駅前商店街の軒下と日よけの間にツバメの4家族が子育てをしている。
冬の間は暖かい東南アジアの島々、あるいはオーストラリア等で過ごし
3月中頃から日本でもみられる。
わが町では桜が咲く頃になると、何千キロも超えて、帰ってきて子育て
を始める。去年の巣を手直しして使っているらしい、何年も取り払って
いないからだ。
この春から観察をしているが、不思議な事に一度巣立ったはずの巣で
またチィ~チィ~と泣いているので、お店の人に聞いてみた。
ツバメは、2~3回卵を産むらしいよと教えてくれた。
子育てを始めると、お店の人が糞害を注意してくれたり、巣の下に新聞を
置いてくれるので、雛がいるのがわかる。
興味津々で親のいぬまに巣を覗き込めば、何処からとも無く低空飛行で顔
すれすれにいかくを繰り返してくる。
親の姿を見ると一斉にエサをねだる格好をする。黄色のくちばしを大きく
開けて、我先にと伸び上がる、多分まだ目は明いていないと思う。
未だに何羽の雛がいるのか数えきれていない。
巣立つまでには間がありそうなので、その内数えてみようと思う。
この家族は、雛は3羽いる、かなり大きくなっていて、時々巣の端に
飛ぶ仕草をしてハラハラする。早く外を見たいのかいつも並んで親を
待っている。
この他 卵を抱いている巣が二個ある。坦々とした日々に、こんな親子を
見ると家族っていいものだなぁ~と微笑んでしまう。