HAPPY-GO-LUCKY!

E・コッカーと戯れる浪費派リーマンのゆるい生活

チビと走ろう 四国漫遊記 サイトシーイング編

2005-11-14 12:28:31 | 旅行記

私は基本的に、サイトシーイングに興味がない。20051114_1

かつて、奥州・平泉の中尊寺前で仕事をした際、

寺院に入らずにその場を去る「無法ぶり」を呆れられたこともある。

が、今回はチビと一緒。ついつい「いろいろ見せてやろうかな」と。

親馬鹿ちゃんりんで、むやみに観光地を回ってしまった。

これは、徳島の祖谷渓。断崖絶壁に立つ小便小僧である。

「柵を乗り越えてはいけません」との看板をものともしない彼。

小学校の通信簿に、

「やって良いことと悪いことがわからない」と書かれ続けた私と方向性が似ており、

実に頼もしく感じたものである。

しかし、その後のかずら橋では、彼の顔もゆがんだ。 20051114_6

セーフティーネットがあるのかと思っていたが、

そんな観光客コンシャスなものはござんせん。

足元を見れば、遙か下に川が流れる。実にワイルドである。

チビを怖がらせようと、しきりに橋を揺らす私。

ぴょんぴょん跳ねたりする始末。

すぐそばにいたカップルやらご婦人集団は、あからさまな軽侮の視線を送ってくださっていた。 

しかし、チビはいつもVサインだなあ。

このありきたりなポーズはどうも気に入らないのであるが、

まあ本人がそれがいいならしょうがない。20041114_7

そんなこんなで、室戸岬である。

太平洋なのだ。何となくよろしい。

そして、チビが寝そべっているのは、四万十川の沈下橋。

勝間橋だったかな?

釣りバカ日誌のロケ地であったらしい。

それにしても四万十は雄大であった。かつ、いかにも魚がいそう。

瀬は美しく、淵は限りなくよどむ。神秘的な雰囲気を醸し出しているのである。

やっぱ、夏に来るべきだったなあ。20051114_2

今度はそうしましょ。


チビと走ろう 四国漫遊記 爆釣編

2005-11-14 00:15:00 | 旅行記

DVC10182

今回の旅も、竿を四本積んで出発したのである。

そしてまずチャレンジしたのが、体験実習船「マンボウ」。

釣りじゃねえよ、漁業だよっ!って話である。

ミッションは朝五時半着手。DVC10176

出船を待つ地元の漁師に妙になじんでいるチビであった。

物怖じしない点は、なかなかよろしい。

そしてわれわれは勇躍、徳島県海部町の鞆浦漁協の船に乗り込んだのである。

数キロ沖合いでのまき網漁。

体験実習船とは聞こえがいいが、単なる漁船である。 2005_047

みんなモノホンの漁師ばっかりで、トウシロウはわれわれ親子だけ。

顧客サービスも何もあったもんじゃなく、下手に動くと怒声が飛ぶ。

網を巻き上げているすぐそばを走り回るチビは、

当然のごとく「こりゃあ、危ないでえ」と何度も大声で叱られていた。

しかし、このヒトも反省がないタイプ。

言うことを聞きゃあしません。頼もしい限りである。DVC10182

しかし、チビも頑張りました。

漁師と一緒に網を引く場面も。

獲れた魚は船上でさばいてくれる。

写真はイシガキダイ。「こいつが一番うまい」と、漁師は断言。

こんな経験は一生できないだろうから、よか2005_051ったよかったって話である。

大人1500円、子ども500円。

私たちはお土産の魚をもらわなかったが、漁師は「もって帰らんのか」と淋しそうに。

欲しいといえば、クーラーいっぱいくれると思う。

場合によっては、こんな魚だってくれるはDVC10216ず。

それは別としても、これは絶対にお勧めである。

で、次は四万十川。

最後の清流と名高い四万十だが、われわれはあえて河口に陣取った。

アカメを釣り上げるためである。2005_061

なんて、そんなの無理に決まってるんだけど、チビは大本気。

で、上がってきたものはというと、 これやらアレやらソレやら。DVC10233

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それでも見たこともないような魚ばかりで、ワクワクドキドキ。

「黄金伝説」の見過ぎか、

釣り上げた魚だけで生き抜くなぞとチビが言い出し、とりあえずBBQで塩焼き。

得がたい体験である。もうこれっきりにしたいが…。

そして最後は宇和島。

夜中に突然タチウオ釣りを思いつき、三浦半島にレッツゴー。

しかし道中、チビは熟睡。結局、一人で釣ることに。

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途中、場所替えをして、小浜とかいう集落の波止に。

そこで確変級の大爆発。なんせタチウオが群れをなして泳いでいるのである。

当然、バカ釣れ。

寝ていたチビをたたき起こしたが、釣れるのですぐにご機嫌に。

あっという間に6匹を釣り上げた私たち。

しかもルアーでも釣れました。

いやあ、本で読んだことはあったけど、ホントに釣れるんだなあ。

しかし、深夜三時にいきなり波止に現れ、

がんがんタチウオを釣り上げる小学生とはいかがなものか。

地元の釣り人は今頃、

「あれは狐か狸じゃったに違いない」なぞと遠い目で呟いていることだろう。