の組成とかをみたら、左右の脚が極めてアンバランスなのさ。






講評にも「以前、左脚に障害をお持ちになっていたのかも知れませんが…」などと。





まあ、決して左脚の筋力が弱いわけではなくて、ただただ右脚が異常なだけなのよね。








力任せのペダリングがそれを加速させているとしか思えず、






この辺は疲労防止のためにも改善の余地があるなあ。








高回転ペダリングを目指しましょう。








なぞと書いている今日この頃ですが、石見グランフォンドを目前に憂鬱なアタシ。





http://www.plusvalue.co.jp/iwamiride/




http://www.youtube.com/watch?v=LbXxrBUuCDc








「雨が降ればDNS。しめしめ」ってほくそ笑んでいたんだけど、





あいにく回復傾向なのよ。






嗚呼www








前夜祭だけを楽しみに、140キロコースでやめにしとこ。






ぷぷぷ。


へんじがない。ただのしかばねのようだ。 BRM428諫早400K指宿の巻

2013-05-02 17:24:29 | ブルベ

スタート直後でパンクはしましたが、徐々に中位まで追い上げるこのアタシ。


エア抜けの不安も解消し、快調に飛ばすわけであります。うふふ。








ただ、俺様が一番苦手なモノが、当然のように待ってたわけ。







そう、夜。









怖いんです、俺、暗いのが…





おうちのトイレに行くのも嫌なぐらい、異常な怖がり。




なのに一人、深夜の峠を走ってるとゆー。

Dscn4233_2

俺は狂ってるのか…




そしてくずおれるアタシ。

Dscn4236

人生、楽じゃござんせん(笑)






http://latlonglab.yahoo.co.jp/route/watch?id=224594e5aad595bc505fe98ac8772a15

ちょうど200K地点の第3PCに別れを告げ、漆黒の闇へと走り出すアタシ。



次のPCは80キロ先。

その間、このコースの最大の難所である峠がございます。



まあ、そんなに傾斜もなく、だらだら登るんだけど、

俺は前述のように怖がりだし、しかもナイトランは実質初めて。



ビビリ倒しながら、尺取り虫のように前進します。

Dscn4238



ここは第4PC。



この間、写真はありません。

ただただ怯えながら、走ってました。

でも、途中ありがたかったのは、CAAD10を駆る東京から来られたお方。

SRを何度も取得し、PBPも走られたと言う方と並走しながらの峠越え。



ホントに頼もしかったです。



ありがとうございました。

で、この後もご一緒すればよかったんだけど、

「コンビニよりもファミレスだぁ!」と、単独、逃走!





諸先輩方が前のPCで仰ってた桃源郷、「ジョイフル」を目指したのでありました。

 

 あった!

Dscn4245



もう、とうに日付を越した午前3時過ぎのことであります。

トンカツを5時間前に喰ったのに、すでにチーズハンバーグ!

Dscn4240



お店には疲労困憊のブルベライダーが。

Dscn4243







「へんじがない。ただのしかばねのようだ」(ドラクエ風)

Imagescakurptf

うち一体の「しかばね」が、スマホをいじりながら小さく呟きました。




「あっ、先頭、ゴールした…」

「ええっ!」「マヂか…」



しかばねたちは、うめきます。

消え入るような声で…







俺様はそのまま消えてしまいたかったんだけど、一人雄々しく立ち上がったのさ。


しかばねたちを残し、闇の世界へ。

って、実はもちろん理由があります。

このまま寝たかったんだけど、鍵を持ってなかったのよ。





バイク盗られたら、しゃれになんない。




泣く泣く走り始めたのでございました。

当然のように暗闇地獄でございます。



盟友しましま店長からお借りしたライトは強力なんだけど、1.5時間しか持たない。

予備の電池を使っても3時間。



そんな感じがわかってきたので、これは下りでしか使いません。



スピードのでない上りでは、通勤に使ってるジェントス閃だけ。

コンビニで単4電池を補充しながらの走行です。



いやあ、凄いよ、田舎の峠道はwww



真っ暗なんてモンじゃない。

月だけが俺を見守ってくれてます。

Dscn4246

って、何か撮ったんだろうけど、あまりに暗くて何も映ってないとゆー。

屋根付きのバス停の前に差し掛かったら、「うーん」って声が!

落車しそうになるほど驚いたんだけど、



そこには銀色のエマージェンシーシートにくるまったブルベライダーが!






こんなとこで寝ないでいいだろぉ!




南国鹿児島と言えども、気温は10度でありましたよ。



彼?、寒くてうめいてたってゆー。

ほぼ行き倒れですねw

しかし、明けない夜はない。

Dscn4251

ブラボーな夜明けでござんす。

Dscn4253

かつて「海砂採取問題」に血道を上げてた頃、




盟友アザカミがショーブした、あの「吹上浜」じゃあございませんか!



いやあ、こんなとこへ自転車で来るか、俺?

Dscn4252



今思えば、寄り道すればよかったんだけど、あの時はもう余裕が失われてたなあ…

そして、最後のPC5。

目の前で接触事故ってゆーアトラクションもありましたが、

とりあえずこれ。

Dscn4256

そう言えば、今、思い出したんだけど、最後のトラップがあったのさ、ここで!

ブルベって、各PC(おおむねコンビニ)を回った証拠に、




そこで買い物をしてレシートをもらうわけね。

で、最近の俺様は、




ふだんもらったことのなかったレシートを思わず受け取っちゃうとゆー、



「ブルベあるある」状態なんだけど、ここはその話じゃない。

ここのコンビニのアンちゃん、レシートをくれないのよ。

それも、黙ったまんま。

徹夜で朦朧としてるあたしゃ、レシートを受け取らずに一度は店外へ。

「いやいやいやいや!」って駆け戻り、レシートを奪い取ったのさ。

やばすぎるでしょ、これ!

400キロが台無しだしwww




ああ、怖かった(笑)





あと、60キロ。

ふだんなら2時間強。

しかし、ここからが辛かったにゃあ。

鰹節の香りがホントにする枕崎市内を通過して、最後のアップダウンへ。

Dscn4270



こんな感じの小さな上り下りが延々と続くのよ。



いや、まさに延々とね。


初老メタボの脚を削り、心を折ろうとしてきます。




それでも追いついてこられたPBPさんたちに食らい付き、








375キロまでは何とか踏めました。





でも、375キロを超え、ガーミンエッジ500の電源が落ちた瞬間、急に脱力。




そのころから逆風が気になり、手首がしびれ、肩には疼痛が…







いやあ、小生、こうなってました。

Dscn4276





「へんじがない。ただのしかばねのようだ」

Img_0083






最後の25キロ、そこまでの375キロ以上に辛かった。






とゆーか、辛かったのはソコだけ、とも言える平坦コース。


俺の判断に間違いはなかったんだけど、最後の失速には我ながら驚きましたです。







ハンガーノックじゃないし、やっぱ徹夜が堪えたのかなあ。

Dscn4280

あまりの「逆噴射」に、開聞岳も笑ってます。


22時間ちょっとかけて、へろへろのゴール!

Dscn4283


足腰の痛みはまるでないんだけど、手首が痛かったな。





それと左の肩胛骨周辺かな。


いやあ、長かった。



ポンコツ親爺にとってはね。



まあ、時には自分を誉めて上げましょうかね。


この蛮勇と、無計画ぶりを。


そしてすでに、600キロに向けて、灰色の脳細胞は動き出しているとゆー。









ぷぷぷ。

Dscn4287

 


GOGO! 九州! BRM428諫早400K指宿の巻

2013-05-01 21:12:00 | ブルベ

いやあ、400キロ。



灰色の脳細胞を駆使して、最もイージーなコースを選んだつもりですが、


それでも400キロは長かった。







Dscn4346




SR狙いで、あと2つのメダルを取りに行くかどーか。




ちなみにSRって「スーパーランドナー」の略。



一年間に200、300、400、600のブルベをクリアした人に与えられる称号です。



だからってどうなん?って考えがフツーですが、



残念ながら、小生はあまりフツーでない。


むしろ無念に近いw






Dscn4251






残りの300でも600でも、どちらかを走っちゃうと、

「どうせなら」ってショーブしちゃうんだろうなあ。



ガクガクブルブルwww

とゆーことで、「旅」はようやく始まります。






受付後に車検を終えて、さあ、ブリーフィング。






Dscn4125





スタートまで、みなさんの愛車を見学です。






これは福岡の代表格の方?の愛車。






Dscn4128

Dscn4129





まさにブルベって感じ。


Dscn4130




いろいろ勉強になります。





で、今回思ったのは、「これまでと雰囲気ちゃうやん?」ってこと。




前回までの200K、300Kとは明らかに違う。





とゆーのも、全国から参加してらっしゃるのよ、皆さん。





要するにこのGW、

「ヘヴンウイーク」と題して、

九州一周1500キロの一大ブルベが行われてるのさ。



で、この400K、そん中に2番手のコースとして組み込まれているわけ。



だからこの日、多くの方は前日福岡からの300Kをこなしています。


ちなみにその300K、誰一人リタイアしていません。




完全に常軌を逸してるでしょ、この辺www




ブルベ中、話した人はすべてSR取得者。



しかも複数回。



さらには多くが、ブルベの最高峰、

パリ~ブレスト~パリ(PBP、1200K)の参加者。



この辺はもう、完全に逝っちゃってますね(笑)






そこに割って入る、初老メタボ。










さあ、スタートっす!



当然、先頭に躍り出ます。わはは!







Dscn4131





いかにも速そうなTREKさんと猛ダッシュ!



車と変わらぬ速度で疾走です。


ペース配分が何より大事って聞いていながら、



なんで俺はいつもこうなんだろうなぁ…









ところが!










完全に後続を引き離して二人旅に入ろうした2キロ過ぎのことでした。





バシュッ!って不吉な音が!





誰?





えっ?







わしかぁーーーー!





どパンクです orz





マヂか?





スタート2キロでパンクか?




orz




Dscn4134







チューブラータイヤとの格闘が始まりました。






今となっては、得難い思い出ですw







電話でアドバイスしてくれたシマシマ店長、



同じく温かい言葉をくださったkazuyさん、この場を借りて感謝申し上げます。






先頭から、比ぶべくもない奈落の底へ。





さあ、再スタートです。



Dscn4136






って、40分やん。




なんぼほど時間掛かっとんねんwww






この後、最後尾に追いつくのに102キロ要しましたw








結局、400キロのうち350キロは一人旅。




そんな旅の「基調」はここから始まったんだよなあ。






あれ?  これって?


Dscn4145





もしかして?



Dscn4144_3





これが「ギロチン」かぁ…






Dscn4146






今回のコース、この後に走る水俣などもあり、



2泊3日ぐらいでゆっくり走りたかったなあ。





いずれ、奥さんと来ようかな。







なぞと、にやにや走ります。





ただ、単独走なので、AVE26キロが限界。




ついつい緩んじゃう。






ポタリングかよって感じで、写真ばかり撮ってます。







Dscn4164






いいな、と思ったのは、この農業用水。




クリークって感じで、いかにもライギョとかいそうだよね。





一人走行にも飽きてきたので、道の駅で補給です。







Dscn4155












途中、道端に店があって、「???」と思ってた手巻きカレーが売ってました。





Dscn4156






そうか、こうなってるわけね。





Dscn4159_2






ブルベの間だけは、糖質制限解除です。




当たり前だよwww







80キロ走った時点で、異変が!






そう、またエア抜け。





要するに、CO2バルブじゃあ、すぐに抜けちゃうのよね。





20インチさんが「基本的にエマージェンシー用です」ってよく仰ってたんだけど、


当時は右から左。





だって、パンクした後、400キロ走るなんて想定してないもんw





でも見事に抜けてきました。





とゆーことで、ポンプで空気を入れるか、さらにCO2をブシューっとやるか?





ポンプを使ってバルブの先端が折れたりしたら目も当てられないので、



またもCO2ボンベの登場っす。


Dscn4172

今回、この扱いだけは上達しました。えへん!






そういえば、第一PCに応援の方が!



Dscn4166








写真も撮っていただきました。


Dscn4169_2

この時点でまだ100キロ弱。


まだ四分の一も走ってません。



いやあwww

 

Dscn4174





長崎から佐賀を越え、そして福岡へ。





いやあ、ランドヌールだな、俺w







そして、なかなか出会えぬ光景に。


Dscn4178





水郷の街、柳川でございます。






そして、一部、ブルベ愛好家にとっては、信号地獄の街、柳川。



Dscn4183





まあ、たくさんあります、信号。




そして、調整ができてないとゆーwww






これも文化なのでしょうか。







さあ、熊本に入りました。



Dscn4185_2






110キロ辺りのPC2で地獄に仏。






サポートカーのスタッフから、空気入れをお借りしました。





ああ、助かったぁ!




CO2を全部抜いて、12気圧ほど入れ直しです。







Dscn4187





バナナもいただきましたよ。






この後、別のコンビニでアイスも。






Dscn4191







さあ、少しでも前に進みましょう!



Dscn4195





夕暮れの有明海。







そして同じく、




Dscn4196





夕暮れのクマモン。





Dscn419





さらに、人生黄昏のオヤヂwww







アイス片手に疾走しますw







そして夜のとばりが下りてきました。




Dscn4199







さらに夜ですw




Dscn4206







この人たちはバカなんじゃないかwww









第三PC、バカがさらに群れをなしていましたw






Dscn4209




深夜10時からのかつ丼ですが、



どうせこの後、10時間は走るのでまるで怖くありませんw




Dscn4210_2






この後の峠越えに備え、レッグウオーマーにウインドブレーカーを着用。




見えにくかったQシートも改造し、ライトも新しい電池を装填。





いろんな準備をしました。





でも、本音は、この安逸な空間から出たくなかっただけなんだよね。




弁当のヒライさん、貴方はアタシの「神」だったw











とはいえ、オトナは旅立たねばなりません。





未来へ、夜の闇へ…







Dscn4230







新水俣駅っす。





この辺はまだ明るくてよかったなあ。しみじみ。







とゆーことで、坂道暗闇地獄、



400キロブルベのクライマックスは、あーしたのココロだぁーーー!








奥さん、ショーネン、ころっけ、応援の写真ありがとうw


F1000911