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E・コッカーと戯れる浪費派リーマンのゆるい生活

赤い疑惑、の巻

2013-09-05 12:27:00 | 日記・エッセイ・コラム

先日、映画の予告編を見てて、つらつら考えた。



「そして父になる」って映画。

http://soshitechichininaru.gaga.ne.jp/



子の取り違えがテーマなのよ。

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「実の子か、育てた子か」と主人公の福山雅治は悩むのさ。



で、俺も悩むのさ。


「そんなん、悩むようなことか?」って。




俺、心が摩耗してるのかもしれないけど、


古今の名作?に出てくるこの手のモチーフについて、まるでピンと来ないんだよねえ。


人として、どこか欠落した部分があるのはこの辺なんだよな…





小学6年のころか、こんなドラマに夢中でした。姉貴と。


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B5%A4%E3%81%84%E7%96%91%E6%83%91



百恵&友和のシリーズで、夢中になった方も多いと思う。




これは子の取り違えではないけど、


「私は本当はお父さんたちの子どもじゃないの」ってのが重要なプロットでありんす。

Cover

ただ、当時12歳の俺は、「ええっ?」って。


「別に『ホント』はどうでもいいじゃん。今の両親が親でしょ」


百恵ちゃん演じる幸子の気持ちに寄り添うことができなかった。




被曝とか、再生不良性貧血とか、その辺はビンビン来たけど、


上記のプロットについては、まったく感情移入できなかったなあ。



この「赤い」シリーズでは、この取り違えがもろに出てくるのもあったと思う。


伊勢湾台風がきっかけでって話だったような気がするな。





今思えば、俺はちっちゃな頃からそうだったんだなあ。




実はこの話を書く前に、ぼんやりイメージしてたのは、こんな感じ。



ミッションとして人権問題に関わってきた俺。
            ↓

多くの涙に触れる中で、「家」とか「血脈」とか、そんなのに忌避感を抱いた。
            ↓

だから、「そして父になる」に違和感を感じた。



でも、書き出してから、ちっちゃな頃からそうだったとあらためて気付き、


その文脈は破綻しました(笑)

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実際問題、俺は「赤い疑惑」を見た当時、「幸子が悩むのがわからんわ」って姉貴に。

姉貴の反応は記憶にないけど、母は「そりゃ、悩むでしょう」って。




俺はそのとき、まさに子の取り違えを想起し、


「このババア、俺が実の子でないと知ったら、悩むのか」って悩んだ覚えがあるw


っていうのは真っ赤なウソで、「まあ、人間、そんなもんだろうけど、俺は違うな」って。


心が揺れないにもほどがあるwww



まあ、チラシの裏に書けよって話になっちゃったけど、


「育ての親であり、育てた子だろ!」って思うなあ。

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感受性に欠けているのかもしれないけど、

その手の話に出くわしても、今も一切、心が揺れない自信があるねw




それはそれで人としてどうなんって気もするけどね。


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「あたしがここの子になって、お父さん、嬉しいでしょ!」




そりゃあ、そうだ!