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E・コッカーと戯れる浪費派リーマンのゆるい生活

そして父になる、の巻

2013-09-27 18:17:31 | 映画

こんなことを書いた手前、足を運んでみました。



http://blog.goo.ne.jp/19960408/d/20130905





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かなりいい感じの作品だったなあ。











まあ、心に空洞のあるアタシ。



前に書いたように、「何で迷うん?」としか思わなかったのも事実である。



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ただ、福山雅治の懊悩が最初から最後まで理解できないのではあるが、



映画としては相当に面白かった。




是枝作品の常として、子役が自然である。




「そして」もそう。




わざとらしさが最小限で、自然にアタマに入ってくる。



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ただ、2つの家庭の格差をクローズアップするがための演出が過ぎた感も。




レクサスと軽ワゴン、タワーマンションと平屋、都心と地方都市…




初めからカンヌ狙いで、外国人さんへのわかりやすさを優先したんだろうなあ、とも思います。





まあ、子どもの取り違えを舞台回しとした、一人の男の再生の物語ってことなんだろうなあ。




結構なお点前でした。

で、笑ったのが、相前後してみた「凶悪」との相似点。



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映画の風味は正反対で、こっちはどうしようもなく救いのないストーリー。




だけど、重要なキャストが似通ってるのさ。





リリー・フランキーにピエール瀧。




この二人しかいないのか!ってほど、使われてるよね、彼ら。




「あまちゃん」から「凶悪」、そして「そして父になる」。




何でもできるってゆーのは、実は大したもの。




ニック・ボック・ウインクルって名レスラーがいたんだけどさ、



彼は「ワルツを踊れと言うならワルツを、タンゴを踊れと言うならタンゴを」と、



どんな相手とも名勝負を繰り広げたのさ。




フランキーたちはもはやその域だな。






で、その辺は俺も心掛けてきたこと。



「できない」とは絶対に言わないってゆーのが、数少ない小生の矜恃。



「便利屋」「要領がいい」とのそしりを受けながら、何とか形にしてきた。



形にする、クオリティーもある程度保つ。



両立に向け、頑張りたいものであるにゃあ。