迷える羊のメモ帳

こんな言葉 あんな花に癒されて生きる

メモ帳20ページ目 懐かしい職人芸

2010-06-11 20:11:17 | 日記
昔ながらの職人芸の魔法の手に見入ってしまった。
路上針金細工職人の小島さんだ、1本の針金とペンチだけで、自転車や飛行機を
巧みな手さばきで作り上げていく、作業をしながら、小島さんは、同業者は次々
廃業し、俺が最後の針金職人だよと寂しそうに言う

最近は、針金アクセサリーやアート感覚の作品を作る若者もがいるが、一本の針金
を切らずに一筆書きの要領で希望の作品を作る。実にお見事、見物客から拍手が起こ
る。

作りはじめが、必ずしも針金の先からではなく、針金の中ごろから始めるのが
不思議である。長年に亘り培われた勘と技術で、ぴったりと収まるのがすごい

子供の頃、紙芝居の物語の続きを待ち遠しく思ったり、バクダン機の音が聞こえる
と母に頼んでお米を持って走ったり、お祭りに食べたベッコウ飴や鳥やウサギの
細工飴、そして小島さん達の針金細工、どれをとっても、懐かしい思い出である。

今は殆ど見る事が出来ないのは、職人芸の魔法の手を持つ方々の世代交代も原因の
一つであろうが世の中の移り変わりが忙しすぎるし、手軽に欲しいものが手に入る
でも、懐かしき良き思いでが消えつつあるのは寂しい限りである。
コメント
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