高齢者にとっては、コロナウイルスの脅威はあなどれない事は言うまでもないが
連日の猛暑下、家に閉じこもって時を待っていても心がすさむばかり、意を決して
仲間うちで、見逃せない植物を探しに出かけました。この日の目当ては「ナンバンギセル」
です。例年より少し早めですが、梅雨明け後の天候より頑張る事にしました。
ナンバンギセルは、葉緑体を持たないので自活できず、ススキやチガヤなどに寄生
する植物です。見つけた瞬間、密接状態になりましたが、目的達成の感動に湧きました。
この植物は、ハマウツボ科の一年草、茎は短く地下にあり、花柄は高さ15~30cm。
8~9月、淡紅紫色で筒形の花を1個横向きまたは下向きに開く。
花がうなだれて咲き、その形が物思いげにみえる事から「思草」とも言う。
花冠は長さ約3センチメートルで先端は5裂し、裂片の縁(へり)は全縁である。
萼(がく)は舟形で、先は鋭くとがる。丘陵から山地のススキ草原、畑、ときに疎林の中に
生え、花柄から横向きにつく花の形が西洋の喫煙パイプに似ることからこの名がついたと
言われる。(web検索より)